| 11月9日 ◆1778年の今日、《幻想の牢獄》 《ローマの景観》で有名な版画家・建築家ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージがヴェネツィアで死去。巨大な迷宮めいた牢獄建築を描いた《牢獄》連作は、ゴシック作家、ロマン派からボルヘスまで、多くの幻想作家の霊感源となった。 ◆1832年のこの日、『ルルージュ事件』『ルコック探偵』のエミール・ガボリオがフランス中西部のソージョンで生まれる。ガボリオの探偵小説については、小倉孝誠『推理小説の源流――ガボリオからルブランへ』(淡交社)が詳しい。 ◆1955年のこの日、W・R・バーネットの『ハイ・シェラ』の2度目の映画化 《I Died a Thousand Times》 が公開される。最初の映画化《ハイ・シェラ》(1941)でハンフリー・ボガートが演じた〈狂犬アール〉役をここではジャック・パランスが演じている。 ◆2007年のこの日、天城一が肺炎で死去。享年88。本名 中村正弘・大阪教育大学名誉教授 (数学)。1947年、《宝石》掲載の「不思議の国の犯罪」でデビュー。「高天原の犯罪」「明日のための犯罪」など、独自の探偵小説理論を実践した短篇は、ながく雑誌掲載のままだったが、晩年『天城一の密室犯罪学教程』以下3冊の作品集にまとめられた。 |