注目の近刊

12月18日刊
マーティン・ガードナー注/ルイス・キャロル 『詳注アリス 完全決定版
物語に付された、本文を凌駕する膨大な量の注、蘊蓄、トリビアの数々。そして 『不思議の国のアリス』 『鏡の国のアリス』 の本文を完全新訳で収録。挿絵100点以上。数々の詳注本を手掛けたM・ガードナーの遺作にして、アリス・マニアの聖典。高山宏訳。内容
(亜紀書房 予価5280円)[amazon]

12月18日刊
山口雅也 『生ける屍の死 愛蔵版
アメリカ各地で不可解な死者の甦り現象が起きていた。バーリイコーン一族のパンク青年グリンは遺産騒動の渦中で命を落とし、リヴィング・デッドとして甦ってしまう。一族内の連続殺人に、グリンは自らの死を隠したまま事件を追跡するが――。山口雅也デビュー長篇、愛蔵版刊行。【序文】=京極夏彦/【巻末付録】 語り下ろし執筆秘話インタビュー/30年ぶりに発見されたアイディアノート等、資料画像を初公開/刊行時の書評/「このミス」をはじめとする30年間の評価の推移/海外での受容について/特別エッセイ 新井素子・糸谷哲郎・小泉義之・陸秋槎
( 光文社 予価7480円)[amazon]

12月19日刊
横溝正史 『完本 人形佐七捕物帳 第1巻』
横溝正史がもっとも多くの作品を残した捕物帳 「人形佐七」 シリーズ。残されたすべての作品を収めた決定版全集。江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。戦前~戦後に書き継がれた妖艶・怪奇・戦慄の作の全貌を知らしめる。全10巻。
(春陽堂書店 予価4950円)[amazon]


12月19日刊
ジェイムズ・デラーギー 『55番目』
田舎の警察署に連続殺人鬼から逃げだしたという血まみれの男が駆け込んできた。55番目の犠牲者になるところだったというが……。田畑あや子訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1100円)[amazon]

12月19日刊
エレナ・フェッランテ 『失われた女の子』
生まれ育った故郷を抜け出したいと願ったふたりの少女がいた――エレナは街を出るが、恋の果てに帰ってくる。一方リラは、故郷で実業家として成功するが。ニューヨーク・タイムズ紙やタイム誌の年間ベストに選出。世界中の読書家を虜にした四部作、ついに完結。飯田亮介訳
(早川書房 予価2530円)[amazon]

12月19日刊
キャサリン・マリア・セジウィック 『ホープ・レスリー』
深い絆でつながった白人とインディアンには、決して超えられない壁があった――信仰に基づく理想的な社会の建設を目指して新天地に渡ったピューリタンたち。白人とインディアン、開拓者たちと滅びゆきし者の運命は激しく交錯する。新世代の若者たちとインディアンの人種を超えた絆、ロマンス、そして復讐劇……。『モヒカン族の最後と並ぶ19世紀アメリカ歴史小説の傑作。高野一良訳
(国書刊行会 予価3960円)[amazon]

12月19日発売
《怪と幽》 vol.003
特集 妖怪天国 台湾 目次
(KADOKAWA 1980円)[amazon]

12月20日刊
ヒュー・ウォルポール 『銀の仮面』
孤独な中年女性ソニアは、ある日家の前に倒れていた美しい青年を家へ招き入れる。文無しで家族も養えないほど困窮したその青年は、芸術に優れた鑑識眼を発揮し、また立ち居振る舞いも洗練されたものだった。徐々に青年は彼女の生活に立ち入り始め……江戸川乱歩が〈奇妙な味〉の傑作と評した名品 「銀の仮面」 ほか全13篇。繊細な技巧が編み出す恐怖と不安に満ちた傑作集。国書刊行会版に新訳2篇を追加。倉阪鬼一郎編訳
(創元推理文庫 予価1100円)[amazon]

12月20日刊
ジョン・ディクスン・カー 『四つの凶器』
結婚を目前に控えたラルフ・ダグラスは、元愛人のローズとの関係に片を付けるためパリ近郊の別荘へ向かった。しかし、彼が別荘に到着した時、ローズは既に寝室で事切れていた。部屋には、カミソリ、ピストル、睡眠薬、短剣が。多すぎる凶器の謎に、引退した元予審判事アンリ・バンコランが解決に乗り出す。シリーズ掉尾を飾る力作。和爾桃子訳
(創元推理文庫 予価1056円)[amazon]

12月20日刊
エリック・マコーマック 『雲』
旅先で見つけた一冊の書物には、19世紀にスコットランドの村で起きた悲惨な出来事が書かれていた。かつて彼は職を探して、その村を訪れたが、そこで出会った女性との愛と裏切りは、彼に重くのしかかっていた。書物を読み、自らの魂の奥底に辿り着き、自らの亡霊にめぐり会う。幻想小説とミステリとゴシック小説の魅力を併せ持つ、著者渾身の一冊。柴田元幸訳
(東京創元社 予価3850円)[amazon]

12月20日刊
エリカ・スワイラー 『魔法のサーカスと奇跡の本』
図書館員のサイモンへ、未知の書籍商から一冊の本が送られてきた。18世紀のサーカス団長の日誌で、母方の祖母の署名があった。姿隠しの術を使う少年、マーメイドの少女、悲劇を暗示するタロット占い師。さまざまな人物が登場するこの本によって、サイモンは祖母と母親を含む母方の女性が、いずれも若くして7月24日に溺死していたと知る。いにしえの本と呪われた一族をめぐる物語。小林浩子訳
(東京創元社 予価2750円)[amazon]

12月21日刊
森泉岳土/村上春樹 ジョージ・オーウェル 『村上春樹の 「螢」・オーウェルの 「一九八四年」』
2篇の名作を奇跡のマンガ化――世界で愛される村上春樹の恋愛小説 「螢」 と、超管理社会の予言書 「一九八四年」。解説・柴田元幸。
(河出書房新社 予価1320円)[amazon]

12月21日刊
奥田実紀・ちばかおり 『図説 ヴィクトリア朝の子どもたち』
英国児童文学に描かれた〈ヴィクトリア朝の子どもの暮らし〉をわかりやく、多くの図版で紹介。上流~労働者階級まで網羅。
(河出書房新社 予価2090円)[amazon]

12月21日刊
三村晴子 『世界魔法使い画譜』
アーサー王伝説の魔法使いマーリン、ロシア民話の魔女バーバ・ヤーガ、ブードゥー教の死神バロン・サムディ……幻想挿絵画家の三村晴子が、神話や伝説、物語に登場する古今東西48名の魔法使いを厳選、美しく詩的なイラストで蘇らせた現代の幻想絵巻。函入愛蔵版 目次
(国書刊行会 予価5280円)[amazon]

12月22日刊
ジェイムズ・ブランチ・キャベル 『イヴのことを少し』
〈マニュエル伝〉 赤毛の青年ジェラルドが先祖ドム・マニュエルのロマンスを執筆中、悪霊が現われ、お前の肉体に乗り移ってお前の現世を引き受けてやろうと言う。人妻イヴリンとの関係に手を焼いていたジェラルドは申し出を受け入れる。さらに以前の魔術仲間から銀の馬カルキを贈られ、彼は勇んで彼方の都アンタンに向かう。あらゆる神の終着地であるかの地を統べる文献学匠になり代わり、その王座に座るつもりなのだ……。人生に対する深い洞察とユーモアに満ち、真の知性に裏打ちされた大人のためのファンタジイ。挿絵=フランク・C・パペ。垂野創一郎訳
(国書刊行会 予価3520円)[amazon]

12月22日刊
ケヴィン・ブラウンロウ 『サイレント映画の黄金時代』
〈サイレント映画〉の魅惑と巨大な謎を解き明かす記念碑的名著、ついに邦訳。スターや名監督、脚本家、キャメラマン等へのインタビューと精緻な資料調査で、サイレント映画の豊饒なる世界が鮮やかに甦る。「ページをめくるごとに貴重な映画史的資料の数々に目をみはりつつ、読めば読むほどその映画的な、あまりに映画的なエピソード、証言、実録の面白さに魅せられ、映画を愛し、映画に愛される幸福感にみたされてくる驚異の大冊」――山田宏一。宮本高晴訳 内容
(国書刊行会 予価9680円)[amazon]

12月23日予定
高山宏 『トランスレーティッド 高山宏の解題新書
無名・未知の「書」を、一躍「古典」にする快感。定評あるものには見向きもせず、自分は〈知〉の原石探しに徹しよう。タカヤマ教授の壮大な〈知〉への挑戦の、華麗なドキュメント。ノンセンス、パラドックス、道化、マニエリスム、ピクチュアレスク……。〈知〉の現場のカオスが、出来させた数々の刺激。教授の翻訳した(トランスレーティッド)、奇異で壮麗なジャングルの如き本棚。
(青土社 予価6820円)[amazon]

12月23日刊
『特別な友情 
フランスBL小説コレクション
僕たちは神の目を盗んで、今夜結ばれる――。愛の多様性に溺れる、耽美な12編。ジッド、コクトー、ランボー他。
(新潮文庫 予価825円)[amazon]

12月24日刊
モーシン・ハミッド 『西への出口』
内戦の街で出会った若い男女。戦火から逃れるため二人は「扉」を目指す。それは自由への出口だったが――全く新しい同時代移民文学。藤井光訳
(新潮社 予価1980円)[amazon]

12月24日刊
松岡正剛 『千夜千冊エディション 編集力』
もとより編集は本や雑誌や映像に特化されるものではない。認知の仕方、歴史観の作り方、アートフルになること、ハイパーテキストに向かうこと、つまりは世界観にかかわるすべての作業のプロセスに編集がある。編集の醍醐味をいろんな側面から提示した松岡正剛の真骨頂。
(角川ソフィア文庫 予価1496円)[amazon]

12月25日刊
ジョージ・ソーンダーズ 『十二月の十日』
中世テーマパークで働く若者、賞金で奇妙な庭の装飾を買う父親、薬物実験のモルモット……ダメ人間たちの何気ない日常を笑いとSF的想像力で描く最重要アメリカ作家のベストセラー短篇集。岸本佐知子訳
(河出書房新社 予価2420円)[amazon]

12月25日刊
サンドラ・シスネロス 『サンアントニオの青い月』
希望と挫折が交差するメキシコとの国境の町で、ひたむきに生きながら、力強く立ち上がる女たちの圧倒的な声の集積。くぼたのぞみ訳
(白水Uブックス 予価2090円)[amazon]

12月25日予定

ベルトン・コッブ 『ある醜聞』
〈論創海外ミステリ〉 非業の死を遂げたロンドン警視庁の女性職員。その背後には警察内部の醜聞が隠されていた……。事件を追うブライアン・アーミテージ警部補は真相を明らかにできるのか? 菱山美穂訳
(論創社 予価2200円)[amazon]

12月25日刊
『荷風を盗んだ男 「猪場毅」という波紋善渡爾宗衛・杉山淳編
ある時は宇田川芥子、ある時は伊庭心猿。荷風の偽筆を製作し、『四畳半襖の下張』 を売り捌いた 「インチキ渡世のイカサマ師」 にして、この顚末を描いた荷風の小説 『来訪者』 の 「木場貞」 のモデル――その生きざまに荷風、佐藤春夫ら各々の視点から迫る資料集。内容
(幻戯書房 予価4950円)[amazon]

12月25日刊
ラースロー・モホイ-=ナジ 『ヴィジョン・イン・モーション』
ヴァイマールとデッサウのバウハウスにおける基礎課程の教育方法を扱った著作『ザ・ニュー・ヴィジョン』刊行ののちアメリカに渡ったモホイ=ナジが、シカゴのデザイン研究所における教育活動を経て、より一般的な芸術と生活の関係について考察を深化させたデザイン哲学の記念碑的名著。井口壽乃訳 目次
(国書刊行会 予価9460円)[amazon]

12月25日発売
《SFマガジン》 2月号
創刊60周年記念号
(早川書房 1320円)[amazon]

12月25日刊
江戸川乱歩文庫リニューアル版
『幽鬼の塔』 (春陽堂文庫 予価1089円)[amazon]

12月26日刊
デボラ・ブラム 『毒薬の手帖 クロロホルムからタリウムまで 捜査官はいかにして毒殺を見破ることができたのか
1915年から1936年までの20年間にアメリカの法医学は誕生し、犯罪捜査において確固たる地位を築いた。その立役者となった二人の人物、チャールズ・ノリスとアレグザンダー・ゲトラーのひたむきな努力と、彼らが解決に導いた毒殺事件、その背景にあるアメリカ社会の様相を描いたノンフィクション。五十嵐加奈子訳
(青土社 予価2860円)[amazon]

12月26日刊
ピエール・アド 『イシスのヴェール 自然概念の歴史をめぐるエッセー
〈叢書ウニベルシタス〉「自然は隠れることを好む」。ヘラクレイトスの謎の箴言から、25世紀にわたる西洋世界の自然探究が始まる。慎しみ深く身を隠す女神の真の相貌をめぐって、古代哲学から中世の神秘主義、ルネサンス以降の機械論的世界観からゲーテ、ニーチェやハイデガー、そして現代科学にいたるまで人間の知が繰り広げてきた思索の営みの物語。フーコーの信頼厚かったフランスの古典学者アド、初の邦訳。 小黒和子訳
(法政大学出版局 予価5500円)[amazon]

12月26日刊
ジャン・スタロバンスキー 『告発と誘惑 ジャン=ジャック・ルソー論
〈叢書ウニベルシタス〉
文芸批評の名著『透明と障害』と対をなす、著者最晩年に刊行されたルソー論。『社会契約論』 『エミール』 『夢想』 の作家が、堕落した文明社会を激しく告発し、原初の幸福へと誘惑することで多くの熱狂的読者を獲得した行程を、新しい雄弁とレトリックの創造に注目して鮮やかに描き出す。民主主義と近代文学の時代はいかにして開かれたのか? 浜名優美・井上櫻子訳
(法政大学出版局 予価4620円)[amazon]

12月26日刊
ルーシャス・シェパード 『タボリンの鱗 竜のグリオール短篇集(仮)
「SFが読みたい!2019年版」 海外篇第2位となった、『竜のグリオールに絵を描いた男』 に続く〈竜のグリオール〉シリーズ短篇集第2弾。内田昌之訳
(竹書房文庫 予価1210円)[amazon]

12月26日刊
藤原宰太郎・藤原遊子 『改訂新版 真夜中のミステリー読本』
世界最初の長編ミステリーは 『ルルージュ事件』 ではない! 名探偵が悪人に敗北する異色ミステリーとは? 結末が明かされない名作ミステリーがある! ミステリー入門者からマニアまで幅広い読者層を対象にした推理小説ガイドブック 『真夜中のミステリー読本』 (1990) が大幅な加筆・修正を施した、父娘共著の改訂新版で登場。
(論創社 予価1980円)[amazon]

12月27日刊
ニコライ・レスコフ 『魅せられた旅人』
19世紀ロシア文学の異才レスコフの代表作を新訳。馬のことならなんでもできるイヴァンが預言者として遍歴にでるまでの数奇な生涯。東海晃久訳
(河出書房新社 予価3080円)[amazon]

12月27日刊
バレリア・ルイセリ 『俺の歯の話』
世界一の競売人の「俺」がオークションにかけたものとは?読者を煙に巻き、思わぬ結末へと導く、メキシコ出身の新鋭による異色作。松本健二訳
(白水社 予価3080円)[amazon]

12月27日刊
エイドリアン・ゴールズワージー 『古代ローマ名将列伝』
戦争はいかにローマ史に影響を与え、ローマ国家の変化はいかに戦争を変えたか。15人の名将とその象徴的な戦いから描いたローマ史概説。阪本浩訳
(白水社 予価5720円)[amazon]

12月27日刊
《ユリイカ》 1月号 特集=和田誠(仮)
イラストレーターという職業をスターにしたひと、和田誠。その仕事はイラストレーションにとどまらず、デザイン、装丁、文筆、翻訳、句作、絵本、作曲、映画監督と、マルチなタレント(才能)を発揮していた。それぞれの記憶を和田誠とともに掘り起こす追悼特集。内容
(青土社 予価1540円)[amazon]

12月27日刊
ラーシュ・ケプレル 『砂男 上・下
鍋倉僚介・瑞木さやこ訳
(扶桑社文庫 予価各1100円)[amazon]

12月予定
アラン・ロブ=グリエ 『ある感傷的な小説』
〈フィクションの楽しみ〉
的場寿光訳
(水声社 予価2640円) [honto]

12月予定
ポール・クローデル 『クローデル喜劇集』
ティエリ・マレ編訳
(水声社 予価4400円)[honto]


▼2020年1月刊

1月2日刊
森田健司 『奇妙な瓦版の世界 江戸のアングラ版画(仮)
江戸のゴシップ紙!? 嘘か真か? 江戸を沸かせた大事件簿100。江戸時代、違法出版物として毎日数多く発行された「瓦版」は、庶民の好奇心を満たすメディアとして人気を博した。黒船来航、戊辰戦争などの歴史的出来事から、敵討ちに天災地変、はては人魚の目撃情報まで、硬軟自在なネタで庶民を夢中にした瓦版を解説とあわせて掲載。
(青幻舎 予価2750円)[amazon]

1月4日刊
ゲイ・タリーズ 『覗くモーテル 観察日誌』
あるモーテル経営者から奇妙な手紙が届いた。送り主は連日、天井の覗き穴から宿泊客のセックスを観察して記録をつけていた……。白石朗訳
(文春文庫 予価957円)[amazon]

1月4日刊
L・M・モンゴメリ 『風柳荘のアン』
日本初の「全文訳」、詳細な訳註収録の決定版「赤毛のアン」シリーズ第四巻。校長となったアンは医師を目指すギルバートと文通する。 松本侑子訳
(文春文庫 予価825円)[amazon]

1月6日刊
ジェイムズ・ヒルトン 『失われた地平線 新装版
行方不明の飛行機は、不老不死の人々が住む最後の楽園、シャングリラに不時着した。冒険小説の世界的代表作が新装復刊。
(河出文庫 予価935円)[amazon]

1月27日刊
マーク・トウェイン 『アダムとイヴの日記』
この世で最初の男女アダムとイヴが日記をつけていた! 男女の心情のすれ違いと、愛の本質を描いた永遠の名著。最後の一行は必読。大久保博訳
(河出文庫 予価836円)[amazon]

1月7日刊
スタニスワフ・レム 『完全な真空』

『新しい宇宙創造説』、『ロビンソン物語』、『誤謬としての文化』など、<存在しない書物>をユーモラスに読み解く究極の書評集。沼野充義他訳
(河出文庫 予価1375円)[amazon]

1月7日刊
南條竹則 『ゴーストリイ・フォークロア 17世紀~20世紀初頭の英国怪異譚
英国怪談の第一人者であり、古典に精通する著者が、英国・アイルランドの奇妙な物語を厳選して紹介。人の死を予言する屍蝋燭や音声妖怪、黒い犬の話、海の妖精。衒学的な怖さとユーモアに満ちた奇想天外な随筆集。
(KADOKAWA 予価3080円)[amazon]

1月7日刊
ロバート・ベイリー 『黒と白のはざま』
クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。幼い日、目の前で彼らに父を殺された黒人弁護士ボーは、45年後の父の命日に復讐殺人の疑いで逮捕された。親友の冤罪を晴らすべく、70歳のロースクール元教授トムと教え子リックの老若弁護士コンビが法廷に立つ。胸アツエンタテインメント 『ザ・プロフェッサー』 の続編。吉野弘人訳
(文春文庫 予価1045円)[amazon]

1月8日刊
志村有弘編 『諸国山峡奇談』
古代から近代まで、諸国の山野に伝わる怪異譚、不思議な話、奇妙な話を多数蒐集し、現代語訳でお届けする。僧や、旅人、木こり、山人など、登場人物も多彩。知られざる話も多数収録。
(河出文庫 予価836円)[amazon]

1月9日刊
レオポルド・ルゴーネス 『アラバスターの壺/女王の瞳 ルゴーネス幻想短編集
エジプトの古代墳墓に仕組まれていた〈死の芳香〉。その香りを纏い、関わる男性たちが自死を遂げていく女性の正体は? 博物学的で多彩なモチーフを、人間の原初的な衝動が駆動していくような、近代アルゼンチンを代表する作家の幻想的作品集。大西亮訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

1月9日刊
レフ・トルストイ 『戦争と平和1』
19世紀初頭のナポレオン戦争の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡からロシアの大地で生きる農民に至るまで、国難に立ち向かう人びとの姿を描いたトルストイの代表作。「あらゆる小説の中でもっとも偉大な作品」(モーム)と呼ばれる一大叙事詩。望月哲男訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

1月9日刊
ローレンス・オズボーン 『ただの眠りを』
フィリップ・マーロウも72歳。探偵はとっくに引退、ホテルのテラスでマルガリータを飲み、カードを楽しむ日々を送っている。保険屋を名乗る怪しげな男たちの依頼で十年ぶりに仕事に復帰するが、なぜ今になって彼に仕事が……。新鋭が描く、1988年のマーロウ譚。田口俊樹訳
(ハヤカワ・ミステリ 予価1980円)[amazon]

1月9日刊
レイモンド・チャンドラー 『水底の女』
私立探偵フィリップ・マーロウは、香水会社の社長から行方知れずの妻の安否を確認してほしいと頼まれるが……。旧題 『湖中の女』。村上春樹訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価902円)[amazon]

1月9日刊
『ワールドブックデザイン』
世界中から厳選した優れた装丁、造本、製本100事例。全世界からこだわりぬいた装幀、製本、造本のブックデザインを集めたリファレンス集。詳細スペックや図解とともに、各デザイナーのコンセプトや狙いをあますところなく公開。小林功二 監修/石田亜矢子訳
(グラフィック社 予価4290円)[amazon]

1月10日刊
ディーノ・ブッツァーティ 『怪物』
謎のメッセージを残し、地球の周りを回りつづける人工衛星の乗組員が見たものとは?…… 「一九五八年三月二十四日」、古代エジプト遺跡の発掘現場で起きた奇跡と災厄を描く 「ホルム・エル=ハガルを訪れた王」、屋根裏部屋でこの世のものとは思われない生き物に遭遇した家政婦兼家庭教師の娘が不安と疑念にからめとられてゆく 「怪物」 など、全18篇。幻想と寓意とアイロニーが織り成す未邦訳短篇集第三弾。長野徹訳
(東宣出版 予価2420円)[amazon]

1月10日刊
フレドリック・ブラウン 『フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが
奇抜な着想、軽妙なプロットで、短編を書かせては随一の名手フレドリック・ブラウン。その多岐にわたる活躍の中から、SF全短編を年代順に収めた全4巻の決定版全集。第2巻には 「闘技場」 「ノック」 などSF黄金期の傑作15編を収録。安原和見訳
(東京創元社 予価3850円)[amazon]

1月10日刊
アンドレアス・フェーア 『突破口 弁護士アイゼンベルク
凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。ログハウスに爆弾を仕掛け、滞在していた恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で逮捕されたというのだ。ユーディットは無実を主張するが、自宅からは爆弾と起爆装置が発見される。鋭い洞察力と行動力を武器に奔走する敏腕弁護士の活躍を描く、一気読み必至のエンターテインメント。酒寄進一訳
(創元推理文庫 予価1540円)[amazon]

1月10日刊
シャンナ・スウェンドソン 『魔法使いのウエディング・ベル (株)魔法製作所』
MSIに入社して以来、さまざまな任務を全うしてきたが、このミッションほど緊張したことはない。愛するオーウェンとの結婚式のために、ウェディングドレスのセールで、お気に入りの一着を手に入れるのだ。ところが、会場で魔法を使ったいざこざが発生。大人気シリーズ、ついにフィナーレ。今泉敦子訳
(創元推理文庫 予価1210円)[amazon]

1月14日刊
オウィディウス 『ヘーローイデス ギリシア神話の女性たち
書名の 「ヘーローイデス」 はヒロインのこと、所謂 『名婦の書簡』。ギリシア神話に登場する女性が良人や恋人に宛てた手紙21歌。それぞれの神話の結末を暗示する内容。高橋宏幸訳
(平凡社ライブラリー 予価1320円)[amazon]

1月14日刊

ヴィクトール・ユゴー 『レ・ミゼラブル 第二部 コゼット
フランス・ロマン主義文学に燦然と輝く金字塔の新訳決定版全5冊。脱獄後、本巻ではいよいよジャン・ヴァルジャンがコゼットを救い出す。西永良成訳
(平凡社ライブラリー 予価1320円)[amazon]

1月15日刊
アーシュラ・K・ル=グウィン 『暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて ル=グウィン・エッセイ集
美しい自然や動植物、文学、音楽から、軍服、罵り言葉、愛猫パードまで。「アメリカSFの女王」 が自らの人生経験をふまえて繊細かつ奔放に綴った2010年代のエッセイを集成。 谷垣暁美訳
(河出書房新社 予価2640円)[amazon]

1月17日刊
有栖川有栖(文)・市川友章(絵) 『おろしてください』
〈怪談えほん〉 裏山を探検していた「ぼく」は、道に迷って歩きまわるうちに、小さな駅を見つけた。そこへやってきた列車に乗り込んだ「ぼく」の目に飛びこんで来たものは……。有栖川有栖と市川友章が描く、悪夢の列車がはしり出す。編集=東雅夫
(岩崎書店 予価1650円)[amazon]

1月17日予定

エリカ・ダイアン・ラパポート 『お買い物は楽しむため 近現代イギリスの消費文化とジェンダー(仮)
中・上流階級の女性の娯楽、社交生活、政治の拠点となったロンドンのウェストエンド。百貨店の誕生から、既婚女性財産法、フェミニストの運動、演劇と女性のショッピング、ショーウィンドウを破壊した女性参政権運動まで。19世紀~20世紀初めのロンドンで、女性たちがどのように「家庭」から「街」に飛び出し、ショッピングを楽しむようになったのかを明らかにする。目次
(彩流社 予価5184円)[amazon]

1月18日刊

佐藤卓己」 『『キング』 の時代 国民大衆雑誌の公共性
日本で初めて発行部数100万部を達成し、雑誌の黄金時代を築いた大日本雄辯會講談社の伝説的雑誌 『キング』。同時代のメディア環境全体のなかでこの国民大衆誌の意味を捉え直し、戦時体制下において 「雑誌王」 野間清治と 「講談社文化」 とが果たした役割を解き明かしたメディア史研究の金字塔。
(岩波現代文庫 1936円)[amazon]

1月19日刊
『ガラン版 千一夜物語 4』
王の命で買った賢く美しい女奴隷と宰相の息子の話、ペルシア王と海の王女との間に生まれた王子と海の王国サマンダルの王女との縁談をめぐる話、ダマスの商人の息子がカリフお気にいりの貴婦人を助ける話、バスラの王子が父王の死後,夢に見た老人の導きでジンの王に会い様々な冒険をする話など、不思議な物語の数々が語られる。西尾哲夫訳
(岩波書店 3850円)[amazon]

1月21日刊
マーセル・セロー 『極北』
極限の孤絶状態に陥り、 酷寒の迷宮に足を踏み入れた私の行く手に待ち受けるものは―― 最初の1ページを読み始めたら、決して後戻りはできない。予断を揺るがし、世界の行く末を見透かす、強靱なサバイバルの物語。この危機は、人類の未来図なのか。村上春樹訳
(中公文庫 予価946円)[amazon]

1月21日刊
『ビジュアル版 日本の妖怪百科 普及版岩井宏實監修
鬼、天狗、コナキ爺、河童、化け猫、ザシキワラシ……古来描かれてきた妖怪画の数々とともに、伝承や古典文学に現れたもののけの世界を探る。2015年刊をソフトカバーにした新装・普及版。
(河出書房新社 予価2970円)[amazon]

1月22日刊
ナターリヤ・ソコローワ 『旅に出る時ほほえみを』
《人間》が怪獣をつくりだした。合金の骨格に緑色の人工血液、生肉を動力源とする鉄製の怪獣17Pは、前肢の鑿岩機で地中を進み、また拙いながら人間のことばも話した。怪獣を創造した科学者、《人間》は自ら怪獣に乗りこみ、地下潜行試験を繰り返していた。一方、市内で発生したストライキを鎮圧した国家総統は独裁体制を推し進めていく。「旅に出る時ほほえみを・・・」 金属製の怪獣の歌う声が心に響く、現代のおとぎ話。草鹿外吉訳
(白水Uブックス 予価1980円)[amazon]

1月22日刊
レイフ・G・W・ペーション 『見習い警官殺し 上・下
被害者の名はリンダ、警察大学の学生。強姦されたうえ絞殺されていた。県警は国家犯罪捜査局の特別殺人捜査班に応援を要請する。それに応じて派遣されたベックストレーム警部率いる捜査チームは早速捜査を開始する。英国ペトローナ賞受賞。『許されざる者』 著者の最新シリーズ。
(創元推理文庫 予価各1144円)[amazon]

1月22日刊
泡坂妻夫 『奇術探偵 曾我佳城全集 上・下
若くして引退した、美貌の奇術師・曾我佳城は、不可思議な事件に遭遇する度に、奇術の種明かしのごとく、鮮やかに謎を解く名探偵でもあった。殺人事件の被害者が死の間際、天井に貼りつけたトランプの意味を解き明かす 「天井のとらんぷ」。弾丸受け止め術で本物の銃が使用された事件の謎を追う 「消える銃弾」。”足跡のない殺人”の謎を解く 「ミダス王の奇跡」。佳城の夢であった奇術博物館〈佳城苑〉にて悲劇が起こる、最終話 「魔術城落成」 など、珠玉の名編を集成。
(創元推理文庫 予価1210円/1320円)[amazon]

1月22日刊
ペーター・ハントケ 『不安 ペナルティキックを受けるゴールキーパーの・・・』
かつてサッカーのゴールキーパーだったヨーゼフ・ブロッホは勤め先の工場を解雇され、町をうろつくなかで衝動的に殺人を犯す。しかし、日々は淡々と続いていく。不安におののく人間心理が魅惑的に描かれた、ペーター・ハントケ(2019年ノーベル文学賞受賞)の初期代表的小説。羽白幸雄訳。復刊
(三修社 予価1980円)[amazon]

1月23日刊
アンドリュー・メイン 『生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人』
街に潜んで殺人を繰り返す〝おもちゃ男〟の存在を察知したセオは、その正体を追うことに。生物学探偵の暴走気味の大活躍を見よ。唐木田みゆき訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1034円)[amazon]

1月23日刊
陳楸帆 『荒潮』
電子ゴミまみれの中国南東部の島、シリコン島。ゴミから資源を探し出す "ゴミ人" の米米の運命は、環境調査のため島に上陸したブランドルと開宗、そして島を仕切る御三家を巻きこんで大きく狂っていく。『三体』 劉慈欣激賞、中国SFの超新星が放つデビュー作。中原尚哉訳
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 予価1980円)[amazon]

1月23日刊
ジョージ・R・R・マーティン 『七王国の騎士』
ターガリエン家が〈鉄の玉座〉に座る時代、数奇な運命を背負う騎士ダンクと従者エッグの冒険を描く〈氷と炎の歌〉シリーズ短篇集。酒井昭伸訳
(ハヤカワ文庫SF 予価1650円)[amazon]

1月23日刊
フレデリック・フォーサイス 『キル・リスト 上・下
黒原敏行訳
(角川文庫)[amazon上・下]

1月25日発売

《ミステリマガジン》 3月号
(早川書房)[amazon]

1月25日刊
生賴範義 『生賴範義画集 〈狼男達〉』
生賴範義と平井和正による迫力の画集企画第2弾。「ウルフガイ」シリーズを中心とした初版限定300部の特装本。
復刊ドットコム 予価27,500円)[amazon]

1月26日刊

『ヴィルへルム・ハマスホイ 沈黙の絵画
〈コロナ・ブックス〉 「北欧のフェルメール」 と呼ばれ、熱烈なファンをもつハマスホイ。謎めいた室内画を描き続けた画家の代表作を一挙掲載。佐藤直樹監修。
(平凡社 予価1870円)[amazon]

1月27日刊
萬屋健司 『ヴィルヘルム・ハマスホイ 静寂の詩人
近年欧米や日本で回顧展が開かれ再評価の気運が高まるデンマークの画家ハマスホイ。静謐な、詩情溢れる画風が印象的な孤高の芸術世界を、二十年来の研究者が紹介する、日本初の本格的画集。
(東京美術 予価2750円)[amazon]

1月刊
シーグリッド・ヌーネス 『友だち』
村松潔訳
(新潮クレスト・ブックス)[amazon]

1月下旬予定

『甲賀三郎探偵小説選Ⅳ』
〈論創ミステリ叢書〉 甲賀三郎の代表長編 「姿なき怪盗」 を巻頭に、傑作短編をセレクションした〈甲賀三郎探偵小説選〉第四集。次女・深草淑子による未発表短編を併録し、巻末には最新情報を反映させた「甲賀三郎著作リスト[改訂版]」を付す。収録内容
(論創社 予価4180円)[amazon]

1月予定
マティアス・ボーストレム 『〈ホームズ〉から〈シャーロック〉へ』
『緋色の研究』 (1886) からBBCドラマ 『シャーロック』 (2010~) にいたるまで、世界中の人々はホームズをいかに受容してきたか、130年に及ぶ歴史をシャーロッキアンが徹底研究。熱狂的シャーロッキアンとコナン・ドイル遺族の対立の歴史、各種関連団体の立ち上げ、映画・演劇・テレビ化作品などを多角的に論じ、著名シャーロッキアンの活動も網羅した一冊。 ないとうふみこ・中村久里子訳
(作品社 予価6380円)[amazon]

1月予定
フアン・パブロ・ビジャロボス 『犬売ります』
画家になりたかった老タコス屋のテオは、アドルノ『美の理論』を引用し人生問題を解決している。彼とマンションのロビーで読書会を主催するフランチェスカ、革命家で八百屋の女将ジュリエットの三角関係を軸にモルモン教の青年、毛沢東主義者、テオの家族や愛犬、動物愛護協会の役人、ゴキブリ集団らがメキシコ・シティーで繰り広げる虚々実々のメタフィクション。平田渡訳
(水声社 予価3080円)[honto]

1月予定

アレホ・カルペンティエール 『時との戦い』
〈フィクションのエル・ドラード〉 寺尾隆吉訳
(水声社 予価2420円)[honto]

1月予定
フョードル・ドストエフスキー 『詳注版 カラマーゾフの兄弟』
杉里直人訳
(水声社 予価19,800円)[honto]

1月予定
キャサリン・バーデキン 『鉤十字の夜』
日吉信貴訳
(水声社 予価2750円)[honto]


▼2月以降刊

2月1日刊
H・G・ウェルズ 『ポリー氏の人生』
〈エクス・リブリス・クラシックス〉 「SFの父」 ウェルズが自身の青少年時代を投影し、下層中産階級の苦悩をコミカルに描く。作家自ら、最愛の作品と認める自伝的長篇。本邦初訳。 高儀進訳
(白水社 予価3300円)[amazon]

2月5日刊
スティーヴン・キング 『ファインダーズ・キーパーズ 上・下
多額の現金と幻の原稿を拾った貧しい少年。それは出所したばかりの強盗の盗んだものだった。少年を守るため元刑事たちが立ち上がる。 白石朗訳
(文春文庫 予価各946円)[amazon]

2月6日刊
ドメニック・スタンズベリー 『白い悪魔』
私は二度結婚した。そして、夫は二人とも死んでしまった──。故郷アメリカを離れ、ローマで暮らす若手女優とその兄。彼らは名門出身の政治家と有名女優の夫妻に惹かれて近づくが……。ルネサンス期の戯曲をもとにエドガー賞受賞作家が描きだす傑作ノワール。真崎義博訳
(ハヤカワ・ミステリ 予価1980円)[amazon]

2月6日刊
『SFが読みたい! 2020』 SFマガジン編集部編
年間ベストSF発表、ベスト1作家からのメッセージ、サブジャンル別ベスト、この一年のSF関連トピック、2020年の各出版社のSF書籍刊行予定、SF関連書籍&DVD目録などでおくる、恒例のガイドブック最新版。特別企画「2010年代ベストSF」も掲載。
(早川書房 予価902円)[amazon]

2月6日刊
ジャニーン・カミンズ 『夕陽の道を北へゆけ』
アカプルコで書店を営むリディアの幸せな日々は、カルテルのボスの差し金で家族16人を殺され、崩壊した。彼女は、生き残った幼い息子ルカを連れ、メキシコを縦断してアメリカを目指すことを決意する──過酷な運命の中で、明日を信じて進み続ける人々を描く。宇佐川晶子訳
(早川書房 予価2750円)[amazon]

2月刊
マルクス、エンゲルス 『共産党宣言』
マルクスとエンゲルスが共同執筆し、1848年の二月革命直前に発表。その後のプロレタリア運動の指針となった「世界を変えた文書」。共産主義の勝利と人間の解放が歴史の必然であると説く。各国版序文とそれに関する二人の手紙 (抜粋)付き。森田成也訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

2月刊
ジークムント・フロイト 『モーセと一神教』
中山元訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

2月10日予定
『飛鳥高探偵小説選Ⅴ』
〈論創ミステリ叢書〉 長編「ガラスの檻」を巻頭に、デビュー直後の短編「湖」から断筆直前の単行本未収録中編「プルタバの流れ」まで全16作を収録。日本推理小説文壇最長老、飛鳥高の探偵小説集第5弾にして集大成。
(論創社 予価4400円)[amazon]

2月20日刊
ジーン・ウルフ 『書架の探偵』
推理作家のクローンとして図書館の書架に住む男スミス。謎を携えた令嬢が彼のもとを訪れて……。巨匠の遺作となったSFミステリ。酒井昭伸訳
(ハヤカワ文庫SF 予価1100円)[amazon]

2月20日刊
エイドリアン・マッキンティ 『ザ・チェーン 連鎖誘拐 上・下
誘拐された娘を救うために、他人の子を誘拐することになった母親を襲う危機また危機!英米ミステリ界で絶賛された超話題作上陸。鈴木恵訳
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価各990円)[amazon]

2月20日刊
イーゴル・デ・アミーチス 『七つ目の墓』
偽の墓に名前を書かれた人々が、その通りに残虐な死を遂げていく。清水由貴子訳
(ハヤカワ文庫NV 予価990円)[amazon]

2月20日刊

土岐恒二 『照応と総合 土岐恒二個人著作集+シンポジウム
ボルヘスやコルタサル、ムヒカ=ライネスなどのラテンアメリカ文学の紹介者として活躍、英国世紀末文学を専門とする学究としても知られた土岐恒二(1935-2014)の論文やエッセイをテーマ別に編纂、一人の寡黙な精読者(リズール)が旅した文学的・文化的な地図を、彼のテクストに共鳴する現代日本の論者たちと共に描き出す。吉田朋正編 目次
(小鳥遊書房 予価9680円)[amazon]

2月26日刊
シモーヌ・ヴェイユ 『神を待ちのぞむ』
〈須賀敦子の本棚〉自分にとって 「灯台のような存在」 と言い、「息もできないほど感動」 した須賀。思想の核心を徹底的につきつめ不滅の輝きを放つ名作。今村純子訳
(河出書房新社 予価2700円)[amazon]


予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

冬発売予定
《季刊 幻想と怪奇》 創刊号
特集<ヴィクトリアン・ワンダーランド>(仮)
(新紀元社)[amazon]

『探偵小説シリーズ』
(仮)
日下三蔵編
(光文社文庫)[amazon]

小栗虫太郎 『小栗虫太郎エッセイ』

(河出書房新社 予価2376円)[amazon]