1月の新刊 ● NEW TITLE |
無条件降伏 誉れの剣Ⅲ
イーヴリン・ウォー 小山太一訳
白水社〈エクス・リブリス・クラシックス〉
発売中 4620円(税込) [amazon] [honto]
激戦地クレタ島脱出から2年、ガイ・クラウチバック大尉はロンドンで無為な日々を送っていた。旅団の戦友たちが次々に戦地に向かうなか、年齢を理由にひとり後に残されたガイは、開戦時に抱いた崇高な大義を見失いつつあったが……。自身の軍隊経験をもとに、戦争の醜悪さと滑稽さ、古き理想の崩壊を描いたウォー最後の傑作《誉れの剣》三部作、最終巻。MORE |
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今後の刊行予定 ● FORTHCOMING TITLE |
トランペット(仮)
ウォルター・デ・ラ・メア 和爾桃子訳 白水Uブックス
完訳 金枝篇 呪術と宗教の研究 [第8巻] スケープゴート
J・G・フレイザー 神成利男訳 国書刊行会 |
▼発売中 |
12月の新刊 ● NOW ON SALE |
靴に棲む老婆 新訳版
エラリイ・クイーン 越前敏弥訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 発売中 1650円(税込)
[amazon] [honto]
靴会社の女社長コーネリア・ポッツの最初の夫との子供たちは奇人変人ぞろい。訴訟マニアの長男サーロウ、自称発明家の長女ルーエラ、永遠の子供、次男ホレイショ。サーロウが引き起こした決闘騒ぎに巻き込まれたエラリイは、事態をおさめようと奔走するが、夜明けにポッツ邸の巨大な〈靴〉の彫刻の前で一発の銃弾が……。奇妙な家で起きた奇妙な童謡殺人を描いたクイーン中期の傑作。解説=飯城勇三
※編集協力 |
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10月の新刊 ● NOW ON SALE |
エバ・ルーナのお話
イサベル・アジェンデ 木村榮一・窪田典子訳
白水Uブックス 発売中 2640円(税込)
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言葉とお話を売る娘〈暁のベリーナ〉から大統領選用の演説を買った大佐、イラ族の娘の魂とともに旅をした森の狩人、サーカス一座の団長が一目惚れした宝石商夫人に捧げた贈り物、独裁者最後の恋と密林に埋もれた幻の宮殿、土石流に襲われた村で顏だけを残して泥に埋まった女の子……お話の名人エバが言葉の糸を紡いで織りあげた様々な人生の物語。長篇『エバ・ルーナ』から生まれた珠玉の物語集。MORE |
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9月の新刊 ● NOW ON SALE |
エバ・ルーナ
イサベル・アジェンデ 木村榮一・新谷美紀子訳
白水Uブックス 発売中 2860円(税込)
[amazon] [honto]
わたしの名はエバ。生命を意味している――南アメリカの独裁制国家、密林の捨て子だった母親と先住民の庭師との間に生まれた娘エバは、人間の剝製法を研究する博士の屋敷を振り出しに様々な家を転々としながら成長し、街の不良少年、娼婦の元締めの女将、間違って男に生まれてしまった美女、辺境の村のアラブ人商店主など多くの人々と出会い、やがて愛を知り、革命に関わり、物語の語り手としての人生を切り開いていく。〈現代のシェヘラザード〉アジェンデの世界中を虜にした傑作。MORE
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