注目の近刊

11月25日発売
《ミステリマガジン》 1月号
特集:ミステリが読みたい!2018年版
(早川書房 1296円)[amazon]

11月25日刊
沼野充義 『スタニスワフ・レム 『ソラリス』 (100分 de 名著)
惑星ソラリスに降り立った心理学者クリスが見たものは…。ポーランド語から約40の言語に翻訳され世界中で読まれ続ける『ソラリス』。SF史に輝く傑作を〈世界文学〉として読み解く。 NHK・Eテレ 「100分de名著」 12月テキスト
(NHK出版 566円)[amazon]

11月25日刊
ジョン・アガード 『わたしの名前は 「本」』
本には数え切れないほどの物語がありまではもし本が自分の物語を語ったら……? 粘土板パピルスの巻物中世の写本印刷された紙て電子書籍のスーン本の形は時代によってさまざまに変人々の元にやってきまし音や声が言葉となっ文字て記され束ねられて綴じられ 「本 となりたしたちのこの手でページがひらかれるまでの つつもけなげ 「本 の長い長い冒険譚
(フィルムアート社 予価1728円)[amazon]

11月25日刊
早川孝太郎 『猪・鹿・狸』
動物たちとの忘れ去られた暮らしを活写。芥川龍之介に 「実際近頃にこのくらゐ愉快に読んだ本はなかった」 と言わしめた、動物との関わりについて考えさせられる民俗学の古典的名著。目次
(角川ソフィア文庫 予価1080円)[amazon]

11月25日刊
アガサ・クリスティ 『オリエント急行殺人事件』
高給寝台特急で起きた殺人事件の容疑者は、目的地以外は共通点のない乗客たち。世界一の探偵、エルキュール・ポアロが導き出した真実とは――。田内志文訳。
(角川文庫 予価648円)[amazon]

11月25日刊
A・A・ミルン 『プー通りの家』
時代を超え、国境を越えて世界中の人から愛されているクマのプー。でも、その原作はたった2冊。天真爛漫でかわいいプーと森の仲間たち。そして賢く、みんなから頼られているクリストファー・ロビン。彼らが繰り広げる最後の冒険は、楽しく、ちょっとせつない。森絵都訳。
(角川文庫 予価734円)[amazon]

11月27日発売
《ユリイカ》 12月号 特集=カズオ・イシグロ (仮)
『日の名残り』 『わたしを離さないで』 『忘れられた巨人』、文学的な伝統を踏まえながら書き継がれる作品にこめられた叙情と寂寥は、なにを語るのか、世界的なベストセラー作家でもあるカズオ・イシグロを読む。目次
(青土社 1512円)[amazon]

11月27日刊
アンドレ・ブルトン 『魔術的芸術』
20世紀最大の「幻の書物」。シュルレアリスムを創始したアンドレ・ブルトンによる野心的な「もうひとつの美術史」。人類の美術史全体を書き換え、再構築した壮大な試み。愛蔵・新装版。
(河出書房新社 予価4104円)[amazon]

11月28日刊
キム・ジョンヒョク 『ゾンビたち』
ゾンビたちがひっそりと暮らすコリオ村。そこは世間と完全に断絶した 「無通信地帯」 だった。人間とゾンビをめぐる、あたたかな愛のあふれる物語。韓国の人気新鋭作家の初の長編小説。
(論創社 予価2700円)[amazon]

11月29日発売
《ナイトランド・クォータリー》 vol.11 憑霊の館
ラムジー・キャンベル、A・M・バレイジ、フリッツ・ライバーなど翻訳9編、日本作家2編の他、キム・ニューマンによる特別寄稿「《ドラキュラ紀元》シリーズ、日本へ」など。目次
(アトリエサード 1836円)[amazon]

11月28日刊
『山の怪異譚』 山の怪と民俗研究会編
山の怪異譚を集めるアンソロジー。遭難、怪奇体験、山の不思議の民俗エッセイ。異世界の怖い話にひたる。
(河出書房新社 予価1296円)[amazon]

11月29日刊
アレイスター・クロウリー 『麻薬常用者の日記
[新版〕 Ⅱ地獄篇

20世紀最大の魔術師にしてカリスマ的アーティスト、アレイスター・クロウリーが書いた小説として毀誉褒貶相半ばした問題作。麻薬文学の系譜に燦然と名を刻む名著。待望の改訳新装版。全3巻。
(国書刊行会 予価2333円)[amazon]

11月29日予定
エセル・M・マンロー/サキ 『サキの思い出 評伝と短篇
やんちゃで愉快で、動物が大好き――短篇の名手サキの姉が、子供時代からその死まで、弟との日々を愛を込めて語った評伝に、これまで未訳だった短篇作品を加えたコレクション。
(彩流社 2160円)[amazon]

11月29日刊
星新一 『進化した猿たち The Best』
人間と他の生物とのいちばんの違いは何か。それは、笑いと想像力である──。星新一が長年愛読し、蒐集してきたアメリカのヒトコマ漫画には、われわれ 〈進化した猿たち〉 の欲望や習性、奇癖が余すところなく描かれていた。「結婚」 「宇宙人」 「精神分析」 「クリスマス」 など、漫画を17のテーマに分け、ブラック・ユーモアと旺盛な想像力で魅せるエッセイ集。リニューアル復刊。
(新潮文庫 予価561円)[amazon]

11月29日刊
ジェームズ・M・バリーピーターパンの冒険
半分が鳥、半分が人間の赤ん坊で、生まれてから 1 週間で成長することをやめたピーターは、家の窓から飛び出して不思議な冒険に出かける。子供だけが見ることができる妖精と少年少女が繰り広げるロマンティックで幻想的な物語。大久保寛訳
(新潮文庫 予価432円)[amazon]

11月30日刊

ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』
ある寒い冬の日、暖炉で暖まっていたアリスは。ひょんなことから鏡の向こうに通り抜けて、ヘンテコな人たちに出会います。高山宏・新訳佐々木マキによる描きおろし挿絵80点超、オール2色刷。※『不思議の国のアリス』 とのBOXセットも同時発売。
(亜紀書房 予価1836円)[amazon]
ルイス・キャロル 『不思議の国のアリス・鏡の国のアリス 2冊BOXセット』
佐々木マキ絵・高山宏訳の新訳・新挿絵版で贈る、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』が豪華BOXセットになって登場。セット箱(箔押し)に加えて、BOXセット限定の特典ポストカードが3枚付いた貴重版。
(亜紀書房 予価3888円)[amazon]

11月30日刊
ロナルド・ノックス 『三つの栓』
〈論創海外ミステリ〉 ガス中毒で死んだ老人は自殺か、他殺か、それとも過失死か。“三つの栓” の謎を巡る推理合戦の末に明かされる意外な真相とは? 「探偵小説十戒」 を提唱したノックスによる正統派ミステリの傑作が新訳で登場。
(論創社 予価2592円)[amazon]

11月30日刊
北原尚彦編訳 『シャーロック・ホームズの栄冠』 ロナルド・A・ノックス、アントニイ・バークリー他
名探偵シャーロック・ホームズの活躍はドイル自身の手も離れて、初登場から130年も経った今なお、数多くの新たな冒険譚が語り続けられている。著名な推理作家による本邦初訳の一品から異色作家による珍品まで、“知られざる” 冒険譚のなかから選び抜いた類稀なるホームズ・アンソロジー。
(創元推理文庫 予価1080円)[amazon]

11月30日刊
グザヴィエ=マリー・ボノ 『狩人の手』
マルセイユ警察のベテラン警部が、連続女性惨殺事件の真相を探る。いずれの事件も死体現場に残された紙片には、指のない謎の手形が……。そこは先史時代のシャーマンの儀式の場だったといわれる洞窟付近だった。司法警察と憲兵隊の縄張り争いの中、オペラ・マニアのド・パルマ警部の厳しい捜査が始まった。シリーズ第一作。
(創元推理文庫 予価1512円)[amazon]

11月30日刊
イローナ・C・メイヤー 『吟遊詩人の魔法 上・下
十二年に一度、都で行われる競技会で、最も優れた吟遊詩人に〈銀の枝〉が与えられる。秘められた魔法と、陰謀。吟遊詩人たちの密かな戦いと探求を描く本格ファンタジイ。 
(創元推理文庫 予価各1080円)[amazon]

11月30日刊
アルフレッド・ベスター 『イヴのいないアダム ベスター傑作選(仮) 中村融編訳
アンドロイドと人間を繋ぐ狂気の絆を渇いた筆致で描くロードノヴェル 「ごきげん目盛り」。最終戦争後の世界で生き残りの男女ふたりが送る奇妙な都市生活 「昔を今になすよしもがな」。享楽の限りを尽くす六人の男女が体験する壮絶な悪夢世界の遍歴 「地獄は永遠に」ほか、単行本 『願い星、叶い星』 に収録の8編に新訳2編を増補、改題文庫化。
(創元SF文庫 予価1188円)[amazon]

11月30日刊

ソフィア・サマター 『図書館島』
文字を持たぬ辺境の島に生まれ、異国の師の導きで書物に耽溺して育った青年は、長じて憧れの帝都に旅立つ。だが航海中、死病に冒された娘と出会ったがために、彼の運命は一変する。世界のあらゆる書物を収めた図書館のある島に幽閉された彼は、書かれた言葉を奉じる人々と物語る声を信じる人々の戦いに巻き込まれてゆく……。世界幻想文学大賞・英国幻想文学大賞受賞、書物と物語をめぐる本格ファンタジイ。
(東京創元社 予価3132円)[amazon]

11月30日刊
コルム・トビーン 『ノーラ・ウェブスター』
夫を亡くし21年ぶりに勤めに出たノーラ。慎ましく不器用で頑固な主婦が、生きる歓びを見出してゆく姿を母に重ねて描く自伝的長篇。
(新潮社 予価2592円)[amazon]

11月30日刊
『MONDO 映画ポスターアート集』
スター・ウォーズからアベンジャーズ、タランティーノ、エドガー・ライト作品まで、世界中の映画ファン、映画製作者から愛され、絶大な人気を誇る“MONDO”で制作・販売されたポスター約300 枚を一挙公開。内容
(スペースシャワーネットワーク 予価4968円)[amazon]


▼12月刊

12月2日刊
ソーントン・ワイルダー 『三月十五日 カエサルの最期』
アメリカ文学を代表するソーントン・ワイルダーが、古代ローマの英雄カエサル暗殺の日までの心理劇を描き出した書簡体小説。妻ポンペイア、悪女クローディア、詩人カトゥッルス、愛人クレオパトラ…政治のかけひき、恋のさぐりあいのなかで、世界の覇者となったものが最後に信じるのは――権力や芸術をめぐる思考が織り成す大作。本邦初訳。
(みすず書房 予価3996円)[amazon]

12月4日刊
マーゴット・ベネット 『過去からの声』
〈論創海外ミステリ〉
ナンシーが久々に会った親友のサラは、過去につき合った男たちの誰かから殺害予告の脅迫状を受け取っていると言う。考えられる四人とは、幼馴染で犯罪者のピーター、元同僚のローレンス、俳優のマイク、画家もどきのドナルド。サラはその翌日射殺され、第一発見者となったのが、現在はナンシーの恋人であるドナルドだった。CWA賞受賞作。
(論創社 予価3240円)[amazon]

12月4日刊
楠田匡介 『いつ殺される』
病室の幽霊騒動が、公金横領事件の徹底捜査に。犯罪の背後にあるものは? トリックとサスペンスがめくるめく推理長篇。
(河出文庫 予価896円)[amazon]

12月5日刊
長山靖生編 『詩人小説精華集 ポエティック・ノベルズ(仮)
北原白秋、萩原朔太郎、中原中也、立原道造、高村光太郎……詩人たちの「詩想」あふれる小説の世界。収録内容
(彩流社 予価2592円)[amazon]

12月6日刊
スティーヴン・ジョンソン 『感染地図 歴史を変えた未知の病原体
150年前のロンドンを 「見えない敵」 が襲った! 大疫病禍の感染源究明に挑む壮大で壮絶な実験は、やがて独創的な「地図」に結実する。スリルあふれる医学=歴史ノンフィクション。
(河出文庫 予価1080円)[amazon]

12月4日刊
ダグラス・アダムス 『ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所』
伝説のコメディSF 『銀河ヒッチハイク・ガイド』 のアダムスが遺した、もうひとつの傑作。前代未聞のコミック・ミステリー。
(河出文庫 予価994円)[amazon]

12月6日刊
レイモンド・チャンドラー 『水底の女』
私立探偵フィリップ・マーロウは、香水会社の社長から行方知れずの妻の安否を確認してほしいと頼まれる。妻が最後に滞在していた湖畔の町を訪れるが、そこでは別の女の死体が見つかるのだった。マーロウが探している女と何か関係が? 旧題 『湖中の女』 新訳版。村上春樹訳
(早川書房 予価2484円)[amazon]

12月6日刊
トマス・ピアース 『小型哺乳類館』
息子が連れ帰ったクローン再生マンモスを裏庭で飼うことになった母親、夢の中にだけ存在する夫への愛を語る妻と動揺する現実の夫……突飛かつ壮大なスケールの想像力を通して、家族の拠り所を見つめ直す、新鋭のアメリカ人作家による笑えて泣ける12の短篇。
(早川書房 予価2160円)[amazon]

12月6日刊
エルモア・レナード 『ラブラバ 新訳版
元シークレット・サーヴィスの捜査官で今は写真家のジョー・ラブラバは、かつての銀幕のスター、ジーン・ショーと知り合った。少年の頃の彼が夢中になった女優だ。だが、ジーンの周囲にはたちの悪い男たちが……。MWA賞受賞作。田口俊樹訳
(ハヤカワ・ミステリ 予価2052円)[amazon]

12月6日刊
フィリップ・K・ディック 『ジャック・イジドアの告白』
古タイヤの溝掘り職人であるジャックの日常はある日狂い始める……。ディックの自伝的作品にして主流文学の代表作 『戦争が終わり世界の終わりが始まった』 を新訳で刊行。阿部重夫訳
(ハヤカワ文庫SF 予価1080円)[amazon]

12月6日刊
ガブリエル・ゼヴィン 『書店主フィクリーのものがたり』
島に一軒だけある書店の主フィクリー。偏屈な彼の人生は、ある日を境に鮮やかに色づきはじめる。すべての本を愛する人に贈る物語。
(ハヤカワepi文庫 予価907円)[amazon]

12月6日刊
『日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空』
現代日本SF誕生から60周年を記念して、第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第3弾は眉村卓。収録作は「下級アイデアマン」「悪夢と移民」「正接曲線」「使節」ほか。日下三蔵編
(ハヤカワ文庫JA 予価1620円)[amazon]

12月6日刊
ジョルジュ・バタイユ 『有罪者 無神学大全』
夜の思想家バタイユの代表作50年目に新訳で復活。鋭利な文体と最新研究をふまえた膨大な訳注で甦るおそるべき断章群。
(河出文庫 予価1296円)[amazon]

12月6日刊
コルソン・ホワイトヘッド 『地下鉄道』
19世紀初頭のアメリカ。南部のジョージア州にある農園での奴隷少女コーラは、ある日、自由な北部を目指して農園から逃亡することを決める。轟々たる音を立てて暗い地下を走る鉄道、〈地下鉄道〉に乗って――。しかし彼女の後を、悪名高い奴隷狩り人リッジウェイが追っていた。谷崎由依訳
(早川書房 予価2484円)[amazon]

12月6日刊

ダン・T・セールベリ 『シノン 覚醒の悪魔
テロにより妻子を奪われた天才技師が復讐のため開発した未知のウィルス 「モナ」。パンデミックを阻止しようとする者たちと、それを使って世界征服を企む者たち。スウェーデン発ノンストップSFスリラー完結篇。
(小学館文庫 予価972円)[amazon]

12月7日刊

レアード・ハント 『ネバーホーム』
ポール・オースターが「簡素で美しい小説」と熱烈に推薦するハントの長篇小説。南北戦争時代のインディアナ、愛するひ弱な夫をおいて男に変装して戦場に向かった女性兵士は生き延びられるのか。史実に基づき静かな声で語られる、最優秀アメリカ文学賞受賞作。柴田元幸訳
(朝日新聞出版 予価1944円)[amazon]

12月7日刊
『2018本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
特集は「新本格」30周年記念三世代座談会は法月倫太郎・三津田信三・青崎有吾。さらにドラマ化で話題の大倉崇裕(警視庁いきもの係)インタビューと盛り沢山。もちろん国内・海外ランキング、作家の近況コーナーも充実。
(原書房 1080円)[amazon]

12月7日発売
《週刊文春》 12/14号 「ミステリー ベストテン」 掲載予定
(文藝春秋)

12月7日刊
プレヴォ 『マノン・レスコー』
前途ある青年デ・グリュは、学校を卒業して実家に戻ろうというとき、美しい少女マノンに出会う。情熱のままパリに駆け落ちした二人は新しい生活を始めるが、マノンの魔性に歯車は狂い出して……。18世紀フランス文学の傑作。野崎歓訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

12月7日刊
C・S・ルイス 『ナルニア国物語6 銀の椅子』
ユースティスはいじめられっこジルとともに、体育館の裏からナルニアへ旅立つ。ジルはアスランから、年老いたカスピアン王の行方不明の息子を探す任務を与えられるが、彼らの行く手には巨人や地底人たちが立ちはだかる。物語も佳境の第6作。土屋京子訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

12月9日刊
『岩波書店百年』
1913年創業以来100年間に岩波書店が発行した全書目を発行順に並べ、これに対応する頁に小社の主要記事・出版界の出来事・国内外事情の三欄を掲げる。単なる社史としてだけでなく、一つの文化史として編纂した。
(岩波書店 21,600円)[amazon]

12月上旬予定
『森下雨村探偵小説選Ⅱ』
〈論創ミステリ叢書〉 日本探偵小説草創期の功労者、森下雨村の探偵小説選第2弾。代表作「三十九号室の女」を戦後初復刊。昭和初期までの単行本未収録短編と、探偵小説黎明期の文壇事情が伺えるエッセイを併録。
(論創社 予価46320円)[amazon]

12月10日刊
澁澤龍彦 『貝殻と頭蓋骨』
ただ一度の中東旅行の記録、花田清輝、日夏耿之介、小栗虫太郎など偏愛作家への讃辞、幻想美術、オカルト、魔術──その魅力が凝縮された幻の澁澤本。没後30年記念刊行。
(平凡社ライブラリー 予価1404円)[amazon]

12月刊
『このミステリーがすごい! 2018』
(宝島社 予価734円)[amazon]

12月11日刊
フェルディナント・フォン・シーラッハ 『コリーニ事件』
新米弁護士のライネンは、ある殺人犯の国選弁護人になった。だが、その男に殺されたのはライネンの親友の祖父だったと判明する。苦悩するライネンと被害者側の辣腕弁護士マッティンガーが法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。そこで明かされた事件の驚くべき背景とは。刑事事件弁護士の著者が描く圧巻の法廷劇。
(創元推理文庫 予価778円)[amazon]

12月11日刊
ジャナ・デリオン 『ワニの町へ来たスパイ』
一時潜伏を命じられた秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。自分とは正反対のおしとやかな女性を演じるつもりが、到着するなり保安官助手に目をつけられ、住む家の裏で人骨を発見してしまう。そのうえ町を牛耳る地元婦人会の老婦人たちに焚きつけられ、ともに人骨事件の真相を追うはめに……。
(創元推理文庫 予価1015円)[amazon]

12月11日発売
《ミステリーズ!》 Vol.86
米澤穂信、シリーズ最新短編「紐育チーズケーキの謎」。第14回ミステリーズ!新人賞優秀賞、丹野文月(受賞を機に筆名を丹野一郎より変更)「未知との遭遇」掲載。芦辺拓、奥田亜希子傑作読切ほか。
(東京創元社 1296円)[amazon]

12月12日刊
キム・エラン 『走れ父さん』
〈韓国文学のおくりもの〉
臨月の母を捨て出奔した父は、私の想像の中でひた走る。今まさに福岡を過ぎ、ボルネオ島を経て、スフィンクスの左足の甲を回り、エンパイア・ステート・ビルに立ち寄り、グアダラマ山脈を越えて、父は走る。蛍光ピンクのハーフパンツをはいて、やせ細った毛深い脚で――。若くして国内の名だたる文学賞を軒並み受賞しているキム・エランのデビュー短篇集。
(晶文社 予価1944円)[amazon]

12月12日刊
『水滸伝 四』
井波律子訳
(講談社学術文庫 予価1998円)[amazon]

12月12日刊
プラトン 『リュシス 恋がたき』
老年期にさしかかったソクラテスが、美少年リュシスとその友人メネクセノスを相手に 「友」 とは何か、「友愛」 とは何かを論じていく 『リュシス』。、「知を愛すること」 としての 「哲学(ピロソピア)」 という主題を扱う 『恋がたき』。「愛すること」で貫かれた二つの対話篇、初の文庫版新訳。
(講談社学術文庫 予価756円)[amazon]

12月13日刊
ディーノ・ブッツァーティ 『魔法にかかった男』
イタリア文学の奇才ブッツァーティの未邦訳短篇集。孤独な人生を送った男が亡くなったとき、町は突如として祝祭の場に変貌し、彼は一転して世界の主役になる…「勝利」、一匹の奇妙な動物が引き起こすカタストロフィ…「あるペットの恐るべき復讐」、謎めいた男に一生を通じて追いかけられる…「個人的な付き添い」 他、全20篇。
(東宣出版 予価2376円)[amazon]

12月13日刊
山本タカト 『緋色のマニエラ デビュー20周年記念版 山本タカト画集
国内外で絶大な人気を誇る山本タカトの平成耽美主義誕生を知らしめた第一画集。未発表作を新たに追加したデビュー20周年記念版。
(河出書房新社 予価3654円)[amazon]

12月13日刊
マルグリット・ユルスナール 『アレクシス―あるいは空しい戦いについて/とどめの一撃』
静謐な思索の流れのあいだに激情を透かし見せる、一人称の物語。初期を代表する二篇と略年譜を収録。巻末エッセイ堀江敏幸。ユルスナール没後30年を記念した特別編集版。
(白水社 予価3672円)[amazon]

12月15日刊
烏兎沼佳代 『コバルト文庫40年カタログ』
ラノベの元祖であるコバルト文庫の40年間・総発行点数約4500冊がギュッと詰まった1冊。
(集英社 予価1944円)[amazon]

12月15日発売
怪談専門誌 幽》 vol.28
特集 「山妖海怪(やまのあやかしうみのかい)」
(KADOKAWA 1843円)[amazon]

12月15日刊
飯城勇三 『本格ミステリ戯作三昧 贋作と評論で描く本格ミステリ十五の魅力
本格ミステリのさまざまな作家やテーマに、贋作と評論の二方向から切り込む。読者から一歩進んだ本格ミステリの楽しみを発見できる評論書。
(南雲堂 予価2916円)[amazon]

12月15日刊

『日本懐かしオカルト大全』(仮) 寺井広樹・白神じゅりこ/並木伸一郎 (監修)
昭和40年代から50年代頃にかけて世を席巻した 「オカルトブーム」 にフォーカスし、それにまつわる様々な事象について、ビジュアル要素を主体として振り返る。
(辰巳出版 1512円)[amazon]

12月15日刊
巖谷國士 『澁澤龍彥を語る/澁澤龍彥と書物の世界』
〈澁澤龍彦論コレクション〉 対談集 『澁澤龍彥を語る』 に、単行本未収録対談を含む 「澁澤龍彥と書物の世界」 を増補。
(勉誠出版 予価4104円)[amazon]
巖谷國士 『回想の澁澤龍彥(抄)/澁澤龍彥を読む』
〈澁澤龍彦論コレクション〉 対談集 『回想の澁澤龍彥(抄)』 に、単行本未収録対談 「澁澤龍彥を読む」 を増補。
(勉誠出版 予価4104円)[amazon]

12月16日刊
生頼範義 『神話 THE BEAUTIES IN MYTHS
神話・伝説・歴史の漆黒の闇からあらわれた91人の美女――イヴ、パンドラ、ロトの妻、メッサリーナ、アグリッピーナ、クレオパトラ、シバの女王など、1980~1987年に 「SFアドベンチャー」 誌の表紙を飾ったイラストを収録。1988年徳間書店刊の画集を復刊。
(復刊ドットコム 予価5400円)[amazon]

12月16日刊
チャールズ・ディケンズ 『荒涼館 4』
准男爵夫人の懊悩、深夜の殺人事件捜査、ジャーンダイス裁判の意外な行方──二つの視点で交互に語られた物語は、ついに大団円を迎える。ユーモアと批判たっぷりに、英国社会全体を描くディケンズ芸術の頂点。全4冊完結。
(岩波文庫 1231円)[amazon]

12月18日刊
ミキータ・ブロットマン 『刑務所の読書クラブ 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら
死刑囚や終身刑の囚人が収容される重警備刑務所。そこで不定期に開かれる9名の読書クラブで英国人女性教授が選んだ課題書は 『ジキル博士とハイド氏』 に『ロリータ』 『マクベス』。はたして古典文学は彼らに何をもたらすのか?
(原書房 予価2160円)[amazon]

12月19日刊
サキ 『四角い卵』
初期短篇集『ロシアのレジナルド』、没後編集の『四角い卵』に、その後発掘された短篇・スケッチを追加収録。付録はサキの生涯と作品を概観したJ・W・ランバート 「サキ選集序文」(本邦初訳)。和爾桃子・新訳サキ短篇集第四弾。挿絵=エドワード・ゴーリー。
(白水Uブックス 予価1620円)[amazon]

12月19日刊
閻連科 『硬きこと水のごとし』
文化大革命の嵐が吹き荒れる中、愛と革命の夢を抱く男女が旧勢力と対峙する。ノーベル賞候補と目される作家の魔術的リアリズム巨篇。
(河出書房新社 予価3240円)[amazon]

12月19日刊
マーク・トウェイン 『ハックルベリー・フィンの冒けん』
柴田元幸がいちばん訳したかったあの名作、ついに翻訳刊行。原書オリジナル・イラスト174点収録。本文見本
(研究社 予価2700円)[amazon]

12月19日刊
ダヴィド・ラーゲルクランツ 『ミレニアム 5 上・下
ミカエルの協力を得て、自らの過去の秘密を解き明かそうするリスベット。イスラム原理主義者、犯罪組織のボス、そして双子の妹カミラの妨害を受けながらも、彼女は誰もが隠蔽したがる謎の実験「レジストリ」の真実に近づいていくが……。
(早川書房 予価各1620円)[amazon上・下]

12月19日刊
サラ・パレツキー 『フォールアウト』
老女優と共に姿を消した青年を追い、ヴィクはカンザス州へ向かう。かつてミサイル基地建設騒動のあったその街に渦巻く陰謀とは?
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価1404円)[amazon]

12月19日刊
デイヴィット・C・テイラー 『ニューヨーク1954』
赤狩り旋風が吹き荒れるNYの片隅で、一人の男が拷問・惨殺された。事件を追う刑事が味わう謀略と裏切り。真実はどこにあるか?
(ハヤカワ文庫NV 予価1361円)[amazon]

12月19日刊
グレッグ・イーガン 『シルトの梯子』
2万年後の未来。物理学者のキャスは量子グ ラフ理論の応用実験を行った。実験で生まれ た真真空の成長は、現時空の存在を脅かす。
(ハヤカワ文庫SF 予価1339円)[amazon]

12月20日刊
エドワード・ケアリー 『肺都 アイアマンガー三部作3
穢れの町は炎に包まれ、堆塵館は崩壊した。生き延びたアイアマンガー一族は館の地下から汽車に乗り、命からがらロンドンに逃れた。だが、その頃ロンドンでは奇怪な現象が頻発していた。住人が、いきなり跡形もなく消え失せてしまうのだ。一族に反発するクロッド。そしてひとり難を逃れたルーシー。物語は驚天動地の結末を迎える。三部作堂々完結。
(東京創元社 予価4104円)[amazon]

12月20日刊
マイケル・ザドゥリアン 『旅の終わりに』
妻は末期癌、夫はアルツハイマーの老夫婦。妻が下した決断は、愛用のキャンピングカーで二人、かつて子供たちを連れて旅したルート66 をたどる旅に出ることだった。運転する夫の記憶は突然戻ったり、消え去ったり。 二人は愛し合い、強盗に対峙し、そして…… 無駄のない、ひねりのきいた文章の軽快な老人ロードノベルが最後の最後で人生を、夫婦を考えさせる。
(東京創元社 予価2160円)[amazon]

12月20日刊
ピーター・トレメイン 『修道女フィデルマの挑戦』
法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマ。彼女がタラの学問所に入学したときに出合った最初の事件 「化粧ポウチ」、死を告げるバンシーの声の正体を暴く 「バンシー」、ローマ第七軍団の鷹の謎に挑む 「消えた鷹」 など全6編。若き日のフィデルマに会える、大人気シリーズの日本オリジナル短編集第四弾。
(創元推理文庫 予価1058円)[amazon]

12月20日刊
ドット・ハチソン 『蝶のいた庭』
FBI特別捜査官ヴィクターは、拉致軟禁された10名以上の女性とともに警察に保護された若い女性の事情聴取に取りかかった。彼女が語る、蝶が飛びかう楽園のような温室〈ガーデン〉と、犯人の〈庭師〉に支配されていく女性たちの様子。美しい地獄で一体何があったのか? 一気読み必至、究極のサスペンス。
(創元推理文庫 予価1296円)[amazon]

12月20日刊
アリ・ブランドン 『書店猫ハムレットのうたた寝』
ダーラが経営する書店にコーヒー・バーができて四か月。書店のマスコット猫のハムレットは相変わらず店の好きなところで寝たり、店内を堂々と闊歩したり。そして地域のお祭り当日、コーヒー・ショップの店主の妻が死体で見つかった。黒猫探偵の推理が冴えるコージー・ミステリ。
(創元推理文庫 予価1188円)[amazon]

12月20日刊
日影丈吉 『内部の真実』
戦中の台湾、本島人の邸の庭で起きた日本軍人の決闘騒ぎ。一方は銃殺され、一方は頭部を殴られ意識不明の状態で発見された。単純な事件と思われたが、残された二挺の拳銃はどちらも指紋が拭われていた。現場は一種の密室であり、謎は次第に混迷の色を深くしてゆく……。推理と恋愛と幻想が混然一体となった、戦後を代表する本格推理の逸品。
(創元推理文庫 予価972円)[amazon]

12月20日刊
新編 日本幻想文学集成』 第8巻 夏目漱石/内田百閒/豊島与志雄/島尾敏雄
漱石と夢文学。アーサー王伝説を踏まえた 「幻影の盾」。SPレコードにまつわる怪異を描いた 「サラサーテの盤」。都市幻想小説 「白血球」。夢の世界を記述した 「夢の中での日常」。他全38編。
(国書刊行会 6264円)[amazon]

12月21日刊
門井慶喜 『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代
気鋭のミステリー作家が案内する名作の秘密。『時の娘』 『薔薇の名前』 『わたしの名は赤』 などの名作を通して、小説・宗教・美術が交差する 「近代の謎」 を読み解く。推理作家協会賞受賞作。
(角川文庫 予価950円)[amazon]

12月22日刊
ジェイン・オースティン 『高慢と偏見』
皮肉屋で誤解されやすいが誠実なダーシーと、賢いようでいてそそっかしいエリザベスの、誤解からはじまるラブロマンス。優れた人間観察に基づく細やかな心理描写、ジェイン・オースティンの名作。大島一彦訳
(中公文庫 予価1188円)[amazon]

12月22日刊
ポール・ヴァレリー 『精神の政治学』
吉田健一訳。表題作ほか 「知性に就て」 「地中海の感興」 など代表的な文明批評4篇を収める。吉田健一の単行本未収録エッセイを併録。《古典名訳再発見》第3弾。
(中公文庫 予価929円)[amazon]

12月23日刊
ラーナ・ダスグプタ 『ソロ』
〈エクス・リブリス〉
共産主義体制とその崩壊を目撃し、激動の20世紀を生き抜いた100歳の男の人生と夢。気鋭のインド系英国人作家による傑作長篇。
(白水社 予価3996円)[amazon]

12月25日刊
森瀬繚 『クはクトゥルーのク CTHULHU CHRONICLES
「クトゥルー神話」 はH・P・ラブクラフトにより創造され、数々の作品を通じて語り継がれ、発展してきた。本書は日本国内で発売された古今のクトゥルー神話作品を網羅すべく、1000作以上を解説。小説のみならず、コミック・映画・ゲームなどもカバーし、現在に至るまでの神話体系の流れを総攬する。
(三才ブックス 予価2480円)[amazon]

12月25日刊
ゴールズワージー 『林檎の樹』
法村里絵訳
(新潮文庫)[amazon]

12月25日刊
チャールズ・チャップリン 『チャップリン自伝 栄光と波瀾の日々
中里京子訳
(新潮文庫)[amazon]

12月26日刊
『怪人 江戸川乱歩のコレクション』
〈とんぼの本〉 無残絵、人形から帽子、ネクタイまで、終の住処に遺された愛蔵プライベートグッズをお見せしよう。ヌード収載秘蔵アルバム帖も初公開。
(新潮社 予価1728円)[amazon]

12月27日刊
武田悠一 『アレゴリーで読むアメリカ/文学 ジェンダーとゴシックの修辞学』
ポカホンタス物語、アメリカン・ゴシックの源流 『ウィーランド』 から、ポー、ホーソーン、ヘミングウェイ、そして 『羊たちの沈黙』 まで。人種やジェンダーの観点からアメリカ文学を読みなおし、アメリカに潜む排除と抑圧のメカニズムを明らかにする。
(春風社 予価3780円)[amazon]

12月28日刊
コナン・ドイル 『シャーロック・ホームズの古典事件帖』 北原尚彦編
今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。コナン・ドイルが生み出した偉大なる名探偵の事件簿より短編13話を厳選し、明治時代から昭和初期にかけての翻案・翻訳を原作の重複なく収録。押川春浪 「ホシナ大探偵」、加藤朝鳥 「毒蛇」、妹尾アキ夫 「這う男」、森下雨村 「サンペドロの猛虎」 他。
(論創社 予価3672円)[amazon]

12月予定
アレイスター・クロウリー 『麻薬常用者の日記
[新版〕 Ⅲ 煉獄篇

20世紀最大の魔術師にしてカリスマ的アーティスト、アレイスター・クロウリーが書いた小説として毀誉褒貶相半ばした問題作。麻薬文学の系譜に燦然と名を刻む名著。待望の改訳新装版。全3巻。
(国書刊行会)[amazon]

12月刊
アキール・シャルマ 『ファミリー・ライフ』
〈新潮クレスト・ブックス〉

(新潮社 予価1944円)[amazon]

12月刊
トーマス・カリナン 『ビガイルド 欲望のめざめ』
(作品社 予価3024円)[amazon]

12月発売 復刊
ヴィトルド・ゴンブローヴィチ 『フェルディドゥルケ』
(平凡社ライブラリー)

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モンス・カッレントフト&マルクス・ルッテマン 『夜の顎 刑事ザック 上・下
(ハヤカワ・ミステリ文庫)[amazon上・下]

12月予定?
ジュール・ヴェルヌ 〈驚異の旅〉 コレクション5 『カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』
東欧を舞台にしたヴェルヌ後期の幻想譚2篇。ヴェルヌ流ゴシック小説 『カルパチアの城』 では、死んだ歌姫が、吸血鬼伝説の本場トランシルヴァニアの城に姿を現わす (新訳)。他方、『ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』 は、H・G・ウェルズの向こうを張ってヴェルヌが書いた透明人間もの。本邦初訳の知られざる傑作。
(インスクリプト)[amazon]


▼2018年1月刊

1月4日刊
スティーヴン・キング 『ドクター・スリープ 上・下
雪山に建つ 「景観荘」 の惨劇から三十年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力 「かがやき」 を持つ少女と彼は新たな敵に挑む。
(文春文庫 予価各1296円)[amazon]

1月10日刊
山田風太郎 『死言状』
麻雀に人生を学び、数十年ぶりの寝小便に狼狽し、男の渡り鳥的欲望について考察する。くだらないようで、どこか深遠なような随筆が飄々とならぶ。
(ちくま文庫 予価1026円)[amazon]

1月10日刊
黒木夏美 『バナナの皮はなぜすべるのか?』
定番ギャグ 「バナナの皮すべり」 はどのように生まれたのか? マンガ、映画、文学……あらゆるメディアを調べつくす。
(ちくま文庫 予価1026円)[amazon]

1月10日刊
ジョルジュ・バタイユ 『呪われた部分 全般経済学試論・蕩尽
「蕩尽」こそが人間の生の本来的目的である。20世紀を代表し、その後の思想界を震撼させたバタイユの主著。第一人者による45年ぶりの新訳。酒井健訳
(ちくま学芸文庫 予価1404円)[amazon]

1月10日刊
メアリー・シェリー 『マチルダ』(仮)
娘に禁断の愛情を抱いた父、またそのような異常な愛を引き起こし、さらには父を追い詰めてしまった娘、その両者の激しい苦悶と悲劇が切々と綴られた本作は、その内容から父ゴドウィンが原稿を預かったまま返さず、1959年まで出版されなかった。『フランケンシュタイン』 の作者の問題作、初邦訳。
(彩流社 予価2052円)[amazon]

1月11日刊
四方田犬彦編 『1968 〈Ⅰ〉 文化
1968-72年の5年間、映画、演劇、音楽、写真、舞踏などの領域で前衛的な実験が展開された。それら歴史的記憶を文化資料として甦らせる。写真資料満載。
(筑摩選書 予価2592円)[amazon]

1月11日刊

『水滸伝 五』
井波律子訳
(講談社学術文庫)[amazon]

1月11日刊
ジークムント・フロイト 『メタサイコロジー論』
(講談社学術文庫)[amazon]

1月刊
フョードル・ドストエフスキー 『白痴 3』
ムイシキン公爵と友人ロゴージン、美女ナスターシャ、美少女アグラーヤ。はたして誰が誰を本当に愛しているのか? 謎に満ちた複雑な恋愛四角形は形を変えはじめ、やがてアグラーヤからの一通の手紙が公爵の心を揺り動かす。亀山郁夫訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

1月刊
ショーペンハウアー 『幸福について』
鈴木芳子訳
(光文社古典新訳文庫)[amazon]

1月刊
西成彦編訳 『世界イディッシュ短篇選』
(岩波文庫)[amazon]

1月刊

『江戸川乱歩作品集II 陰獣・黒蜥蜴 他』
浜田雄介編
(岩波文庫)[amazon]

1月中旬刊
『成田亨画集 復刻版BOX
『成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編』 『メカニック編』(朝日ソノラマ、1983/87)を復刻。
復刊ドットコム 予価9900円)[amazon]

1月23日刊
増田彰久(写真)/中島智章(解説)『英国貴族の城館』
第一人者による撮り下ろし、イギリス王室とゆかりの深い、華麗なる英国貴族のカントリー・ハウス、内部大公開!。イングランド、スコットランドの名館、全40館余。本邦初公開多数。
(河出書房新社 予価12,960円)[amazon]

1月25日刊
桂川潤 『装丁、あれこれ』(仮)
本に生命を吹き込む「装丁」という仕事。その過程から紡ぎ出される「装丁」論および「出版文化」論。「本」をめぐる真摯なる問い。「理想の装丁とは何か」を徹底的に考える。
(彩流社 予価1944円)[amazon]

1月刊
リリー・ブルックス゠ダルトン 『世界の終わりの天文台』
〈創元海外SF叢書〉 どうやら人類は滅亡するらしい――。最後の撤収便に乗らず、北極の天文台に残った孤独な老学者は、取り残された見知らぬ幼い少女と二人、奇妙な同居生活を始める。一方、帰還途中の木星探査船乗組員の一人サリーは、地球からの通信が途絶え不安に駆られながら航海を続ける。終末を迎える惑星の片隅で、孤独な宇宙の大海の中で、長い旅路の果てに二人は何を見つけるのか。終わりゆく世界の静かな物語。
(東京創元社)[amazon]

1月刊
『J・G・バラード短編全集5』 柳下毅一郎監修
20世紀SFに独自の境地を拓いた鬼才の全短編を五巻に集成。最終巻には短編集 『第三次世界大戦秘史』、Myths of the Near Future の収録作を中心に、本邦初訳作を多数含む24編を収める。
(東京創元社)[amazon]

1月刊
ジェームズ・ロバートソン 『ギデオン・マック牧師の数奇な生涯』
出版社に半年前に失踪した牧師の手記が持ち込まれた。実直な人柄で知られていた牧師は、突然冒涜的な告白をし、大勢の信徒や国教会から非難されていた。手記には彼の生い立ちから、神を信じないまま牧師になった理由、自分以外には見えない巨石の発見、生命の危機を悪魔に助けられたこと、そしてそれらの事実とは信じがたい出来事をなぜ大衆の前で語ったのかが記されていた。奇人牧師の数奇な生涯とは。スコットランド作家によるブッカー賞候補作。
(東京創元社)[amazon]

1月刊
ヴィンセント・ディ・マイオ、ロン・フランセル 『死体は嘘をつかない』
白人男性は黒人少年を射殺した犯罪者なのか、少年に襲われ正当防衛で発砲した市民なのか。それは死体の傷口から一目瞭然である――全米トップ検死医が語る、知られざる検死の世界。オバマ大統領が声明を出すほど全米を揺るがした大事件や、悪魔崇拝者の残酷な殺人と思われた事件を、斯界の第一人者が鮮やかに解き明かす。アメリカ探偵作家クラブ賞候補の傑作ノンフィクション。
(東京創元社)[amazon]

1月刊
アーナルデュル・インドリダソン 『声』
クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。ホテルの元ドアマンの男はサンタクロースの扮装でめった刺しにされていた。捜査官エーレンデュルは捜査を進めるうちに、被害者の驚愕の過去を知る。自らも癒やすことのできない傷をかかえたエーレンデュルが到達した悲しい真実。
(創元推理文庫)[amazon]

1月刊
C・デイリー・キング 『タラント氏の事件簿 完全版
博物館から消えた古書、ペントハウスの密室殺人、古の詩どおりに現われては消える竪琴……いずれ劣らぬ怪事件に理知の光を当て真相をあばくのは、謎の紳士タラント氏。クイーン絶賛の名短編集に、未収録作品4編を追加。シリーズ全作品を網羅した文庫決定版。
(創元推理文庫)[amazon]

1月刊
笹沢左保 『流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選
三度笠を被り長い楊枝をくわえた姿で、無宿渡世の旅を続ける木枯し紋次郎。幼なじみの身代りに罪を被って島送りになった紋次郎が、島抜けに参加して事件の真相を追う第1話 「赦免花は散った」。瀕死の老商人の依頼で家出息子を探す 「流れ舟は帰らず」。凄腕の旅人にして名探偵が活躍する珠玉の10編を収録。末國善己編
(創元推理文庫)[amazon]

1月刊
アリ・ランド 『グッドミー、バッドミー』
(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価972円)[amazon]

1月刊
アンディー・ウィアー 『アルテミス 上・下
(ハヤカワ文庫SF 予価各691円)[amazon上・下]

1月刊
チャーリー・N・ホームバーグ 『硝子の魔術師』
(ハヤカワ文庫FT 予価929円)[amazon]

1月発売 復刊
ヤコブス・デ・ウォラギネ 『黄金伝説1~4』
(平凡社ライブラリー)


▼2月以降刊

2月9日刊
『ラテンアメリカ傑作短編集2 中南米スペイン語圏の語り(仮) 野々山真輝帆編
マジックリアリズムだけじゃないラテンアメリカ文学の内省と豊穣。日本初紹介作家を含む、短編アンソロジー。収録内容
(彩流社 予価3024円)[amazon]

2月以降刊
ホルヘ・フランコ 『外の世界』
(作品社 予価3024円)[amazon]


予定表に出たり消えたり(そのうち何とかなるだろう)

内堀弘 『予感の本棚 一九ニ七年の現在(仮)
1927年、21歳の青年が新宿の一角に15坪の書店を開く。旧来の因習にとらわれないその書店、紀伊國屋書店には、作家、詩人、画家、小出版社の担い手たちが集い、「新鮮な交差がふんだんに起きた」。その場所を軸に、南天堂、文化学院など同時代の 「周辺」 を描く。
(紀伊國屋書店 予価2160円)[amazon]