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〈本棚の中の骸骨〉とは?

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〈藤原編集室〉は、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報を中心に掲載しています。
最新刊近刊発売中

8月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成

A・ブラックウッド他
 平井呈一訳

創元推理文庫 8月29日予定 1400円(税別)[amazon]

『吸血鬼ドラキュラ』『怪奇小説傑作集』などの翻訳、恐怖の楽しみを説いた名解説で、多くの怪奇小説ファンを育ててきた斯界の第一人者、平井呈一(1902-76)の怪奇短篇翻訳を集成。H・P・ラヴクラフト「アウトサイダー」、ブラックウッド「幽霊島」、ジョン・ポリドリ「吸血鬼」、F・M・クロフォード「血こそ命なれば」「死骨の咲顏」、べリスフォード「のど斬り農場」、シンシア・アスキス「鎮魂曲」、ワイルド「カンタヴィルの幽霊」他、全13篇。付録として、生田耕作とのゴシック小説対談、伝説の同人誌《THE HORROR》への寄稿、雑誌新聞から発掘したエッセー・書評を多数収録。解説=紀田順一郎 MORE
8月の新刊 NEW TITLE
ヴィレット 上・下

シャーロット・ブロンテ

青山誠子訳

白水Uブックス 発売中
各2000円(税別)

[amazon]


海を渡り、ラバスクール王国の首都ヴィレットへ辿り着いた身寄りのない英国女性ルーシー・スノウは、女子寄宿学校を経営するマダム・ベックに雇われ、英語教師としての生活を始める。学内で起きるさまざまな小事件、幼馴染との再会、胸に秘めた思いと痛切な孤独。運命に立ち向かう内気なヒロインの心理的陰影に富んだ語りの魅力で『ジェイン・エア』以上の傑作と称されるシャーロット・ブロンテの文学的到達点。MORE
近刊予定 FORTHCOMING TITLE
四つの凶器

ジョン・ディクスン・カー
 和爾桃子訳

創元推理文庫

ロンドンの法律事務所の青年弁護士リチャード・カーティスが、結婚を控えて元愛人の高級娼婦との関係に片を付けたいという顧客ラルフ・ダグラスに同行してパリ近郊の別宅へ赴くと、女はすでに殺されてベッドの上で冷たくなっていた。現場にはピストル、カミソリ、睡眠薬、短剣と、四つの凶器が残されていたが・・・。多すぎる凶器の謎とやがて浮かび上がる事件の複雑な背景。引退した元予審判事アンリ・バンコランが難事件の解決に乗り出す。シリーズ掉尾を飾る力作。
近刊予定 FORTHCOMING TITLE
銀の仮面

ヒュー・ウォルポール
 倉阪鬼一郎訳

創元推理文庫

ソニアはある日、玄関前で出会った今にも倒れそうな青年を家へ招き入れた――“奇妙な味”の名作「銀の仮面」、大嫌いな男に親友気取りでつきまとわれた男の物語「敵」、大都会の暗闇にひそむ獣の恐怖を描いたモダン・ホラー的味わいの「虎」、ゴースト・ストーリーの佳品「雪」「ちいさな幽霊」など、犯罪小説から怪談まで、絶妙な筆致で不安と恐怖の物語を織り上げる名匠ヒュー・ウォルポール。「ターンヘルム」「奇術師」の新訳2篇を増補した決定版傑作集。
近刊予定 FORTHCOMING TITLE
スターメイカー

オラフ・ステープルドン
 浜口稔訳

ちくま文庫
▼発売中
7月の新刊 NOW ON SALE
アサイラム・ピース

アンナ・カヴァン
 山田和子訳

ちくま文庫 発売中 860円(税別)[amazon]

城の地下牢に囚われた女、名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵、いつ終わるとも知れぬ裁判、頭の中の機械、精神療養所のテラスで人形劇じみた場面を演じる人々……。自身の入院体験にもとづく表題作をはじめ、出口なしの閉塞感と絶対の孤独、謎と不条理に満ちた世界を先鋭的なスタイルで描き、作家アンナ・カヴァンの誕生を告げた最初の傑作。解説=皆川博子 MORE
7月の新刊 NOW ON SALE
蒼老たる浮雲

残雪
(ツァンシュエ) 近藤直子訳

白水Uブックス 発売中 1700円(税別)[amazon]

棟続きの家に住む二組の夫婦。梶の花の匂いに心乱され不審な行動をとる更善無を、隣家の女、虚汝華が覗き見ていた。その夫の老况は生活能力のない男で、しじゅう空豆を食べている。二つの家の間に漲る敵意と疑念。ある夜、梶の花の残り香の中で、更善無と隣家の女は同じ夢を見た・・・。異様なイメージと支離滅裂な出来事の連鎖が衝撃を呼ぶ中篇『蒼老たる浮雲』に、初期短篇3作を収録。既存の文学の枠組を打ち破り、現代中国の社会と精神の構図を深い闇の底から浮かび上がらせた残雪作品集。MORE
5月の新刊 NOW ON SALE
カッコウが鳴くあの一瞬

残雪
(ツァンシュエ) 近藤直子訳

白水Uブックス 発売中 1600円(税別) [amazon]

わたしにはわかっている、カッコウがそっと三度鳴きさえすれば、すぐにも彼に逢えるのだ・・・彷徨う女の心象風景を超現実的な手法で描いた表題作。毎夜、部屋に飛び込んできて乱暴狼藉をはたらく老婆の目的とは・・・「刺繡靴および袁四ばあさんの煩悩」ほか、『黄泥街』が大きな話題を呼んだ中国作家、残雪の初期短篇、全9篇を収録。付録として、訳者による「残雪―夜の語り手」を併録。MORE