| 5月21日 ◆1917年のこの日、TVシリーズの弁護士ペリー・メイスン、鬼警部アイアンサイド役で有名な俳優レイモンド・バーが、カナダ太平洋岸の都市ニューウェストミンスターで生まれる。《裏窓》 の殺人者役もよく知られているが、《陽のあたる場所》 では地方検事を演じている。 ◆1924年のこの日、シカゴ大学の学生リチャード・ローブとネイザン・レオポルドが、14歳の少年を誘拐して殺害する。裕福な家庭に生まれ育ち、ニーチェの超人思想に心酔、同性愛関係にもあった二人は、自分たちが世間のモラルを超越した存在であることを証明するために、完全犯罪の遂行を試みたが、案に相違して簡単に逮捕されてしまう。ニーチェ主義者の犯罪ということで、同じくニーチェに傾倒していたヴァン・ダインにも衝撃をあたえたのではないか。この事件にもとづいたパトリック・ハミルトンの戯曲 《ロープ》 (1929) は、のちにヒッチコックが映画化 (48)。他にも 《強迫/ロープ殺人事件》 (59)、《恍惚》 (92)、《完全犯罪クラブ》 (2002) など、この事件に材をとった映画は多い。事件から12年後、ローブは刑務所内のシャワー室で同房の囚人に殺害され、レオポルドは1958年に出所、71年に心臓発作で亡くなっている。 ◆1938年のこの日の未明、岡山県の小村で、頭の両側に二本の懐中電灯を手拭いで固定し、日本刀、短刀、猟銃で武装した青年が村人を襲撃、死者30名、重傷1名、軽傷2名の犠牲者を出した。世に言う 「津山三十人殺し」 である。横溝正史 『八つ墓村』、西村望 『丑三つの村』、島田荘司 『龍臥亭事件』、岩井志麻子 『夜啼きの森』 など、この前代未聞の大量殺人に想を得た作品は数多い。ノンフィクションとして取り上げたものに、松本清張 『ミステリーの系譜』、筑波昭著 『津山三十人殺し』 などがあり、最近も石川清 『津山三十人殺し 最後の真相』 が出たばかり。 |
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