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〈藤原編集室〉は、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報、編集本に関するコラムなどを掲載しています。
最新刊近刊発売中

近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
《オーストリア綺想小説コレクション 2》
男爵と魚

ペーター・マーギンター
 垂野創一郎訳

国書刊行会

野党カワウソ党の陰謀で故国を追われた魚類学の大家クロイツ‐クヴェルハイム男爵。いざ逆襲とばかりに、ウィスキー樽の中で600年前から生きているスコットランドの先祖の加勢を得て、気球戦団を率いてウィーン征伐に出発したはいいけれど、途中で思わぬアクシデントに見舞われてしまった。だがそれは世紀の発見への入口でもあった。神と人、獣と人が自在に交わる博物学の楽園で、ヨーロッパをかけめぐり、ホムンクルスや天上界の存在をも巻き込む一大ページェントここに開幕。MORE
【2025年の刊行予定】

復讐には天使の優しさを

イサク・ディネセン
 
横山貞子訳 白水Uブックス

金枝篇 第9巻 
麗しのバルドル 上
J・G・フレイザー
 
神成利男訳 国書刊行会

ミステリの生命誌
(仮)
マーティン・エドワーズ 渕上瘦平訳
 国書刊行会

メルヒオール・ドロンテの転生 オーストリア綺想小説コレクション3
パウル・ブッソン
 
垂野創一郎訳 国書刊行会
▼発売中
12月の新刊 NEW TITLE
地下室の殺人

アントニイ・バークリー 佐藤弓生訳

創元推理文庫 発売中 1100円(税込) [amazon]

新居に越してきた新婚夫妻が地下室の床下から掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。被害者の身元も分からず糸口さえつかめぬ事件に、スコットランド・ヤードは全力をあげて捜査を開始した。モーズビー首席警部の地道な捜査を描く「被害者探し」の前段から、名探偵ロジャー・シェリンガムの登場を待って物語は新たな展開をみせる。探偵小説の可能性を追求しつづけるバークリーが、作中作の技巧を用いてプロット上の実験を試みた、『最上階の殺人』と双璧をなす円熟期の傑作。解説 大山誠一郎/真田啓介 MORE
12月の新刊 ● NEW TITLE
《オーストリア綺想小説コレクション 1》
廃墟建築家

ヘルベルト・ローゼンドルファー
 垂野創一郎訳

国書刊行会 発売中 4200円(税別) [amazon]

世界の終わりを目の当たりにした語り手は、廃墟建築家の設計した葉巻形の巨大地下シェルターに誘いこまれる。そこで彼が夢みるのは、カストラートの七人の姪が代わる代わる語る不思議な物語。もしかしたらこちらが現実で、葉巻シェルターのほうが夢ではあるまいか。『サラゴサ手稿』風の語りの入れ子構造を持ちながら、次々繰りだされる挿話の渦は、その枠さえなしくずしに解消してしまう。音楽への愛にあふれ、オーストリア・バロックの粋をこらした魔術的遠近法。MORE
◇シリーズ内容見本
10月の新刊 ● NOW ON SALE
みすてりい

城昌幸


創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
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終電間近の駅のプラットフォームで目撃した空中遊行術の奇蹟。退屈病患者がある夜出会った猟奇商人の奇妙な提案。果知れぬ曠野を埋め尽くす赤ん坊の群れ。高い高い絶壁の上から見下ろす異形の怪物。自分の生涯を完璧に計画した男の最後のたくらみ――。江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した異才、城昌幸の珠玉の傑作を集めた自選集『みすてりい』(桃源社)全篇を完全収録。秘密結社に追われる男たちの運命を描いたデビュー作「脱走人に絡る話」とその続篇「仮面舞踏会」、城左門名義の散文詩的作品等を増補した。解説=長山靖生 MORE
10月の新刊 ● NOW ON SALE
のすたるじあ

城昌幸


創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
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“だァれも知らないとこなの” 女が語った美しい故郷の風景とは? 哀切極まる真相が胸を打つ「エルドラドオ」。中世錬金術師の甦りの秘薬をめぐる奇譚「復活の霊液」。偶々下船した島で見知らぬ女との暮しに引き込まれていく「郷愁」他、読者を「ミステリアスな宇宙へとさそいこむ」と星新一が絶賛するショートショートの先駆者、城昌幸の傑作選『のすたるじあ』(牧神社)を完全収録。第Ⅱ部には、酒場の主人が語る数奇な運命譚「面白い話」、ナイル河畔に出没する魔性の民の甘美な恐怖と誘惑を描く「吸血鬼」、ドッペルゲンガー譚「うら表」など、書籍初収録を含む珠玉の短篇を収める。解説=夕木春央 MORE