中国麻将役一覧(点数別)
7.16点役
中国麻将役一覧(点数別)
9.32点役



 ■ 中国麻将役一覧(点数別)
8.24点役

24点役一覧   七対   七星不靠   全双刻   清一色   一色三同順   一色三節高   全大   全中   全小
美鈴 24点役です。
実際の対局で見ることになるのは、ほとんど24点役までになります。

中でもよく見るのは、七対です。
面前役ですので、看破が難しい役でもあります。
パチェ また、全不靠の上位役である七星不靠清一色全大全中全小も24点役です。
どれもそれなりに発生するわ。狙うのはもちろんだけど、捨牌が特徴的な役もあるから振り込まないようにしたいわね。
24点役・全体構成役
七対 (チートイ)
美鈴 7組の対子で構成された手です。
日本の七対子に相当する手ですが、中国麻将では同一牌4枚を2組の対子として利用が可能です。その場合は四帰一が複合します。
面前で聴牌する手ですので、ツモ上がりの場合は不求人が複合しますが、出上がりの場合は門前清は複合しません。
同様に、必ず単騎待ちになりますので単調将も複合しません。

たとえば、
二萬二萬七萬七萬九筒九筒一索一索東東北白白 フー北(出上がり)
であれば、七対(24)+五門斉(6)で30点になります。

このような場合は、
一筒一筒一筒一筒三筒三筒九索九索九索九索東東北 フー北(出上がり)
であれば、七対(24)+四帰一(2)×2+缺一門(1)で29点です。
パチェ 五門斉のところでも書いたけど、七対と五門斉は複合しないってルールもあるわ。
正式ルールは複合するだけど、複合しないルールもよく使われるわ。

4枚使いはその時次第ね。
対子が暗刻になることはままあるわけだけど、四帰一を積極的に取り込む役ではないはず。
その牌が出やすい牌ではなかったり、通常の手に延びそうといった暗刻で持っておくメリットがなければ、対子に崩して待ちを広くした方がよいと思うわ。
美鈴 滅多に発生しないと思いますが、上がり役に6種の牌しか使用できない「清幺九」と「緑一色」の七対では、4枚使いが必ず1種以上含まれますので、四帰一が必然的に成立すことになります。
そのため、四帰一は複合しないとなっています。

たとえば、
一萬一萬九萬九萬一筒一筒九筒九筒一索一索一索一索九索 フー九索(出上がり)
であれば、七対(24)+清幺九(64)で88点になります。
24点役・全体構成役
七星不靠 (チーシンプカオ)
美鈴 字牌7つと、3種類の数牌の異なる筋(147,258,369)の中から重複しないように7枚、の計14枚を集める役です。
12点役の全不靠の形で、字牌を全て揃えた形になります。

全不靠五門斉不求人門前清単調将とは複合しません。
全不靠と同じく、面前役です。ツモ上がりは、不求人が複合しますが、出上がりでは門前清は複合しません。

たとえば、
一萬四萬七萬三筒九筒二索八索東南西北中發 フー白(ツモ上がり)
であれば、七星不靠(24)+不求人(4)で28点です。

上の例では、聴牌から高めの白をツモりましたが、6筒や5索も上がれる牌です。
この場合は全不靠となります。
パチェ 全不靠の形の聴牌は4通りあるわ。
  1. 数牌が9枚揃っており、字牌が4枚のとき。(全不靠組合竜が確定)
  2. 字牌が7枚揃っており、数牌が6枚のとき。(七星不靠が確定)
  3. 数牌7枚、字牌6枚のとき。(字牌の待ちが来ると高めの七星不靠。数牌が来ると全不靠のみ)
  4. 数牌8枚、字牌5枚のとき。(数牌の待ちが来ると高めの全不靠組合竜。字牌が来ると全不靠のみ)
つまり全不靠の聴牌はどのような聴牌でも24点分の役になる可能性があるわ。
待ち牌が悪くなければ、高めが出るまで粘ってみるのもいいかもね。

もちろん、ツモったら、安めでも上がること。
全不靠不求人の16点のツモ上がりは、16点は24点オールで72点の加点。
24点役でも、出上がりだと48点しかないから。
24点役・全体構成役(刻子系)
全双刻 (チュェンシュヮンク)
美鈴 偶数の数牌(2,4,6,8)のみで作られた碰碰和です。
碰碰和断幺は複合しません。

なお、偶数牌だけで作られた七対には、全双刻は複合しません。役名に「刻」とあるからわかりやすいですね。

たとえば、
四萬四萬六筒六筒六筒八筒八筒ポン六索横六索六索ポン二萬横二萬二萬 フー四萬(出上がり)
であれば、全双刻(24)+双同刻(2)で26点です。
パチェ 12種の牌を使って碰碰和を作るこの役より、13種の牌を利用できる混幺九(32点役)のほうが点が高いのは面白いわ。
混幺九のほうが形がよいというのもあるけど、字牌などはそうそうに処理されるから集めにくいということなのでしょう。

ちなみに、偶数の碰碰和があれば、奇数の碰碰和があるかというと、これはなかったりするわ。
24点役・全体構成役
清一色 (チンイーソー)
美鈴 一種の数牌のみで作った手です。
日本麻雀の清一色と同じ役です。

无字は複合しません。
たとえば、
一萬一萬二萬二萬三萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬九萬九萬 フー九萬(出上がり)
であれば、清一色(24)+清竜(16)+平和(2)+門前清(2)+一般高(1)で45点になります。
パチェ わかりやすいだけに、簡単に狙ってしまいがちな役なのは日本麻雀と同じね。

日本麻雀は揃わなければそれまでですが、中国麻将であれば清一色を狙いつつも一色系の順子役(清竜や、一色三歩高など)を同時に作り、数牌の集まりが悪いときでも役無しにならないようにするといいんじゃないかしら。
24点役・3面子役(順子系)
一色三同順 (イーソーサントンシュン)
美鈴 同色で同一の順子を3組含んだ手です。
一色三節高一般高とは複合しません。

日本麻雀でも、ローカル役として一色三順というのがあります。

たとえば、
一筒二筒三筒四筒チー二筒横三筒四筒チー四筒横二筒三筒ポン白白横白 フー一筒(出上がり)
であれば、一色三同順(24)+混一色(6)+箭刻(2)で32点です。

同一の3つの順子部分を面前で揃えた場合は、一色三節高三暗刻とする方が高くなります。
パチェ 形も綺麗ですし、24点役は魅力ね。
より上がりやすい一色三歩高(16点)も平行して狙えますので、あがりやすい方を選択しましょう。
24点役・3面子役(刻子系)
一色三節高 (イーソーサンチェカオ)
美鈴 同色の数牌で連続した3つの刻子(または杠子)を含む手です。
一色三同順とは複合しません。

日本麻雀の三連刻と同じ役になります。

たとえば、
一筒一筒二筒二筒二筒三筒三筒三筒中中チー七筒横八筒九筒 フー一筒(ツモ上がり)
であれば、一色三節高(24)+三暗刻(16)+混一色(6)+幺九刻(1)+自摸(1)で48点です。

この上がり形、見方によっては一色三同順(24)+混一色(6)+全帯幺(4)+老少副(1)+自摸(1)…ともとれますが、前者の方が点数が高いので一色三節高のほうで勘定しましょう。
パチェ 一色三節高も一色三同順もたいていは面子を副露して作る役ね。
でも、役に絡む部分を面前で聴牌した時はどちらの役にしたほうがが有利か考えて上がることね。

上の例も、出上がりの場合は役の取り方が違ってくるわ。
一筒一筒二筒二筒二筒三筒三筒三筒中中チー七筒横八筒九筒 フー一筒(出上がり)

一色三節高にとると……一色三節高(24)+混一色(6)+双暗刻(2)+幺九刻(1)で33点。
一色三同順にとると……一色三同順(24)+混一色(6)+全帯幺(4)+老少副(1)で35点。

と、一色三同順に取った方が高くなるようね。

碰碰和が複合できる形なら確実に一色三節高が高くなるわ。碰碰和でなければ、双暗刻の2点が複合するくらいね。
一方、平和+順子役(喜相逢連六老少副)が複合できる形なら一色三同順が高くなる。
上の例みたいなケースはまれと思うけど、こういうことがあることは気には留めておきたいわ。
24点役・全体構成役
全大 (チュェンタイ)
美鈴 数牌の7,8,9のみで構成された手です。
大于五无字は複合しません。

たとえば、
七萬八萬九萬七筒七筒八筒九筒チー七索横八索九索ポン八筒八筒横八筒 フー七筒(出上がり)
であれば、全大(24)+三色三同順(8)+四帰一(2)+辺張(1)で35点です。

7,8,9という限定的な数牌で構成します。順子は789のみになります。
よって同一順子の役(一般高喜相逢三色三同順など)や刻子役(双同刻三色三節高など)が複合しやすくなります。
パチェ 全帯幺三色三同順あたりをを狙う形だったのが、牌の集まり次第で全大全小の狙いになることが多いわ。
789の順子を作りたいのに、7や8が重なって来てポン材や面子になるような流れね。

でも、そもそも老頭牌やそのあたりの塔子が多ければ全帯幺を狙うってのが、どちらかというと日本麻雀的な発想だわ。
中国麻将の全帯幺は4点役で、他の役のおまけに付くような役。第一目標として狙う役ではない…ということね。例えば上の方の牌が集まっているなら、全大大于五を狙ったり、三色三歩高三色三同順あたりを狙うほうがいいわ。
24点役・全体構成役
全中 (チュェンチュン)
美鈴 数牌の4,5,6のみで構成された手です。
断幺は複合しません。

たとえば、
四萬四萬四萬五筒五筒六筒六筒ポン六索六索六索横ポン四筒横四筒四筒 フー六筒(ツモ上がり)
であれば、全中(24)+碰碰和(6)+双暗刻(2)+双同刻(2)×2+自摸(1)で37点です。
パチェ 真ん中を集めるから、鳴きにくく、なかなか作れない印象もありますが、ある程度発生する役です。

中国麻将は日本麻雀とは手作りが異なるため中張牌の鳴きができる機会が大きいのでしょうね。
それに、日本麻雀のような王牌がなく最後まで牌を利用できるため、一定条件の牌を集める役(全大清一色など)に有利という点もあるのかもね。
24点役・全体構成役
全小 (チュェンシャオ)
美鈴 数牌の1,2,3のみで構成した手です。
小于五无字は複合しません。

たとえば、
一萬一萬二萬二萬三萬三萬一筒一筒一筒一索一索一索二索 フー三索(出上がり)
であれば、全小(24)+全帯幺(4)+門前清(2)+一般高(1)+喜相逢(1)+幺九刻(1)で33点です。

全大とはちょうど対極の役になりますので、同様に同一順子の役(一般高喜相逢三色三同順など)や刻子役(双同刻三色三節高など)が複合しやすくなります。
パチェ 役の特徴としては、大小入れ替わった形での全大と同じになります。

中国麻将 役一覧 (点数別役一覧のページにリンクします)
1点役 一般高 喜相逢 連六 老少副 幺九刻 明杠 缺一門
无字 自摸 坎張 辺張 単調将 花牌
2点役 箭刻 圏風刻 門風刻 門前清 平和 四帰一 双暗刻
双同刻 暗杠 断幺
4点役 全帯幺 不求人 双明杠 和絶張
6点役 碰碰和 混一色 三色三歩高 五門斉 全求人 双箭刻
8点役 花竜 推不倒 三色三同順 三色三節高 无番和 双暗杠 妙手回春
海底撈月 杠上開花 搶杠和
12点役 全不靠 組合竜 大于五 小于五 三風刻
16点役 清竜 三暗刻 三同刻 一色三歩高 三色双竜会 全帯五
24点役 七対 七星不靠 全双刻 清一色 一色三同順 一色三節高 全大
全中 全小
32点役 一色四歩高 三杠 混幺九
48点役 一色四同順 一色四節高
64点役 清幺九 小四喜 小三元 字一色 四暗刻 一色双竜会
88点役 大四喜 大三元 緑一色 九蓮宝灯 四杠 連七対 十三幺

中国麻将役一覧(点数別)
7.16点役
中国麻将役一覧(点数別)
9.32点役