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〈本棚の中の骸骨〉とは?

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〈藤原編集室〉は、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報、編集本に関するコラムなどを掲載しています。
最新刊近刊発売中

3月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
義とされた罪人の手記と告白

ジェイムズ・ホッグ 高橋和久訳

白水Uブックス 3月29日予定 2530円(税込)
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17世紀末のスコットランド、領主コルウァンの二人の息子は両親の不和により別々に育てられた。厳格で狂信的な母親の下で大きくなった弟ロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま罪を重ねていく。そして兄ジョージとの運命的な対決へ……。目も眩むような重層する語りによって小説の可能性を極限まで追求し、ジッドやバタイユが絶賛、現代作家にも多大な影響を与えるゴシック最後の傑作。『悪の誘惑』改題。 MORE
近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
最後にして最初の人類

オラフ・ステープルドン 浜口稔訳
近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件

ホルヘ・ルイス・ボルヘス&アドルフォ・ビオイ=カサーレス
 木村榮一訳

白水Uブックス

身に覚えのない殺人の罪で21年の懲役刑を宣告されて服役中の元理髪店主イシドロ・パロディが、面会人が持ち込む数々の難事件を解き明かしていく探偵小説連作集。
▼発売中
2月の新刊 NEW TITLE
最上階の殺人

アントニイ・バークリー 藤村裕美訳

創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
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閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で高齢女性の絞殺死体が発見されたとの報を受け、モーズビー首席警部率いる捜査班は現場に急行した。室内はひどく荒らされ、裏庭に面した窓に脱出用のロープが下がっている状況から、警察は物盗りの犯行と断定、容疑者を絞り込んでいく。しかし警察の捜査を見学するため同行したロジャー・シェリンガムは、建物内に真犯人がいると睨み、被害者の姪を秘書に雇うと住人たちの調査に乗り出した。探偵小説本来の謎解きの魅力と、才気溢れるユーモア、痛烈な批評精神が奇跡的な融合を果たしたシリーズ屈指の傑作。解説 阿津川辰海/真田啓介 MORE
12月の新刊 NOW ON SALE
魔の聖堂

ピーター・アクロイド 矢野浩三郎訳

白水Uブックス 発売中 2750円(税込)
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18世紀初め、ロンドン大火後の都市計画の一環として建設中の七つの教会に異端の聖堂建築家ダイアーが仕掛けた企みとは。一方、現代のロンドンで連続する少年殺人事件の謎を追うホークスムア警視正は次第に暗い影に絡め取られていく……。時間と空間、過去と現在が交錯する都市迷宮小説の傑作。ウィットブレッド賞、ガーディアン小説賞受賞。MORE
12月の新刊 NOW ON SALE
金枝篇 呪術と宗教の研究 [第8巻]
スケープゴート


J・G・フレイザー 神成利男訳/石塚正英監修

国書刊行会 
発売中 15,400円(税込)
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世界は神の犠牲によって更新され維持される。石や棒、動物、人間への災厄の転移、遍在する悪魔と様々な厄払い、悪魔祓い、魔女の追放、メキシコの人間供犠と神殺しから、ローマのサトゥルナリア祭と類似の祭典における無礼講と偽の王、キリストの十字架刑まで、 スケープゴートの慣習を神の犠牲へと純化する思考の錬金術。 ※編集協力
8月の新刊 ● NOW ON SALE
リスボン大地震
世界を変えた巨大災害


ニコラス・シュラディ 山田和子訳

白水社 発売中 4180円(税込)
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1755年11月1日、万聖節の朝、ポルトガルの首都リスボンを襲った大地震は、ヨーロッパ最大の交易都市として栄えたこの街を一瞬にして壊滅させた。各所で発生した火災が瓦礫と化した街を焼き尽くし、さらに大津波が人々を襲った。しかし、国王ジョゼ1世から全権を委ねられた大臣カルヴァーリョは、迅速に被災者救助と治安維持に着手、新たな都市計画のもと復興事業に乗り出し、同時にこの国を支配していた教会・貴族勢力を排除して、ポルトガルの近代化が進められていく。一方、この地震はヴォルテールをはじめ同時代の思想界にも大きな衝撃を与えた。世界を変えた地震災害の実態と復興の足取りを史料を駆使して描き、社会・科学・思想・宗教など、広範囲に及んだ影響を辿る。本文サンプル MORE
◇「18世紀のリスボンは(中略)いわば〈知の地震〉の震源地になったのである」――福嶋亮大氏評(朝日新聞 9/23)
◇「大地震がリスボンを中世から近代へと転換させた(中略)フランス革命とは、リスボン大地震の巨大な余震だったのかもしれない」――飯島洋一氏評(毎日新聞 11/4)
◇「地震そのものの人的・物質的被害の大きさ以上にそれがヨーロッパ人の精神に与えた影響の大きさが、この災害に歴史的意味を与えている」――山下範久氏評(日本経済新聞 11/11)
8月の新刊 ● NOW ON SALE
レイトン・コートの謎

アントニイ・バークリー 巴妙子訳

創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
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ある夏の朝、レイトン・コートの主人スタンワース氏の額を撃ち抜かれた死体が書斎で発見された。現場は密室状態で遺書も残されており、警察の見解は自殺に傾いていたが、死体の奇妙な点に目をとめた滞在客のひとり、作家ロジャー・シェリンガムは殺人説を主張、アマチュア探偵の名乗りをあげる。友人アレックをワトスン役に指名し、自信満々で調査に取りかかったが……。想像力溢れる推理と軽快なユーモア、フェアプレイ宣言。英国探偵小説黄金期の巨匠バークリーの記念すべき第一作。解説 法月綸太郎/羽柴壮一 MORE