注目の近刊

7月25日刊
E・F・ベンスン 『塔の中の部屋』
〈ナイトランド叢書〉第二期刊行開始。見た者は死ぬ双子の亡霊、牧神の足跡、怪虫の群……M・R・ジェイムズ継承の語りの妙に、ひとさじの奇想と、科学の目を。古典ならではの味わいに満ちた名匠の怪奇傑作集、初の完訳。
(アトリエサード 予価2592円)[amazon]

7月25日発売
《ミステリマガジン》 9月号
特集=ロアルド・ダール生誕100周年
(早川書房 1296円)[amazon]

7月刊
『昭和戦前期怪異妖怪記事資料集成 上』 湯本豪一編
明治期、大正期に続く、怪異妖怪記事シリーズ3部作がついに完結。太平洋戦争終結までの昭和20年間の怪異記事4600件を集大成。妖怪学をはじめ、民俗学、歴史学、文学研究の第一級史料。必備の大著。「昭和戦前期」 は上・中・下の全3冊で、下巻には明治期~大正期~昭和戦前期の、シリーズ全6巻にわたる便利な索引付き。
(国書刊行会 予価54,000円)[amazon]

7月26日予定
J・J・コニントン 『九つの解決』
〈論創海外ミステリ〉
クリントン・ドリフィールド卿、第四の事件簿。《新青年》 に抄訳が掲載された 『九つの鍵』 の完訳。
(論創社 予価2592円)[amazon]


7月26日予定
『横溝正史探偵小説選Ⅴ
〈論創ミステリ叢書〉
幼年向け探偵小説 「王冠のゆくえ」、金田一耕助探偵譚 「不死蝶」 雑誌連載版、推理クイズ 「十二時前後」、初期の児童向け怪盗物 「仮面の怪賊」 他、復員直後の三津木俊助が登場する 「神の矢」 (『ロック』版)、未完に終わったノン・シリーズ長編 「失はれた影」 などの未完作品も収録。
(論創社 予価3888円)[amazon]


7月26日刊
ロバート・クーヴァー 『ようこそ、映画館へ』
西部劇、ミュージカル、チャップリン喜劇、『カサブランカ』、フィルム・ノワール、カートゥーン……。あらゆるジャンル映画を俎上に載せ、解体し、魅惑的に再構築する。ポストモダン文学の巨人がラブレー顔負けの過激なブラックユーモアでおくる、映画館での一夜の連続上映と、ひとりの映写技師、そして観客の少女の奇妙な体験。
(作品社 予価2700円)[amazon]


7月26日刊
チャールズ・ブコウスキー 『ワインの染みのついたノートの断片』
酒と競馬と女にあけくれる破滅的な登場人物たち。しかし破滅的でどうしようもない彼らは、どこかさみしげな都会にすむ人間に共通の悲哀と繊細さを持っている。
(青土社 予価3456円)[amazon]

7月26日刊
村上紀史郎 『絶滅鳥ドードーを追い求めた男 空飛ぶ侯爵、蜂須賀正氏
17世紀に絶滅した謎の鳥ドードーの研究に生涯を捧げた侯爵、蜂須賀正氏 (1903-53)。海外で異色の鳥類学者として知られながら、国内では奇人扱いを受けてきたその生涯と業績を、初めて明かす。
(藤原書店 予価3456円)[amazon]

7月刊
『日本特撮技術大全』 学研プラス編
ゴジラシリーズ、ウルトラシリーズ、昭和・平成ガメラ、東宝戦記大作……戦前から現在まで、日本特撮の“秘術"を徹底解明する画期的研究書。付録は 『三大怪獣 地球最大の決戦』 『ゴジラVSビオランテ』 の撮影用台本複製。
(学研 予価7344円)[amazon]

7月26日刊
ディーノ・ブッツァーティ 『古森の秘密』
精霊が息づき、生命があふれる神秘の 〈古森〉。新しい所有者になった退役軍人プローコロ大佐は、森を守る精霊ベルナルディの妨害を排除すべく、洞窟に閉じ込められていた暴風マッテーオを解き放つが……。聖なる森を舞台に、生と魂の変容のドラマをシンボリックに描いた傑作ファンタジー。(岩波少年文庫 『古森のひみつ』 と同作品)
(東宣出版 予価2052円)[amazon]

7月26日刊
ル=コルビュジエ 『輝ける都市』
都市の姿が大きく変わろうとする時代、若き建築家にしてアーティストだったコルビュジエは、何を考え、主張したのか。その後の 《世界》 のあり方を一変させた1935年の代表的著作、ついに邦訳なる。豊富な図版のコラージュと斬新なデザインも、コルビュジエ自身の手によるもの。
(河出書房新社 予価10,800円)[amazon]

7月28日刊
パット・マガー『四人の女 新版
前妻、現夫人、愛人、婚約者――人気コラムニストは、自宅バルコニーに細工をし、四人の女性を招いた。彼の狙いはそのうちひとりの殺害。被害者捜しの新手に挑む傑作。
(創元推理文庫 予価1080円)[amazon]

7月28日刊
ローリー・R・キング 『パリの骨』
1929年パリ。失踪した女性は、奇抜で犯罪的行為を繰り広げる前衛芸術家に殺害されたのか? 私立探偵とその友人で嘘を見抜く力を持つ世捨て人が、狂騒の都パリの闇を暴く。
(創元推理文庫 予価1469円)[amazon]

7月28日刊
ケイト・アトキンソン 『マトリョーシカと消えた死体』
消えた娘の死体、殺されたコメディアン、探偵ブロディは、謎の暴力男に襲われ、反撃したためにブタ箱入りに。消えた娘の死体、ブロディはなぜ襲われたのか?
(東京創元社 予価2700円)[amazon]

7月28日刊
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 『宝島』
老海賊の遺留品から 「宝島」 の地図を手に入れた少年ジムは、医者のリヴジー先生や一本足のシルヴァーらと、財宝を探しに孤島に向けて出帆した。ところが海賊どもの反乱が勃発。敵は十九名、ジムの味方は六名。息を呑む銃撃戦、恐怖の単独行の果て、ついにジムは宝のありかにたどり着くが……。不朽の冒険物語。鈴木恵・新訳。
(新潮文庫 予価637円)[amazon]

7月28日刊
ボラーニョ・コレクション 『第三帝国』
ドイツ人青年が恋人とカタルーニャの浜辺で過ごす奇妙な休暇。『野生の探偵たち』 『2666』 に連なる、没後に発見された異色の長篇。
(白水社 予価3888円)[amazon]

7月29日刊
フェルナンド・イワサキ 『ペルーの異端審問』
中世南米ペルー副王領の首都リマで、異端審問沙汰となった性にまつわる数々の珍事件を、17の短編に再構成した異色の作品集。
(新評論 予価2160円)[amazon]

7月29日刊
A・A・ミルン 『ウィニー・ザ・プーと魔法の冒険』
〈新潮モダン・クラシックス〉クリストファー・ロビンとクマのプー、そして森の仲間たちとの莫迦らしくも詩情豊かな冒険。微笑と涙の 『プー横丁にたった家』 新訳。阿川佐和子訳。
(新潮社 予価1512円)[amazon]

7月29日刊
ペーター・シュタム 『誰もいないホテルで』
〈新潮クレスト・ブックス〉
森の中の宿で。リノベーションされた工場跡地で。音楽フェスの夜に。心をとらえ、運命を動かす瞬間。スイスの人気作家による短篇集。
(新潮社 予価1836円)[amazon]

7月30日刊
『幻想と怪奇の英文学Ⅱ 増殖進化編下楠昌哉・東雅夫編
気鋭の英文学者による幻想文学の本格的な研究・批評の集成 『幻想と怪奇の英文学』 第2弾。ジョイス 『ダブリン市民』 の 「姉妹」 新訳や、編者2名が平井呈一の再評価を促す対談も収録。目次
(春風社 予価3456円)[amazon]

7月30日発売
《批評誌メトロポリタン》 第Ⅱ期第2号 特集=土岐恒二の仕事 kindle版
ボルヘス、コルタサルなどのラテンアメリカ文学の紹介者として活躍、英国世紀末文学を専門とする学究としても知られた土岐恒二氏(1935-2014)。1961年に遡るその論文を集成し、一人の寡黙なリズールが旅した文学的/文化的な地図を描き出す。
(メトロポリタン編集局 1200円)[amazon]

7月30日刊
ヘンリー・フィールディング 『アミーリア』
(近代文藝社 予価3024円)[amazon]

7月31日刊
挿絵叢書 竹中英太郎(二) 推理』 末永昭二編
竹中英太郎が挿絵を担当した小説の数々をテーマ別に編集。第2巻 《推理》 篇・巻頭では 「平凡社版 江戸川乱歩全集」 の付録で、貴重な小冊子 『探偵趣味』 の表紙をカラー口絵で掲載。また、同誌に掲載された 「地獄風景」 の全挿絵を含む、100点以上の挿絵で竹中の魅力に迫る。
(皓星社 予価2484円)[amazon]

7月31日刊
ファン・マヌエル・マルコス 『ギュンターの冬』
アルゼンチンの女子学生ソレダーとベロニカは、米国国務長官来訪に対する抗議運動のため、政府に共産主義者とみなされていた。ある日、ベロニカの後見人が殺され、ソレダーは容疑者として投獄される。隣国アルゼンチンを仮想舞台としてパラグアイの恐怖政治を描いた
異色のミステリー政治小説。
(悠光社 予価2160円)[amazon]

7月刊
小野俊太郎 『未来を覗く H・G・ウェルズ ディストピアの現代はいつ始まったか
「タイムマシン」 「透明人間」 「宇宙戦争」 のSFの父、H・G・ウェルズの作品は、核の脅威、自然破壊、人体改造に関する倫理と科学の問題など、現代につながる問題を先駆的に問うている。その想像力の根底にある時代背景と時代への視点を探ることで、当時の科学へのまなざしと、今につながる科学の根本問題を明確にする。目次
(勉誠出版 予価2592円)[amaozn]

7月刊
アロイス・イラーセク 『暗黒 18世紀、イエズス会とチェコ・バロックの世界 上・下
フス派の森番の父に育てられたヘレンカと、カトリックのビール醸造家の御曹司イジーク。ふたりの若者の恋の行方を縦糸に、隠れフス派への弾圧が最高潮に達した1720年代チェコの宗教・文化・社会を横糸に織り上げられた歴史小説の雄編。
(成文社 予価各5832円)[amazon上・下]


▼8月刊

8月1日刊
アンナ・カヴァン 『チェンジ・ザ・ネーム』
輝く金髪、雪花石膏 (アラバスター) のような肌、うつろな眼差し――やがて作家となった孤独な少女の半生。カヴァン(改名後)長編第一作。
(文遊社 予価2808円)[amazon]

8月2日刊
レオ・ブルース 『ハイキャッスル屋敷の死』
(扶桑社ミステリー)[amazon]

8月2日刊
クライブ・カッスラー 『ジ・アイ・オブ・ヘブン 上・下
(扶桑社ミステリー)[amazon]

8月3日刊
『宇宙と芸術』 森美術館編
宇宙関連の古今東西の名作や科学的資料を通じて近代文明のあり方を問い、新たな宇宙観を提示する、同名の展覧会の図録を兼ねた一冊。
(平凡社 予価3240円)[amazon]

8月4日刊
松山俊太郎 『松山俊太郎 蓮の宇宙』
インド、法華経、ボードレール、そして蓮――。無限をおそれぬ探求の果てに、独自の学問を築き上げた伝説の碩学・松山俊太郎。生涯をかけて磨き上げた思索の集大成。安藤礼二編
(太田出版 予価9720円)[amazon]

8月4日刊
ハンナ・ジェイミスン 『ガール・セヴン』
この地獄を抜け出し、故郷・日本に帰る――両親を惨殺された清美。その不屈の戦いを描いて 『音もなく少女は』 を想起させる傑作。
(文春文庫 予価1069円)[amazon]

8月4日発売
《映画秘宝EX必見! ミステリ映画ベストテン》
100人以上の映画好きに 「ミステリ映画」 について大アンケートを敢行。
(洋泉社 予価1404円)[amazon]

8月5日発売
《怪奇秘宝 VOL.1》
映画や小説を入り口に、妖しき怪奇の世界を様々な切り口の企画とルポでみせる、今までにない 「怪奇エンターテインメント・ブック」。
(洋泉社 予価1512円)[amazon]

8月5日刊
ベリンダ・バウアー 『視える女』
流し込んだばかりのセメントに小さな5つの足跡を残し、息子が失踪してから4か月。母アナはその足跡が消えないように磨きながら、息子の帰りを待ちわびていたが、やがて藁をもつかむ思いで霊能者にすがるようになる。一方、もう一つの子どもの失踪事件を追っていた刑事は万策尽きて霊能者に協力を頼むが……。CWA賞候補のオカルト・スリラー。
(小学館文庫 予価896円)[amazon]

8月5日刊
ヘンリー・D・ソロー 『ウォールデン 森の生活 上・下
1800年代中期、ウォールデンの森の家で自然と共に2年2か月を過ごし、内なる自然と外界の自然、そして人間社会を見つめ膨大な日記を記したソローの名著。山小屋歴30年の動物学者・今泉吉晴による翻訳。
(小学館文庫 予価各918円)[amazon]

8月5日刊
ハーラン・エリスン 『死の鳥』
華麗な技巧・文体で知られるエリスンの、ヒューゴー賞&ネビュラ賞受賞作をはじめ、代表作を精選した待望の日本オリジナル短篇集。
(ハヤカワ文庫SF 予価1296円)[amazon]

8月6日刊
ロアルド・ダール 『飛行士たちの話 新訳版
イギリス空軍のパイロットが遭遇する悪夢のような現実。デビュー作を含む10篇を収録。田口俊樹訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価928円)[amazon]

8月6日刊
ジェシカ・コーンウェル 『蛇の書』
古文書学者が挑む連続殺人の謎。錬金術、魔女狩りなどの知識を駆使して描くサスペンス。
(ハヤカワ文庫NV 予価1404円)[amazon]

8月6日刊
アルトナン・アルトー 『ヘリオガバルス あるいは戴冠せるアナーキスト
狂気のかぎりを尽くしてローマ少年皇帝の生を描きながら、「歴史」 の秘めた力としてのアナーキーを現出させる恐るべき名作を新訳。来たるべき巨星アルトーの代表作。
(河出文庫 予価864円)[amazon]

8月6日刊
山田風太郎 『風山房風呂焚き唄』
明治文学者の貧乏ぶり、死刑執行方法、ひとり酒ほか、長編エッセイ(表題作)をはじめ、旅、食べ物、読書をテーマとしたファン垂涎のエッセイ群。
(ちくま文庫 予価1026円)[amazon]

8月8日刊
白川まり奈妖怪繪物語』
オカルト・SF・怪奇漫画界伝説の奇才、白川まり奈、驚愕の未発表作品を発掘。鬼、天狗、河童など、伝説上の妖怪を比類のないタッチで描く、生前にライフワークとして取り組んでいた幻の原稿。
(Pヴァイン 予価4968円)[amazon]

8月9日刊
岡本綺堂 『狐武者』
(光文社文庫)[amazon]

8月9日刊
アルフレッド・ド・ミュッセ 『ロレンザッチョ』
メディチ家の暴君アレクサンドルとその腹心で主君の暗殺を企てるロレンゾ。二人の若者の間に交錯する権力とエロス。謎に満ちた暗殺劇を描いたミュッセの代表作。日本初上演の舞台を流麗かつ格調高い訳文の完全版で再現。渡辺守章訳。
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

8月10日刊
郡司正勝 『鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義
「東海道四谷怪談」 「桜姫東文章」 「天竺徳兵衛」 など、江戸時代の歌舞伎に奇想の数々を発案・実現させて人気を博した四代目鶴屋南北。歌舞伎研究者であり、南北作品の監修、演出、改修・補訂にも数多く携わった著者が、奇才・南北の全体像を描き出す。
(講談社学術文庫 予価907円)[amazon]

8月10日刊
田河水泡 『滑稽の研究』
「滑稽とはなにか」 を 「のらくろ」 の作者が真摯に探究。国内外の美学、修辞学、論理学等の著作から滑稽論を渉猟し、理論的バックボーンを追求。また、芸能・文芸・絵画の史料にその発祥を求める。ユーモア、ウィット、笑い、コミック、ナンセンス……様々な滑稽の表層から核心に近づこうと苦心する巨匠のあゆみを追体験する。
(講談社学術文庫 予価1037円)[amazon]

8月11日刊
スウェーデンボルグ/鈴木大拙訳 『天界と地獄』
「禅」 を世界的に広めた仏教学者、大拙。その 「禅」 思想に決定的な影響を与えた、神秘主義思想の最重要書目。初の邦訳。(明治43年刊)
(講談社文芸文庫 予価2376円)[amazon]

8月12日刊
ヘニング・マンケル 『北京から来た男 上・下
スウェーデンの寒村でおきた村人の惨殺事件。事件の根は世界の反対側に、そして過去に……。刑事ヴァランダー・シリーズで人気の北欧ミステリの帝王マンケルの集大成的大作。
(創元推理文庫 予価各1231円)[amazon]

8月12日刊
エレナー・アップデール 『怪盗紳士モンモランシー』
瀕死の重傷を負いながら、運良く若き外科医に命を救われた男モンモランシー。刑期を終えた彼は昼間は紳士、夜は泥棒の二つの顔を使い分けていたが……。痛快シリーズ第一弾。
(創元推理文庫 予価907円)[amazon]

8月12日発売
《ミステリーズ!》 Vol.78
山本弘による、初の実践的創作講座 「料理を作るように小説を書こう」 スタート。西條奈加 〈お蔦さんの神楽坂日記〉 第3シリーズ最終回。滝田務雄、美輪和音ほか最新短編掲載。
(東京創元社 1296円)[amazon]

8月13日刊
稲垣足穂 『稲垣足穂 飛行機の黄昏 (仮)
〈STANDARD BOOKS〉 独特のモダニズム感覚で根強い人気を誇る稲垣足穂。月や星への憧れ、ヒコーキ野郎たち礼讃、神戸への偏愛など、珠玉の随筆を精選
(平凡社 予価1512円)[amazon]

8月13日刊
『クィア短編小説集 「名づけえぬ欲望」の物語
LGBTの枠を超えるクィアな視点から巨匠たちの作品を集約。本邦初訳 「アルバート氏の人生」 を含む不思議で奇妙な珠玉の8編。コナン・ドイル、メルヴィル他。
(平凡社ライブラリー 予価1512円)[amazon]

8月15日刊
エラリー・クイーン 『見習い探偵ジュナの冒険 幽霊屋敷と消えたオウム』
名探偵エラリー・クイーンの助手ジュナは、幽霊屋敷の調査を始めるが、屋敷は一日おきに空き家になったり、オウムが消えたりと不可解な現象が続く。エラリー・クイーン・ジュニア名義のジュヴナイル作品。
(角川つばさ文庫 予価734円)[amazon]

8月17日刊
泉鏡花 『宇野亞喜良+山本タカト挿絵版 天守物語』
2017年に初版刊行100周年を迎える、鏡花戯曲の代表作 『天守物語』 を日本語・英訳収録。それぞれの挿絵を山本タカト、宇野亞喜良がイマジネーションを駆使して競演。
(河出書房新社 予価3780円)[amazon]

8月17日刊
『キーツ詩集』
イギリス・ロマン派を代表する夭折の詩人ジョン・キーツの主要二詩集に拾遺詩篇を精選して収録。長篇物語詩、ソネット、オードなど、〈美の詩人〉 の多様な魅力に触れる一冊。中村健二訳
(岩波文庫 予価1231円)[amazon]

8月17日発売
フィンランド叙事詩 カレワラ 上・下
〈重版〉
(岩波文庫 各1231円)[amazon上・下]

8月18日刊
畢飛宇 『ブラインド・マッサージ』
〈エクス・リブリス〉
盲目のマッサージ師たちの奮闘と挫折、人間模様を活写。中国20万部ベストセラーの傑作長篇。茅盾文学賞受賞作品。
(白水社 予価3672円)[amazon]

8月19日刊
江戸川乱歩 『明智小五郎事件簿4 猟奇の果』
招魂祭でにぎわう九段で、愛之助は友人に瓜二つのスリに出会ったことから怪奇な事件がはじまる。郊外のある家で女の生首をもて遊ぶ幽霊男──。異色作。
(集英社文庫 予価626円)[amazon]

8月19日刊
ジョー・ネスボ 『ザ・サン 罪の息子 上・下(仮)
(集英社文庫 予価各864円)[amazon]

8月19日刊
『ポケットマスターピース11 ルイス・キャロル』
『不思議の国』 『鏡の国』 『子ども部屋』 アリス3作を収録。妖精姉弟が活躍する長篇 『シルヴィーとブルーノ 正・続』 (抄) など、不可思議でナンセンスなキャロル・ワールドの精髄。
(集英社文庫 予価1404円)[amazon]

8月19日刊
渡辺京二 『私家版 ロシア文学講義』
『逝きし世の面影』の著者の原点は、実は西洋文学、特にロシア文学。ドストエフスキー、トルストイ以外にもある名作を味わう。
(文春学藝ライブラリー 予価1058円)[amazon]

8月20日刊
マージェリー・アリンガム 『幻の屋敷 キャンピオン氏の事件簿Ⅱ
ロンドンの社交クラブで起きた絞殺事件。証言から考えるに、犯人は “見えないドア” を使って現場に出入りしたとしか思えないのだが……。名高い 「見えないドア」 を始め、留守宅に現れた謎の手紙が巻き起こす大騒動を描く表題作等を収録。日本オリジナル短編集。
(創元推理文庫 予価994円)[amazon]

8月20日刊
ジェイムズ・F・デイヴィッド 『叫びの館 上・下
少女の霊が眠る館に集められた 「被検体」 たち。彼らが備える能力が合成されたとき、恐るべき 〈人格のフランケンシュタインの怪物〉 が目覚める。新感覚ゴシックホラーの傑作。
(創元推理文庫 予価各1188円)[amazon]

8月20日刊
キジ・ジョンスン 『霧に橋を架ける』
二つの月が浮かぶ世界で、危険な 「霧」 の大河に橋を架けようとする人々の苦闘と絆を描いてヒューゴー賞・ネビュラ賞に輝いた表題作はじめ11編。不思議に満ちた世界での出会いと別れ、そして孤独と愛を鮮やかに描く幻想SF短編集。
(創元SF文庫 予価1145円)[amazon]

8月20日刊
高岡弘幸 『幽霊 近世都市が生み出した化物
美女で髪を伸ばし足元は霞んで見えない。この幽霊のイメージは、いつ、どのように生まれたのか。なぜ幽霊は目に見えるのか。文学・芸能、民俗学的資料に描き込まれた幽霊が誘うままに近世社会を旅し、貨幣経済、家システム、武士と庶民など、「都市」 の生活文化こそが幽霊の 「怖さ」 を生み出したことを考える。目次
(吉川弘文館/歴史文化ライブラリ 予価1836円)[amazon]

10月22日刊
スティーヴン・キング 『ミスター・メルセデス 上・下
車を暴走させて八人の命を奪って消えた殺人犯。いま退職刑事の元にそいつからの挑戦状が。異常殺人犯と不屈の男の対決がはじまる。エドガー賞受賞、巨匠の警察小説。
(文藝春秋 予価各1998円)[amazon]

8月22日刊
横田冬彦 『出版と流通』
〈本の文化史〉 近世以降に出来上がった本を作り売り広めるシステム。それに関わる本屋から学派まで、教育から統制までの多様な利害関心とありよう。
(平凡社 予価3024円)[amazon]

8月23日刊

『新編・日本幻想文学集成 第2巻』
澁澤龍彦(富士川義之編)/吉田健一(富士川義之編)/花田清輝(池内紀編)/幸田露伴(種村季弘編)
(国書刊行会 6264円)[amazon]

8月23日刊
佐藤有文 『日本妖怪図鑑 復刻版
立風書房 〈ジャガーバックスシリーズ〉 の 『日本妖怪図鑑』 (1985)を復刻。石原豪人らの妖怪画、映画 『妖怪百物語』 『妖怪大戦争』 のスチール写真を多数収載。内容
(復刊ドットコム 予価4968円)[amazon]

8月24日刊
若島正編 『ベスト・ストーリーズⅢ』
ウィリアム・トレヴァー、アリス・マンロー、スティーヴン・ミルハウザー、スティーヴン・キング、カレン・ラッセル等、1990年代から2010年代の傑作14篇を収録。《ニューヨーカー》 誌掲載の名作を選りすぐったアンソロジーの最終巻となる第三巻。
(早川書房 予価3240円)[amazon]

8月24日刊
グレッグ・イーガン 『エターナル・フレイム』
故郷を滅亡から救うため 〈弧絶〉 が旅立ち、数世代後。 苛酷な人口抑制を強いられる 〈弧絶〉 内で、伝説のエネルギー源〈永遠の炎〉が見出されるが……。
(新ハヤカワSFシリーズ 予価2376円)[amazon]

8月24日刊
フェデリコ・アシャット 『ラスト・ウェイ・アウト』
自殺志願の主人公は謎の組織にスカウトされ……。待ち受ける驚愕の展開とは。南米発、読書を幻惑の渦に巻き込むミステリの奇書。
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1404円)[amazon]

8月25日刊
C・B・マッケンジー 『バッド・カントリー』
先住民が次々と殺される難事件を元ロデオのスターの探偵が追う。情感豊かに描く注目作。
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1296円)[amazon]

8月25日刊
ラドヤード・キプリング 『ジャングル・ブック 2』
山田蘭訳
(角川文庫 予価691円)[amazon]

8月25日刊
高田衛 『増補版 江戸の悪霊祓い師』
エクソシスト祐天上人。彼はいったい何者だったのか? 江戸庶民に絶大なる人気を誇り、浄土宗教団の頂点にまでのぼりつめた 「悪霊祓い師」 と憑霊現象の実態に迫り、知られざる江戸の姿を浮かび上がらせる。
(角川ソフィア文庫 予価1296円)[amazon]

8月25日刊
江戸怪談文芸名作選第1巻 『新編浮世草子怪談集』
第一巻は浮世草子時代の怪奇譚の佳品三作を集成。因果応報にまつわる物語をあまた蒐集した、奇譚集の至宝 『玉櫛笥』 『玉箒子』、子を失った母親の悲しみを御家騒動や天狗譚の筋立てを交えて描いた、隅田川物伝奇長編の傑作 『都鳥妻恋笛』。内容
(国書刊行会 予価5832円)[amazon]

8月27日刊
ジェイムズ・ディキー 『わが心の川』
酒本雅之訳 (復刊)
(新潮文庫)[amazon]

8月27日刊
リング・ラードナー 『アリバイ・アイク ラードナー傑作選
加島祥造訳 (復刊)
(新潮文庫)[amazon]

8月29日刊
ドナ・タート 『ゴールドフィンチ 4
テオは全てを置き去りにして、ラスベガス時代の悪友・ボリスとともにアムステルダムへと飛んだ。そして終幕へ―― 「ドナ・タートは、並外れた物語を生み出した」(スティーヴン・キング)。
(河出書房新社 予価1404円)[amazon]

8月29日刊

ジェイソン・ウェブスター 『二重スパイ コード・ネーム 「ガルボ」
第二次世界大戦で英国軍が仕掛けた情報戦の中で、最も重要だったスパイ=ガルボ。様々な偽スパイを次々に演じつつドイツ軍に情報操作をし、ノルマンディ上陸作戦を成功に導いた彼の全貌。
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]

8月30日刊
アン・ウォームズリー 『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年
刑務所内での本をかこんでのやりとりを通して囚人たちは自らの喪失感や怒り、孤独、贖罪について吐露し、読書の楽しみを知り、異なる意見の持ち主の話にも耳を傾けるようになった。 1年間ボランティアとして読書会運営に関わったジャーナリストが見た、囚人たちの変化とは。読書の効用、犯罪者の更生についても考えさせられる、胸に迫るノンフィクション。
(紀伊國屋書店 予価2052円)[amazon]

8月31日刊
J・G・バラード 『J・G・バラード短編全集1 時の声
〈破滅三部作〉、『ハイ・ライズ』 などの黙示録的長編で、1960年代後半より世界的な広がりを見せたニュー・ウェーブ運動を牽引し、20世紀SFに独自の境地を拓いた英国の鬼才バラード。その生涯に残した97の短編を執筆順に収録する、決定版全集。全5巻。柳下毅一郎監修。第一巻は代表作 「時の声」 など16編を収める。
(東京創元社 予価3888円)[amazon]

8月31日刊
キャサリン・チャンター 『泉』
3年間雨が降らないイギリス。自宅監禁されることになり 〈泉〉 に護送された“わたし”は自分の過去を語りはじめる。どのような殺人事件が起こり、“わたし” は何をしたのか。
(東京創元社 予価2808円)[amazon]

8月31日刊
ヘレン・マクロイ 『ささやく真実』(仮)
自らが演出した悲惨な暴露パーティーのあと、深夜何者かに殺された美女。精神科医ウィリング博士が意外な手がかりをもとに真犯人を指摘する、高純度の傑作謎解きミステリ。
(創元推理文庫 予価1058円)[amazon]

8月31日刊
夢野久作 『少女地獄 夢野久作傑作集
書簡体形式を用いた独自の文体で読むものを幻惑させる、唯一無二の怪奇探偵小説の名手の入門書に相応しい4編を選び一冊にまとめた。
(創元推理文庫 予価1058円)[amazon]

8月31日刊

ブリタニー・カヴァッラーロ 『シャーロット・ホームズの冒険 女子高生探偵の憂鬱 上・下 (仮)
(竹書房文庫 予価各756円)[amazon]

8月下旬予定
フィリップ・マクドナルド 『生ける死者に眠りを』
〈論創海外ミステリ〉
R.I.P.(1933)
(論創社 予価2376円)[amazon]


8月下旬予定
『保篠龍緒探偵小説選Ⅰ』
〈論創ミステリ叢書〉
ルパン翻訳者として知られる保篠龍緒の創作・翻案集第1弾。長編 「妖怪無電」 「紅手袋」 を中心に、「黄面具」 などの戦前期の傑作短編、「指紋」 「呪はれた短剣」 などの戦後作品、全8作の創作探偵小説を収録予定。海外の警察制度や探偵作家について言及したエッセイも収録。
(論創社 予価3888円)[amazon]


▼9月刊

9月2日刊
『水木しげる漫画大全集 補巻1 媒体別妖怪画報集(1)』
数多の雑誌を彩った妖怪画報を発表媒体別に収録。カラーページも全てそのまま。水木妖怪画のルーツを辿る驚きの一冊。【収録内容】 週刊少年マガジン増刊 日本妖怪大全/日本幽霊館/日本土俗神探訪/水木しげるの世界妖怪大全/世界画図百鬼夜行 (ほか)
(講談社 予価4860円)[amazon]

9月9日刊
佐々木邦 『苦心の学友 少年倶楽部名作選
(講談社文芸文庫)[amazon]

9月9日刊
幸田露伴 『蒲生氏郷 武田信玄 今川義元』
(講談社文芸文庫)[amazon]

9月9日刊
チャールズ・ダーウィン 『人間の由来
(講談社学術文庫)[amazon]

9月12日刊
『病短編小説集』(仮) 石塚久郎編
病は時代や社会、文化を映す鏡。結核、ハンセン病、梅毒、神経衰弱、不眠、鬱、癌、心臓病、皮膚病など、9つの病を主題とする14編。ヘミングウェイ他。
(平凡社ライブラリー 予価1512円)[amazon]

9月15日刊
マイクル・コナリー 『転落の街 上・下
(講談社文庫)[amazon上・下]

9月刊
『竹久夢二詩画集』
石川桂子編
(岩波文庫)[amazon]

9月刊
マルセル・プルースト 『失われた時を求めて10 囚われの女Ⅰ
吉川一義訳
(岩波文庫)[amazon]

9月20日刊
ライヤー クラス 『オランダのモダン・デザイン リートフェルトからディック・ブルーナまで(仮)
オランダが生んだ二人の偉大な芸術家、リートフェルトとディック・ブルーナ。シンプルで人間への温かみ溢れた彼らの世界を紹介。
(平凡社 予価2500円)[amazon]

9月21日予定
ウンベルト・エーコ 『ヌメロ・ゼロ』
ある新聞のパイロット版を手がけるという名目のもと、「握りつぶされた真実を告発する新聞の創刊」 を目指す編集部。しかしその新聞発行の裏には、出資者の利益を考慮した歪んだジャーナリズムの恐ろしい陰謀が隠されていた……。エーコ最後の傑作。
(河出書房新社 予価2160円)[amazon]

9月21日刊
エルネスト・グラッシ 『形象の力 合理的言語の無力
〈高山宏セレクション/異貌の人文学〉 論証では到達できない認識がある。デカルトの合理主義に対して、グラッシは理性では世界が捉えられないと考える系譜として、形象、ファンタジー、芸術の力の優位を説く。ホッケ 『迷宮としての世界』 を世に送り出したイタリアの哲学者グラッシのマニエリスム形象論にして人文主義(フマニスム)復興宣言。原研二訳
(白水社)[amazon]

9月26日刊
スコット・L・モンゴメリ 『翻訳のダイナミズム 時代と文化を貫く知の運動
(白水社)[amazon]

9月28日刊
スコット・アンダーソン 『ロレンスがいたアラビア 上・下
アラブ世界を舞台に暗躍した4人の諜報員の動きを追い、ロレンスを欧州とアラブの同時代人たちの中に位置づけた歴史大作。
(白水社 予価各3024円)[amazon]

9月29日刊
紀田順一郎・大伴昌司 『大伴昌司 〈未刊行〉 作品集 大伴昌司エッセンシャル
1960年~70年代 「週刊少年マガジン」 巻頭の怪獣や近未来などの図解グラビアで一世を風靡した、稀代の編集者・大伴昌司。慶應義塾大学推理小説同好会、同人誌 《ホラー》 以来の盟友、紀田順一郎の書き下ろし評伝 「畏友・大伴昌司とその時代」 と、大伴の同人誌時代から 「宝石」 ほかミステリ各誌での連載コラムやエッセイ、推理小説などを初収録。目次
(講談社 予価2160円)[amazon]

9月下旬発売
東京創元社復刊フェア
《創元推理文庫》
F・W・クロフツ 『二つの密室』
イーデン・フィルポッツ 『灰色の部屋』
シオドー・マシスン 『名探偵群像』
マーガレット・ミラー 『狙った獣』
クレイトン・ロースン 『棺のない死体』
ヤン・ヴァイス 『迷宮1000』

《創元SF文庫》
アイザック・アシモフ 『暗黒星雲のかなたに』
マンリー・W・ウェルマン&ウェイド・ウェルマン 『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』
アーサー・C・クラーク 『イルカの島』
アレクサンドル・ベリャーエフ 『ドウエル教授の首』

内容

9月以降刊
エドワード・ケアリー 『堆塵館 アイアマンガー三部作1
〈月桂樹の館〉 は、屑で材をなしたアイアマンガー一族の広大な屋敷だ。百年以上にわたって集められた屑山が敷地を占領し、一族の者は生涯屋敷から出られない。そのひとり、物が発する声を聞く力をもつ15歳のクロッドは、ある日、外の世界からやってきた少女ルーシーと出会う。それが一族の運命を変えることに……。『望楼館追想』 作者の超大作。
(東京創元社)[amazon]

9月以降刊
カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ 『犯罪は老人のたしなみ』
老人ホームを自分たちの手で変えるために、79歳のメッタは友人4人と、合計年齢392歳の素人犯罪チームを結成する。美術館の名画を誘拐して身代金を要求しようというのだ。老人ならではの知恵と手段を駆使して、誰も傷つけず大金を手にすることはできるのか?
(創元推理文庫)[amazon]

9月以降刊
S・M・ハルス 『ブラック・リバー』
最期の時が迫った妻の願いを、60歳の元刑務官ウェズはかなえられなかった。かつて刑務所の暴動で負った傷のせいで。5日後、暴動の首謀者の仮釈放を決める公聴会で証言するため、ウェズは18年ぶりに刑務所の町を訪れる。過去を清算する男の切ない物語を静かな語りで描き上げる感動長編。
(創元推理文庫)[amazon]

9月以降刊
カーリン・フォッスム 『晴れた日の森に死す』(仮)
ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。精神病院に入所している青年エリケが現場で目撃されていたが、セイエル警部は偏見にとらわれず冷静に手がかりを集めていく。だが信じがたい事実が発覚。エリケは銀行強盗に巻き込まれ、逃走する犯人の人質になっていた。ガラスの鍵賞受賞作家の衝撃のミステリ。
(創元推理文庫)[amazon]

9月以降刊
シャーロット・マクラウド 『浮かんだ男』(仮)
マックスの甥の野外結婚式は好天にも恵まれ、問題なく終わった。長年行方不明だったケリング一族の宝石が突如出現したこと、その宝石目当ての泥棒が侵入したこと、会場のテントに熱気球が墜落したことを除けば。しかし翌日、潰れたテントから人間の死体が見つかり、セーラとマックスは探偵活動に取り組むはめに――。人気シリーズ最終巻。
(創元推理文庫)[amazon]

9月以降刊
海野十三 『蠅男 名探偵帆村荘六の事件簿2
名探偵帆村荘六、再び帝都に帰還。密室を自由に出入りし、殺人を繰り返す稀代の怪人との対決を描く代表作 「蠅男」。30年後の近未来を舞台に、謎の男につきまとわれる婦人の依頼から、ある犯罪を突き止める 「断層顔」 など、5編を収録。日下三蔵編
(創元推理文庫)[amazon]

9月以降刊
ギャビン・スミス 『天空の標的1』
異星種族 〈やつら〉 の本拠地シリウス星系に潜入した元特殊部隊員ジェイコブたちは、激闘の末ついに彼らとのコンタクトに成功した。星間大戦の裏にいた秘密組織 "カバル”の存在も暴露されたが、カバルは最新鋭宇宙艦隊と4つのコロニー星系を手中に収め、反撃を開始する。新ミリタリーSFシリーズ、4ヶ月連続刊行開始。
(創元SF文庫)[amazon]

9月以降刊
バリントン・J・ベイリー 『時間衝突 新版
異星人との戦争により過去の遺産が失われた地球。異星人が遺した遺跡を調べていた考古学者たちのもとに、驚くべき資料が届けられた。300年前に撮られた一枚の写真に、現在よりはるかに古びた遺跡の姿が写っていたのだ。遺跡は年とともに新しくなっているのか? 彼らはタイムマシンで過去へと旅立つ。波瀾万丈、究極の時間SF。
(創元SF文庫)[amazon]


▼10月以降刊

10月22日刊
『諸星大二郎の世界』
〈コロナ・ブックス〉 漫画家・諸星大二郎の半世紀の画業の変遷とその深層を掘り下げる決定版。自らのルーツを旅する東京の北千住ルポや本棚大公開など。
(平凡社 予価1728円)[amazon]

10月予定
挿絵叢書 竹中英太郎(二) エログロナンセンス』 末永昭二編
竹中英太郎が挿絵を担当した小説の数々をテーマ別に編集。
(皓星社)[amazon]

12月2日刊
『水木しげる漫画大全集 補巻2 媒体別妖怪画報集(2)』
補巻1に引き続き、水木しげるのライフワーク、妖怪画報を発表媒体別に再現!精緻なイラストはもちろん水木自身による詳細な解説も、雑誌時掲載のまま収録。【収録内容】 水木しげるの幻獣劇場/妖怪・土俗神 喪われた世界 (ほか)
(講談社 予価4860円)[amazon]


予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

8月予定?
ミシェル・レリス 『ゲームの規則Ⅰ 抹消』
完結まで36年を要したレリスの主著にして自伝文学の大作、20世紀の奇書。ビフュールとは 「削除/分岐」 の意味。
(平凡社 予価5184円)[amazon]

9月予定?
ミシェル・レリス 『ゲームの規則Ⅱ 軍装』
「新しい文学ジャンルを創造した」 と称される代表作の第二巻。フルビとは身の回り品、装具一式。
(平凡社 予価5184円)[amazon]

9月予定?
ジュール・ヴェルヌ 『地球から月へ 月をまわって 上を下への (完訳ガンクラブ三部作)
ジュール・ヴェルヌ 〈驚異の旅〉 コレクション、全5巻、刊行開始。
(インスクリプト 予価4212円)[amazon]

レイナルド・アレナス 『襲撃』
〈フィクションのエル・ドラード〉
自伝的五部作のうちの一作。不穏な社会体制のなかで母を殺そうと活動する実験小説。
(水声社 予価2160円)[honto]

内堀弘 『予感の本棚 一九ニ七年の現在(仮)
1927年、21歳の青年が新宿の一角に15坪の書店を開く。旧来の因習にとらわれないその書店、紀伊國屋書店には、作家、詩人、画家、小出版社の担い手たちが集い、「新鮮な交差がふんだんに起きた」。その場所を軸に、南天堂、文化学院など同時代の 「周辺」 を描く。
(紀伊國屋書店 予価2160円)[amazon]