中国麻将役一覧(点数別)
1.1点役
中国麻将役一覧(点数別)
3.4点役



 ■ 中国麻将役一覧(点数別)
2.2点役

2点役一覧   箭刻   圏風刻   門風刻   門前清   平和   四帰一   双同刻   双暗刻   暗杠   断幺
美鈴 今度は2点役です。
1点役が日本麻雀の感覚では『とってつけたような役』が多いのに比べ、2点役は日本麻雀でも馴染みのある形が出てきます。
パチェ もちろん中国麻将ならではといった役もあります。
2点役・1面子役(刻子系)
箭刻 (チィェンク)
美鈴 三元牌の刻子です。
中中中 とか、 發發發 とか、 白白白 です。

もちろん面前でも鳴いても(副露しても)かまいません。
2点役・1面子役(刻子系)
圏風刻 (チュェンフォンク)
美鈴 場風牌の刻子です。
場が東(東場)であれば、東東東圏風刻です。

開局時は東1局で東場、その後4局ごとに南→西→北と場が流れます。
そのとき場の風の刻子が圏風刻となります。
2点役・1面子役(刻子系)
門風刻 (メンフォンク)
美鈴 自風牌の刻子です。

中国麻将でも荘家が東家になり、反時計回りに南家、西家、北家となります。。
中国麻将では席替えがありますので自風には気をつけましょう。
パチェ 三元牌や自風に場風…。
日本麻雀では、役牌は1飜縛りをクリアする「特急券」でしたが、中国麻将ではただの2点役。
しかも、平和断幺系が不可能になるし、残りの面子が雀頭と3面子。順子3つを使う役は決め打ちになって、読まれやすく打ちにくいわ。

役牌をポンするなど、積極的に集めるのは、4点役の全帯幺、6点役の混一色五門斉碰碰和などのときね。
2点役・上がり方による役
門前清 (メンチィェンチン)
美鈴 暗杠以外の副露をしない面前で聴牌し、出上がりのときに成立する役です。
面前でツモった時は不求人という4点役になります。
パチェ 面前聴牌したらリーチすれば上がれる日本麻雀と違って、 中国麻将は面前聴牌しても他の役で6点分作れないと上がれないことになるわ。
役を狙いながらも面前で進められたときの役ということね。

なお、面前聴牌が必須の役(七対四暗刻十三幺など)では、門前清は複合しないわ。
2点役・全体構成役(順子系)
平和 (ピンフー)
美鈴 数牌の雀頭と、4つの順子を揃える役です。
无字複合しません

日本麻雀の平和との違いですが、
  1. 雀頭が数牌でないといけません。客風牌でも雀頭には使えません。つまり全部が数牌でないといけません。
  2. 面前でも鳴いても成立します。
  3. 両面待ちでなくても良いです。両面・坎張・辺張・雀頭単騎、どれでも成立します。
といったところです。

上がった形が全て数牌で「4順子1雀頭」の形であれば成立するといので、単純といえば単純です。

たとえば、 二筒六筒七筒八筒チー七萬横六萬八萬チー五筒横三筒四筒チー二索横三索四索 フー二筒(自摸)
であれば断幺(2)+平和(2)+喜相逢(1)+連六(1)+自摸(1)+単調将(1) で8点です。
パチェ 日本麻雀と同じく平和は基本的な役ね。
中国麻将は三色三歩高(6点役)、三色三同順(8点役)、一色三歩高(16点役)などの順子役が多いから、平和はよくお目にかかるわ。
2点役・上がり方による役
四帰一 (スークィイー)
美鈴 杠以外で、同一牌を4個使用したときに成立する役です。
一萬二萬三萬三萬三萬三萬一筒二筒三筒一索二索三索北北
このような形ですね。
ここでは、三萬を手の中で4枚使用していますので、四帰一になります。

もちろん、チーやポンで副露した牌を含めて4枚にしてもかまいません。
たとえば、
二筒三筒四筒六筒六筒九筒九筒チー五筒横四筒六筒チー六筒横七筒八筒フー九筒
で上がった場合、6筒を4枚使っているので四帰一です。(もちろん清一色(24点役)に、234-456-678の一色三歩高(16点役)もあります)
パチェ 一筒二筒二筒三筒 のような形から二筒をポン。で、二筒の坎張待ち。

こういう形の待ちにすると、和絶張四帰一坎張で7点の待ち…という、役に困ったときには便利な待ちがあります。
4枚目なので待ちそのものが薄いうえに、和絶張を警戒されるので上がれる可能性は高くありません。
ツモれば自摸がついて8点になります。
美鈴 中国麻将では、七対で同一牌の4枚使いが認められているので、七対とも複合することがあります。

たとえば、 一筒一筒一筒一筒三筒三筒九索九索九索九索東東北 フー北(出上がり)
であれば、七対(24)+四帰一(2)×2+缺一門(1)で29点です。
2点役・2面子役(刻子系)
双同刻 (シュヮントンク)
美鈴 同じ数の刻子2組を含んだ手です。

三萬三萬五萬五萬五萬八索八索ポン三筒三筒横三筒ポン五索五索五索横フー三萬 (出上がり)
の形であれば、碰碰和(6)+断幺(2)+双同刻(2)×2、で12点の手です。
三萬と3筒、五萬と5索が双同刻の部分ですね。
パチェ それっぽい名前を付ければ「二色同刻」かしらね。

上のように、碰碰和がらみや、五門斉全帯幺などの順子系が必要ない役で付いてくるといった役ね。
2点役・2面子役(刻子系)
双暗刻 (シュヮンアンク)
美鈴 暗刻(杠を含む)を2組を含んだ手です。
一萬二萬九萬九萬九萬一筒一筒一筒五筒五筒チー六萬横四萬五萬フー三萬 (自摸上がり)
であれば、双暗刻(2)+幺九刻(1)×2+連六(1)+缺一門(1)+自摸(1)+辺張(1)で8点ありますね。
パチェ これもそれっぽい名前を付ければ「二暗刻」ね。

中国麻将は、面前にする意味があまりないから、無理に暗刻を作ることはないわ。
もちろん三暗刻が狙えたりすれば別だけど、 この役自体は積極的に狙う役でなく、手なりでできてしまったとき…って役でしょう。
2点役・1面子役(刻子系)
暗杠 (アンカン)
美鈴 暗杠を1つ含んだ手です。
杠が2つの場合は上位の役、双明杠双暗杠、といった役になります。
パチェ 字牌などは暗杠にしないともったいないけど、数牌での4枚使いには四帰一もあるから、何でも杠ってわけにはいかないかも。
もっとも、杠にした場合は嶺上牌で上がる「杠上開花」があるので、聴牌が崩れないならよいかもね。
2点役・全体構成役
断幺 (タンヤオ)
美鈴 数牌の1・9と字牌を使わない形、すなわち中張牌で作った手になります。
日本麻雀の断幺と同じです。

字牌は使いませんので、无字は複合しません。
パチェ これも基本的な役ね。
順子系で面前でツモれば、平和不求人が付いてちょうど8点。

順子が中央に寄るから…三色三同順三色三歩高ができれば最高だけど、連六喜相逢といった1点役もできやすいので、出上がりの門前清(2点)でも8点になるような役作りはできるわ。それに、坎張や単騎待ちになれば坎張単調将の1点がつく。
平和系の配牌で、鳴いても三色系の役が狙いにくいときは、面前で手なりというのも悪くないでしょうね。

中国麻将 役一覧 (点数別役一覧のページにリンクします)
1点役 一般高 喜相逢 連六 老少副 幺九刻 明杠 缺一門
无字 自摸 坎張 辺張 単調将 花牌
2点役 箭刻 圏風刻 門風刻 門前清 平和 四帰一 双暗刻
双同刻 暗杠 断幺
4点役 全帯幺 不求人 双明杠 和絶張
6点役 碰碰和 混一色 三色三歩高 五門斉 全求人 双箭刻
8点役 花竜 推不倒 三色三同順 三色三節高 无番和 双暗杠 妙手回春
海底撈月 杠上開花 搶杠和
12点役 全不靠 組合竜 大于五 小于五 三風刻
16点役 清竜 三暗刻 三同刻 一色三歩高 三色双竜会 全帯五
24点役 七対 七星不靠 全双刻 清一色 一色三同順 一色三節高 全大
全中 全小
32点役 一色四歩高 三杠 混幺九
48点役 一色四同順 一色四節高
64点役 清幺九 小四喜 小三元 字一色 四暗刻 一色双竜会
88点役 大四喜 大三元 緑一色 九蓮宝灯 四杠 連七対 十三幺

中国麻将役一覧(点数別)
1.1点役
中国麻将役一覧(点数別)
3.4点役