| 2月1日 ◆1851年のこの日、メアリー・シェリーが死去。10代で詩人シェリーと駆け落ちし、『フランケンシュタイン』(1818)を書き上げた彼女には、1822年、24歳のときにシェリーが水難事故で死亡した後にも、30年の長い人生が残されていた。人類の終末を扱ったSF長篇 『最後のひとり』 (英宝社)、父親ウィリアム・ゴドウィンとの複雑な関係も窺わせる『マチルダ』(彩流社)の邦訳もある。 ◆1878年のこの日、ディレッタントの医師探偵レジナルド・フォーチュンの作者H・C・ベイリーがロンドンで生まれる。かつて英国探偵文壇ビッグ5のひとりにも数えられた人気作家だが、邦訳にはあまり恵まれていない。短篇集 『フォーチュン氏の事件簿』 (創元推理文庫) を読めば、その意外な現代性に驚く読者も多いと思う。『フォーチュン氏を呼べ』(論創社) 『どうかフォーチュン氏を』『フォーチュン氏は語る』『フォーチュン氏異議あり』 など、10冊以上の短篇集がある。また、短篇作家と思われがちなベイリーだが、『僧正の犯罪』『ブラックランド、ホワイトランド』 などのフォーチュン氏物、『死者の靴』(創元推理文庫)などの弁護士クランク物をはじめ、多くの長篇がある。 ◆1904年のこの日、「天狗」 「零人」 など、斬新な文体による技巧的な短篇で人気作家となった大坪砂男が東京牛込に生まれる。本名和田六郎。父親の維四郎 (つなしろう) は日本鉱物学の偉大な先駆者で、東大教授、内務省地質調査所長 (初代)、生野鉱山鉱山長、八幡製鉄所長官を歴任した名士だった。 ◆1918年のこの日、『死を忘れるな』(59)、『ミス・ブロウディの青春』(61)、『運転席』(70) など、ブラック・ユーモアに満ちた作品で知られるミュリエル・スパークがスコットランドのエジンバラに生まれる。第2次大戦中は英国外務省情報部で働いていた。 |