| 1月15日 ◆1874年 (明治7) のこの日、東京警視庁が創設される。初代総監は川路利良。新時代の東京を舞台に、川路大警視と元南町奉行駒井相模守が丁々発止の知恵比べを繰り広げるのが、山田風太郎の大傑作 『警視庁草紙』。また 『明治断頭台』 では、警視庁発足前、役人の不正取締りのため設置された太政官弾正台の大巡察時代の川路青年が登場、理想家の同僚・香月経四郎と共に様々な怪事件捜査にあたる。これも傑作。 ◆1902年のこの日、「黒い小猫」 「誰でもない男の裁判」 等の名短篇の作者A・H・Z・カーがシカゴで生まれる。ビジネス・コンサルタント等の本業の傍ら、1950-60年代に珠玉のような名品を 《EQMM》 に寄稿した。その代表的傑作は 『誰でもない男の裁判』 (晶文社) で。 ◆1947年のこの日、自称女優のエリザベス・ショートの切断死体がロサンジェルスの空地で発見される。〈ブラック・ダリア〉 という通り名をもつこの女性は、娼婦まがいのいかがわしい生活を送っていた。酸鼻な猟奇殺人に大捜査網が展開されたが、事件は結局迷宮入りとなった。ケネス・アンガーのスキャンダル映画界史 『ハリウッド・バビロン』 でも、その惨たらしい現場写真を見ることが出来る。40年後、ジェイムズ・エルロイがあらためてこの事件を題材に取り上げ、注目を集めることになった (後にブライアン・デ・パルマによって映画化された)。最近ではマックス・アラン・コリンズも 『黒衣のダリア』 で、この事件に取り組んでいる。 |