2013春のイベント連戦 4/7編
REVSPEED2013年6月号で紹介されなかった箇所を中心にまとめてみました。
高級パーツがてんこ盛りのTILTON号。でもマフラーは鉄。出口の色は焼けているのではなくリアル錆。ある意味かっこいいですが、チタンにすれば10キロは軽くなるのになぁ。
リアに「ど~もくん」が。なぜ?

ちなみに4/6、7日はアンダートレイを外していたのでプラプラしてました。ピットロードでオフィシャルがチェックしに来る場面も。


結局最終的には外してました、ど~もくん。
耐久レース用アルコン。パッドが滅茶苦茶分厚いです。

このブレーキローターいいなぁ。素晴らしい出来です。
リアメンバー。作っているのは素晴らしいですが、マフラーの逃げが無いのでディフューザーが下げられないようです。むう。

ガソリンタンクの位置にも色々付いてます。
シフト後方のスイッチングBOX。このあたりはさすがレース屋です。


ドライサンプユニット。オイルパンを下から見たところとプーリーです。普通にこのキットは売ってますのでぜひ。

当店でエンジン載せ替える、となった際にも単純載せ替えかと思いきや、交換エンジンはバラバラ・・。おいおい、ここで組むんかい、と思いつつも作業を見守ってました。

このサンプユニットも載せ替え。ま、プーリーが緩めば楽勝だし。

「プーラー貸してくれ」

いや・・こんなでかいプーラー無いし・・(エボでは使わない)つ~かエンジンの予備持ってきたのに工具持ってきて無いんかい、と突っ込んでみた。結局東名パワードさんから借りて来ました。


筑波サーキットでもエンジンバラしてましたがその時もプーラーが無いと。仕方が無いので栗坊さんの知り合いのショップさんに取りに行って頂きましたとさ。
アンダーパネル。VOLTEX製アンダーパネルを使用している他チームよりも大きいです。横方向にも針出ているのでディテールは四角。

ぬう、これではダイオウイカとは呼べないのである!
ウイングステーはトランク株まで貫通。通常トランク自体開かないようになってしまうのですが、ストリートカーというか市販部品を極力使いたい、ということだと思います。
下にあるU字型のものがフロント前端のメンバー。整備性のためカットしてあるので、こうした補強部品が必要なわけです。その上はセンターメンバー。パイプで作成してありますが、エンジン自体の搭載位置はほとんど変更されてませんでした。
APのレーシングクラッチ。超コンパクトですが発進が苦手。発進の際はメカニックが車体を押します。

いくら軽量化している車両といっても1240kgほどあります。でもメカニックはグイグイ押しちゃうんですよね・・。食い物の差なのか?
トランクは至って普通。コレクターやタンクをノーマル燃料タンクの部分に仕込んでいるのでここに入れる必要が無いんですね。

これでも分かる通りボディ加工は最小です。特にリアセクションはほとんどやってない印象。
部品は綺麗に分類されてました。この辺りは見習いたい。でも高価なフィッティングが無造作に。いいなぁ。

彼らが使っている工具もこれまたバカ高いSP。工具箱なんかもSPでした。ちなみに大型ものはアメリカでも100万円コースです。

でも・・昼食にみんなで串にさした肉を食ってたんですね。で、食べ終えた頃にチーフメカが「急ぎでやるぞ!」と声をかけたら「おう!」ってなもんでみんな動き出した。食べ終わった串を例のSPの工具箱の上や出ている引き出しの中に放り投げて・・。ぬう。


ちなみにハイパミ筑波で売ってたハンバーガーが非常にでかかったんですね。私はちょっと食べきれないくらい。でもそのバーガーを見て「ジャパニーズサイズ」と言ってました。アホか。
帰りの荷物まとめている時に出てきた部品。カーボンのプロペラシャフト。うわ!ちょ~欲しい・・と思ってヨダレ垂らして見てたら

「ん?欲しいの?んじゃあげるよ」
マジか!マジなのか!!

その代わりに・・ぬ、そうきたか。カラダが目当てだったのか!

700馬力以上で折れるよ。

いや、出さないから。・・ん?TILTON号は900馬力以上でしょ?ダメじゃん。
そうなんだよ。1度折れたから使ってないんだよ。今は純正シャフトなんだよ。

へ~、そうなんだ・・って、んじゃなんで持ってきたのよ?予備っつっても使っちゃダメな部品じゃん!
今回のアタック、色々なことがありましたが、一番印象的だったのが最終日にアタックするもトラブルでピットに帰ってきたTILTON号。修理にも時間がかかるし、もし修理完了しても走行は30分以上後、という状況でしたが、ドライバーはずっと車内に。その後雨が落ちてきて走行不可能でセッション終了。パドックに戻されてきても10分以上出てきませんでした。その心中たるや・・です。このシーンが一番印象に残りました。

ちなみに他のメンバーはビールで盛り上がってたのですが、まだ車内に。しばらくしてようやく降りてきたのですが、ドライバーにビールを手渡し。おいおい、そんなメンタルじゃ無いだろ・・と思って見てたら、ドライバーは大きく深呼吸1つしたかと思えばビール開けて一気飲み。そのあとはドンチャン騒ぎでした。ポジティブね~。


本当に貴重で楽しい4日間でした。こうした経験が出来るのもTILTONやVOLTEXさんはもちろん、今回お世話になったDIXCELさん、ADVANさん、そしてこれまでタイムアタックにかかわらせて頂いた方々に感謝です。これまでの経験が無ければ今回の経験もできませんでしたから。

最後に無理難題をずっと聞いて頂いた筑波サーキットの方々に感謝です!

4/4  4/5  4/6  4/7  オマケ
 


EVENT、MEDIAへ戻る

TOPへ戻る