| 4月11日 ◆1862年のこの日、科学者探偵ソーンダイク博士の作者で、短篇集『歌う白骨』で倒叙形式を開拓したR・オースティン・フリーマンがロンドンで生まれる。日本では短篇作家の印象が強いフリーマンだが、ソーンダイク博士シリーズには21作の長篇がある。『ソーンダイク博士短篇全集』全3巻(国書刊行会)のほか、長篇邦訳に『赤い拇指紋』『オシリスの眼』『キャッツ・アイ』『猿の肖像』など。 ◆1935年のこの日、『リーヴェンワース事件』他の作品で、アメリカ探偵小説黎明期の人気作家となったアンナ・キャサリン・グリーンが死去。 ◆1939年のこの日、S・S・ヴァン・ダインことウィラード・ハンティントン・ライトが死去。病床にあったライトの最期を看取った二度目の妻クレアは、数週間後、ファイロ・ヴァンス・シリーズを世に送り出したスクリブナー社の名編集者マックスウェル・パーキンスにこう書き送っている。「火曜日、わたしたちは幸せな一刻をすごしました。彼の調子も良さそうで、早く起きられるようになりたいと言いました。わたしが看護婦を手伝って夕食の世話をしている間も、あれこれとジョークをとばし、わたしが話すニュースにコメントをはさんだりしていました。そして突然、枕にもたれたかと思うと逝ってしまいました――静かに、苦痛もなく」四月にしては肌寒く、曇りがちな日だったという。 ◆1957年のこの日、『樽』(1920)で英国探偵小説黄金時代の幕開けを飾ったフリーマン・ウィルズ・クロフツが死去。 ◆2007年のこの日、カート・ヴォネガットがニューヨーク市内で死去。享年84。『スローターハウス5』『猫のゆりかご』『タイタンの妖女』『プレイヤー・ピアノ』などの作品は大きな影響をアメリカの若者たちに与えた。 |