以上のことに鑑み、さらに検察は、私人告訴人らの直接かつ積極的な参加なしには、主役たる全被告の有罪を合理的な疑いを超えて証明することが出来ないことを考慮し、かつ検察員の申立により、また全被告の承諾のもとに、裁判所は、全被告(20名)に対して提訴された刑事事件No.
02-0620および02-0621を、永久に却下する。
裁判所はまた、全被告に対し発行されている全逮捕状について、もしなんらかのものが発行されているのであれば、これを取消しおよび/または不問に付すよう指示する。裁判所はさらに、全被告の現金による保釈金について、もしなんらかのものが納付されているのであれば、これを還付するよう指示する。
2009年3月16日、TMPCWAは、2001年3月16日のTMPCWAの組合員233名に対して加えたトヨタ経営陣の違法解雇から8年が経ったことを刻印するため、抗議行動をおこなった。
抗議行動は、ラグーナ州サンタロサ市バリバゴ団地の公営交通中央ターミナルで午後2時頃から開始して、予定のプログラムを1時間展開し、トヨタが労働者に対して違法な活動を行ったこと、 そして今もなお引き続き労働者の権利を侵害していることを地域住民に知らせ暴露していった。
プログラム終了後、TMPCWAは、この日のTMPCWAの行動を支持して代表を派遣してきた他組合と共に、トヨタのサンタロサ工場前までプロング・サンタクルス街区の道路に沿ってデモ行進して行った。
工場内部の労働者も
、それぞれ終業後にTMPCWAの行動を支持して違法解雇されている抗議行動者たちに加わってきた。
通勤用シャトルバスに乗っていたのに、TMPCWAの活動が格好良く展開されているのを目の当たりに見ていこうと、バスから降りてきた労働者たちもいた。
違法解雇を受けている労働者たちは、TMPCWAは今もなお闘争を持続していること、そして違法解雇組合員が大量失業によって8年間にわたり苦難にさらされてきたが、それでもなお闘いはこれからも持続していくのだということを、こうした労働者たちに示した。
多数の警察官がその場にやって来た。トヨタが、TMPCWAが来ていることを労働者たちが恐がるだろうからと考えて州警察に通報し援助を求めたのだ。労働者たちは警察官に向かって叫び声をあげてブーイングをし、またトヨタの命令など聞くことはないのだと叫んだ。

3月17日警官隊による工場内巡察!
工場内のTMPCWA組合員から3月19日発のメールで、16日の解雇8周年記念抗議行動の翌日の工場内の「事件」の情報と映像が送られてきた。
銃を携帯した制服警察官(複数)が工場内を巡察した。おそらく、工場内に警察の姿を見せ付けて労働者を脅すために会社がこの巡察をやったにちがいない。
工場内部のTMPCWA組合員から送られてきたビデオ映像が事実を明確に示している。
以下のYou-Tubeのウェブサイトをご覧あれ。
生々しい情景を見ることができる。
http://www.youtube.com/watch?v=C8KVI_R-lh8
拳銃を所持した制服警官隊が工場内を巡察しています。多分会社の狙いは工場内を警官隊によって巡察することで働いている労働者たちを威嚇したのでしょう。
この巡察の状況をビデオ撮りしていた内部労働者の声が一つだけ入っています。
彼は「まるで戦争でも起こったような騒ぎだな・・・アハハ!」といってこの巡察を笑い飛ばしています。
これらの警察官たちは3月16日のTMPCWAの門前抗議行動を会社の工場操業管理本部員(かなり上級の管理職)が撮影したビデオで観察したそうです。LCO(上記工場操業管理本部員)も工場前でスピーチした発言者たち、特にエド、ベルそして工場内組合員たちをビデオに収めていたそうです。
10月19日フィリピン最高裁は233名の被解雇者は違法ストをしたのだから解雇は合法である、高裁が支払いを命じた退職金も払う必要がないという、組合の意見を完全に無視し、会社側主張を全面的に受け入れた判決を下しました。
この判決を下した裁判官はアロヨ政権によって新たに選ばれた裁判官たちです。この裁判官を選んだアロヨ政権は、東アジアで唯一国内でアメリカと一緒に反テロ戦争を行ってきました。また、政権発足以来軍部とともに議員やジャーナリスト、司祭も含む人権活動家、農業活動家、労組活動家などを七〇〇人以上も暗殺してきました。アロヨ政権は発足以来多国籍企業を擁護し、企業への批判的な労働組合潰しに積極的にかかわってきました。そのアロヨ政権によって選ばれた裁判官たちがフィリピントヨタ労組に憎しみに満ちた判決を書くことは不可避でした。
被解雇労働者たちはこの判決でくじけていません。フィリピントヨタ労組は10月19日にフィリピン最高裁が下した不当な判決に対し、11月4日解雇者との合同会議を開催し、全員ががんばって闘い続けることを決議しました。 そして11月9日に、私たちが東京モーターショーでの宣伝を行ったその日に、フィリピン最高裁前で抗議行動を行いました。
2007年2月27日、TMPCWAは調停仲裁官シモネッテ・カルボカル自身が我々の強制執行命令の申立の件から身を引くことを求め、労働雇用省(DOLE-NCR)に職務停止の申立を提出した。
この強制執行命令を求める申立事件は2006年9月1日に労働雇用省長官室に対して提起したものであり、TMPCWAはトヨタで働く一般労働者の「唯一の交渉団体」であるという労働雇用省長官パトリシア・サント・トーマスの「最終的執行力のある決定」の関してのものである。
強制執行命令を出すように求めた申立は、次官アルトゥロ・ブリオンによって受理され、DOLE-NCRへ回付され、調停仲裁官カルボカルの担当として配当された。
その調停仲裁官カルボカルは、TMPCWAを有利とした前回の承認命令に違反してもう一つの承認投票の実施を認可する命令を出した、その同じ調停仲裁官である。
この調停仲裁官カルボカルはまた、会社に支配されたTMPLOを新たな唯一交渉団として承認した、その同じ調停仲裁官である。
2006年9月から職務停止の申立を行なうまで、調停仲裁官カルボカルは強制執行命令を発するよう求めるTMPCWAの申立に対して何の措置も取ってこなかった。これは事態を恣意的に支配しようとする明らかな偏向である。
今日11月14日、トヨタ内部の組合員と執行委員より報告されてきたところによれば、御用組合TMPCLOは、労働協約(CBA)の交渉は既に終りその批准手続を始めていると発表しているといいます。
一般労働者は、特典をもらいたいと思ってTMPCLO指導者からのこの知らせに大変興奮していますが、しかしまた彼等は心の中では交渉がどうまとまったのだろうかと、疑問も抱いています。労働者達は、交渉延期後いつ再開されたのか知らされないまま、今度はもう既に終ったと告げられているからです。
TMPCLOのインチキ指導部は、今、一般労働者に向って、「もしも労働者が協約の批准署名をしないなら、労働者は協約締結記念ボーナスをもらえなくなるぞ」というキャンペーンを行っています。
TMPCWAが労働協約案の内容と、妥協的な労働協約を手段にして労働者の解雇を合法化しようとする会社の将来計画を暴露して以来、TMPCLOの組合員が崩れ、一般労働者の中から多くの労働者がTMPCLOに対して脱退の意思表示をしているために、会社と御用組合TMPCLOは、大慌てでバタバタと交渉をまとめようとしているのでしょう。
TMPCWAの示威者達は、労働雇用省前での抗議中に、刑事犯のように扱われた。
フィリピン発。 国際金属労連は、少なくとも20名のトヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイション・ワーカーズ・アソシエイション(TMPCWA)の組合員が、労働雇用省(DOLE)前での示威後に、当局により逮捕され、現在勾留されていることを知った。
示威は、会社側が後ろ盾になっているトヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイション・レイバー・オーガニゼイション(TMPCLO)に、トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイションにおける唯一交渉権を認めると宣言したDOLEの最近の決定に対して抗議するためのものであった。
この決定は、フィリピントヨタにおける組合認知と、労働者の示威に対して違法に解雇された136名の労働者の職場復帰のために闘ってきたTMPCWAへの、新たな攻撃である。
IMFは、これら逮捕者の即時釈放を求める書状を、フィリピンの大統領に送った。
IMFとその傘下組織は、TMPCWA組合員の労働者の権利のための、現在続行中のキャンペーンを、これまで維持してきた。IMFキャンペーンのさらに詳しい情報については、www.imfmetal.org/toyotaphippinesを参照されたい。
[2006年8月16日] KP記者
原文(英語): Toyota Philippines workers arrested
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【アロヨ大統領宛て即時釈放を求める書状の和訳】
2006年8月16日
IMF発
フィリピン
グロリア・マカパガル・アロヨ大統領宛て
親愛なる大統領殿
国際金属労連は、労働雇用省(DOLE)の外での平和的抗議に、およそ20名のトヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイション・ワーカーズ・アソシエイション(TMPCWA)の組合員が、当局により逮捕され、現在マニラ市のどこかの刑務所に勾留されていることを知りました。
私達は、これらの逮捕者の中に、TMPCWAのエド・クベロ委員長が入っているとの報告を受けています。IMFは、国際的に認められている労働権および人権によってその結社の自由の権利を保護されているこれらの労働組合主義者の、安全と福祉について深く憂慮するものです。
私達は、大統領が速やかに本件を解決し、不当に拘禁されている彼等全員の即時無条件釈放を政府に指示されるよう懇請致します。
敬具
国際金属労連
書記長 マルチェロ・マレンタッキー
フィリピントヨタ労組マニラ事務所が洪水被害 2006年7月30日
パソコン、書類などに被害!さらに台風が!
6月・7月反トヨタ世界キャンペーン 第一波 日本行動報告 2006年7月21日
日本の多国籍企業トヨタに対し、TMPCWAは日本にて抗議行動を行う
TMPCWA委員長 エド・クベロ
TMPCWA委員長のエド・クベロと副委員長ウェネシト・アルヘルが、トヨタに対する抗議行動を実施するために「支援する会」の招きで日本を訪れた。これはIMFが打ち上げた反トヨタグローバルキャンペーンの一環として支援する会とTMPCWAによる行動が実現したものであり、TMPCWAを勝利とした最高裁判決に従わずTMPCWAとの交渉を拒否し続けるトヨタを糾弾するものである。今回の行動においてはトヨタ本社に対しILOによる4勧告‐1)136人の不当に解雇されたTMPCWA組合員および執行委員の復職、2)18人の組合員および執行委員に対するでっちあげ刑事事件の取り下げ、3)TMPCWAをトヨタ社の一般従業員による唯一の団体交渉権を持つ組合として認めること、4)長い間実施されていないCBA(労使協議)を開始すること−を尊重するよう強く求めた。
日本においてエド・クベロとウェネシト・アルヘルは数多くの集会に参加し、フィリピンにおいてトヨタが労働者に対しどのようなことを行っているのか、それを日本の人々から如何に隠し続けているのかを知らせてまわった。日本の多くの組織がTMPCWAへの支援を表明してくれ、7月17日のトヨタ本社前行動においては数多くの人々が参加してくれた。
東京、神奈川、愛知、大阪、そして大宮市において開催された集会は全て成功に終わり、出席した各組織は自分達の今後の活動としてTMPCWAのために大規模な抗議行動を打ち上げ、フィリピントヨタに働く労働者とTMPCWAが長く抱えている労働問題をより多くの日本の人々に広め、TMPCWAに対する継続的な支援を行うことを約束してくれた。
反トヨタキャンペーンは現在、フィリピントヨタ経営陣、トヨタ本社、そしてトヨタ経営陣の息がかかる御用組合に有利な判決を出したフィリピン政府・労働雇用省に対し抗議のEメールを送り続けている。
2006年7月22日にはTMPCWA組合員の一人が、オーストラリア金属労働組合(AMWU)の招きでオーストラリアに渡る。これはIMFによる反トヨタグローバルキャンペーンの一環としてオーストラリアが支援を表明し実現したものである。
TMPCWAとその国際的支援組織の全ては、トヨタによるフィリピンでの反組合活動を糾弾していくために、今後更に多くの抗議行動が起こることを期待している。
TMPCWAに対する支持と支援を。そして抗議の手紙の送付を。
国際的団結、万歳。
より詳しい情報をお探しの方は、IMFのウェブサイト、および日本レーバーネットのウェブサイトをご覧ください。
抗議メール送信・日本語サイト
http://www.labornetjp.org/Campaign/2006/toyota/protest200607_html
抗議メール送信・英語サイト
http://www.labornetjp.org/Campaign/2006/toyota_eng/protest200607_html
レーバーネット日本
http://www.labornetjp.org/
IMFのウェブサイト
http://www.imfmetal.org/main/index.cfm?id=47&l=2&cid=13914
エド委員長からのアピール・支援要請 2006年3月31日
親愛なるTMPCWAの友人および支援者の皆様へ
熱い挨拶を送ります!
TMPCWAの組合員達に代わって、私達の闘いへのご支援について皆様すべてに感謝いたします。
以下に、トヨタが違法に解雇したTMPCWAの組合員達の職場復帰を拒否して以来の新たな状況について、若干の情報を送ります。
状 況
2006年2月16日の承認投票以来現在に至るまでの間、労働雇用省からは結論が出されていません。御用組合TMPCLOは、経営陣の支援を受けたにもかかわらず、50%プラス1票の単純過半数を得ることが出来ませんでした。TMPCWAは、なんとか内部労働者から237票と、通謀している労働雇用省、トヨタ経営陣および御用組合TMPCLOからチャレンジ票に扱われているわけですが、違法に解雇されたTMPCWAの組合員達から89票を得ることが出来ました。
そのため、経営陣はIMFの努力によって、TMPCWAと交渉するためのテーブルに再び戻ってきました。IMFのマルチェロ・マレンタッキー書記長、ブライアン・フレドリックス書記次長およびアルナサラム南アジア太平洋地域部長のほか、南アフリカ、イギリス、タイ、オーストラリアおよび日本のIMF傘下のトヨタ関連組合が、TMPCWAの違法に解雇された組合員達の職場復帰を支援するため、フィリピンを来訪しました。IMFとTMPCWAは、交渉のテーブルにおいてトヨタ経営陣と対面し、2001年3月16日にトヨタから違法に解雇された最初の237名のうち、今なお踏みとどまっているおよそ136名のTMPCWA組合員の原職復帰を、強く主張しました。
原職復帰を話し合うため、TMPCWAと共に日本の東京で経営陣と面談しようというIMFの努力は、昨年2005年の8月に始まりました。この努力は、IMF−JCの手を介して2006年2月6日まで続けられましたが、会社側は、TMPCWAを有利とする3つの勧告がILOから出されており、さらにはフィリピンの一番高位の裁判所すなわち最高裁もまた、その2003年9月23日および2004年1月28日の最終判決で団交を開始せよとTMPCWAを勝訴させているにもかかわらず、解雇された組合員達を原職復帰させることを拒否しました。
2006年2月6日のTMPCWAと経営陣の面談交渉は、TMPCWAが、会社側は新たな承認投票をお膳立てする中でTMPCWAの完全破壊計画を仕上げるために交渉の場を利用しているに過ぎないと、見抜いた後の最後の面談となりました。そして、経営陣の肝煎り組合TMPCLOが単純過半数を獲得出来ず、承認投票問題が依然として裁判所に懸かったままの状態であることから、会社側は再度交渉を行うことに同意したのですが、しかし今回それは総本社から操縦されました。
状況は今や最悪となりつつあります。IMFは、労働協約について会社と交渉するための、ただし先ずは原職復帰について話し合うための、合同委員会を設置することで2つの組合(TMPCWAとTMPCLO)を結束させようとしました。
TMPCWAは、他の組合に敬意を表し関係を構築して共に結束しようという提案に
同意しましたが、しかし、TMPCLOの指導者達はあまりにもトヨタ経営陣寄りでした。トヨタとTMPCLOの指導者達の見解は同じで、裁判所に懸かっているチャレンジ票を開票せよということにあり、他方TMPCWAは会社との労働協約交渉を求めています。
TMPCWAは、投票後、我々が依然として現存する交渉団体なのであるからとして、即時の労働協約交渉を求める署名集めキャンペーンを行っています。ここ3週間で、解雇された組合員達を含め437の署名を集めましたが、そこから先は、TMPCLOに妨害されました。彼等は会社と一体となって、チャレンジ票を開票してもらいたいという、裁判所に提出するための新たな請願と署名集めを打ち出したからです。
私達は、TMPCWAのすべての支援者の皆さんとその他世界的組合組織に呼びかけて支援を求めており、IMFは国際的な暴露と強力な行動を展開することを明らかにし、連携を取っています。今や、世界のすべての労働者が共に助け合い、このきわめて長期化にわたるTMPCWAの闘いを助け正義を見出せるようにすべき時が来ました。なぜならば、フィリピントヨタ労働者の闘いは、強大な多国籍企業トヨタに対する世界の労働者の闘いであるからです。
この情報を貴方のすべての友人の皆さんに回していただくとともに、可能な支援について私達にメッセージを送ってください。
tmpcwa@edsamail.com.ph,
tmpcwa1998@yahoo.com.
私達のウェブサイトを見てください。
www.tmpcwa.org
皆さんには最新情報と国際的に連携された行動についてお知らせし続けます。
以上ですが、よろしくお願いいたします。
国際的連帯を!
2006年3月31日
TMPCWA委員長 エド・クベロ
エド委員長からの礼状 2006年2月17日
TMPCWAの全ての友人及び支援者の皆様に最高の賞賛と最も温かい挨拶を送ります!
皆さんが私たちに与えて下さった温かいご支援に対し、全ての皆さんに感謝します。
TMPCWAの発したアピールが極めて短時日の限られた時間の緊急のものであったにもかかわらず、通謀者であるフィリピントヨタ、労働雇用省及び日本のトヨタに対して抗議文を送っていただきました。
2006年2月13日から15日までの3日間に私たちはTMPCWAへの国内及び海外の各種個人及び組織の支援者と友人たちから803通ものEメールを受け取りました。
この皆さんから寄せられた支援の数はフィリピントヨタの経営陣に過大なる脅威を与えるとともに、TMPCWAに対する会社側の非人道的、反労働者的活動のゆえに、TMPCWAがかえってますます多くの支援者を得ているという警告を与えました。そして又、多くの抗議文が労働雇用省にも圧力を加えました。
さらにまた、フィリピントヨタの御用組合であるTMPCLOは昨日(2月16日)の承認投票に勝利することが出来なかったのです。彼らはTMPCWAよりも多くの得票を得たものの、有効投票数の50%プラス1票を獲得することが出来なかったのです。
TMPCWAは依然として全ての一般労働者のための交渉団体であり、闘い続けます。それゆえに皆さん全てに私たちの貴重な闘いに引き続きご支援下さるよう要請します。
今回の素晴らしいご支援に対し、皆さん全てに重ねて感謝します。
連帯のうちに。
エド・クベロ
TMPCWA委員長
選挙結果及び近況報告(承認選挙闘争の写真を含む) 2/17
選挙結果報告のTMPCWA ビラ(和訳) 2/20 (原文:タガログ語)
緊急抗議要請 2006年2月13日
TMPCWAの支援者そして友人の皆さん
TMPCWAの支援を続けてくださっている方々へ、TMPCWAより温かく戦闘的なご挨拶をさせて頂きます。
私たちTMPCWAの闘争に関して、この間6ヶ月以上も最新情報をお送りできなかったことをお詫びします。新たに予定された承認選挙に対し、我々は国際的組織からの広範な支援を頂きながら集中的キャンペーンを行いました。その圧力により、フィリピントヨタ経営陣はTMPCWAとの交渉の席につかざるを得なくなり、昨年の8月以降、日本において数回にわたり交渉の会合が開かれてきました。
会社側は、この交渉の実施を他に漏らさないよう、特にTMPCWAの海外の支援者に漏らさないよう要請をしてきました。我々は、TMPCWAは誠実であり、会社側との交渉にいつでも応じる用意があることを示すために、その要請に同意せざるを得ませんでした。
2005年12月12日に行われた交渉時、我々は会社側に対し233人の不当に解雇された従業員の復職問題を解決するよう要求し、次回の交渉時に具体的な返答を出してくることを強く求めました。
そして2005年12月17日、労働雇用省長官が承認選挙を実施する決定を下したのです。労働雇用省は続いて、強行的に2006年2月1日に審理を実施し、その際に2月16日の承認選挙実施を最終決定しました。その上で、すなわち承認選挙日を設定した後で、会社側はTMPCWAとの会合を持ってきました。
いくつかの国際的組織も同席して2月3日に行われたその会合の際、会社側から2件の提案が示されました。1つめは追加の支払いを伴う補償金と研修プログラムを提供するというもの、もう一つは、自動車機械工としての研修の提供と、解雇者に対し会社が
自己のディーラーや営業所、または海外で働けるよう新しい職を準備する、というものでした。
更に2月4日の会社側との交渉の際には、TMPCの前社長、田畑延明氏が前回話し合われた復職についての話しはせず、代わりに「パッケージ補償」の話を持ち出しました。その内容は、解雇されたTMPCWAの組合員が自動車機械工になれるよう6ヶ月の研修を受けられるとするが、まずその研修を受けるための試験に合格しなければならない、としています。研修費用は会社側が負担するとしています。
しかし、これらの提案の効力を発揮させるためには、不当に解雇されたTMPCWAの組合員が、まず自分達の解雇は正当であることを認め受け入れるという合意書にサインをしなければならないというのです。田畑元社長は、これがTMPCWAが受け入れられる最後の交渉のチャンスだとし、会社側はこの提案を決して取り下げないことを強く主張しました。
その提案は、ILOによる勧告からははるかに遠い内容です。我々の組合員はその提案に非常に不満で失望をかくせないでおり、全員が一致団結して闘争を続ける覚悟を決めています。そして会社側がその立場を押し通す限り、我々は交渉を続けないことで結束しています。我々が要求しているのは復職なのです。国の法律のいかなる規定も犯してはいないのです。我々は、会社側はTMPCWAと誠意を持って交渉を行っておらず、ただTMPCWAを愚弄しているだけであることを見抜いています。我々は、会社側は、我々の組織とその行動を鎮めるためにこの交渉を利用したのだと感じています。
会社側は我々との交渉を続ける一方で、自分達が後押しし組織した組合、TMPCLOを通してTMPCWAを崩壊させるという絶望的な大計画を実行に移してきました。彼らは労働雇用省と共謀し、承認選挙の即時実施を追求しているのです。
2月6日、TMPCWAは労働雇用省首都圏地方局庁舎前においてピケ抗議行動を行いました。調停仲裁官シモネッテ・カラボカルと審理官ロウルデス・チン双方による不当な覚書に抗議するためです。その労働雇用省の役人2人は、トヨタ経営陣の影響により、2月1日に開かれた選挙前会議において承認選挙の日程、規則、仕組み、そして正式投票者名簿に及ぶまで全てを早急に最終決定したのです。
承認選挙は2月16日と設定されました。我々は高裁に訴訟(一時差止命令申請を伴う再考慮申し立て)を提起しその決定を待っているのであるから選挙前会議開催日を延期すべきであるとの申立てを彼等の事務所に提出したにも関わらずにです。労働雇用省の調停仲裁官と審理官は、結託して233人の不当に解雇された組合員をチャレンジ票(投票無資格者票)と決める一方で、レベル5から8の従業員(最高裁判決によると管理職レベル)に一般従業員として投票することを許可しました。
我々の2月6日の実力的な抗議行動の間、労働雇用省の首都圏部長リカルド・マルティネスは、組合の執行委員が彼の事務所に入り話し合いをする許可を与えてくれました。その話し合いにおいて、我々はこの不当で強行的な調停仲裁官の決定の押し付けを訂正するよう求め、新たに選挙前会議を招集するよう要求しました。彼は必要な措置を講ずると言いました。この日の抗議行動によって、トヨタ工場での投票者名簿の送達には遅れが生じました。
2月8日朝、我々は調停仲裁官カラボカルの決定の変更がされたかどうかを確認しようと部長に会うために再び労働雇用省首都圏部の事務所に行きました。しかしその間誰一人として我々を助けようとしておらず、事務所スタッフによると、職員らは誰もこのきわめて物議をかもしそうなトヨタの案件にかかわりたくないと言っていることが判明しました。結局調停仲裁官カラボカルからの新しい文書(覚書)を彼女のスタッフを通して我々が手にしたのは午後になってからでした。彼女は自身の最初の決定を変えていました。彼女は、解雇された組合員らが適法に投票することを許可し、レベル5−8の投票者をチャレンジ票(投票無資格者票)と指定しました。これらの変更を我々は自分達の実力的な行動の成果であると捉えました。
しかしその次の日、調停仲裁官カラボカルは、突然自身の命令を改変し、TMPCWAの解雇者は投票を許可される、但しその票は区別され、最高裁で係争中となっている訴訟が終了してから票として数えられる、と命令してきたのです。これは明らかに労働雇用省の不条理な措置です。トヨタがなんらかの関与をしていると我々には分っています。
トヨタ工場内では、会社の役員らがTMPCLOを率い、監督職組合長アンヘル・ディマランタ、経営陣の代理人フランシスコ・メロ、および数名のマネジャーや部長などが我々の組合員を侮辱し、心理戦争を挑み、TMPCWAの組合員でない者たちをTMPCLOに投票するよう強制しています。彼らはトヨタが持つ全ての時間と資源をTMPCLOのためのキャンペーンに費やしているのです。しかし工場内にいる、我々の組合のリーダーと組合員達は団結し、TMPCWAのみがトヨタの一般従業員のなかで唯一、全ての従業員の利益のために闘う本当の組合であるとの立場を堅持しています。
我々は現在、トヨタ、TMPCLO、TMPCSU(監督職組合)、そしてそれらの手先に対する大規模抗議行動の真っ只中におり、全ての現場労働者と事務所従業員一人一人に密着して、この人達をオルグし、影響を与え、TMPCWAへ投票するよう働きかけています。
2月10日、我々は労働雇用省首都圏部事務所前において再び抗議のピケを張り、承認選挙実施の中止を要求しました。法律に従えば、TMPCWAは存在し承認されているのです。しかし労働雇用省の地方局長、調停仲裁官らの担当官、そして審理官のロウルデス・チンは、我々から身を隠し、職員もまたこの問題の起こりそうなトヨタの案件には首を突っ込みたくないといって、敢えて火中の栗を拾おうとする者はいないのです。
我々はTMPCWAを支援してくださっている国内、国外の個人の方々、団体の方々全てに呼びかけます。我々のトヨタに対する不屈の闘争をぜひ支援してください。
労働雇用省、フィリピントヨタ、そして日本のトヨタ自動車に対し、抗議の手紙を送ってください。そして彼らがTMPCWAに対し行っている、卑劣な行動の数々を暴き、非難し、抗議してください。
また我々は、支持声明とともに、一般従業員に対する2月16日の承認選挙においてTMPCWAへ投票するようとの呼びかけを送っていただけるよう皆さんに求めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
労働者階級万歳!
ED G. CUBELO
President - TMPCWA
February 13, 2006
抗議メールはこちらから
フランストヨタCGT労組からTMPCWA大会への連帯メッセージ 2005年12月18日
私達はまず、トヨタと闘うフィリピンの仲間達の勇気と粘り強さが見られた喜びを伝えたいと思います。
そして、彼らの闘いを支援したり、知らせたりする人々(男性と女性たち)にも心からの兄弟的な挨拶を送ります。
フランストヨタ社で働く労働者たちと組合の状況はとても厳しいです。労働者たちの現状は悪化していくばかりです。会社は2006.02.13
から夜勤制度を導入する計画しているので、私達の労働条件は益々悪化されていくようです。
しかし、労働者たちは共同で自分たちの要求を出す事を恐れていても、私達の組合に加入する人数が増えています。
また、組合の声が益々響き渡り、私達のチラシを読んでくれる労働者の数は増えていくのは明らかです。組合の代表たちは職場を廻る時、快く迎えてくれる人の数は増えています。
その上、最近、2人の仲間の不当解雇を裁判に訴えた結果、勝利の判決を勝ち取ることが出来ました。地元の新聞、radioとテレビはその判決を報道してくれました。
結局、私達は元気に頑張っています。なぜなら、今一時的に労働者階級が経営者によって圧迫されているとしても、明日、世界中の労働者たちは頭を上げて自分達の権利を守るために闘うようになると信じるからです。
皆さん、頑張ってください。そして、また、近いうちに。
Toyota・CGTの代表、 Eric PECQUEURとJerome HIRSON
エド委員長からの礼状 2005年9月8日
TMPCWAの友人と支援者の皆様へ
フィリピントヨタと労働雇用省へ抗議文を送ることにより、積極的にTMPCWAを支援し、迅速に対応してくださった皆様に対して感謝の意を申し上げたいと思います。
TMPCWAにはCC宛てで、まだまだたくさんの抗議文が届いています。
当キャンペーンはとても効果的なものでした。
労働雇用省には、一方的な決定を非難する何百通もの抗議文がアメリカ、ヨーロッパ、日本、インド、オーストラリア、台湾、香港、フィリピンから届き、圧力を感じた労働雇用省は、トヨタ支配下の組合であるTMPCLOの承認選挙を認める
一方的な決定を出した仲裁人、ジョン・フレデリック・デ・ジオスを解雇しました。
この仲裁人は2005年8月1日に辞任に追い込まれました。
TMCPWAを支援してくださり、ありがとうございました!
皆様との国際的な団結において!
エド・クベロ
TMPCWA代表
注: TMPCWAへ確認したところ、仲裁人は辞任させられたものの、
承認選挙の決定は覆されてはいないとのことである。
フィリピントヨタ・フィリピン政府への抗議とTMPCWAへ激励のお願い 2005年8月
【あらゆる団体、グループ、個人に訴える!】
「即時、団交を行え」とのILO勧告・フィリピン最高裁判決を無視し続けて来たフィリピントヨタ社は、つい最近になって汚い手でフィリピン政府を抱き込んで、団体交渉権の再承認選挙を行う命令を得ました。
TMPCLOというトヨタの御用組合を日本のトヨタ労連が後押しをし、自動車総連・IMF−JCまでもが支援を始めました。承認選挙はTMPCWA(フィリピントヨタ労組)とTMPCLO(御用組合)との間で8月中にも争われる予定です。現場労働者の過半数の票を得た方が団交権を得ることになります。
再度のお願いです。フィリピントヨタ社とフィリピン政府への抗議文送付とフィリピントヨタ労組への激励文送付をお願いします。
抗議・激励メールはこちらから 要請文
エド委員長から現地最新情報 2005年7月29日
*** フィリピントヨタと御用組合がTMPCWA潰しキャンペーン開始 ***
雇用労働省の承認投票実施の命令が出される2−3週間前から、御用組合TMPCLOの幹部は、全員、固定シフトに入りましたし、トヨタ経営陣は御用組合に全面的な支援を与えて、一般労働者全員との密着を図るようにさせると共に、TMPCWAの内部指導者に対しては、彼等がTMPCWAの活動のために休憩時間中に会議に出席したり会合に参加したりするのを出来ないようにするため、休憩時間の振替を押し付けることによって、孤立化を謀ってきました。
エンジェル・ディマランタの率いる監督者組合の全組合員が、すべての正規一般労働者と契約労働者に対して、TMPCWAの組合員達は、全員、怠け者の労働者であり、会社の施設を暴力的に破壊しているのだという、反TMPCWAの噂をばら撒いています。彼等はまた、承認投票においてはTMPCLOを支持すべきであるとのキャンペーンも行っています。
トヨタ経営陣は、またもや、TMPCWAの承認投票前に使った戦術と同様の、ボスとのじかの触れ合い(personal
touch ni boss / P.T. ni Boss)を開始しました。前回と異なる点は、すべての契約労働者が経営陣から、P.T.
ni Bossに参加するための予算をもらっていることです。
P.T. ni Bossの性格は次のとおりです。すなわち、生産ラインのあらゆるセクションの労働者が、管理者・監督者からある場所(タダで飲み食いさせてもらえるビアハウス、ナイトクラブ、パブハウス、大型レストラン)に連れ出され、そこで御用組合TMPCLOへの投票を洗脳されるのです。
会社はまた、バスケットボール、ビリヤード、バレーボール、ダーツなどのレクレーション・トーナメントを再開し始めましたし、労働者の注意を逸らすために、社内での「カラオケ」も再開しました。
会社とTMPCLOは、TMPCWA潰しとTMPCLO支持のキャンペーンの別の手段として、社長との誕生日昼食会も利用しています。
トヨタ経営陣とTMPCLOは、わが組合は承認投票を受けて立つ用意があるとのTMPCWAのパンフレットにショックを受けて、事態の統制のために「危機管理チーム」を立ち上げています。
以上現状のすべてです。
労働雇用省が御用組合の承認選挙申請を認める旨の決定 (2005年7月11日)
2005年7月11日、TMPCWAの顧問弁護士事務所は、DOLE―すなわち労働雇用省より、トヨタ経営陣の御用組合(トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレーション・レイバー・オーガニゼイションTMPCLO)が提出した承認投票申請を認める旨の決定を、受け取りました。このニュースはトヨタの工場内部でも、瞬く間に駆け巡りました。
調停・仲裁委員の決定が出される前に、トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレーションの執行副社長デイヴィッド・ゴー博士が、TMPCWAの全組合員の氏名をリストアップせよと、2005年7月8日に、LMC(Labor-Management
Council労使評議会)に指示するとともに、投票の実施を準備せよとLMCに指示したとの情報が、私達の有力な内部組合員からもたらされています。
労働雇用省の決定の背景には、トヨタにおける真の労働組合主義が燃え広がり、一般労働者からの根強い支持を獲得し続けていることによって、トヨタ経営陣がTMPCWAという真の労働組合の破壊に失敗したという、その真実を覆い隠すために、トヨタと労働雇用省とLMCとTMPCLOとの共謀と馴れ合いによって予め仕組まれた計画の一端が伺われます。
トヨタ経営陣は、ますます大きくかつ強くなりつつある、労働者の国際的団結の絶えることなき支持に、真剣に悩んできました。また経営陣は、TMPCWA組合との交渉開始の差止を解除した、フィリピン最高裁の最終決定を尊重しないフィリピン・トヨタを非難するTMPCWAの国際的支持者の抗議行動を恐れてきました。
トヨタ経営陣は、ILO(国際労働機関)が、不当解雇を受けた233名の労働者のうち167名ほどの労働者の復職、組合の承認およびを組合との交渉開始の勧告を、執行して来るのではないかと恐れています。
トヨタ経営陣は、この国で起こりつつある一大政治的危機の事態の只中において、同時に上記の決定をスピードアップすることを決定しました。経営陣は、もしもフィリピンの現大統領がその職を追放されることになれば、新政府の指導力はTMPCWAに対するトヨタの立場を弱体化するであろうと想定してきました。
TMPCWAでは、不服申立を提出しはしますが、上に記したとおり、トヨタ経営陣の予め仕組んだ計画ですから、労働雇用省は承認投票の実施をなおも進めるであろうと、読んでいます。
承認投票が実施され、経営陣の御用組合がこの投票に成功するようなことになれば、過去4年間にわたるTMPCWAの一切の勝利と苦闘が水泡に帰してしまいます。
日本のトヨタ本社は、現在係争中の労働争議を、8月までに終結したいと思っており、そのためにこの汚い承認選挙実施の陰謀をスピードアップしているのです。
TMPCWAは、トヨタ資本のこの計画を打ち負かすためのあらゆる方策を検討しているところです。
可能性について
労働雇用省の決定には、承認投票が実施された場合、労働者が選ぶべき3つの選択肢を挙げています。
1.トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレーション・レイバー・オーガニゼイション(TMPCLO)
2.トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレーション・ワーカーズ・アソシエイション(TMPCWA)
3.組合なし
私達は、承認投票に参加する可能性も見ています。TMPCWAがこの承認投票で再び勝利したならば、可能性としては、会社はその工場内に真の労働組合主義を望まないがゆえに、トヨタ資本は依然としてTMPCWAを受け入れ承認しないことがありうるということを、全労働者にむかって実証してみせたいと欲しています。もしもこの事が事実として起きたならば、労働者を喚起し、組織し、結集することがより一層容易になるでしょう。
このような状況下で、馴れ合い勢力は野合し、御用組合への投票運動のためのより多くの署名集めにやっきになっています。会社は、私達が昨年保釈金を支払った期間がすでに切れたことを理由に、全組合員の逮捕状の発行を要求しています。経営陣のこの作戦は、私達の組合員とその他の内部労働者の結束固めに注ぐ私達の力を分断する可能性があると、目下私達はみています。
即時可能な行動
労働雇用省の決定を非難するとともに、決定から「手を離すこと」を求め、代わってTMPCWAとの交渉を開始せよとのフィリピン最高裁の決定を尊重し、あわせてILO勧告を尊重せよとの抗議の手紙を、フィリピン・トヨタに出して下さい。
承認投票手続を後援したり実施したりしないよう非難する抗議の手紙を労働雇用省に出して下さい。
また皆さんは、貴方方の組織の名前で、労働者の真の利益を促進するために闘ってきた、TMPCWAの長期にわたる真の闘争を信じ支持する旨の、フィリピン・トヨタ労働者向けの貴方方の声明やビラを送って下さることも出来ます。それを私達に送って頂ければ、私達がコピーをマスプリして、工場の内部で配布します。(私達はそのための若干のカンパも必要としています。)
資本家とその御用組合の馴れ合い御用組合指導者達の汚い陰謀を曝露し、これに反対するため、来週以降、少なくとも週2,3回の頻度でチラシを配布します。
以上の理由により、TMPCWAのすべての仲間および支援者に、この状況を乗り越えるためのあらゆる方法での支援を差し伸べて下さるよう、訴える次第です。
フィリピントヨタ労組
エド委員長からの通信 2005年6月25日
*** 再度の嫌がらせ ***
レスター・アトン氏及び妻のフロデリザ・アトンさん(Lester・Atun&Flor・Atun)と子供たち。
もう一人の子は生後まもなく生育不良で治療費が無くて手の施しようが無く、悲痛の内に子供の死を迎え自分の庭に亡骸を埋葬せざるを得なかった夫婦です。
彼らはTMPCWAの最も活発な活動家で奥さんも家族グループに加わってTMPCWAの争議を支援しています。
2005年6月22日、彼等夫婦は突然警察官たちとPOSO(公共安全治安事務所)の係官によって強制的に逮捕されました。
夫婦はビデオレンタルショップ(サリサリストアー)を開いていて、警官は全てのヴィデオCDを押収しました。
何の捜索令状、逮捕状無しでです。二人は村のPOSO事務所に連行されて尋問を受けました。
POSOは海賊版VCDを売買することを禁止する委員会通知を彼らに示しました。
違法売買は大きな店を含めてどこでもまた行商人たちによって行われていたが、二人は違法な売買はしていません。
彼らだけが逮捕されたのでした。
VCDは警官とPOSOの役員によって抵当に付されました。それらを取り戻すには5,000ペソが必要と言われました。彼らには到底そのような大金を用意することは不可能です。レンタルを続けなければ彼らの家族は日々の食事にありつけません。
長い尋問の後、二人は釈放されました。が、彼らのVCDのオリジナルコピーだけが戻ってきただけであった。
これら100枚はレスター氏がトヨタで働いていた時に取得したものであった。
二人は警察とPOSOによる違法な逮捕と強奪で立件されそうになったのであった。
エド委員長からの通信 2005年5月26日
5/24の国家調停委員会(NCMB)の聴聞会にはマラビラ弁護士と会社の代理人が出席した。私はトヨタが依然として労使協議を拒否し続けていることに対して、労働省が何等かの行動を行うべきであると意見表明した。次回は6/14である。
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「支援する会」からの若干の説明
国家調停斡旋委員会は05年4月19日無条件での「団体交渉開始」の修正案を提示した。しかし会社は回答を保留したまま逃げ回っている。ジュネーブILOに出かけた奥田の日本帰国を待ってでもいるのだろうか?
エド委員長からの通信 2005年5月24日
月曜日(5/23)の朝、バタンガス州のサント・トーマスと言う町(マニラから約4時間)で、組合員のエリクソン・モンテロ氏が警察に逮捕された。彼はジプニー(乗り合い自動車)の運転士で、客待ちの間に捕まった。彼は町から遠く離れた警察の中央情報守備本部に連行された。警察は古い逮捕状を行使した。彼は逮捕時に我々に連絡してきたので、彼は拘置されなかった。幸いにも我々は裁判所の命令書をもっていた。裁判所の放免命令書と逮捕解除命令書の元本コピーを持って、我々はバタンガスの警察本部に彼を引き取りに行った。
これもトヨタによる我々への嫌がらせの一つである。
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「支援する会」からの若干の説明
フィリピントヨタは、団体交渉を拒否し続けているばかりでなく、233人の組合員を解雇し、26人の組合員を2001年3月のピケのときに「威圧した」という理由で刑事告訴した。この告訴を受けて警察は26人を刑事起訴し、組合員は保釈金を払って拘留を免れている。そして、この保釈金は毎年徴収され、一旦納めた保釈金は戻ってこない。 その上、保釈金をきちんと納めていても上記のような嫌がらせが断続的に繰り返されている。
「フィリピントヨタ労組を支援する会」年次総会へのメッセージ 2005年5月
全ての友人と「フィリピントヨタ労組を支援する会」の皆様に最大限の称賛を送ります!
まず始めに、TMPCWAに属するトヨタ労働者の闘いに対する皆様の日頃からのご支援とご信頼に心より感謝申し上げます。
私達の国籍は違いますが、そのことが皆様より絶え間なくご支援をいただく障害にはなりませんでした。それどころか、労働者間の国際交流の絆は更に活発となり強固なものとなっています。
皆様からは私たちの闘いに対し多大なご協力をいただき、皆様なくしては世界中の国々にTMPCWAの価値ある闘いを伝え広めることは出来ませんでした。非人道的で労働者を無視したトヨタ資本主義のシステムは、フィリピン最高裁判所やILOがTMPCWAを支持しているというにも関わらず、資本家たちには認知されず気にもとめられていません。
TMPCWAの闘いの正当性および、TMPCWAと全造船の連帯は、日本の労働者・市民からだけでなく、フィリピンの労働者・市民からも称賛を受けています。マニラ首都圏と南タガログ地方で連携を組む団体の間では、TMPCWAは国際的な活動を行う団体として知られるようになりました。
帝国主義的グローバリズムの現行のシステムのもと、フィリピンの労働者と日本の労働者の置かれている状況は、そうかけ離れたものではありません。賃金や福利厚生、権利などに関して、労働者と市民を無視した不当なシステムがまかりとおっています。
これに関連して、先日世界中で行われたメーデーでは、「支援する会」の年次総会でも思い起こされることと思いますが、労働者たちの勝利の記憶を新たにしました。労働者たちは、労働者の体の限界を超える8時間以上の労働を極限まで強いられていた状況から自由を獲得しました。
トヨタとの闘いはまた、私たちにとっての挑戦となります。弾圧されている労働者を相変わらず利用し続ける高圧的なトヨタや他の巨大資本化たちとの闘いを勝利に導き、労働者の直面している現状を開放するための不屈の闘いです。
ここフィリピンのトヨタ労働者たちより絶え間ない感謝の気持ちを送ります!
「フィリピントヨタ労組を支援する会」万歳!
世界中の労働者、万歳!
TMPCWAを代表して エド・クベロ
新事務所 2005年4月
工場の統合という理由からと、TMPCWAの組合員間のコミュニケーションを容易にすることを目的に、サンタ・ロサのトヨタの近くに別の事務所を設けようとのニーズがあり、組合員の協力により新しい事務所を設立しました。
組合員は、新しい組合事務所を借りるのに貢献してくれました。新事務所には2つの部屋があり、1つは事務所に滞在する3人の組合員用の部屋で、もう1つは教育のための部屋としました。
サンタ・ロサの私たちの住所は以下の通りです。
Block 3, Lot 11, Buldod Diwa Village, Coral na Bato, Barangay
Pulong Sta Cruz, Sta Rosa City