注目の近刊

3月29日刊
東雅夫編 『呪 文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション
多くの文豪が残した怪談・怪奇文学の傑作。その 「文豪怪談」 のエッセンスを10代からの若い読者向けに精選したアンソロジーシリーズ。 総ルビ、丁寧な注釈付き。岡本綺堂 「笛塚」、三遊亭圓朝 「百物語」、小泉八雲 「因果ばなし」、田中貢太郎 「這って来る紐」、柳田國男 「遠野物語(抄)」、久生十蘭 「予言」、小松左京 「くだんのはは」、三島由紀夫 「復讐」、吉屋信子 「鬼火」、郡虎彦 「鉄輪」、日夏耿之介 「呪文乃周囲」
(汐文社 予価1728円)[amazon]

3月29日刊
チャールズ・チャップリン 『チャップリン自伝 若き日々
ロンドンの劇場で5歳で初舞台を踏んだチャップリン。母の精神病院収容、継母の虐待、アル中の父の死……度重なる苦難のなか、旅回りの一座に加わった少年は、やがてコメディアンの才能を見出されて渡米、草創期の映画界へ。大スターまでの階段を一気に登りつめた 「喜劇王」 の前半生。中里京子訳
(新潮文庫 予価767円)[amazon]

3月29日刊
マーク・グリーニー 『機密奪還 上・下
対テロ民間極秘組織の工作員ドミニク・カルーソーは、インドで元イスラエル特殊工作員ヤコビの家に居候し、格闘術を学んでいた。だが、訓練中に正体不明の暗殺部隊に襲われ、一家は皆殺しになった。九死に一生を得たドミニクは復讐の念に燃え、犯人の追跡を開始する。
(新潮文庫 予価853円/767円)[amazon]

3月29日刊
スティーヴン・ハンター 『Gマン 宿命の銃弾 上・下
アーカンソー州にあるボブの地所の造成地から、祖父チャールズの遺品が発見される。名うての悪漢が跋扈した時代、祖父はアウトローを狩り出す任務に従事していたらしい。祖父の謎に満ちた事績を追うべくボブは調査を開始する。
(扶桑社ミステリー 予価各994円)[amazon]

3月30日刊
ジュリアン・バーンズ 『人生の段階』
悲しみの回帰線を超えて――誰かの死は、その存在が消えることまでは意味しない。公私ともに最高の伴侶を亡くした作家の思索と回想。
(新潮社 予価1728円)[amazon]

3月30日刊
ポール・オースター 『内面からの報告書』
胸を揺さぶられた映画。父の小さな噓。憧れのヒーロー達。元妻リディアへの熱い手紙。『冬の日誌』と対を成す、精神をめぐる回想録。
(新潮社
予価2376円[amazon]

3月30日刊
「少年マガジン」 「ぼくら」 「たのしい幼稚園」 オリジナル復刻版 ウルトラQ画報』
特撮TVシリーズ 『ウルトラQ』 の本放送 (1966) に先立つこと約1年前の製作中から 「ぼくら」 に独占スクープ連載された絵物語 『ウルトラQ』 をはじめ、放送開始後 「ぼくら」 「週刊少年マガジン」 の 『ウルトラQ』 関連の表紙、巻頭カラー口絵、図解特集、活版記事などを1967年初再放送時の 「たのしい幼稚園」 テレビ絵話や 《初復刻》 のフォノシート絵本を併載して、A5判288ページに一挙凝縮復刻。
(講談社 予価2916円)[amazon]

3月30日予定
諏訪部浩一 『アメリカ小説をさがして』
フィッツジェラルド 『グレート・ギャッツビー』、アーヴィング 『ガープの世界』、エリクソン 『黒い時計の旅』、ヘンリー・ジェイムズ 『デイジー・ミラー』、ヘミングウェイ 『日はまた昇る』 など、幅広く論じた作品論。日本将棋連盟 「奨励会」 に所属していた著者がアメリカ文学者になるまでの半生を語る将棋エッセイ・観戦記も収録。目次
(松柏社 予価3032円)[amazon]

3月31日刊
ロバート・クーヴァー 『ゴーストタウン』
辺境の町に流れ着き、保安官となったカウボーイ。酒場の女性歌手に知らぬうちに求婚するが、町の荒くれ者たちをいつの間にやら敵に回して、命からがら町を出たものの――。
書き割りのような西部劇の神話的世界を目まぐるしく飛び回り、力ずくで解体してその裏面を暴き出す、ポストモダン文学の巨人による空前絶後のパロディ。
(作品社 予価2592円)[amazon]

3月31日刊
J・R・R・トールキン 『トールキンのクレルヴォ物語』
1914年執筆の未発表作品。フィンランドの神話伝承 『カレワ ラ』 を再話したもの。
(原書房 予価2484円)[amazon]

3月31日刊
ホセ・デ・カダルソ 『モロッコ人の手紙/鬱夜』
〈ロス クラシコス〉 ゴヤ同時代のスペインの作家カダルソ。客観的で公平な批評によって普遍を追求する 『モロッコ人の手紙』、暗い夜の闇のなかで人間存在の悲惨を炸裂せる 『鬱夜』。理性の光ゆえにその影をも見出した彼の作品は、「理性の眠りが怪物を生み出す」 時代のヨーロッパに屹立する。18世紀スペインを代表する文学的達成、待望の邦訳。
(現代企画室 予価3456円)[amazon]

3月下旬予定
マリオ・レブレーロ 『場所』
〈フィクションのエル・ドラード〉
見ず知らずの部屋で目覚めた男は、そこから脱出しようと試みるも、ドアの先にはまた見知らぬ部屋があるばかり。食事もあり、ベットもあり、ときに言葉の通じない人間とも出逢う迷宮のような 《場所》 を彷徨するうちに、男は悪夢のような数々の場面に立ち会ってゆく……「集合的無意識」 に触発された夢幻的な世界を描き、カルト的な人気を誇るウルグアイの異才レブレーロの代表作。
(水声社 予価2376円)[amazon]

3月下旬予定
セルバンテス全集3 『ドン・キホーテ 後篇』
出版された 『ドン・キホーテ』 前篇を 〈登場人物〉 たちが読み、主従の冒険のすべてを知り、二人を周到に愚弄する……〈夢〉 と 〈現実〉 が交錯する、世界文学史上初の前代未聞のメタ・フィクション。
(水声社 予価10,800円)[honto]


▼4月刊

4月3日刊
コナン・ドイル/山中峯太郎訳 『名探偵ホームズ全集 第二巻』
火の地獄船 鍵と地下鉄 夜光怪獣 王冠の謎 閃光暗号 獅子の爪 踊る人形
(作品社 予価7344円)[amazon]

4月4日刊
稲垣足穂 『天体嗜好症 一千一秒物語』
「一千一秒物語」 と 「天体嗜好症」 の綺羅星ファンタジーに加え、宇宙論、ヒコーキへの憧憬などタルホ・コスモロジーのエッセンスを一冊に。
(河出文庫 予価1296円)[amazon]

4月4日刊
ボッカッチョ 『デカメロン
ボッティチェリの名画でも有名なナスタージョ・デリ・オネスティの物語をはじめ、不幸な事件を経てめでたく終わる男女の話、機転で危機を回避した話など四十話を収めた中巻。無類の面白さを誇る物語集。平川祐弘訳
(河出文庫 予価1080円)[amazon]

4月5日刊
山本弘 /尾之上浩司 監修 『世にも不思議な怪奇ドラマの世界 「ミステリー・ゾーン」 「世にも不思議な物語」 研究読本
怪奇・SF・ファンタジーの伝説的アンソロジー番組 《ミステリー・ゾーン》 《世にも不思議な物語》 を徹底解説したガイドブック。《ミステリー・ゾーン》 原作の未訳短篇 「家宝の瓶」 も収録。
(洋泉社 予価1944円)[amazon]

4月6日刊
今日泊亜蘭 『光の塔』
地球上の電気が消失した 「絶電現象」 は人類を襲う未曾有の危機の前兆だった。日本SF初の長篇にして圧倒的な面白さを誇る傑作が復刊。
(ちくま文庫 予価1296円)[amazon]

4月6日刊
ジェイン・ハーパー 『渇きと偽り』
干ばつに苦しむ町で発生した一家惨殺。ある理由で20年ぶりにこの地へと戻ってきた警官フォークは、事件の犯人と目されている亡き友人ルークの汚名を晴らすべく捜査を始める。果たして真相は? オーストラリアでベストセラーの抒情あふれるフーダニット。
(ハヤカワ・ミステリ 予価1944円)[amazon]

4月6日刊
デニス・ルヘイン 『夜に生きる 上・下
激動の時代、ギャング戦争の中でのしあがる一人の青年を通して、アメリカの裏面史を描き出す大作。エドガー賞最優秀長篇賞受賞。
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価各799円)[amazon]

4月6日刊
ケン・リュウ 『紙の動物園 ケン・リュウ短篇傑作集1
第一短篇集である単行本 『紙の動物園』 から、母と息子の絆を描いて史上初のSF賞3冠に輝いた表題作など、7篇を収録した短篇集。
(ハヤカワ文庫SF 予価756円)[amazon]

4月6日刊

グレン・エリック・ハミルトン 『眠る狼』
十年ぶりで戦地から戻ってみると、プロの泥棒である祖父が銃弾に倒れていた。高く評価された、昂奮と哀愁がクロスするサスペンス。
(ハヤカワ文庫NV 予価1231円)[amazon]

4月6日刊
アーサー・ミラー 『アーサー・ミラーⅣ 転落の後に/ヴィシーでの出来事』
M・モンローとの結婚生活を題材にした 「転落の後に」、親ナチス政権下の留置場が舞台の 「ヴィシーでの出来事」。傑作2篇を収録。
(ハヤカワ演劇文庫 予価1620円)[amazon]

4月7日刊
マイケル・イネス 『ソニア・ウェイワードの帰還』
〈論創海外ミステリ〉
女流ロマンス小説家ソニア・ウェイワードがヨットの中で急死した。妻の収入に頼っていた夫フォリオット・ペティケートは、死んだ妻の死体を海に投げ捨て、新作執筆のため海外旅行へ出掛けたと周囲に偽り、その死を隠そうとする。しかし、綻びだらけの噓は次々とボロを出し始め、ペティケートは徐々に追いつめられていく。
(論創社 予価2376円)[amazon]

4月7日刊
『飛鳥高探偵小説選 Ⅲ』
〈論創ミステリ叢書〉
長編 『死刑台へどうぞ』、短編 「幻への逃走」 「東京完全犯罪」 など、さらに単行本未収録の 「とられた鑑」 を初収録。最新インタビュー 「遠き歳月を追って」、詳細な著作・著書リストを付す。
(論創社 予価3888円)[amazon]

4月10日刊
アーネスト・メイスン・サトウ 『アーネスト・サトウの明治日本山岳記』
幕末から明治の日本に赴任したイギリスの外交官アーネスト・サトウは、日本の 「近代登山の幕開け」 に大きく寄与した人物でもあった。サトウの登山家としての仕事を、彼の残した著作から抜粋し、編集した本。
(講談社学術文庫 予価1058円)[amazon]

4月10日刊
セーレン・キェルケゴール 『死に至る病』
「死に至る病とは絶望のことである」──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳。
(講談社学術文庫 予価1080円)[amazon]

4月10日刊
オノレ・ド・バルザック 『バルザック王国の裏庭から 『リュジェリーの秘密』 と他の作品集
歴史小説 『リュジェリーの秘密』 の新訳とこの小説に至る私信、小品、断片等を執筆順に収録。リアリスト・バルザックの面目躍如。巻末に当時のパリ街路事典、歴史的登場人物の紹介文を併載。
(春風社 予価2700円)[amazon]

4月10日刊
寺嶋さなえ 『発見!不思議の国のアリス 鉄とガラスのヴィクトリア時代(仮)
『不思議の国のアリス』 の物語とイラストをたどって見えてくるヴィクトリア時代の文化を解説。切手/時計/ロンドン万国博覧会/フラワー・ショーなど、テニエルのイラストから当時の文化を知る新しい『アリス』の読み方。ストーリーマップ、ヴィクトリア時代の年表、キャロルを知るキーワードなど。
(彩流社 予価2052円)[amazon]

4月11日刊
マイケル・オンダーチェ 『 ビリー・ザ・キッド全仕事』
左ききの拳銃、西部の英雄ビリー・ザ・キッド。伝説的アウトローの愛と死と暴力に彩られた短い生涯を、詩、挿話、写真、インタビューなどで再構成。斬新な手法で鮮烈な生の軌跡を描く。福間健二訳
(白水Uブックス 予価1512円)[amazon]

4月11日刊
アガサ・クリスティー 『オリエント急行殺人事件』
名探偵ポアロが乗ったイスタンブール発カレー行きの豪華列車 「オリエント急行」。その車内で奇妙きわまりない殺人事件が起こる。警察の支援も得られぬ状況で、乗客たちを尋問し、探偵が導き出す二つの可能性とは? 英国ミステリーの最高傑作。安原和見訳
(光文社古典新訳文庫 予価972円)[amazon]

4月11日刊
ジュール・ルナール 『にんじん』
三人きょうだいの末っ子で赤毛の少年〝にんじん〟は、いつも母親や姉兄から理不尽な仕打ちにあっているが、やがて日々の生活の中でしたたかに成長していく。『博物誌』などで知られる作家が、短いスケッチを積み重ねて描く自伝的物語。中条省平訳
(光文社古典新訳文庫 予価821円)[amazon]

4月11日刊
江戸川乱歩 『乱歩の変身 江戸川乱歩セレクション
(光文社文庫)[amazon]

4月11日刊
相馬伸一 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』
『世界図絵』 で 「世界全体と言語のすべての概要」 を示そうとし、あらゆる事柄を独自の世界観で再構成した知の体系を構想した、ヨーロッパの知られざる巨人ヨハネス・アモス・コメニウス (1592-1670) の全貌を明らかにする本格的概説書。
(講談社選書メチエ 予価1998円)[amazon]

4月12日刊
リチャード・ブローティガン 『ブローティガン 東京日記』
1976年5~6月、ブローティガンは1ヶ月半日本に滞在し、日記のように日々の思いや観察を詩に著した。最後の詩集、待望の再刊。福間健二訳
(平凡社ライブラリー 予価1404円)[amazon]

4月12日刊
アンドレアス・グルーバー 『刺青の殺人者』
全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の母ミカエラは、犯人を捜し出し、姉と共に家出したままの妹娘を探し出そうとする。上級警部ヴァルターは、暴走するミカエラに手を焼きつつ調べを進めるが……。『夏を殺す少女』 続編。
(創元推理文庫 予価1512円)[amazon]

4月12日刊
アーサー・コナン・ドイル 『シャーロック・ホームズの事件簿』
「サセックスの吸血鬼」 「這う男」 など、ベーカー街221Bを訪れる依頼人が持ち込む難事件、サセックスのささやかな家に隠遁したホームズを待ち受ける事件。深町眞理子訳ホームズ全集、完結。
(創元推理文庫 予価972円)[amazon]

4月12日発売
《ミステリーズ!》 vol.82
シリーズ最終巻 『フロスト始末』 刊行記念。対談、レビュー、ショートショート掲載などで贈る〈フロスト警部〉大特集。新連載、本城雅人『友を待つ』スタートほか。
(東京創元社 1296円)[amazon]

4月12日刊
鹿島茂 『失われたパリの復元 バルザックの時代の街を歩く
今はなき小路や劇場、カフェなど19世紀の街並が、幻の銅版画集と古地図から立ち上がる。パリ好き必携の労作、貴重図版満載で刊行。
(新潮社 予価10,800円)[amazon]

4月12日刊
『シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン
明快な色や形で 「究極のシンプル」 と評されるディック・ブルーナが手がけた絵本やブックデザイン約200点を厳選。美しい図版とともに、色、線、形などの特徴から新たな分類を試み、ブルーナが生み出した 「シンプルの正体」 を明らかにする。《シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン》展公式図録。
(ブルーシープ 予価1944円)[amazon]

4月14日刊
『横溝正史研究6』
特集=横溝正史旧蔵資料が語るものⅡ
(戎光祥出版 2700円)[amazon]

4月15日刊
ウンベルト・エーコ 『バウドリーノ 上・下
時は中世、十字軍の時代。西洋と東洋をまたにかける主人公バウドリーノの冒険譚。一歩足の俊足スキアポデス、一角獣を連れた美女など、史実・伝説・ファンタジーを織りまぜて紡ぎだす破天荒なピカレスク・ロマン。
(岩波文庫 各994円)[amazon]

4月15日刊
フランク・ヴェデキント 『春のめざめ』
ドイツのギムナジウムで学ぶ十代半ばの少年少女。性にめざめ、友達同士の会話はもっぱらそのこと。しかし、大人は一方的に抑圧し、やがて事態は悲劇へ……。劇作家ヴェデキントの出世作。
(岩波文庫 799円)[amazon]

4月15日発売 復刊
フランク・ヴェデキント 『地霊・パンドラの箱』
(岩波文庫 907円)[amazon]

4月15日発売予定
《たべるのがおそい》 vol.3
【巻頭エッセイ】 小川洋子 【特集〈Retold 漱石・鏡花・白秋〉】 倉田タカシ/最果タヒ/高原英理 【小説】 今村夏子/西崎憲/星野智幸/山尾悠子 【翻訳】 セサル・アイラ 柳原孝敦訳/黄崇凱 天野健太郎訳 他 目次
(書肆侃侃房 1404円)[amazon]

4月17日刊
アン・チャップマン 『ハイン 地の果ての祭典 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死
南米大陸の南端、フエゴ諸島のセルクナム族は、マゼランの世界周航によって初めて西洋社会に知られ、様々な軋轢の末、西洋人による虐殺と彼らが持ち込んだ伝染病により絶滅した。尖った円錐形の仮面、裸身を覆う大胆な模様、不思議なポーズ――セルクナム族の祭典 「ハイン」 の驚くべき姿を、残された記録や証言から丹念に描き出し、「消えた」 部族の姿を生き生きと伝える。
(新評論 予価3240円)[amazon]

4月18日刊
ミシェル・ウエルベック 『服従』
2022年フランス大統領選で同時多発テロ発生。極右国民戦線のマリーヌ・ルペンと、穏健イスラーム政党党首が決選投票に挑む。世界の激動を予言したベストセラー。
(河出文庫 予価994円)[amazon]

4月18日刊

岡本健 『ゾンビ学』
ヴードゥー教からジョージ・A・ロメロを経てアイアムアヒーローまで。フィクション、現実世界を問わず世界中で増殖を続けるゾンビとは一体何か? この現象から何が読み取れるのか? 映画、マンガ、アニメ、ドラマ、小説、ゲーム、音楽、キャラクターなど400以上のコンテンツを横断し、あらゆる角度からの分析に挑んだ、気鋭による記念碑的著作。目次
(人文書院 予価3024円)[amazon]

4月18日刊
森洋子 『ブリューゲルの世界』
傑作 《バベルの塔》 を始めとする油彩画全41点を徹底解説。新知見も盛り込み、世界的研究者が中世の大画家の全貌を語り尽くす。
(新潮社 予価1944円)[amazon]

4月19日刊
皆川博子 『辺境図書館』
《この辺境図書館には、皆川博子館長が蒐集してきた名作・稀覯本が収められている。知らない、読んだことがない、見つからない――。そんなことはどうでもよろしい。読みたければ、世界をくまなく歩き、発見されたし。運良く手に入れられたら、未知の歓びを得られるだろう。(辺境図書館・司書)》 小説の女王・皆川博子が耽溺した、完全保存版ブックガイド。(書き下ろし短編も収蔵)
(講談社 予価1728円)[amazon]

4月19日刊
古賀弘幸 『文字と書の消息』
「文字は人間が作り出した最大のオブジェである」。漢字を敬いながら、単純化を試みたり、複雑な新作文字を生みだす漢字文化圏の人々。生命力溢れる文字の豊かさと広がりを縦横無尽に物語る文化誌。「漢字と拮抗する西夏文字」 「紙背文書と重ね書き」 「キルヒャーの漢字」 「石碑とスカイツリー」 など。
(工作舎 予価3456円)[amazon]

4月20日刊
『世界文学大図鑑』
『ギルガメシュ叙事詩』 から 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 まで、古今東西の 「世界文学」 の主な潮流を、豊富な図版を用いてわかりやすく案内。本編100編あまり、各時代ごとにさらに200を超える作品を紹介。いわゆる 「必読書リスト」 ではなく、読者を次の一冊へと誘う本。内容
(三省堂 予価4536円)[amazon]

4月20日刊
『少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー1970-80年代図書の家編・石堂藍協力
『11人いる! 』 『地球へ…』 など、数多くのSF&ファンタジー少女マンガが生まれた1970~80年代の作品の魅力を、豊富な図版とともに紹介。萩尾望都 「ユニコーンの夢」、少女マンガ家が描いたハヤカワ文庫のカバーイラストもカラーで106点収録。
(立東舎 予価1944円)[amazon]

4月20日刊
ウィリアム・ゴールディング 『蠅の王 新訳版
飛行機が墜落し、無人島にたどりついた少年 たち。協力して生き抜こうとするが、次第に 緊張が高まり……。不朽の名作、新訳版。黒原敏行訳
(ハヤカワepi文庫 予価1188円)[amazon]

4月20日刊
ハーラン・エリスン 『ヒトラーの描いた薔薇』
地獄の扉が開き、希代の犯罪者たちが逃亡した時、ヒトラーは……表題作ほか、SF界のレジェンドによる本邦初訳を含む全13篇を収録。
(ハヤカワ文庫SF 予価1080円)[amazon]

4月20日刊

H・ポール・ホジソンガー 『栄光の旗のもとに ユニオン宇宙軍戦記
最新鋭艦〈カンバーランド〉に新艦長として着任した若き海軍少佐ロビショーの異星種族クラグとの激闘の日々を描く戦争冒険SF。
(ハヤカワ文庫SF 予価1145円)[amazon]

4月20日刊

ケン・リュウ 『母の記憶に』
不治の病を宣告された母が愛する娘のために選び取った行動をつづる表題作、明治時代の満州にやってきた熊狩り探検隊一行の思いがけない運命を描いた 「【烏蘇里/ウスリー】 【羆/ひぐま】」 など、あたたかな幻想と鋭い知性の交錯を透徹な眼差しで描いた16篇を収録した、待望の第二短篇集。
(新ハヤカワSFシリーズ 予価2376円)[amazon]

4月20日刊

高橋葉介 『夢幻紳士 怪奇篇 愛蔵版
漫画家生活40周年記念出版。ファンから要望の高かった文庫版 〈怪奇篇〉 をワイドな単行本サイズで。夢幻魔実也シリーズの描き下ろし16ページ+自身の画業を振り返る特別あとがきを収録。記念愛蔵コミック。
(早川書房 予価2916円)[amazon]

4月20日刊

『SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座2016-2017」 全講義録
現代日本SFのすべてを知る書評家・翻訳家の大森望を主任講師にむかえて行われた年間講座を採録。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という講師陣がSFとは何か、小説とはいかに書くかを語る。
(早川書房 予価1728円)[amazon]

4月20日刊
江戸川乱歩 『明智小五郎事件簿12 「悪魔の紋章」「地獄の道化師」』
顔を潰され、石膏で塗り固められた女性の死体。道化服に身を隠した悪魔の智恵が生み出した執念のトリックに挑む。明智小五郎ものの戦前最後の作品。シリーズ堂々の完結。
(集英社文庫 予価886円)[amazon]

4月20日刊
エドウィージ・ダンティカ 『ほどける』
双子の姉を交通事故で喪った、十六歳の少女。自らの半身というべき存在をなくした彼女は、家族や友人らの助けを得て、悲しみのなかでアイデンティティを立て直し、新たな歩みを始める。全米が注目するハイチ系気鋭女性作家による、愛と抒情に満ちた物語。
(作品社 予価2592円)[amazon]

4月21日刊
エドワード・D・ホック 『怪盗ニック全仕事4』
「価値のないもの、誰も盗もうとはしないもの」 を専門に独占状態で商売してきた怪盗ニックに、まさかのライバルが登場。〈不可能を朝食前に〉 をモットーとする美貌の女怪盗サンドラ・パリスと、ニックは仕事先で何度も出会い、ときには競い、ときには協力しあう奇妙な間柄になる……。全15編を収録。
(創元推理文庫 予価1404円)[amazon]

4月21日刊
久生十蘭 『魔都』
日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか――昭和九年の大晦日、バーの片隅で交わされる噂話を端緒に、帝都・東京を震撼せしめる一大事件の幕が開く。安南国皇帝の失踪と愛人の墜死に巻き込まれた新聞記者・古市加十と捜査に臨む眞名古明警視、二人を待つ運命や如何に。久生十蘭の代表長編。初出 「新青年」 連載版。
(創元推理文庫 予価1404円)[amazon]

4月21日刊
シャンナ・スウェンドソン 『ニューヨークの妖精物語』
女優を夢見てNYにきたエミリー。念願かなって舞台で脚光を浴びたその晩、忽然と姿を消してしまった。だが、姉のソフィーにはわかっていた。妹は妖精にさらわれたのだ。妹の友人の刑事の追求をかわしつつ、ソフィーは妹を探し始める。現代のフェアリーテイル開幕。
(創元推理文庫 予価1188円)[amazon]

4月21日刊
キム・スタンリー・ロビンスン 『ブルー・マーズ 上・下
火星全土に吹き荒れる独立の嵐により、地球の治安部隊は撤退し、軌道エレヴェーターの上端に追いやられる。一滴の血も流すことなく、革命は成功するかに思われただが……。壮大な火星入植計画をリアルに描いた火星三部作の完結編。ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。
(創元SF文庫 予価各1620円)[amazon]

4月21日刊
吉田健一 『酒談義』
酒を飲む上で覚えたことや経験したことを頭に浮ぶままに書いて行ってみようかと思う――。酒豪で鳴らした文士が、飲み方から各種酒の味、思い出の酒場、そして禁酒の勧めまでを綴る全21編。究極の酒エッセイ集。文庫オリジナル。
(中公文庫 予価864円)[amazon]

4月22日刊
宮田昇 『私の歩んだ戦後と出版の70年史』
編集者、児童文学作家、翻訳権エージェント、そして著作権コンサルタントとして歩んだ著者による、個人史としての出版史。多くの出版界の出来事に直接間接に関わってきた著者だからこそ書けた 「そのとき何が起きたのか?」。出版大変革の今だからこそ見つめ直すべき、戦後出版の姿。
(太田出版 予価2808円)[amazon]

4月22日刊
宮澤溥明 『著作権の誕生 フランス著作権史
王より与えられる特権から、著作者の 「もっとも神聖な所有権」 へ。著作権の発祥地であるフランスにおいて、その思想と制度がどのように誕生し、発展したかを振り返り、著作権の原点に立ち戻る。
(太田出版 予価4104円)[amazon]

4月24日刊
美篶堂 『美篶堂とはじめる 本のお直し、仕立て直し』
カバーの壊れた思い出の絵本、ページの脱落した雑誌、部分的に必要なガイドブック……製本技術で定評のある美篶堂に寄せられるお悩み 「修理術&リメイク術」 を紹介。自分の手で本が甦ります。
(河出書房新社 予価1944円)[amazon]

4月25日刊
スティーヴン・キング 『ダークタワーⅢ 荒地 上・下
〈旅の仲間〉 であるエディとスザンナを得たローランド。二人にガンスリンガーとしての教えを叩きこみながら、〈暗黒の塔〉 への旅は続く。だが、見殺しにした少年ジェイクの面影がローランドを苦しめる。
(角川文庫 予価各1037円)[amazon]

4月25日刊
ヘレン・マクドナルド 『ハヤブサ その歴史・文化・生態
人間はなぜこんなにもハヤブサに心惹かれるのだろうか。時代の変化のなかでときには魂の象徴となり、ときには迫害された鳥の文化誌。
(白水社 予価2916円)[amazon]

4月25日刊
武田悠一・武田美保子編 『増殖するフランケンシュタイン 批評とアダプテーション(仮)
200年の時を経ても、読者の想像力を刺激し続ける 『フランケンシュタイン』。現代の視点から分析・批評する第一部と、演劇・小説・映画・マンガ等、この神話的テクストが生み出してきた多種多様な 「翻案・改作 (アダプテーション)」 をめぐる第二部で構成。
(彩流社 予価3456円)[amazon]

4月25日刊
G・W・F・ヘーゲル 『美学講義』
〈叢書・ウニベルシタス〉
西洋美学思想史に燦然と輝くヘーゲル美学。しかし従来読まれてきた版は、聴講者H・G・ホトーの手で 「体系」 へと編集され、歪曲されたテキストであった。1995年にH・シュナイダー編で初公刊された本書は、1820/21年冬学期ベルリン大学での美学講義を忠実に伝える校訂版であり、ヘーゲル美学のありのままの姿を示す。
(法政大学出版局 予価4968円)[amazon]

4月26日刊
アントニオ・タブッキ 『とるにたらないちいさないきちがい』
一人の女性を愛した男三人の法廷での再会──表題作のほか、魔法の儀式、不治の病、スパイ、戦争……。『インド夜想曲』 につづいて発表された幻想とめまいに満ちた11の短篇集。
(河出書房新社 予価2376円)[amazon]

4月27日刊
カート・ヴォネガット 『人みな眠りて』
ヴォネガット、最後の短編集。冷蔵庫型の彼女と旅する天才科学者、殺人犯からメッセージを受けた女性事務員、消えた聖人像事件に遭遇した新聞記者……没後に初公開された珠玉の短編16篇。大森望訳
(河出書房新社 予価2160円)[amazon]

4月27日刊
『別冊太陽 宮武外骨 生誕150年 別冊太陽編集部編
明治期に活躍した反骨ジャーナリストの生涯を物語る膨大な資料を網羅し、その図抜けた面白さを多彩な執筆陣により紹介する。
(平凡社 予価2592円)[amazon]

4月27日刊
クセニヤ・メルニク 『五月の雪』
仄暗い歴史を背負う極寒の町マガダン。この土地で暮らす人々の哀しみと喜び。米国注目のロシア系移民作家による、鮮烈な連作短篇集。
(新潮社 予価2160円)[amazon]

4月27日刊
ブリア・サヴァラン 『美味礼讃』
食べることは愛すること、人生を謳歌すること――。食だけに留まらない原書の魅力が伝わるよう大胆に編集し、新訳。その妙味を解説。玉村豊男訳
(新潮社 予価3024円)[amazon]

4月28日刊
トーヴェ・アルステルダール 『海岸の女たち』
取材先のパリで失踪したジャーナリストの夫。舞台美術家の私は、ニューヨークから単身パリへと旅立つ。異邦の地での慣れない行方捜しで、わたしはヨーロッパに広がる底知れぬ闇に遭遇する。スウェーデン・ミステリの新女王によるエンターテインメント巨編。
(創元推理文庫 予価1490円)[amazon]

4月28日刊
キャンディス・フォックス 『楽園 シドニー州都警察殺人捜査課
三人の若い女性の失踪事件を調べるシドニー州都警察の刑事フランクとエデン。手がかりは三人ともある農場に長期滞在していたこと。エデンは囮捜査員として、犯罪者や前科者が働く閉ざされたコミュニティに潜り込む。オーストラリア推理作家協会賞受賞作。
(創元推理文庫 予価1512円)[amazon]

4月28日刊
中村融編 『
夜の夢見の川 12の奇妙な物語
田舎に引っ越してきた主婦につきまとう、美しい二頭の銀の犬――不安に揺れる女性の孤独を幻想的な筆致で描く、ケイト・ウィルヘルム 「銀の犬」。見せ物小屋で出会った不気味な女に強烈に惹かれた男が過ごす官能と恐怖の一夜を綴る、ロバート・エイクマン 「剣」。奇妙な掟が支配する街に迷い込んでしまったある親子の変容を描いた、キット・リード 「お待ち」など、〈奇妙な味〉の傑作12編を収録。
(創元SF文庫 予価1058円)[amazon]

4月28日刊
ナサニエル・ウェスト 『イナゴの日 ナサニエル・ウェスト傑作選
柴田元幸訳
(新潮文庫 予価767円)[amazon]

4月28日刊
ジョン・ニコルズ 『卵を産まない郭公』
村上春樹訳
(新潮文庫)[amazon]

4月28日刊

チャールズ・ディケンズ 『オリヴァー・ツイスト』
加賀山卓朗訳
(新潮文庫)[amazon]

4月28日刊

ジーン・ウェブスター 『あしながおじさん』
岩本正恵訳
(新潮文庫)[amazon]

4月28日刊
ダニエル・ルヴィーン 『ハイド』
『ジキル博士とハイド氏』 で描かれる最後の4日間に焦点をあてたサスペンス。原作では悪の権化として描かれたハイドの人間的な苦悩に光を当てて、ハイドの視点で描かれた衝撃作。原作で触れられなかった事件の背景や、ジキルのトラウマが語られた、壮絶な展開が今明らかになる。
(KADOKAWA 予価2160円)[amazon]

4月28日刊
『異郷のモダニズム 満州写真全史竹葉丈編
《異郷のモダニズム 満州写真全史》 展 (名古屋市美術館 4/29~)
(国書刊行会 予価3024円)[amazon]

4月28日刊
柳下毅一郎 『皆殺し映画通信 地獄旅』
話題の映画を斬って斬ってきりまくる!舌鋒鋭い映画評論家・柳下毅一郎による2016年邦画超毒舌レビュー集。
(カンゼン 予価1728円)[amazon]

4月下旬刊
アンガス・フレッチャー 『アレゴリー ある象徴的モードの理論
〈高山宏セレクション/異貌の人文学〉
西洋思想・文学の最初期から現代に至るまで、アレゴリーは重要な役割を果たしてきた。アレゴリーのもつ宇宙的スケールを絢爛と語り、「思考の仲介者」 として再評価、18世紀以来のシンボル優位の風潮に異議をとなえ、現代におけるアレゴリーの復権を謳った名著。伊藤誓訳
(白水社 予価8208円)[amazon]

4月予定
『定本 夢野久作全集 第2巻』
小説Ⅱ 1931-1933
一足お先に/霊感!/ココナットの実/犬神博士/自白心理/怪夢/斜坑/焦点を合はせる/狂人は笑ふ/幽霊と推進機/ビルヂング/キチガヒ地獄/老巡査/意外な夢遊探偵/けむりを吐かぬ煙突
(国書刊行会 10260円)[amazon]

4月末予定
C・デイリー・キング 『鉄路のオベリスト』
〈論創海外ミステリ〉
ニューヨーク・サンフランシスコ間を横断する豪華列車のプール車両で銀行頭取の溺死体が発見された。乗り合わせた四人の心理学者は、事故、自殺、他殺、それぞれの意見を述べるが決め手もないまま、姿なき犯人に翻弄される。雑誌 『EQ』 連載の鮎川哲也訳を復刊。
(論創社 予価3024円)[amazon]

4月以降刊
フェルナンド・イワサキ 『悪しき愛の書』
(作品社 予価2376円)[amazon]


▼5月刊

5月2日刊
鹿島茂 『19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて
仏文学者・鹿島茂エスプリの真骨頂、19世紀パリを美術で巡るタイム・トラベル。「失われたパリの復元」 (“芸術新潮"連載) をもとに、200点以上の図版から、パリ史の中で最も衝撃的な 〈パリ大改造〉 前後を見つめる。《19世紀パリ時間旅行》 展 (練馬区立美術館 4/16~6/4)
(青幻舎 予価3456円)[amazon]

5月3日刊
伊格言 『グラウンド・ゼロ 台湾第四原発事故
台北近郊の第四原発が原因不明のメルトダウンを起こした。生き残った第四原発のエンジニアの記憶の断片には次期総統候補者の影が……。
(白水社 予価2916円)[amazon]

5月予定
甲賀三郎 『蟇屋敷の殺人』
(河出文庫)[amazon]

5月11日刊
ロバート・クレイス 『約束』
ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒のシェパード、マギーが踏み込んだ家には爆発物と死体が。読者の胸を熱くした 『容疑者』 続編。固い絆で結ばれた相棒の物語。
(創元推理文庫 予価1512円)[amazon]

5月11日刊
シルヴァン・ヌーヴェル 『巨神計画 上・下
六千年前に何者かが地球全土に残していった、人型巨大ロボットの全パーツを極秘に回収・調査せよ。個人出版から即映画化決定の巨大ロボット・プロジェクトSF。
(創元SF文庫 予価各1080円)[amazon上・下]

5月11日刊
東秀紀 『アガサ・クリスティ-の大英帝国 名作ミステリと 「観光」 の時代
「ミステリの女王」 アガサ・クリスティーはまた 「観光の女王」 でもあった。その生涯を 「ミステリ」 と 「観光」 を軸に追いながら大英帝国の二十世紀を描き出す。
(筑摩選書 予価1728円)[amazon]

5月11日刊
山口雅也 『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』
「猫の皿」 「品川心中」 「時そば」 「品川心中」 「あたま山」 「野晒し」 「蛇目草」 「粗忽の使者」 「らくだ」 「田能久」 など、古典落語をベースに当代一の謎 (リドル) マスター山口雅也が描く、愉快痛快奇天烈な江戸噺七編を収録。
(講談社 予価2160円)[amazon]

5月11日刊
ガリレオ・ガリレイ 『星界の報告』
伊藤和行訳
(講談社学術文庫)[amazon]

5月11日刊
ジャンバッティスタ.デッラ・ポルタ 『自然魔術』
澤井繁男訳
(講談社学術文庫)[amazon]

5月11日刊
フランシス・ギース 『中世ヨーロッパの騎士』
(講談社学術文庫)[amazon]

5月12日刊
『楳図かずお 『漂流教室』 異次元への旅』
〈太陽の地図帖〉 漫画家・楳図かずお 『漂流教室』 の世界を徹底的に読み解く一冊。椹木野衣の超ロングインタビュー、川島小鳥の東京漂流ルポ他。
(平凡社 予価1296円)[amazon]

5月予定
ヴォルテール 『哲学書簡』
斉藤悦則訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

5月予定
ジェイムズ・M・バリー 『ケンジントン公園のピーター・パン』
南條竹則訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

5月16日刊
マイクル・コナリー 『ブラックボックス 上・下
(講談社文庫)[amazon上・下]

5月16日刊
ロバート・ゴダード 『宿命の地 1919年三部作3 上・下
(講談社文庫)[amazon上・下]

5月予定

イタロ・カルヴィーノ 『まっぷたつの子爵』
河島英昭訳
(岩波文庫)[amazon]

5月予定

マルセル・プルースト 『失われた時を求めて11』
吉川一義訳
(岩波文庫)[amazon]

5月20日刊
古川日出男 『平家物語 犬王の巻』
時は室町。京で世阿弥と人気を二分しながらも、歴史から消された能役者がいた。その名は犬王――鳴り響く琵琶は呪いか祝福か。窮極の美を求めた異貌の男の一生が物語られる。平家物語異聞。
(河出書房新社 予価1728円)[amazon]

5月22日刊
G・K・チェスタトン 『ブラウン神父の不信 新版
傑作 「犬のお告げ」、奇想天外な密室トリックの 「ムーン・クレサントの奇跡」、色濃いオカルティズムで後世に多大な影響を及ぼした 「金の十字架の呪い」、トリッキーさではシリーズ随一の 「翼ある剣」 など、珠玉の8編を収録。
(創元推理文庫 予価799円)[amazon]

5月22日刊
ケイト・モートン 『忘れられた花園 上・下
1913年、オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女を、ある夫婦がネルと名付けて育て上げる。そして2005年、祖母ネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が英国、コーンウォールにコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。
(創元推理文庫 予価各1058円)[amazon上・下]

5月26日刊
ヘンリー・ペトロスキー 『本棚の歴史』
復刊 〈書物復権〉
書物の発達と共に進んできた本棚の知られざる歴史を名著 『鉛筆と人間』 の著者が跡づける。
(白水社 予価5184円)[amazon]

5月27日刊
パク・ミンギュ 『ピンポン』
〈エクス・リブリス〉
学校でいじめられている二人の男子中学生、「釘」 と 「モアイ」。彼らは地球でも存在に値しない人間だと感じている。そんな二人が卓球に熱中し、世界にとってかわった 「卓球界」 で、人類を代表して戦うことに……。
(白水社 予価2376円)[amazon]

5月29日刊
エドワード・ケアリー 『穢れの町 アイアマンガー三部作2
月桂樹の館を逃げ出したジェームズは、フィルチングの町で、決して使うなと言われていた金貨でパンを買ってしまう。それがとんでもない事態を招くとも知らず……。物の声を聞く能力のあるクロッド・アイアマンガーと、召使いのルーシー。世にも奇妙で怖ろしい運命に見舞われた二人の運命は? 堆塵館に何が起きているのか。
(東京創元社 予価3024円)[amazon]

5月29日刊
『J・G・バラード短編全集3』 柳下毅一郎監修
第三巻はサイエンス・フィクションに文芸的手法を用いて、小説に新たな次元を切り開いた濃縮小説 (コンデンスト・ノヴェル) の代表作 「終着の浜辺」、本邦初訳 「イルミネイテッド・マン(仮)」 など20編を収める。
(東京創元社 予価3888円)[amazon]

5月29日刊
J・R・R・トールキン 『トールキンのベーオウルフ物語』
トールキンに多大な影響を与えたイギリス中世の英雄叙事詩 『ベーオウルフ』 の再話。未出版の原稿をトールキン自身の講義の内容を参考に編集し、著者が意図した本来の姿を再現。
(原書房 予価3024円)[amazon]


スティーヴン・キング 『ダークタワーⅣ 魔道師と水晶球 上・下
〈旅の仲間〉 であるエディとスザンナを得たローランド。二人にガンスリンガーとしての教えを叩きこみながら、〈暗黒の塔〉 への旅は続く。だが、見殺しにした少年ジェイクの面影がローランドを苦しめる……。
(角川文庫 予価各1037円)[amazon]


R・L・スティーヴンソン 『ジキル博士とハイド氏 新訳
田内志文訳
(角川文庫)[amazon]


マーク・トウェイン 『人間とは何か1 トウェイン完訳コレクション
(角川文庫)[amazon]

5月予定
ジュール・ヴェルヌ 〈驚異の旅〉 コレクション 『蒸気で動く家』
セポイの叛乱で捕虜を虐殺し合い、互いの妻を殺し合った宿敵同士、イギリス陸軍士官モンローと叛乱軍首領ナーナー・サーヒブ。叛乱鎮圧後、モンローを励まそうと、友人たちは鋼鉄の象が牽引する豪華客車を用意、インド横断の旅に出る。闇の中に蠢く叛乱軍の残党たち、密林を彷徨する謎の女性……。大自然を舞台に繰り広げられる冒険と復讐の物語。初の完訳。
(インスクリプト 予価5940円)[amazon]


▼6月以降刊

6月12日刊
ロバート・シルヴァーバーグ 『時間線をのぼろう 新訳版
2059年。時間局には、過去の監視と復旧を任務とする時間警察と、時間観光客を案内する観光部がある。歴史研究者の青年ジャドは時間観光ガイドとなり、ビザンティン帝国で絶世の美女に出会うが……。タイム・パラドックスSFの金字塔を新訳で。伊藤典夫訳
(創元SF文庫 予価1080円)[amazon]


7月20日予定
コナン・ドイル/山中峯太郎訳 『名探偵ホームズ全集 第三巻』
悪魔の足 黒蛇紳士 謎の手品師 土人の毒矢 消えた蝋面 黒い魔船
(作品社 予価7344円)[amazon]


8月予定
Martin Edwards 《The Story of Classic Crime in 100 Books》
『探偵小説の黄金時代』 (国書刊行会予定) のマーティン・エドワーズが選んだクラッシックミステリ100冊のガイドブック。
(Poisoned Pen Press)[amazon]


予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

ミシェル・レリス 『ゲームの規則Ⅰ 抹消』
完結まで36年を要したレリスの主著にして自伝文学の大作、20世紀の奇書。ビフュールとは 「削除/分岐」 の意味。
(平凡社 予価5184円)[amazon]

ミシェル・レリス 『ゲームの規則Ⅱ 軍装』
「新しい文学ジャンルを創造した」 と称される代表作の第二巻。フルビとは身の回り品、装具一式。
(平凡社 予価5184円)[amazon]

内堀弘 『予感の本棚 一九ニ七年の現在(仮)
1927年、21歳の青年が新宿の一角に15坪の書店を開く。旧来の因習にとらわれないその書店、紀伊國屋書店には、作家、詩人、画家、小出版社の担い手たちが集い、「新鮮な交差がふんだんに起きた」。その場所を軸に、南天堂、文化学院など同時代の 「周辺」 を描く。
(紀伊國屋書店 予価2160円)[amazon]