7月2日
◆1864年のこの日、ウィリアム・ル・キューがロンドンで生まれる。新聞記者、特派員、旅行作家、領事として活躍、英国情報部勤務の経験もあるという。1890年代から1910年代にかけて夥しい国際謀略・スパイ小説を執筆、緊迫する国際情勢への関心にも呼応して、大流行作家となった。
◆1931年のこの日、無差別に老若男女を襲撃、9人を殺害し、「デュッセルドルフの怪物」 「吸血鬼」 と怖れられたペーター・キュルテンがギロチンで処刑される。切り裂きジャック事件にも比せられるこの猟奇事件は、フリッツ・ラングの映画 《M》 (31) の題材になった。
◆1945年のこの日、1943年に応召、北満からフィリピンへ転戦していた探偵作家、大阪圭吉が、ルソン島で病死。(但し、7月2日は戸籍上の命日で、実際には終戦後の9月20日前後、マニラに集結するための行軍の途中、マラリアと栄養失調による衰弱、疲労のため倒れたという。正確な死亡日も、墓の所在も明らかになっていない)
◆1958年のこの日、『悪魔と警視庁』 『ジョン・ブラウンの死体』 のE・C・R・ロラックが死去。E. C. R. Lorac の筆名は本名 Edith Caroline Rivet から頭文字 E. C. R. を採り、Caroline=Carol をひっくり返して Lorac としたもの。ロラックが女性作家であることは、生前公表されることはなかった。