1月24日
◆1776年のこの日、ドイツ・ロマン派の中心的作家で、作曲家・法律家でもあったE・T・A・ホフマンが、プロイセンのケーニヒスベルクで生まれる。「砂男」 「ファルンの鉱山」 『黄金の壺』 『悪魔の霊液』 など、怪奇幻想文学の名作は数多いが、金細工師の殺人を描いた 「スキュデリ嬢」 が、犯罪小説の古典として言及されることもある (森鴎外訳 「玉を懐いて罪あり」)。
◆1862年のこの日、幽霊小説の佳作 「あとになって」 のイーディス・ウォートンがニューヨークの名家に生まれる。『無垢の時代』 『イーサン・フロム』 などの普通小説で有名な作家だが、最近、怪奇小説集 『幽霊』 (作品社) の邦訳も出た。
◆1911年のこの日、宇宙の流れ者ノースウェスト・スミスが火星植民地で美しいヴァイパイアに遭遇する 「シャンブロウ」 で 〈ウィアード・テイルズ〉 に衝撃的デビューを飾ったC・L・ムーアが、インディアナ州インディアナポリスで生まれる。夫はヘンリー・カットナー。
◆1956年のこの日、翻訳家の親睦と研究の会、ミステリ・クラブが発足。銀座の明治屋で発会式を開催。当初の会員は次の通り。阿部主計、乾信一郎、植草甚一、宇野利泰(当番幹事)、永戸俊雄、北村太郎、砧一郎、黒沼健、清水俊二、妹尾アキ夫、高橋豊吉、田中西二郎、田中融二、延原謙(会長)、長谷川修二、日影丈吉、双葉十三郎、松本恵子、村上啓夫、村崎敏郎(当番幹事)、江戸川乱歩(顧問)。
◆1961年のこの日、女優ナスターシャ・キンスキーがベルリンで生まれる。父親はヘルツォーク映画で知られる怪優クラウス・キンスキー。《ノスフェラトゥ》 で吸血鬼を演じた父親の血を引いたか、《テス》 《ホテル・ニューハンプシャー》 《パリ・テキサス》 などの文芸・芸術路線と並行して、デニス・ホイートリー原作の 《悪魔の性キャサリン》 《キャットピープル》 といった怪奇映画にも出演している。
◆1996年のこの日、『ゴメスの名はゴメス』 『暗い落日』 『白昼堂々』 の結城昌治が死去。