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横溝正史ミステリ短篇コレクション 第6巻 『空蝉処女』 (日下三蔵編、柏書房)[amazon]
没後発掘された幻想と抒情に溢れる表題作、生前の最後の発表作 「上海氏の蒐集品」、稀少なSF作品 「二千六百万年後」 など全23編を収録。単行本未収録エッセイも充実、バラエティに富んだ作家人生の全貌を知るにふさわしい、コレクション最終巻。
付録のエッセーは、海野十三、高木彬光、木々高太郎、角田喜久雄、A・A・ミルン、J・D・カー、渡辺温、エラリー・クイーンら、内外の探偵作家をめぐる短文。「一人武者カー」はミステリマガジンのカー追悼号に寄稿されたもので、懐かしく読んだ。横溝はこのエッセーでクリスティー、ヴァン・ダイン、クイーン、クロフツを探偵小説の四天王とし、カーを一人武者に置いている。(その2か月前の《問題小説》掲載エッセーではクロフツを一人武者としていたが、考え直したという)


(5.27)

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