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〈本棚の中の骸骨〉とは?

since 2001.4.8







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〈藤原編集室〉は、海外文学・ミステリ・怪奇幻想小説・人文書を中心に、書籍の企画・編集を手がけています。〈本棚の中の骸骨:藤原編集室通信〉 は、当編集室の企画出版物のご案内と、新刊情報を中心に掲載しています。
最新刊近刊発売中

7月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
蒼老たる浮雲

残雪
(ツァンシュエ) 近藤直子訳

白水Uブックス 7月6日予定 1700円(税別)[amazon]

棟続きの家に住む二組の夫婦。梶の花の匂いに心乱され不審な行動をとる更善無を、隣家の女、虚汝華が覗き見ていた。その夫の老况は生活能力のない男で、しじゅう空豆を食べている。二つの家の間に漲る敵意と疑念。ある夜、梶の花の残り香の中で、更善無と隣家の女は同じ夢を見た・・・。異様なイメージと支離滅裂な出来事の連鎖が衝撃を呼ぶ中篇『蒼老たる浮雲』に、初期短篇3作を収録。既存の文学の枠組を打ち破り、現代中国の社会と精神の構図を深い闇の底から浮かび上がらせた残雪作品集。MORE
7月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
アサイラム・ピース

アンナ・カヴァン
 山田和子訳

ちくま文庫 7月9日予定 予価860円(税別)[amazon]

城の地下牢に囚われた女、名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵、いつ終わるとも知れぬ裁判、頭の中の機械、精神療養所のテラスで人形劇じみた場面を演じる人々……。自身の入院体験にもとづく表題作をはじめ、出口なしの閉塞感と絶対の孤独、謎と不条理に満ちた世界を先鋭的なスタイルで描き、作家アンナ・カヴァンの誕生を告げた最初の傑作。解説=皆川博子
8月の刊行予定 FORTHCOMING TITLE
幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成

A・ブラックウッド他
 平井呈一訳

創元推理文庫 8月29日予定 予価1400円(税別)[amazon]

『吸血鬼ドラキュラ』『怪奇小説傑作集』などの翻訳、怪奇小説の楽しみを説いたエッセイで、多くの怪奇ファンを育ててきた斯界の第一人者、平井呈一(1902-76)の現在入手困難な怪奇短篇翻訳を集成。H・P・ラヴクラフト「アウトサイダー」、ブラックウッド「幽霊島」、ジョン・ポリドリ「吸血鬼」、F・M・クロフォード「血こそ命なれば」、べリスフォード「のど斬り農場」、シンシア・アスキス「鎮魂曲」、ワイルド「カンタヴィルの幽霊」他。付録として、生田耕作とのゴシック小説対談、雑誌新聞から発掘したエッセー・書評を多数併録。
近刊予定 FORTHCOMING TITLE
ヴィレット 上・下

シャーロット・ブロンテ
 青山誠子訳

白水Uブックス

ある王国の首都ヴィレット。英国からやって来た身寄りのない女性ルーシー・スノウは、寄宿学校を経営するマダム・ベックに雇われ、英語教師として生活を始める。学内の個性的な人物たち、幼馴染との再会、不器用な男女の恋物語。ヒロインの内面に踏み込んだ心理描写で現代小説への一歩を踏み出し、『ジェイン・エア』以上の傑作という声もある、シャーロット・ブロンテの文学的到達点。
近刊予定 FORTHCOMING TITLE
スターメイカー

オラフ・ステープルドン
 浜口稔訳

ちくま文庫
▼発売中
5月の新刊 NEW TITLE
カッコウが鳴くあの一瞬

残雪
(ツァンシュエ) 近藤直子訳

白水Uブックス 発売中 1600円(税別) [amazon]

わたしにはわかっている、カッコウがそっと三度鳴きさえすれば、すぐにも彼に逢えるのだ・・・彷徨う女の心象風景を超現実的な手法で描いた表題作。毎夜、部屋に飛び込んできて乱暴狼藉をはたらく老婆の目的とは・・・「刺繡靴および袁四ばあさんの煩悩」ほか、『黄泥街』が大きな話題を呼んだ中国作家、残雪の初期短篇、全9篇を収録。付録として、訳者による「残雪―夜の語り手」を併録。MORE
1月の新刊 NOW ON SALE
ドーキー古文書

フラン・オブライエン 
大澤正佳訳

白水Uブックス 発売中 1800円(税別)[amazon]

ダブリン近郊の海辺の町ドーキーでミックが知りあった紳士ド・セルビィは、人類救済のための世界破壊を企て、大気中の酸素を除去する物質を開発していた。嘘か真か、時間の制御にも成功したという。一方、ミックは行きつけの酒場で「ジェイムズ・ジョイスが死んだという話は眉唾物だ」と聞かされる……。次々登場する奇人変人に飛びきりの奇想。世界中で愛されたアイルランド文学の異才フラン・オブライン最後の傑作。MORE
1月の新刊 NOW ON SALE
キャッツ・アイ

R・オースティン・フリーマン
 渕上痩平訳

ちくま文庫 発売中 950円(税別) [amazon]

助けを求める若い女性の叫び声に、帰宅途中の弁護士アンスティが駆けつけると、そこには男女が激しく組み合う姿が。男は身を振りほどくと闇の中に姿を消した。近くの邸では主人が宝石コレクションの陳列室で殺害されていて、件の女性は逃げ出した男を追いかけたのだという。一見、単純な強盗殺人に思われたが、被害者の弟ローレンス卿は警察の捜査に納得せず、ソーンダイク博士の出馬を要請する。本格推理に伝奇冒険的な要素も加味した黄金時代ミステリの名作。MORE
日刊ゲンダイ (紹介記事)