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事の起こりは2010年11月でした。
元々が偏頭痛持ちだった自分は、普段の偏頭痛(主に目の奥~こめかみ近辺が痛い)とは違う後頭部の痛みを感じたのです。
しかし、幸か不幸かいつも通っている大学付属病院の頭痛外来は異様に混んでいるので(予約変更すると2ヶ月待ちとか)、近所にある脳神経外科を受診しました。
近所の病院なので割と気軽に行ったのですが、やはり病院は病院。混んでることには変わりありません。たっぷり3時間待ってMRIおよびMRA検査を受けた結果、
下された診断は「後頭部の痛みは肩こりが悪化したモノ」というものでした。
……なんだ、肩こりか。
正直、そんな風に思ったのですが、次の瞬間、ドクターの言葉は思わぬ方向へと繋がっていました。
「ところが●●さん(←私の名前)、ちょっと困ったことがありまして。今回の肩こりとは全く別のものですが、あなた
の血管にコブがあるんです」
これが今回の入院・手術の原因である脳動脈瘤との出会いでした。
ところがです。
かなり衝撃的な宣告にもかかわらず、自分は全く驚いていませんでした。
むしろ心の中では「そっか、俺にもあったのか」とスムーズに受け入れていたのです。
それはもちろん、自分の度胸がハンパないからに違いありません!
……
…………
………………スミマセン、嘘つきました。
自分はどちらかというと小心者の部類です、はい。
単に、今回の話には前日譚があるのでした。
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