中国麻将・手作りと戦略 三色三歩高 |
中国麻将・手作りと戦略 点差を考えて打つ |
■ 中国麻将・手作りと戦略 強引に役を作る |
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このページでは、役を強引に作っていく手段を紹介します。 たとえば、三色三歩高や三色三同順狙っていたけど、必要な牌が全て使われてしまったりすることがあります。 それらの役をカバーするだけの役があればよいのですが、実際のところ8点を作ることが難しくなりがちです。 |
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たとえば、こんな手牌。![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そのまま一萬のであがりでは、平和に、123の喜相逢の3点。 さらなる役として、筒子を789に鳴き替えての老少副は付きやすいと思うけど、でもこの4点がいいところよ。ツモっても5点。 ここから上がりたいなら何か大きく手を変えたり、特殊な役を狙う必要があるわ。 刻子系の役の場合、その手役が無理になっても、碰碰和などがあるから、こちらはまだフォローが利くわね。 三色三節高や三同刻、一色三節高のような刻子系の部分役の場合、役ができなくなったときに備えて、順子系の面子の副露はしないこともひとつの戦略よ。 副露してなければ立て直しはきついけど、可能性は残るわ。 |
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では、先ほどの手牌からの立て直しを考えてみます。 ●3順子系の役 すでに2鳴きしているので、3順子系の役を作るならこれらの副露面子を役に入れないといけません。 また、筒子で面子ができているので、筒子は順子で使いたいところです。 筒子の123からは、筒子の清竜は残り必要牌が3枚ですので、これが一番狙いやすいでしょう。 4筒、5筒あたりをツモってきたら、チーで聴牌にもっていけます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こんな形に持って行ければ、清竜狙いにいけます。 |
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他の役では、花竜や、123の三色三同順くらいかしら。 例に挙げた手牌からでは、どちらも筒子の順子を捨てるため、よほどツモがよくない限り難しいわね。 逆に言えばツモ次第でまだまだいろいろな役が狙えるということにもなるわ。 今回の例では清竜でしたが、面子によっては、花竜しか狙えないようなこともあるでしょうね。 |
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次に无番和についていきましょう
。 ●无番和 たとえば、こんな手牌の場合。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 箭刻+三色三歩高あたりの手が有望でしたが、四萬が出尽くして234,345,456の三色三歩高ができなくなった状態とします。 他の3順子系の役は、567の三色三同順や、456,567,678の三色三歩高が考えられますが、かなり難しいでしょう。 幸い、白を雀頭にしての无番和には好条件の手牌です。 ここから、三萬を落とし、(すぐに8筒をチーできた場合を除いて)7筒、9筒と落としていきます。 无番和の条件は「坎張」などが付かない多面待ちが必須ですので、できるだけ両面が残るようにします。 七萬や、6,8索はチーして(3索や5索のチーでは、萬子との喜相逢や索子の連六が確定してしまいます)手を進めましょう。 こんな感じになれば上がれます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 8索の出上がりのみの待ち、5索では喜相逢がつく 1点役や、和絶張などをが付かないことを確認しましょう。 待ちや手牌進行によっては、両面塔子を残すだけでなく、中張牌が対子になればうまく使うのがよいと思います。 |
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実際は、三色三歩高には、平和を複合させるような手牌にすることが多いから、字牌の対子がない場合も多いはず。 そこから字牌を重ねるのは少々難しいかもしれないわ。 ツモる字牌を集めてどれかひとつでも重なれば…という方針で、うまくいくことを願うしかないかもね。 実際、无番和って、役が作れないときに上がる役ではなく、配牌の条件で積極的に狙うことの方が多い役でもあったりするわ。 |
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ほかにも、点数が不足しているときに便利な役として6点役の全求人があります。 ●全求人 たとえば、こんな手牌。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() やはり、三色三歩高が望めなくなった状態です。 索子の一色三歩高もありますが、やはり3索か4索の自摸が必須で簡単ではありません。 しかし、ここからなら、2索が出たら即ポン、筒子の2〜5が上家から出たらチーして、裸単騎にすると、断幺+全求人の形になります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 三萬の単騎待ち(出上がりだけ出上がれる) |
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すでにいくつか副露している状況で
といった条件があれば、かなり狙えるわ。 上の手は、四萬がカラなら三萬は出やすいと思っての三萬単騎待ちかしらね。 ほかにも、以前に捨てた牌で待つといったことができれば面白いわね。 全求人に複合しやすい2点役としては、断幺、平和、箭刻とか。 順子系の手からなら、全部チーで面子を付くって平和がいいかもね。 三色三同順くずれなら、喜相逢に別の順子役や、无字や缺一門など、いろいろあると思うわ。 もちろん、手牌の数が1枚になるから、振り込みやすくなるといったデメリットはあるわ。 ただし中国麻将は、それほど振り込みを怖がらなくてもいいはずよ。 |
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そのほかの点数が不足の時に便利な役としては、和絶張があります。 ●和絶張 すでに場に3枚出ている牌で上がるだけで4点役になります。 最初の手牌例のこれを見てみましょう ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 現状では、平和しかありません。 9筒をチーして、老少副をつけた時点で確定は3点。 一萬をツモっても通常なら4点にしかなりませんが、もしも一萬が場に3枚出ていた状態であったなら和絶張が複合して8点になります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 和絶張(4)+平和(2)+老少副(1)+自摸(1)の8点。 もちろん既に4点を確保しているような手牌ならば、和絶張の出上がりも可能です。 |
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日本麻雀にはない役だし、意外と見逃すのがこの和絶張ね。 今回のように、和絶張がないと上がれないような手牌ならそうでもないけど、どれでも上がれる多面待ちのようなときに、上がり牌は4枚目だったのに和絶張を複合し忘れることはあるから注意することね。 |
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最後に、これは狙う役ではないとも思いますが、こういう上がり役もあります。 ●妙手回春、海底撈月 流局前の最後の牌によるツモ上がり、出上がりですがかなり運になります。 とりあえず役無しでも聴牌にしておくと上がれるかもしれません。 ●杠上開花 カンをした嶺上牌で上がる役です。これも運ですね。 明杠も1点役にもなりますので、貴重な点稼ぎとしてやるのも手です。 ●搶杠和 他人のポンの搶杠であがる、これも非常に運頼みの役です。 ただし、ポンした牌で待つのでカンされずに捨てられた場合でも和絶張になります。 点数的には狙い目かもしれませんが、ラス牌待ち自体かなり望みが薄い待ちといえます。 |
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お疲れ様。 このページは、ちょっと無理気味な手筋もあったけど、何があるかわからないのが麻雀よ。 いろいろな役を考え、うまくいったり、裏目にいったり、他の人に上がられたり、そういうのを楽しんでね。 |
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