中国麻将・手作りと戦略 強引に役を作る |
中国麻将・手作りと戦略 役よりツモ上がり |
■ 中国麻将・手作りと戦略 点差を考えて打つ |
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中国麻将は、各対局者で得点をやりとりして、最終的に一番点数が高い人が勝つゲームです。 そのため勝には、単に役を追いかけ上がりを目指すだけでなく、相手との点差を考えて打つ事が大切になります。 まずは、中国麻将の点数計算についておさらいしましょう。 すでに何度か説明したとおり、 ツモ上がりは、(上がり点+8点)を3人からもらう。 出上がりは、(上がり点+8点)を振り込んだ人からもらい、他の2人からは8点ずつもらう。 というふうになっています。 |
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それで、ツモ上がりが点数的に有利ということですよね。 8点の役の時でも1.5倍、点数が大きくなると3倍近い差が生じますね。 |
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上がり点だとみるとその通り。 実際のゲームでは点数を人にあげたり、人から奪ったりするわけだから、上がり点だけ見ていてはいけないわ。 同じ点数でも下位の者から上がるより上位から上がればより効果的。ツモならさらに効果的、といった具合ね。 最終的には、ここで勝つ(逆転する)にはツモなら何点、出上がりなら何点とらないといけない…という計算も必要よ。 たとえば、いまの点数状態がトップと99点差だったとして、何点の手役を上がれば逆転するか、といったことね。 実際に計算してごらんなさい。 |
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はい。 計算式としては、「自分の増分」+「トップの減分」が100点になればよいのだから… ツモ上がりは25点オールをあがればよさそうね。つまり17点役のツモ上がりで逆転でしょうか。 出上がりのときは計算すると結構面倒ですね。 でもたしか、トップ直撃ならツモ上がりの2倍、トップ以外の出上がりだとさらに2倍の手役が必要という法則がありましたよね? |
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そうね。この法則は意外と知られていないけど役に立つわ。 実際に計算してみましょう。 下の表のような状況、2位の「プレイヤーA」がトップの「プレイヤーB」と99点差の状況。 ここから一気に逆転するための手役の点数を考えてみるわ。
まずはAがツモ上がりのケース。 ここは、咲夜のいったとおり17点役のツモでよいわ。 17点は25点オールで全員から25点ずつもらうので得点は+75。 もちろん、他家は-25点だから100点差になるわね。
次に、トップのBの捨牌での出上がりの場合ね。 法則通りツモ上がりの逆転条件17点の2倍の点数、34点役を上がらないと逆転しないわ。 ツモ上がりのときに必要な手役の2倍の点数で、かなり難しい条件ね。
トップのB以外からの出上がりはさらに条件が厳しくなるわ。 法則の通り、17点の4倍、68点役が逆転には必要になるわ。 64点役は日本麻雀の役満クラスの役になるから、これは相当に厳しい条件よ。
このように、特定の対局者との点差を考えて打つような場面では、ツモ上がりは直撃の2倍、直撃でないところからの出上がりの4倍の攻撃力を持つ計算になるわ。 言い換えれば、トップからので上がりはツモ上がりの半分、他家からの出上がりは1/4の破壊力しかないということね。 今回は100点差の逆転を例にしたけど、何点差でも攻撃力の比は同じ比率よ。 |
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最低の8点の出上がりでも、振り込んだ人との差し引きの点差は48点、そうでない人でも40点になります。 つまり、どんな上がりでも40点差は必ず逆転できることになります。 ですから実際のゲームでは、この40点を基準に点差を考えるとよいと思います。 上がり役の点数と、ツモ・出上がりの各条件で、対局者間の点差がどうなるかについての表を作りましたので、ご利用ください。
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