注目の近刊

8月18日刊
『西條八十集 人食いバラ 他三篇
〈少年少女奇想ミステリ王国1〉 「少女小説の大家」 でもあった西條八十の 『青衣の怪人』 『魔境の二少女』 『人食いバラ』 『すみれの怪人』 を収録。芦辺拓編
(戎光祥出版 予価3240円)[amazon]

8月21日刊
デヴィッド・I・カーツァー 『エドガルド・モルターラ誘拐事件』
1858年6月、ボローニャのユダヤ人家庭から、教皇の指示により6歳の少年が連れ去られた。この事件は数奇な展開をたどり、国家統一運動が進む近代イタリアでヴァチカンの権威失墜を招いた。知られざる歴史上の事件を丹念な調査で描いた傑作歴史ノンフィクション。
(早川書房 予価3240円)[amazon]

8月21日刊
ニール・スティーヴンスン 『七人のイヴ Ⅲ』
大災害から五千年が経過した。人類は「七人のイヴ」子孫の七種族が環境に適応した独自の発展を遂げ、地球を囲む「輪」に暮している。そして、地球をふたたび生き物の世界にする計画が進んでいたが、思いもよらぬ発見から二陣営に分かれて紛争が起こることに!?
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 予価2160円)[amazon]

8月21日刊
フィリップ・K・ディック 『いたずらの問題』
22世紀、アメリカは小型ロボットが監視する管理社会と化していた。青年社長アレンは衝動に駆られて 「いたずら」 に及んでしまう!? 大森望訳
(ハヤカワ文庫SF 予価1188円)[amazon]

8月21日刊
ポール・アルテ 『第四の扉』
幽霊屋敷で行われた交霊実験。だがその最中に密室殺人が発生し……。名探偵があまりにも意外な真相を暴く、フランス本格ミステリの名作。
(ハヤカワ・ミステリ文庫)[amazon]

8月21日刊
コーマック・マッカーシー 『ブラッド・メリディアン』
アメリカ開拓時代、少年はインディアン討伐隊に加わるが――。暴力と野蛮と堕落に支配された荒野を描いた、米文学の巨匠の傑作。
(ハヤカワepi文庫 予価1296円)[amazon]

8月21日刊
マーク・グリーニー 『暗殺者の潜入 上・下
シリアの反政府勢力からグレイマンが依頼された仕事。それは、独裁政権打倒の重要な鍵となる大統領の息子を拉致することだった。
(ハヤカワ文庫NV 予価各929円)[amazon]

8月21日刊
デレク・B・ミラー 『砂漠の空から冷凍チキン』
22年前に目の前で射殺された少女とよく似た娘を救うため、アフガンに飛んだ元アメリカ兵とイギリス人記者。黒装束の男たちに捕らわれた彼らを助けたのは……!? スリル満点の物語。
(集英社文庫 予価1080円)[amazon]

8月21日刊
青木正美 『文藝春秋作家原稿流出始末記』
下町の古本屋・青木書店の店主青木正美が文藝春秋から流出した自筆原稿の売買の顛末を綴る 「文藝春秋作家原稿流出始末記」 のほか、戦後の古本価格等の移り変わりを記録した 「古書流行史」、窪川鶴次郎、佐多稲子、中野重治の三人の関係を考察する 「『鶴次郎・稲子・中野重治』 考」 を収録。
(本の雑誌社 予価1620円)[amazon]

8月22日刊
ヘレン・マクロイ 『悪意の夜』
夫を事故で喪ったアリスは、亡夫の書斎でミス・ラッシュという知らない女性の名が書かれた封筒を見つける。そこへ息子のマルコムが、美女を伴い帰宅した。美女の名前はラッシュ……女性が去ったのち、封筒も消えていた。アリスの疑惑と緊張が深まるなか、ついに殺人が……。ウィリング博士もの最後の未訳長編。駒月雅子訳
(創元推理文庫 予価1015円)[amazon]

8月22日刊
エドワード・ゴーリー 『失敬な召喚』
悪魔に召喚されたのは、いったい誰なのか? ナンセンスで不気味なゴーリー・ワールド全開の大傑作。柴田元幸訳
(河出書房新社 予価1296円)[amazon]

8月22日刊
『ヴィクトリア朝怪異譚』 三馬志伸編訳
イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。19世紀英国の中篇幽霊物語4篇を収録。ウィルキー・コリンズ 「狂気のマンクトン」、ジョージ・エリオット 「剝がれたベール」、メアリ・エリザベス・ブラッドン 「クライトン・アビー」、マーガレット・オリファント 「老貴婦人」。
(作品社 予価3024円)[amazon]

8月22日刊
エドワード・ブルワー=リットン 『来るべき種族』
地球内部に住む地底人の先進的な文明社会ヴリル=ヤとの接触をつぶさに描いた19世紀後半の古典的小説。卓越した道徳と科学力、超エネルギー 「ヴリル」 と自動人形の活用により、格差と差別だけでなく、労働や戦争からも解放された未知の種族をめぐるこの異世界譚は、後世の作家やオカルティストたちに影響を与え続けている。神秘思想、心霊主義、ユートピア思想、SFなどの系譜に本作を位置づける訳者解説を付す。
(月曜社 予価2592円)[amazon]

8月22日刊
『マジック・ランタン 光と影の映像史 東京都写真美術館編
17世紀に発明された投影装置マジック・ランタンは、視覚的に情報を伝えるメディアであり、多様なイメージで人々を魅了するエンターテインメントでもあった。日本では写し絵や錦影絵、あるいは幻燈としても知られる、「映画以前」 の初期映像文化の貴重な図像や投影装置を紹介し、マジック・ランタンの現代性を照らし出す。「マジック・ランタン 光と影の映像史」展
(青弓社 予価2592円)[amazon]

8月23日刊
ヴィクトル・ペレーヴィン 『iphuck10』
近未来、謎の女にレンタルされたアルゴリズムの運命は? 壮大な奇想と哲学が渦巻く暗黒のヴィジョンを開くベールイ賞受賞の最高傑作。
(河出書房新社 予価4536円)[amazon]

8月23日刊
マリアーナ・エンリケス 『わたしたちが火の中で失くしたもの』
人間の無意識を見事にえぐり出す悪夢のような12の短篇集。世界20カ国以上で翻訳されている 「ホラーのプリンセス」 本邦初訳。安藤哲行訳
(河出書房新社 予価2808円)[amazon]

8月23日刊
ローレンス・M・プリンチーペ 『錬金術の秘密 再現実験と歴史学から解きあかされる 「高貴なる技」
錬金術はどういう歴史をたどってきたのか? 実験室では何が行われていたのか? 理論と実践の両面から解きあかす錬金術の本当の姿。ヒロ・ヒライ訳
(勁草書房 予価4860円)[amazon]

8月24日刊
トニー・アイカー 『死に山 世界一不気味な遭難事故 《ディアトロフ峠事件》 の真相
1952年2月、ウラル山脈でトレッキング中の男女9人が不可解な死を遂げた遭難事故。犠牲者は上着や靴を脱ぎ、3人は骨が砕け1人は舌を喪失、放射線検出。隕石かソ連か宇宙人か? 米国人ジャーナリストがその真相に挑む。
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]

8月24日刊
蘭郁二郎 『地底大陸』
地の底に先進の文明国があった。その秘密を盗もうとする異国の美女との抗争に巻き込まれる。果たして……。蘭郁二郎の代表SF復刊。
(河出書房新社予価1728円)[amazon]

8月24日刊
ミランダ・ジュライ 『最初の悪い男』
わたしの愛するベイビー、いつになったらまたあなたをこの腕に抱けるの? どこまでも奇妙で切実な愛に導かれた奇跡。待望の初長篇。岸本佐知子訳。
(新潮クレスト・ブックス 予価2376円)[amazon]

8月24日刊
トム・ハンクス 『変わったタイプ』
世界的名優は、短篇小説のおそるべき名手でもあった! 人生のひとコマを鮮やかに切り取る、優しさとユーモアにあふれた17の物語。
(新潮クレスト・ブックス 予価2592円)[amazon]

8月24日刊
『100分de名著/ウンベルト・エーコ 『薔薇の名前』』 和田忠彦
14世紀、北イタリアの修道院で連続殺人事件が起こる。これは 「ヨハネの黙示録」 に示された世界の終末の光景なのか──。世界30か国以上で翻訳され、映画化された 『薔薇の名前』。世界的記号学者ウンベルト・エーコはなぜこの 「小説」 を書いたのか? 20世紀を代表する知性がつくり出した 「知の迷宮」 の謎に迫る。(NHK・Eテレ 9月放送テキスト)
(NHK出版 566円)[amazon]

8月24日刊
アン・スウェイト 『グッバイ・クリストファー・ロビン 『クマのプーさん』の知られざる真実
名作 『クマのプーさん』 誕生の背景には、ある家族の喜びと葛藤の日々があった。A・A・ミルンに不滅の名声をもたらしたのは4冊の子ども向けの詩集と読み物だった。しかし、物語の予想以上の成功は家族の平和な日々を破壊し、モデルとなった息子クリストファーを深い苦悩に追い込んだ。人間の幸福の真実を映し出す名著。映画化
(国書刊行会 予価2916円)[amazon]

8月24日刊
ウィラ・キャザー 『大司教に死来る』
〈須賀敦子の本棚〉須賀敦子訳。須賀の卒業論文。厳しくも美しい自然を背景に、先住民の文化に初めて接し触発されながら布教の旅をつづける修道士たちを描く。
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]

8月24日刊
上條真埜介 『そこにあった江戸 幕末明治寫真圖會
開国まもない日本を訪れた外国人写真家たちは、横浜を拠点に精力的に日本列島を縦断していった。自然との調和を保ち暮らす人々の様子、江戸の香りが残る町の風情、市井の人々の表情や風物を、写真家たちは撮り収めた。ベアトとスティルフリードの作品を中心に、四半世紀にわたり蒐集してきた古写真コレクションの中から約260点を厳選。A4判。
(求龍堂 予価4860円)[amazon]

8月24日刊
ウィリアム・シェイクスピア 『新訳 お気に召すまま』
舞台はフランス。宮廷から追放され、男装して森に逃げる公爵の娘・ロザリンド。互いに一目惚れした青年オーランドーと森で再会するも、目下男装中。正体を明かさないまま、二人の恋の駆け引きが始まる。河合祥一郎訳
(角川文庫 予価691円)[amazon]

8月24日刊
スティーヴ・オルテン 『MEG ザ・モンスター』
古生物学者であるテイラーは氷河期に絶滅したはずの巨大ザメがいまだ棲息している可能性を発表して周囲の失笑をかった。だが、ある人物の依頼で深海に潜った彼は、そこで最凶の生き物を目にする。
(角川文庫 予価994円)[amazon]

8月24日刊
松岡正剛 『千夜千冊エディション 文明の奧と底』
本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。第一章 文明と民族のあいだ/第二章 聖書・アーリア主義・黄禍論/第三章 東風的文明/第四章 鏡の中の文明像
(角川ソフィア文庫 予価1382円)[amazon]

8月24日
山田登世子 『モードの誘惑』
文学はもちろん、文化、芸術、衣装、風俗といったテーマに鮮やかに切り込んできた著者の 「モード」 「ブランド」 に関わる論考を精選。モードを人間の心性の表れとして捉え、歴史理解にフィードバックする、著者ならではの視点が発揮された名文集。
(藤原書店 予価2808円)[amazon]

8月24日刊
アーサー・コナン・ドイル 『サノクス令夫人 コナン・ドイル・ストーリーズ2
〈シリーズ世界の文豪〉 コナン・ドイルが晩年に自ら編んだ短編集 『コナン・ ドイル・ストーリーズ』 より、恐怖を題材にした6短編を収録。
(柏艪舎 予価1620円)[amazon]

8月25日発売

《SFマガジン》10月号
(早川書房 1296円)[amazon]

8月29日発売
《ナイトランド・クォータリー》 vol.14怪物聚合〜モンスターコレクション
人間はなぜ古くから、怪物なるものに心惹かれるのか。 キム・ニューマン、アルジャーノン・ブラックウッド、スティーヴ・ラスニック・テム など翻訳7編、日本作家は朝松健、伊東麻紀。南山宏インタビュー、菊地秀行インタビューなど。
(アトリエサード 1836円)[amazon]

8月29日刊
坂口安吾 『不連続殺人事件』
(新潮文庫 予価562円)[amazon]

8月29日刊
ジェフリー・アーチャー 『嘘ばっかり』
(新潮文庫 予価853円)[amazon]

8月29日刊
イアン・マグワイア 『北氷洋 The North Water
(新潮文庫 予価853円)[amazon]

8月30日刊
エリザベス・ウェイン 『ローズ・アンダーファイア』
1944年9月。英国補助航空部隊の女性飛行士ローズはナチスに捕まり、強制収容所に送られる。飢えや寒さに苦しみながら過酷な労働に従事するローズが、収容所で出会った仲間と生き延び、地獄を脱出するための意外な方策とは――。先の見えない展開と結末、少女たちの友情と闘いを描く、『コードネーム・ヴェリティ』 を超える傑作。
(創元推理文庫 予価1469円)[amazon]

8月30日刊
ルーシャス・シェパード 『竜のグリオールに絵を描いた男』
あまりにも巨大な竜グリオール、彼の上には川が流れ村があり、その体内では四季が巡る。“舞台"は動かぬ巨竜。唯一無二のシリーズ短篇集が遂に日本初刊行。初邦訳1篇、初収録2篇を含む全4篇を収録。
(竹書房文庫 予価1080円)[amazon]

8月30日刊
ピエール・ルメートル 『監禁面接』
リストラで職を追われたアラン、失業4年目。再就職のエントリーをくりかえすも年齢がネックとなり、バイトで糊口をしのいでいた彼に朗報が届いた。一流企業の最終試験に残ったのだ。だが最終試験の内容は異様なものだった。〈就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ〉 知的たくらみとブラック・ユーモア満載、ノンストップ再就職サスペンス。
(文藝春秋 予価2160円)[amazon]

8月30日刊
大沼知之 『新装復刻版 変体英文字図案集』
60年代、デザインの黎明期代に考案された楽しく美しい英字の世界。コンピュータのない時代、文字への愛があふれ出る。『変体英文字図案集』(佳生書房、1962)を完全収録し再構成。
(青幻舎ビジュアル文庫 予価1620円)[amazon]

8月31日刊
ジュノ・ディアス/レオ・エスピノサ(絵) 『わたしの島をさがして』
移民の子ロラはある日宿題で、生まれた国の絵をかくことに。生まれた 「島」 のことをおぼえていないロラは、家族や近所の人に聞いてみることにします。毛布みたいに大きなコウモリ、とまらない賑やかな音楽、色彩にあふれる人や家、詩にうたわれるような浜辺――そして、「怪物」 についても。『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』 の作家による絵本。
(汐文社 予価1944円)[amazon]

8月31日刊
セルバンテス全集 第5巻 『戯曲集』
当時の文壇で評価されることはなかったが、セルバンテスの芸術哲学が凝縮された、現存する彼の全戯曲、18編を収録。血に彩られた戦場を舞台とする重厚な悲劇、主従、貴賤、異装の男女が入り混じり予想外の展開を見せる恋のコメディア、抱腹絶倒の幕間劇。
(水声社 予価12,960円)[honto]

8月31日刊
ソル・ケー・モオ 『穢れなき太陽』
メキシコの先住民社会を取り巻く抑圧的な規範のなかで生きる落伍者や弱者たち。彼らに差す一筋の光を丹念に描きながら、伝統的なモラルそのものを批判した、「先住民文学」の新しい地平を切り開く、民族誌的ファンタジー。
(水声社 予価2376円)[honto]

8月31日予定
小林信彦 『大統領の密使/大統領の晩餐』
〈小林信彦コレクション〉
オヨヨ大統領シリーズの傑作 『大統領の密使』 と 『大統領の晩餐』 のカップリング。早川書房版単行本の際だけに収録されていた、挿絵(小林泰彦)も収録。
(フリースタイル 予価1944円)[amazon]

8月予定
ウラジーミル・ナボコフ 『淡い焔』
森慎一郎訳。『青白い炎』 の新訳。
(作品社 予価3780円)[amazon]


▼9月刊

9月3日刊
『小村雪岱挿絵集』 真田幸治編
数多くの物語に生命を吹き込んだ、その描線。大正から昭和初期にかけて活躍した装幀家、挿絵画家、舞台装置家の雑誌、新聞の挿絵を集成。350点以上の挿絵を媒体 (雑誌・新聞) 別に収録。
(幻戯書房 予価3780円)[amazon]

9月4日刊
小栗虫太郎 『紅殻駱駝の秘密』
長篇推理第一作。舞台は首都圏で展開、紅駱駝氏とは何者か。あの 『黒死館殺人事件』 の原型とも言える傑作の初文庫化、驚愕のラスト!
(河出文庫 予価821円)[amazon]

9月4日刊
ジョン・ヴァードン 『数字を一つ思い浮かべろ』
頭に思い浮かべた数字を当ててしまう手紙の謎。一面の雪景色の中で消える殺人者の足跡……謎解きと警察小説を融合させた野心作。
(文春文庫 予価1242円)[amazon]

9月5日刊
陸秋槎 『元年春之祭』
二千年以上前の前漢時代の中国。山中の名家を訪ねてきた少女は、かつてこの地で奇妙な殺人事件が起きたことを聞き、その推理を試みる。そこに新たな事件が! 不可能状況の殺人、二度にわたる「読者への挑戦」。気鋭の中国人作家による本格推理小説の新たな傑作。
(ハヤカワ・ミステリ 予価1512円)[amazon]

9月5日刊
レイモンド・チャンドラー 『プレイバック』
村上春樹訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価864円)[amazon]

9月5日刊
カール・バーンスタイン&ボブ・ウッドワード 『大統領の陰謀 新版
ニクソン大統領の企みを二人の若き記者が追う。粘り強い報道でピュリッツァー賞を受賞、映画化もされたジャーナリズムの金字塔復活。
(ハヤカワ文庫NF 予価1274円)[amazon]

9月5日刊
ニコラス・ペトリ 『帰郷戦線 爆走』
帰還後に自殺した元部下。戦闘後遺症に悩むアッシュは事件の真相を追う。帰る場所を失った兵士の活躍を描くハード・サスペンス。
(ハヤカワ文庫NV 予価12532円)[amazon]

9月5日刊
パトリック・ロスファス 『賢者の怖れ 5』
大公の徴税人を襲う盗賊団を追って、森林地 帯を彷徨するクォート一行はついに盗賊団を 発見! 嵐の中、その野営地を襲撃するが!?
(ハヤカワ文庫FT 予価1037円)[amazon]

9月5日刊
リンダ・ナガタ 『接続戦闘分隊 暗闇のパトロール』
何者かによって戦闘時の行動を全米に中継され、一躍アメリカのヒーローとなった米国陸軍中尉の驚くべき活躍を描く傑作戦争SF。
(ハヤカワ文庫SF 予価1253円)[amazon]

9月5日刊
山本聡美 『恐怖でよみとく日本美術』
思わず目を背けたくなる死、鬼、地獄、怪異、病、など闇が描かれた中世日本絵画の数々。その背景にある思想を数十点の図版とともに解説する。
(ちくま新書 予価950円)[amazon]

9月6日刊
フィリップ・ウィルキンソン 『まぼろしの奇想建築 天才が夢みた不可能な挑戦 ナショナル ジオグラフィック編
本書で紹介する聖堂、宮殿、監獄、モニュメント、ビル、都市は、どれも実際には存在しなかったものだ。建築家や芸術家、思想家たちが夢みた理想であり、情熱のあふれる妄想である。ダ・ヴィンチの階層構造都市、勝利の凱旋ゾウ、アイザック・ニュートン記念堂、パノプティコン、ピラミッド型墓地、アクロポリスの丘の宮殿、テムズ川の3階建て堤防、万国博覧会の音楽堂、ル・コルビュジエの「輝く都市」、東京計画1960、他。
(日経ナショナルジオグラフィックス社 予価2916円)[amazon]

9月6日刊
『川野京輔探偵小説選Ⅰ』
〈論創ミステリ叢書〉 単行本未収録のデビュー作 「復讐」 をはじめ、風俗雑誌や読物雑誌に発表された初期短編を集成。芸能局勤務時代に書かれた連作 「難波京介の事件簿」 と 「血のマリー」 の全話も収録。目次
(論創社 予価4104円)[amazon]

9月7日刊
ヴァレンタイン・ウィリアムズ 『月光殺人事件』
〈論創海外ミステリ〉
(論創社 予価2592円)[amazon]

9月7日刊

オスカル・パニッツァ 『犯罪精神病』
『性愛公会議』 により風俗壊乱罪で故国を追われ皮肉にも精神病院で逝ったパニッツァの本業=19世紀精神病学?たる奇書。種村季弘・多賀健太郎訳
(平凡社 予価3888円)[amazon]

9月8日刊
温又柔 『台湾生まれ 日本語育ち』
三つの言語の狭間で育った東京在住の台湾人作家が、自らのルーツを探った感動の軌跡。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作の増補新版。
(白水Uブックス 予価1512円) [amazon]

9月10日刊
イー・フー・トゥアン 『個人空間の誕生 食卓・家屋・劇場・世界
広間での雑居から個室住まいへ。回し食いから個々人用食器の成立へ。多様なかたちで起った「空間の分節化」を通覧し、近代人の意識の発生をみる。
(ちくま学芸文庫 予価1404円)[amazon]

9月10日刊
ポール・ヴァッカ 『鐘の音が響くカフェで』
作家である「僕」が、母と過ごした幸せに満ちた少年時代を回顧した物語。プルースト『失われた時を求めて』の巧みなオマージュ。
(春風社 予価2700円)[amazon]

9月11日刊
山口雅也 『キッド・ピストルズの冒瀆』
(光文社文庫)[amazon]

9月11日刊
結城昌治 『通り魔』
(光文社文庫)[amazon]

9月11日刊
ヴィリエ・ド・リラダン 『未来のイヴ』
恋人アリシアの軽薄さに幻滅していたエウォルド卿に手をさしのべたのは、アメリカの発明家エジソンだった。エジソンは、アリシアを模した美貌に知的さを備えた機械人間ハダリーを生み出すが……。アンドロイド小説の始祖、待望の新訳。高野優訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

9月11日刊
フョードル・ドストエフスキー 『白痴 4』
「世界一美しい恋愛小説」も、いよいよ大詰めを迎える。主人公たち四人の錯綜する関係と、ある「予言」がみちびく恐るべき可能性……。美女二人の最終対決の行方は? そして地上のキリスト、ムイシキン公爵に降りかかる驚愕の運命とは!? 亀山郁夫訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

9月11日刊
鴨長明 『方丈記』
仏教的無常観を表現した随筆であり、日本中世の名文とされる『方丈記』。その息遣いを瑞々しい訳文で再現、挫折し葛藤と逡巡を繰り返す鴨長明の意外な一面も浮かびあがる。『新古今和歌集』 所収の和歌十首と訳者のオリジナルエッセイ付き。蜂飼耳訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

9月12日刊
『世界推理短編傑作集2』 江戸川乱歩編
珠玉の推理短編を年代順に集成した 『世界短編傑作集』 を完全リニューアル。第2巻にはチェスタトン 「奇妙な足跡」、ルブラン 「赤い絹の肩かけ」、フリーマン 「オスカー・ブロズキー事件」、クロフツ 「急行列車内の謎」 など9編を収録。探偵ダゴベルト登場のグロラー 「奇妙な跡」 はドイツ語からの新訳。
(創元推理文庫 予価1037円)[amazon]

9月12日刊
前田勉 『江戸の読書会 会読の思想史
近世、全国の私塾、藩校で広がった読書会=会読、その対等で自由なディベイトの経験と精神が、明治維新を準備した。思想史の傑作。
(平凡社ライブラリー 予価1728円)[amazon]

9月15日刊
ニコルソン・ベイカー 『U&I』(仮)
独特の緻密かつマニアックな作風で日本でもコアなファンをもつ著者が、大作家アップダイクに対する思いを綴った自伝的エッセイ/小説 。
(白水社 予価2592円)[amazon]

9月14日刊
イタロ・カルヴィーノ 『魔法の庭・空を見上げる部族 他十四篇
子供たちの海遊び、戦争ごっこや冒険、憎みきれない菓子泥棒、空を行き交うミサイルを見上げる原始部族――。まだカルヴィーノが作家としてよりは編集者として活躍していた時期の、ユーモラスで寓話的な初期短篇集。和田忠彦訳
(岩波文庫 778円)[amazon]

9月14日刊
マーガレット・アトウッド 『またの名をグレイス 上・下
(岩波現代文庫)[amazon上・下]

9月19日刊
ジャック・ロンドン 『マーティン・イーデン』
〈エクス・リブリス・クラシックス〉 船乗りマーティンは裕福な中産階級の娘ルースに出会い、その美しさと知性に強く惹かれるとともに文学への関心に目覚める。マーティンは作家を志し、海上での体験や冒険物語を書いて新聞や雑誌に投稿するが……。『野性の呼び声』 で世界的名声を得たジャック・ロンドンが自らの体験をもとに、労働者階級に生まれ独学で自己向上を目指す若者の苦闘を圧倒的な熱量で描いた名作。
(白水社 予価3888円)[amazon]

9月19日刊
カート・ヴォネガット 『カート・ヴォネガット全短篇 1 バターより
『タイタンの妖女』 『猫のゆりかご』 など傑作を遺したSF作家カート・ヴォネガット。彼がものした切なくも優しい全短篇を8ジャンルに分類、全4巻で隔月刊行する。第1巻には表題作ほか 「戦争」 「女」 テーマの全25篇を収録。没後10年を経て刊行する決定版。
(早川書房 予価各2916円)[amazon]

9月19日刊
筒井康隆 『筒井康隆、自作を語る』
日本SF黎明期におけるデビューから 「浸透と拡散の時代」 とエンタメ黄金期、日本文学界の大家となって 「最後の長篇」 執筆に至るまでのキャリアを作家自身が語る。〈SFマガジン〉 連載のインタビューに自作解題再録と著作リストを追加したファン必携の一冊。日下三蔵編集。
(早川書房 予価1296円)[amazon]

9月19日刊
アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ 『兄弟の血 熊と踊れ2 上・下
目的は警察への復讐――暴力で繋がれた〝家族〟の結末とは。ミステリ・ランキング第1位の北欧犯罪小説『熊と踊れ』、待望の続篇。
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価各907円)[amazon]

9月19日刊
A・J・フィン 『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上・下
(早川書房 予価各1620円)[amazon]

9月19日刊

デレク・セイヤー 『プラハ、20世紀の首都 あるシュルレアリスム的な歴史
ベンヤミンの精神を引き継ぎ、「魔法の都」 プラハに花開いた数々の芸術作品を渉猟しながら、ポストモダンの前史を読み解く画期的論考。
(白水社 予価14,580円)[amazon]

9月20日刊
ジャナ・デリオン 『ミスコン女王が殺された』
人骨騒ぎにケリをつけ、静かに暮らそうとした秘密工作員フォーチュンだが、町に戻ってきたミスコン女王パンジーに敵視され、町民の前で大衝突してしまう。その翌日パンジーが殺され、フォーチュンは容疑者に……。
(創元推理文庫 予価1080円)[amazon]

9月20日刊
アン・レッキー 『動乱星系』
ラドチ圏から遠く離れた小星系国家。有力政治家の娘イングレイは後継者争いで大逆転を狙い、政敵の子を流刑地から脱走させる。だが引き渡されたのはガラルと名乗る別人だった。進退窮まった彼女は、ガラルになりすましをさせるという賭けに出るが……。《叛逆航路》ユニバース、待望の新作。
(創元SF文庫 予価1296円)[amazon]

9月20日刊
ローレンス・ブロック 『泥棒は銀のスプーンを数える』
(集英社文庫)[amazon]

9月21日刊

スティーヴン・キング 『任務の終わり 上・下
昏睡状態にある殺人鬼は奇怪な能力を駆使して退職刑事に復讐を目論む。ミステリーとホラーを最高レベルで融合させた大作。白石朗訳
(文藝春秋 予価各1944円)[amazon]

9月21日刊
秋元孝文 『ドルと紙幣のアメリカ文学』(仮)
アメリカにおける紙幣のあり方の変遷をたどりながら、その時代時代に発行された紙幣のデザインをテクストとして読み、メルヴィル、マーク・トウェイン、ボーム、ジャック・ロンドン、フィッツジェラルド、ウィリアム・バロウズ、オースター等の文学作品における想像力と通底するものを探る野心的アメリカ文学論。目次
(彩流社 予価2916円)[amazon]

9月22日刊
『別冊太陽 中原淳一のジュニアそれいゆ
十代の人の美しい心と暮しを育てる──。これまでにない少女雑誌を作ろうと、中原淳一が創刊した「ジュニアそれいゆ」が、いま甦る。
(平凡社 予価2592円)[amazon]

9月22日刊
松岡正剛 『千夜千冊エディション 情報生命』
本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。生命は情報である。SF、遺伝子、意識……。地球生命圏には、まだなお未知の情報生命があっても不思議はない。先人のさまざまな考察を生命の進化、ゲノムの不思議、意識の不可思議等々から、多角的に分析。
(角川ソフィア文庫 予価1382円)[amazon]

9月24日刊

マーガレット・アトウッド 『洪水の年 上・下
遺伝子操作で新しい生物が次々に作られ、食べ物は合成物ばかり。人々は巨大企業に支配されている。突然、新型ウイルスにより地上は廃墟となる。偶然生き残ったトビーとレンの運命は? 圧倒的な構想力の近未来小説。
(岩波書店 予価各2916円)[amazon上・下]

9月25日刊
『夢野久作全集5』
多彩な活動の全貌を集大成した決定版全集。第5巻は1935年から366年までの小説「超人鬚野博士」「髪切虫」「人間レコード」「人間腸詰」「悪魔祈禱書」「少女地獄」ほか全18篇を収録。
(国書刊行会 予価10,260円)[amazon]

9月25日刊
『笠原和夫傑作選2 仁義なき戦い 実録映画篇
博奕打ち 総長賭博』 『仁義なき戦い』 など日本映画史に燦然と輝く名作群をのこした脚本家 笠原和夫、初の選集がついに刊行。シナリオの第一級教科書にして、極上のエンターテインメントを全三巻に集成。第1回配本は 『仁義なき戦い』 四部作のほか 『県警対組織暴力』 『やくざの墓場 くちなしの花』 などの実録映画篇。未映画化の問題作 『実録・共産党』 『沖縄進撃作戦』 も収録。解題=伊藤彰彦 収録内容
(国書刊行会 予価5400円)[amazon]

9月25日刊
ジョイス・キャロル・オーツ 『ジャック・オブ・スペード』
尊敬を集める人気ミステリー作家は、別名で身の毛もよだつ小説を発表していた。家族の葛藤や盗作疑惑に巻き込まれ、彼は泥沼にはまっていく。 栩木玲子訳
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]

9月25日刊
藤沢衛彦 『日本の伝説 江戸東京』
伝説紹介の決定版 〈日本民族伝説全集〉 全9巻 (1955-56) の 「東京」 篇を復刊、第一回配本。新漢字、「です・ます」 調で読みやすい。
(河出書房新社 予価2106円)[amazon]

9月25日刊
村上リコ 『図説 ヴィクトリア女王とその時代』(仮)
〈ふくろうの本〉 大英帝国最大の繁栄期に君臨したヴィクトリア女王。女王の日記や手紙を手がかりに19世紀英国の諸相を描く。生誕200年記念。
(河出書房新社 予価1998円)[amazon]

9月25日刊
市橋芳則 『昭和少年少女図鑑』(仮)
〈らんぷの本〉
昭和20年~40年代の少年少女の暮らしとは? ほしかったもの、憧れのヒーロー・ヒロイン、わくわくしながら通った幼稚園・小学校、放課後の遊び。あの頃の思い出の扉をそっと開いてみよう。
(河出書房新社 予価1944円)[amazon]

9月25日刊
『月岡芳年 西井正氣コレクションより 加藤陽介
〈コロナ・ブックス〉
幕末維新の乱世に活躍した浮世絵師、芳年。天才的な画業を通覧しつつ代表作 「芳年武者无類」 を全点収録。
(平凡社 予価1836円)[amazon]

9月25日発売
《ミステリマガジン》 11月号
〈特集=VS怪盗紳士ルパン〉
(早川書房 1296円)[amazon]

9月27日刊

アリ・スミス 『両方になる』
15世紀イタリアに生きた画家と現代の英国に暮らす少女。二人の物語が時空を超えて響き合う。新鮮な驚きに満ちたコスタ賞受賞作。
(新潮クレスト・ブックス 予価2592円)[amazon]

9月27日刊

ポール・オースター 『インヴィジブル』
ニューヨーク、パリ、そしてカリブ海へ。語り手を変えながら綴られる物語は、彼の本当の姿を明らかにするのか? 新境地を拓く長篇。柴田元幸。
(新潮社 予価2268円)[amazon]

9月27日刊
サミュエル・ベケット 『新訳ベケット戯曲全集2 ハッピーデイズ 実験演劇集
「しあわせな日々」 の新訳をはじめ 「クラップの最後の録音」 「プレイ」 「わたしじゃないし」 など、空前絶後の実験劇17作品を収録。
(白水社 予価4536円)[amazon]

9月28日刊
アンソニー・ホロヴィッツ 『カササギ殺人事件 上・下
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ波紋を広げていく。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なオマージュ作品。
(創元推理文庫 予価各1080円)[amazon]

9月28日刊
スーザン・イーリア・マクニール 『ホテル・リッツの婚約者』
1942年、イギリス特別作戦執行部の工作員マギー・ホープは、重大な情報を持っているはずの工作員を救うため、ドイツ占領下のパリに潜入した。滞在先のホテル・リッツでココ・シャネルと知り合うマギー。一瞬たりとも気を抜けない日々のなか、イギリスの工作員ネットワークに亀裂が生じる。人気シリーズ最新刊。
(創元推理文庫 予価1469円)[amazon]

9月28日刊
ロイス・マクマスター・ビジョルド 『魔術師ペンリック』
ペンリック19歳、婚約者を迎えに行く途中、病で倒れている老女の最後を看取ったのが、すべての始まりだった。亡くなった神殿魔術師の老女が持っていた魔が、あろうことかペンリックに乗り移ってしまったのだ……。〈五神教〉シリーズ最新作。
(創元推理文庫 予価1620円)[amazon]

9月28日刊
アフィニティ・コナー 『パールとスターシャ
ユダヤ人の双子パールとスターシャは、アウシュヴィッツに送られ、優生学研究に取り憑かれた医師ヨーゼフ・メンゲレが集めた多くの双子たちとともに 《メンゲレの動物園》 と呼ばれる施設に入れられる。医師の実験体となった二人の少女の目で見た恐るべき世界を描いた、せつなくも力強い物語。
(東京創元社 予価3132円)[amazon]

東京創元社 復刊フェア
9月下旬発売
◇創元推理文庫
ウィリアム・アイリッシュ 『黒いアリバイ』
ピーター・アントニイ 『衣裳戸棚の女』
F・W・クロフツ 『フレンチ警部最大の事件』
クレイグ・ライス 『時計は三時に止まる』
ルース・レンデル 『運命のチェスボード』
アレイスター・クロウリー 『黒魔術の娘』
ヘンリー・ジェイムズ 『ねじの回転』

◇創元SF文庫
ウィルスン・タッカー 『静かな太陽の年』
ロバート・A・ハインライン 『ラモックス』
テア・フォン・ハルボウ 『メトロポリス』

内容

9月以降刊
吉田広明 『西部劇論 その誕生から終焉まで
(作品社 予価4968円)[amazon]


▼10月刊

10月1日刊

越川芳明 『廃墟からはじまる ボーダー文学論(仮)
「境界/周縁」にある文学にこそ、「小説」 の魅力が輝きを増す。数多くの海外文学の翻訳家であり、米文学研究者でもある著者が、「ボーダー」 を主題として、洋の東西を問わず小説および論考を批評する。
(彩流社 予価3240円)[amazon]

10月4日刊
アーサー・コナン・ドイル 『ストランド版 続シャーロック・ホームズの冒険』
イギリスの月刊誌 「ストランド・マガジン」1892年12月号〜1893年12月号に掲載された 「シャーロック・ホームズ」 を当時の誌面そのままに日本語化。挿絵シドニー・パジェット。
(ジョージ・ニューンズ社 予価1080円)[amazon]

10月刊
ギュスターヴ・フローベール 『三つの物語』
谷口亜沙子訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

10月12日刊
エドワード・ゴーリー 『音叉』
柴田元幸訳
(河出書房新社 予価1296円)[amazon]

10月発売
《ミステリーズ!》 Vol.91
第15回ミステリーズ!新人賞受賞作、齊藤飛鳥「屍実盛」&第28回鮎川哲也賞、第15回ミステリーズ!新人賞選評掲載。太田忠司、新連載開始。大倉崇裕、丸山正樹読切り掲載。
(東京創元社)[amazon]

10月20日刊
ジョアンナ・イーベンスタイン 『死の美術大全』
(河出書房新社 予価6480円)[amazon]

10月24日刊

ウナタリア・ギンズブルグ 『小さな徳』
〈須賀敦子の本棚〉『ユルスナールの靴』 発想の源流となった 「ぼろ靴」、獄死した夫との日々を描いた 「アブルッツォの冬」 など、著者代表的エッセイ集。
(河出書房新社 予価1944円)[amazon]

10月刊

アイザック・アシモフ 『黒後家蜘蛛の会4 新版
シリーズで唯一、女性が謎を持ちこむ「よきサマリア人」や、突然押しかけてきた若い客人の悩みを解決する「飛入り」など、変わり種エピソードが収められた第4巻でも、ヘンリーの給仕と推理の神業ぶりはいささかも揺るがない。12編の小粋なミステリ。
(創元推理文庫)[amazon]

10月刊

ネレ・ノイハウス 『悪しき狼』
マイン川で少女の死体が発見された。年齢は14歳から16歳、長期にわたって虐待された痕があり、死因は溺死だと判明する。不可解なことに、淡水ではなく塩素水で溺れていた。刑事オリヴァーとピアは捜査を始めるが、数週間経っても身元が判明しない。さらに新たな殺人未遂事件が発生し捜査は混迷を深めていく。〈ドイツ・ミステリの女王〉の大人気警察小説シリーズ第6弾。
(創元推理文庫)[amazon]

10月刊

カレン・M・マクマナス 『誰かが嘘をついている』
放課後の高校で、5人の生徒がルール違反の罰で理科室に招集された。だが、その一人サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡する。死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があるとみなす。ほかの生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、彼に秘密を握られていた……。必読の現代本格ミステリ。
(創元推理文庫)[amazon]

10月刊
ムア・ラファティ 『六つの航跡 上・下
クローンとして蘇った彼らが最初に目にしたのは、自らの死体だった――。恒星間移民船内で唯一目覚めていた乗組員6人全員が他殺される。蘇った彼らは地球出発後25年間の記憶をすべて消されていた。しかも船のAIも改竄され、再復活は不可能に……。ヒューゴー賞&ネビュラ賞候補の傑作.。
(創元SF文庫)[amazon]

10月刊

オリヴィエ・ゲーズ 『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』
アウシュビッツ絶滅収容所のユダヤ人を、ガス室行きと生存させる組に選別した医師メンゲレは、優生学に取り憑かれ、子供、特に双子たちに想像を絶する実験を重ねた。1945年のアウシュビッツ解放後に南米に逃れ、モサドの追跡を逃れて生き延び、79年ブラジルで心臓発作で死亡する。その半生の真実と人間の本質に迫った傑作小説。
(東京創元社)[amazon]

10月刊

ケルスティン・ギア 『第三の夢の書』(仮)
あたしを殺して魔物に捧げようなんて、正気の沙汰じゃないことしでかして入院してたアナベルが、学院に戻ってきた。もちろん夢の世界にも……。夢の世界を舞台にしたロマンティック・ファンタジイ完結。
(東京創元社)[amazon]



▼11月以降刊

11月予定
山口雅也 『キッド・ピストルズの妄想』
(光文社文庫)[amazon]

秋予定
岡本綺堂 『怪獣 岡本綺堂読物集七
(中公文庫)[amazon]

12月26日刊
エルサ・モランテ 『嘘と魔法 上・下
〈須賀敦子の本棚〉須賀が訳したいと言い続け病室にも置いていたモランテの最高傑作。天涯孤独の少女が語る三代にわたる女性たちの波瀾に満ちた物語。
(河出書房新社 予価各3240円)[amazon]

2019年1月21刊
《Tolkien: Treasures》 Catherine McIlwaine
オックスフォード大学ボドレアン図書館のJ・R・R・トールキン・アーカイヴの精髄を紹介。
(The Bodleian Library)[amazon]

2019年2月26日刊
シャルル・ペギー 『クリオ』
〈須賀敦子の本棚〉ペギーが提唱して始まったシャルトル大聖堂巡礼にも参加、その思想に大きな影響を受けた須賀。生の真実に迫る名著中の名著を初完訳。
(河出書房新社 予価3024円)[amazon]

2019年4月24日刊
メアリー・マッカーシー 『あるカトリック少女の追想』
〈須賀敦子の本棚〉「読んで勇気づけられた」と須賀が語った著者自伝的作品。両親を亡くし親戚の家や学校で過ごした日々を鋭く評し、少女時代を回想する。若島正訳
(河出書房新社 予価2592円)[amazon]

2019年6月25日刊
シモーヌ・ヴェイユ 『神を待ちのぞむ』
〈須賀敦子の本棚〉自分にとって「灯台のような存在」と言い、「息もできないほど感動」した須賀。思想の核心を徹底的につきつめ不滅の輝きを放つ名作。
(河出書房新社 予価2700円)[amazon]

2019年8月26日刊
ダヴィデ・マリア・トゥロルド 『地球は破壊されはしない』
〈須賀敦子の本棚〉 コルシア書店の創設者で、須賀がその詩を多く訳したダヴィデ神父による戯曲。千年終末論に右往左往する修道士たちの姿を描く傑作。
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]


予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

ジュール・ヴェルヌ 〈驚異の旅〉 コレクション5 『カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』
東欧を舞台にしたヴェルヌ後期の幻想譚2篇。ヴェルヌ流ゴシック小説 『カルパチアの城』 では、死んだ歌姫が、吸血鬼伝説の本場トランシルヴァニアの城に姿を現わす (新訳)。他方、『ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』 は、H・G・ウェルズの向こうを張って書いた透明人間もの。本邦初訳の知られざる傑作。〈驚異の旅〉全5巻内容
(インスクリプト 予価4536円)[amazon]

J-P・サルトル、ベニイ・レヴィ 『いま、希望とは』
20世紀を代表する知識人サルトルの最晩年の対談企画。ヒューマニズム、暴力と友愛、同胞愛などの問題について、これまでの発言、思想を振り返りながら、絶望的な状況のなかで新しい「倫理」「希望」を語ろうとするサルトルの姿がここにある。海老坂武訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

リディアン・ブルック 『The Aftermath』
(作品社 予価3024円)[amazon]

内堀弘 『予感の本棚 一九ニ七年の現在(仮)
1927年、21歳の青年が新宿の一角に15坪の書店を開く。旧来の因習にとらわれないその書店、紀伊國屋書店には、作家、詩人、画家、小出版社の担い手たちが集い、「新鮮な交差がふんだんに起きた」。その場所を軸に、南天堂、文化学院など同時代の 「周辺」 を描く。
(紀伊國屋書店)[amazon]