| 4月28日 ◆1900年のこの日、BBCでミステリ・ラジオドラマの名作〈恐怖の契約〉シリーズなどを手がけた大物プロデューサー、ヴァル・ギールグッドが生まれる。同シリーズに脚本を提供した親友ジョン・ディクスン・カーとは、ラジオドラマ《Inspector Silence Takes the Air》も合作している。小説も執筆し、戦前訳『廃人団』はスリラーだが、『放送中の死』(1934、ホルト・マーヴェルとの合作)は、作者のよく知るBBCのスタジオを舞台に、ミステリドラマ放送中に実際に殺人事件が発生する本格物の秀作。英国演劇界を代表する名優ジョン・ギールグッドは4歳年下の弟(シェイクスピア俳優として有名だが、《間諜最後の日》《オリエント急行殺人事件》《死海殺人事件》などのミステリ映画にも出演している)。 ◆1906年のこの日、ピエール・ボアローがパリで生まれる。トーマ・ナルスジャックとコンビを組む前は、不可能犯罪・密室物を得意とする本格作家で、『三つの消失』『殺人者なき六つの殺人』などの邦訳作品がある。 ◆1922年のこの日、アリステア・マクリーンがスコットランドのグラスゴーで生まれる。第2次大戦中の海軍での体験をもとに書き上げた『女王陛下のユリシーズ号』(1955)でデビュー、第2作『ナヴァロンの要塞』(57)はベストセラーとなり、グレゴリー・ペック主演の映画も大ヒット、冒険小説の第一人者としての地位を確立した。 |