注目の近刊・新刊
モバイル用 注目の近刊新刊映画DVD

日々のあぶく

今日は何の日
 3月17日 calendar

twitter (現X)

藤原編集室の本棚(ブクログ)

PASSAGE SOLIDA(共同書店)


藤原編集室の企画・編集本


読物と資料のページ

書斎の死体
(投稿コーナー)


chronicle of 藤原編集室

〈本棚の中の骸骨〉とは?

since 2001.4.8







日本推理作家協会
本格ミステリ作家クラブ

国書刊行会
東京創元社
早川書房
河出書房新社
白水社
筑摩書房
平凡社
晶文社
講談社
KADOKAWA
翔泳社
basilico

国会図書館





Amazonのアソシエイトとして、藤原編集室は適格販売により収入を得ています。





〈藤原編集室〉は、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報、編集本に関するコラムなどを掲載しています。
最新刊近刊発売中

3月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
《オーストリア綺想小説コレクション 2》
男爵と魚

ペーター・マーギンター
 垂野創一郎訳

国書刊行会 3月26日予定 4400円(税込)
[amazon]


野党カワウソ党の陰謀で故国を追われた魚類学の大家クロイツ‐クヴェルハイム男爵。いざ逆襲とばかりに、ウィスキー樽の中で600年前から生きているスコットランドの先祖の加勢を得て、気球戦団を率いてウィーン征伐に出発したはいいけれど、途中で思わぬアクシデントに見舞われてしまった。だがそれは世紀の発見への入口でもあった。神と人、獣と人が自在に交わる博物学の楽園で、ヨーロッパをかけめぐり、ホムンクルスや天上界の存在をも巻き込む一大ページェントここに開幕。MORE
近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
復讐には天使の優しさを

イサク・ディネセン
 横山貞子訳

白水Uブックス
近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
《オーストリア綺想小説コレクション 3》
メルヒオール・ドロンテの転生

パウル・ブッソン
 垂野創一郎訳

国書刊行会
【2025年の刊行予定】

金枝篇 第9巻 
麗しのバルドル 上
J・G・フレイザー
 
神成利男訳 国書刊行会

ミステリの生命誌
(仮)
マーティン・エドワーズ 渕上瘦平訳
 国書刊行会
▼発売中
12月の新刊 NEW TITLE
地下室の殺人

アントニイ・バークリー 佐藤弓生訳

創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
[amazon]


新居に越してきた新婚夫妻が地下室の床下から掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。被害者の身元も分からず糸口さえつかめぬ事件に、スコットランド・ヤードは全力をあげて捜査を開始した。モーズビー首席警部の地道な捜査を描く「被害者探し」の前段から、名探偵ロジャー・シェリンガムの登場を待って物語は新たな展開をみせる。探偵小説の可能性を追求しつづけるバークリーが、作中作の技巧を用いてプロット上の実験を試みた、『最上階の殺人』と双璧をなす円熟期の傑作。解説 大山誠一郎/真田啓介 MORE
12月の新刊 ● NEW TITLE
《オーストリア綺想小説コレクション 1》
廃墟建築家

ヘルベルト・ローゼンドルファー
 垂野創一郎訳

国書刊行会 発売中 4620円(税込) [amazon]

世界の終わりを目の当たりにした語り手は、廃墟建築家の設計した葉巻形の巨大地下シェルターに誘いこまれる。そこで彼が夢みるのは、カストラートの七人の姪が代わる代わる語る不思議な物語。もしかしたらこちらが現実で、葉巻シェルターのほうが夢ではあるまいか。『サラゴサ手稿』風の語りの入れ子構造を持ちながら、次々繰りだされる挿話の渦は、その枠さえなしくずしに解消してしまう。音楽への愛にあふれ、オーストリア・バロックの粋をこらした魔術的遠近法。MORE
◇シリーズ内容見本

「まさに絢爛な綺想の群れで建てられた物語の迷宮と呼ぶにふさわしい」(平戸懐古氏評、産経新聞 2/2)
「そこに描かれる無数の夢は、とうに夢であることの足場を失っている。境界は曖昧なのではなく、明確でありながら移り変わり続けている」(樋口恭介氏評、朝日新聞1/29)
「まるでSFのようだけれど、全体の雰囲気には「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」と書いた江戸川乱歩を連想させるところがある」(河野聡子氏評、西日本新聞 3/1)
「どこからどこまでが夢やら現やら、読み進めるうちに判断が不能になるこの感触、きわめて夢そのものの手触りに近い。これぞ純正幻想文学!」(東雅夫氏評、「小説推理」4月号)
10月の新刊 ● NOW ON SALE
みすてりい

城昌幸


創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
[amazon]


終電間近の駅のプラットフォームで目撃した空中遊行術の奇蹟。退屈病患者がある夜出会った猟奇商人の奇妙な提案。果知れぬ曠野を埋め尽くす赤ん坊の群れ。高い高い絶壁の上から見下ろす異形の怪物。自分の生涯を完璧に計画した男の最後のたくらみ――。江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した異才、城昌幸の珠玉の傑作を集めた自選集『みすてりい』(桃源社)全篇を完全収録。秘密結社に追われる男たちの運命を描いたデビュー作「脱走人に絡る話」とその続篇「仮面舞踏会」、城左門名義の散文詩的作品等を増補した。解説=長山靖生 MORE
10月の新刊 ● NOW ON SALE
のすたるじあ

城昌幸


創元推理文庫 発売中 1100円(税込)
[amazon]


“だァれも知らないとこなの” 女が語った美しい故郷の風景とは? 哀切極まる真相が胸を打つ「エルドラドオ」。中世錬金術師の甦りの秘薬をめぐる奇譚「復活の霊液」。偶々下船した島で見知らぬ女との暮しに引き込まれていく「郷愁」他、読者を「ミステリアスな宇宙へとさそいこむ」と星新一が絶賛するショートショートの先駆者、城昌幸の傑作選『のすたるじあ』(牧神社)を完全収録。第Ⅱ部には、酒場の主人が語る数奇な運命譚「面白い話」、ナイル河畔に出没する魔性の民の甘美な恐怖と誘惑を描く「吸血鬼」、ドッペルゲンガー譚「うら表」など、書籍初収録を含む珠玉の短篇を収める。解説=夕木春央 MORE