5月の刊行予定 ● FORTHCOMING TITLE |
迷いの谷 平井呈一怪談翻訳集成
A・ブラックウッド他 平井呈一訳
創元推理文庫 5月予定 [amazon] [honto]
好古趣味と巧みな恐怖演出で近代怪奇小説の礎を築いたM・R・ジェイムズ。多彩な題材に怪異のリアリズムを追求しつつ心理学的解釈を加えたアルジャーノン・ブラックウッド。『幽霊島』に続く平井呈一怪談翻訳集成第二集は、マッケンとあわせて英国怪奇小説の三羽烏と称される恐怖の名匠の傑作を中心に、その訳業の原点ともいうべき昭和初年の翻訳、コッパード「シルヴァ・サアカス」とホフマン「古城物語」、さらに鍾愛の作家ラフカディオ・ハーンの怪奇文学講義を集成。付録として作家解説や翻訳観が窺えるエッセーを収録。解説=垂野創一郎 MORE
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近刊予定 ● FORTHCOMING TITLE |
トランペット
ウォルター・デ・ラ・メア 和爾桃子訳
白水Uブックス
「失踪」「トランペット」「アリスの代母さま」「姫君」他を収録したデ・ラ・メア傑作選。挿絵=エドワード・ゴーリー |
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今後の刊行予定 ● FORTHCOMING TITLE |
完訳 金枝篇 呪術と宗教の研究 [第8巻] スケープゴート
J・G・フレイザー 神成利男訳 国書刊行会 |
▼発売中 |
1月の新刊 ● NOW ON SALE |
無条件降伏 誉れの剣Ⅲ
イーヴリン・ウォー 小山太一訳
白水社〈エクス・リブリス・クラシックス〉
発売中 4620円(税込) [amazon] [honto]
激戦地クレタ島脱出から2年、ガイ・クラウチバック大尉はロンドンで無為な日々を送っていた。旅団の戦友たちが次々に戦地に向かうなか、年齢を理由にひとり後に残されたガイは、開戦時に抱いた崇高な大義を見失いつつあったが……。自身の軍隊経験をもとに、戦争の醜悪さと滑稽さ、古き理想の崩壊を描いたウォー最後の傑作《誉れの剣》三部作、最終巻。MORE |
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12月の新刊 ● NOW ON SALE |
靴に棲む老婆 新訳版
エラリイ・クイーン 越前敏弥訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 発売中 1650円(税込)
[amazon] [honto]
靴会社の女社長コーネリア・ポッツの最初の夫との子供たちは奇人変人ぞろい。訴訟マニアの長男サーロウ、自称発明家の長女ルーエラ、永遠の子供、次男ホレイショ。サーロウが引き起こした決闘騒ぎに巻き込まれたエラリイは、事態をおさめようと奔走するが、夜明けにポッツ邸の巨大な〈靴〉の彫刻の前で一発の銃弾が……。奇妙な家で起きた奇妙な童謡殺人を描いたクイーン中期の傑作。解説=飯城勇三
※編集協力 |