偽りの選挙で失敗に終わった策略


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高く挙げた握りこぶしと最高級の敬意、それが我らの組合TMPCWAが支持者の皆さんへ届けようとしているもの:
 2月16日、我々への支持を表明してくれた全ての労働者の皆さんへ。
共謀に加わった恥知らずな人たちが過半数票を獲得することを阻止し、我々がキャンペーンと準備にかけられる時間を短くしようという企みも失敗させることができたという意味で、我々は再び重要な勝利を獲得したといえます。この勢いを失わないようにしましょう。我々の仲間の皆さん、 工場の内部だけではなく、外部においても組織化を進め活発な動きを続けていこうではありませんか。我々一般従業員クラスのためのCBA(労使協議)実施が、自分たちには全く非がないのにもかかわらず再び遅れることになったことを皆さんにご説明したいと思います。

とても汚く、不正行為に包まれた偽りの承認選挙!
 もしTMPCLOが選挙に勝った場合には従業員はCBA(労使協議)を行うことができる、と労働者を黙らせることのできる「簡単な」約束をしたのは、「伝統的な政治家」のようになってしまった御用組合TMPCLOの執行委員とその組合員だ。その一方で我々の仲間である不当に解雇された者たちは、工場の外で正義と公正を求めて声を張り上げていた。そして選挙実施のために行われている数々の汚い共謀行為や不正行為を暴露した。

まだ祝うことはできない
 共謀に加わったTMPC、TMPCLO、TMPCLU、DOLE、そしてAIWA は、たとえTMPCLOの方がTMPCWAより獲得票が多いとしても、その選挙に勝ったと喜ぶのは早すぎる。なぜなら彼らは有効票数の過半数を獲得していないからである。(投じられた票の50%+1を満たしていない)。TMPCLOはこのことを自分達が発行した印刷物の中で明らかにしていない。なぜなら彼らは、買収による票集めや陰謀にもかかわらず自分達が勝利を得なかったことを認めていないからだ。さらに、DOLE、トヨタ、TMPCLOによる買収選挙や陰謀に対し我々の強い主張や抗議は、結局我々に多くの票を集めることになり、それが相手の策略を混乱させることにつながったのである。

 今回の全体像を把握するために、またTMPCLOが全てを公表したがらず、我々の仲間から出される質問にも答えることができないであろうと考え、以下で詳しい説明をしたいと思う。
下記の偽りの承認選挙結果の表を見てほしい。

TMPCLO (御用組合)

424

TMPCWA

237

NO TO UNION (組合不選択)

    8

SPOILED (無効)

  15

CHALLENGE VOTERS
(管理職票・レベル5−7)

121
(102 STA. ROSA) + (19 G.T. TOWER)

CHALLENGE VOTERS (違法解雇者)
(ILLEGALLY DISMISSED)

  89

TOTAL

894

以下が我々の説明です:

TMPCLOはTMPCWAよりわずかに多く票を獲得したことから、彼ら自ら主張しているように、これはTMPCLOの勝利とみなせるか?
 上記でも述べたように、TMPCLOは勝利したとはいえない。なぜなら、彼らは全票数の半分以上を獲得していないからである。法律では、承認選挙における勝利を宣言するにはとにかく全票数の過半数を獲得しなければならないと言っている。この場合であれば、894の半分は447。勝利するには448票が必要だがTMPCLOが獲得したのは424票のみ。従ってTMPCLOは承認されたとはいえない。TMPCLOが選挙で勝利を得なかったことはこれで明らかなのである。

なぜTMPCLOは、5日内にTMPCWAが申し立てしなければ、団体交渉が行われると言っているのか。
 これは大きなまやかしである。CBAが実現しないときの我々TMPCWAに対する非難を増強させようと、TMPCLOが我々の思考を操ろうとしているのである。もしCBA実現が承認選挙の法に基づくのであれば、それは表に出ている結果で明らかである。上記で説明したように、選挙に勝っていないTMPCLOがどうしてCBA交渉をもてるのか? さらにTMPCLOはTMPCWAに対する非難の声を増やした後に、CBA実現を遅らせたのはTMPCWAであると理由をつけるはずである。但し、新たな承認選挙実施ではなくCBAの実現を以前から呼びかけていたのはTMPCWAである。もしTMPCWAがこの2度目の機会にも勝利したのであれば、訴訟を進めていくのに何の複雑さもなくなるだろう。自分達の義務を放棄したことについて、粗悪な行動を取り続けるトヨタからは何の弁明もない。我々も、工場内および外部において少しの静寂を持っていきたい。

237票しか獲得できなかったTMPCWAの立場や考えは?
 今回の選挙に参加をしたとはいえ、以前と同様、我々が一般従業員の中における唯一団体交渉権を持つ組合であるという考えに変わりはない。TMPCWAの獲得票が単に237票のみ、という味方は正しくない。なぜならこれは今でも、トヨタの脅しや苦難にもかかわらず、労働者の間に存在する真の組合に投票するという固い決意を持つ人々がいるということを公に認識した政治的な機会だからである。彼らは目の前に誰が立ちはだかっていようと顔を上げ堂々と歩くことができることを証明したのである。着飾って汗も流さず弱々しいTMPCLOのリーダーたちとは全く違うのである。

TMPCWAの今後の活動はどのようなものか?
 得票数を数える前から、我々組合はこの偽りの選挙に対する抗議声明として申し立てを行う準備を行っていた。我々に対するDOLEや経営陣のアリガダによる数々の違法行為と不正行為も含まれる。買収選挙と陰謀に関する9ページに及ぶ記録と共に、我々組合の抗議声明を文書にするつもりである。これは5日間の猶予が終わる前、2月16日の選挙が終わりを迎える前に我々から提出される正式な文書である。我々、そして国内国外の連帯する団体と共に、承認選挙の実施に対しその全容を明らかにし抗議を続けていこう。

一般従業員階級のCBAが実現しない間、誰が得をするか?
 資本家トヨタ、そしてこの偽選挙実施の実現を助けた者らが確実に利益を得る者だ。トヨタ経営陣の利益は確実に増加した。真の組合を潰したいがために、非常に汚い手段を使いTMPCの発展に寄与した者らは確実に「ごほうび」を得ただろう。偽りの承認選挙の実施を呼ぶ判決を出すのに加担した全く役に立たない機関、DOLEの者らも同様である。

TMPCWAが今呼びかけていることは何か?
 断固たる態度で臨む我々労働者の力を弱めないようにしなくてはいけない。TMPCWAへ票を入れたことを怖がらず堂々と表明するべきである。なぜなら我々が真の勝利者だからである。

 チャレンジ票(投票無資格者)のみなさん、資本家が自分たちの益のためだけにあなた方のランクと票を利用するといった1回目の選挙のようなことを繰り返すべきではない。我々執行委員には、アリガダが再びレベル5以上の人間を呼び話をするという情報が入ってきている。

サンタロサ工場前での抗議行動 TMPCWAは、大多数による支援は我々のCBAを押し進めることになると人々を説得している。TMPCLOは資本家の利益のために状況を混乱させようとしているだけである。

 TMPC-DOLE-TMPCLO-TMPSU-AIWA-MERO による共謀が非難の矛先を向けられるべきものだ。この偽りの選挙の後で彼らは自分たちの非を我々に押し付けようとしている。
彼らにとっての一つの大きな恐怖は、トヨタ内部にTMPCWAに投票した者がいるという事実だ。

 我々の基本的な権利を拒否し続ける資本家らに、我々の組合を認めさせ、そして正義と公正を獲得するために、連帯を強化し共に行動を続けていこう。

労働者万歳!
労働者階級万歳!

TOYOTA MOTOR PHILIPPINES CORPORATION
WORKERS ASSOCIATION  (TMPCWA)

2006年2月20日