CyberEvo号オーストラリア遠征記 準備編
2009年のある日、とあるご来訪者が・・。オーストラリアのショップ、Hi Octone RacingのIanさんご一行。なんでも、数年前よりオーストラリア、イースタンクリークサーキットで行われている「World Time Attack Challege」に参加してくれないか、というオファーでした。他にも日本の代表的なショップデモカーも呼びたいとの事。早速CyberEvo滝沢さんに伝えたところ・・「出よう」という話に。ラジャ!ってことで準備に取り掛かります。
車両の仕様的には基本的に変更なし。エンジンは2009年REVアタック前に滝沢さん指導の元、当社でMIVECエンジンを作成して積み込んでます。低速よりバッチリ立ち上がります。
エアロパーツはVOLTEX製。今回新たな床下のエアロもリファインして持ち込みます。 
通常はヒューランドのドグミッションですが、ギア比的に最高速が伸びないだろう、ということでPPG製ドグミッションに変更。ヒューランドに負けず劣らず、各部の精度は良いですね。

ポチっと組み込みました。 
車両的には後はトラブルが無ければOK、ということで4月7日に富士でテスト走行。あいにくの雨でしたが、ギアもエアロも問題なく終了。あとは車両の船積みです。1ヶ月ちょっとかかりますので、13日の午前には本牧ふ頭へ荷物まとめて運ばないと・・。でもハイパーミーティングが11日にあります・・タイトだなぁ。
ハイパミ終了後直ぐに車両の準備や荷物作り。

梱包もレーシングチームは大きな専用の箱にまとめるのですが、普通のショップなアンリミでは衣装ケースなどに収納(笑)

タイヤはアドバンさんのご好意でアタックに十分な量をご提供頂きました。 ホイールのAMEさんもスペア分もご提供頂いたので、心置きなくアタック出来ます!
紆余曲折ありましたが(生木って送っちゃダメなのね・・。おかげでスロープが無くなってしまった・・)なんとか船積み終了。工具などは手荷物で持ち込めないし、かといって船積みしてしまうと3ヶ月間使えなくなります。ですので最低限度のもののみ積み込み。スペアパーツもタービンやドライブシャフト、ハブなど最低限。ちなみにこういった荷物はカルネという書類を作成して、そのリスト通りに梱包します。
あっというまに時は流れて5月18日。出発です。出発の前にちょいと納車が1台あったのでお客さまのご自宅へ。無事納車を済ませていざしゅっぱ〜つ!
※鍋島号で成田へ。私と関田くんはお客様の車に乗ってました

関田「てんちょ〜、忘れ物無いっすか?パスポートとか大丈夫っすか?」
KAZ「む、キサマに言われたくないが、そう言われると心配になるな。・・お、大丈夫だ。それよりも・・お前こそさっき納車した車の中に忘れ物無いだろうな。そういえば・・お前、手提げカバンは?」
関田「・・さっきの車の中っす・・」

・・先が思いやられます。
 
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