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〈藤原編集室〉では、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報を中心に掲載しています。
最新刊近刊発売中

9月の新刊 NEW TITLE
高山宏セレクション 〈異貌の人文学〉
形象の力
合理的言語の無力

エルネスト・グラッシ 原研二訳


白水社 発売中 5400円(税別)
[amazon] [honto]

論証では到達できない認識がある。反論証、反デカルトの系譜が古代弁論術から脈々としてあった。真理しか目指さないデカルトの合理主義に対して、グラッシは理性では世界が捉えられないと考える系譜として、フマニスムを呼び戻し、形象、ファンタジー、芸術の力の優位を説く。ホッケ 『迷宮としての世界』 を世に送り出したイタリアの哲学者グラッシの形象原論にしてフマニスム復興宣言。MORE
「博読凄愴なまでの二十世紀人文学の一番コアな部分を (…) 稀代の編集者が説き来り、説き去るこの伝説の一書の驚愕目次案に読者、まずは戦慄せよ。人文学はこれから始まるのだ」 (高山宏)
10月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
冬の夜ひとりの旅人が

イタロ・カルヴィーノ 脇功訳


白水Uブックス 10月6日予定 1800円(税別) [amazon]

あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説 『冬の夜ひとりの旅人が』 を読み始めようとしている。あなたが読み始めた 『冬の夜ひとりの旅人が』 はしかし、30頁ほど進んだところで同じ文章を繰り返し始める。乱丁本だったのだ。あなたは本屋で交換を求めるが、そこで意外な事実を知らされる……中断され続ける小説を追いかける〈男性読者〉と〈女性読者〉の冒険。「文学の魔術師」 による究極の読書小説。MORE
11月の刊行予定 ● FORTHCOMING TITLE
オシリスの眼

R・オースティン・フリーマン 渕上痩平訳


ちくま文庫 11月9日刊 予価950円(税別) [amazon]

不可解な状況で姿を消したエジプト学者は果して殺害されたのか? 複雑怪奇なミステリにソーンダイク博士が挑む。江戸川乱歩、J・D・カー、ヴァン・ダインらが推奨する英国探偵小説の古典名作。初の完訳。
近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE
エラリー・クイーン 推理の芸術

フランシス・M・ネヴィンズ 飯城勇三訳

国書刊行会


『Yの悲劇』 『エジプト十字架の謎』 『災厄の町』 など数々の名作を発表、専門誌 《EQMM》 を創刊、アンソロジー編纂やラジオ・TVの世界でも活躍し、「アメリカの探偵小説そのもの」 と評された本格ミステリの巨匠の評伝。デビューから晩年まで、作家・編集者活動の足跡を丹念にたどり、ダネイとリー合作の内幕や代作問題などの新情報を盛り込んだ決定版。詳細な邦訳リストなど付録も充実。
◆近刊予定

ドラゴン・ヴォラントの部屋
J・S・レ・ファニュ 千葉康樹訳 創元推理文庫

天使の恥部
マヌエル・プイグ 安藤哲行訳 白水Uブックス
▼発売中
9月の新刊 ● NEW TITLE
ロルドの恐怖劇場

アンドレ・ド・ロルド 平岡敦編訳


ちくま文庫 発売中 840円(税別)
[amazon]
[honto]

いたるところから恐怖は我々を狙っている。殺人と処刑の場面を再現した蠟人形館での一夜、屋敷を取り囲む血に飢えた暴徒の群れ、手術台の上の惨劇、抉り取られた眼球、妻に裏切られた男の恐るべき復讐……。20世紀初頭のパリで絶大な人気を博した恐怖演劇グラン・ギニョル座の看板作家ロルドが血と悪夢で紡ぎあげた22篇の悲鳴で終わる物語。甘美な戦慄と残虐への郷愁に満ちた〈恐怖劇場〉開幕。MORE
7月の新刊 ● NOW ON SALE
ケイレブ・ウィリアムズ

ウィリアム・ゴドウィン 岡照雄訳


白水Uブックス 発売中 1800円(税別)
[amazon]
[honto]

農民の息子ケイレブは両親を亡くし、有力者の地主フォークランドの秘書となった。慈悲深い主人の下で恵まれた生活を送るケイレブだったが、好奇心の強い彼はやがて主人の不可解な性格に興味をいだき、ついにその恐ろしい秘密を突きとめてしまう。社会の不正義、追う者と追われる者の闘争を息苦しいまでの緊迫感で描いたゴシック小説にしてミステリの原点ともされる名作。MORE
※「低所得者は訴訟でも不利なのか。暗黒サスペンスのルーツ」 千野帽子氏評(エキサイトレビュー
6月の新刊 ● NOW ON SALE
高山宏セレクション 〈異貌の人文学〉
シェイクスピアの生ける芸術

ロザリー・L・コリー 正岡和恵訳


白水社 発売中 8800円(税別)
[amazon] [honto]

『パラドクシア・エピデミカ』 でルネサンスにおけるパラドックスの伝統を明らかにしたコリーが、英国ルネサンス最大の作家シェイクスピアに取り組んだ大著。ハムレットの主題と劇構造の自己回帰性をメランコリーに求めた 『ハムレット』 論、エジプトとローマの価値観の対立に古代以来の 「アジア風」 「アッティカ風」の文体論争をみる 『アントニーとクレオパトラ』 論など、その豊饒な作品世界を様々な角度から論じる。MORE
「批評が途方もない博識を綿密な読解と、遊び心にも富むエレガントな言葉で表現できた二十世紀人文批評黄金時代の最後を飾る一書」 (高山宏)
4月の新刊 ● NOW ON SALE
二人のウィリング

ヘレン・マクロイ 渕上痩平訳


ちくま文庫 発売中 820円(税別)
[amazon] [honto]

ある夜、自宅近くのタバコ屋でウィリングが見かけた小男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」 とタクシーの運転手に名乗り、その車で走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティ開催中の家に乗り込み、偽者と対峙するが、そこで奇妙な殺人事件に巻き込まれてしまう。死の直前、被害者は 「鳴く鳥がいなかった」 という謎の言葉を残していた……。発端の意外性、謎解きの興味にサスペンスに富んだ展開と、円熟味を増したマクロイ中期の傑作。MORE
「絡み合った謎にも結び目がある。名探偵がそれをほどき、一本の糸になる快感」 ――深緑野分氏 (「解説」 より)