ホームサーバーの構築  戻る

勉強を兼ねてホームサーバー環境を作りました、一般的なWebサーバーでCGIも可能 な物にしました。
CGIでは当面Board(掲示板)とChat(チャット)が出来る物にしました。   2003/10/30    
ハードウェアの構成イメージ

  
使用ソフトウェアと設定
今回ウィンドウズOS上で、CGIが動作する環境を作ると言う事で、始めに
ウィンドウズ上でCGIを動かす為の ActivePerl をインストールします、これ
もフリーソフトで ActiveState サイトから最新版ををダウロードします。
 
ダウンロードファイルは ( ActivePerl-5.8.0.806-MSWin32-x86.msi ) 
インストールはホルダーを指定する程度で後は Next>でだけで特に設定
も無く簡単にインストール出来ます、詳しいインストール手順は、こちらをご
覧下さい。
 
・更にPHPスプリクト言語が使える様にするには、こちらの手順でPHP
 インストールすると良いでしょう。
次にCGI環境もサポートしたサー
バーソフトをインストールします。
今回はフリーソフトで多機能な
BlackJamboDog を使いまし
た、このソフトは、プロキシサーバ
Webサーバ、Ftpサーバ、メール
サーバ、の機能を備えた総合サ
ーバサフトです。
 
今回はWebサーバーだけ使うの
でWebサーバを使用するにチェッ
クを入れ、基本設定でドキュメント
のルートディレクトリとWelcome
ファイルの指定をします、その他
はデフォルトでいいでしょう。
 
ソフトは窓の杜や作者のページ
らダウンロードしました。
次にCGIを使いますので、CGIを
使うにチェックを入れます。
ドキュメントのルートディレクトリ全
体でCGIを使える状態にするので
あれば、後は特に設定個所は有
りません。
その他のSSiとかのタグ部分の設
定は今回使いませんので、デフォ
ルトのまま、設定や変更はしませ
ん。

ここまで設定が出来たらドキュメン
トのルートディレクトリに簡単なホ
ームページを作りますWelcome
ファイルで指定した、index.html
ページが最初のページになります
ルートディレクトリ下にホルダーを
作って、CGI関係のページを作り
ます。

ここまで出来たら、今回はダイナミックDNSで独自ドメインも
取得して本格的ホームサーバを目指す事にしました。
 
ダイナミックDNSサービスのサイトは、色々有りますが無料
で使える所で、Dynamic DO!.jp から独自のドメイン名を取得
しました。
 
無料の独自ドメインの取得は簡単で、希望するドメイン名と
連絡メールアドレスやパスワード等必要事項を入力して登
録すれば、取得出来ます。

独自ドメインを所得したが、自宅のグローバルIPアドレ
スは接続の都度変更されてしまうので、ダイナミックD
NSサービスサイトに変更の都度登録をしなおす必要
が有りこの登録を自動でやってくれるソフトDiCEをイン
ストールしました、設定は左の画面で簡単でです。
ソフトの入手は作者のページか らダウンロードしました。
一応Webページ公開の環境は出来たので、簡単なホームページ作成と、今回のメイン課 題であるCGIプログラムを動か
す為、フリーのCGIを公開しているサイト kent-web から、Board と Chat のCGIをダウンロードしてインストールしました
CGIプログラムの必要個所を修正して、最終デストもトラブルなく予定どうり動いてくれまし た。
  
ホームページにカウンターも付けないとと言う事で、カウンターのCGIも、追加でゲットして来 ましたが、これがちょっと面
倒で、カウンターの gif ファルとかも必要なので、これも素材サイトからダウンロードして、やっと完成させました。
  
次にWEBメールも有ると感じがいいので作る事にしました、CGIは同じサイトからダウンロー ドして、コマンドライン版電
子メール送信ソフトが必要で、BlatjをPIEDEYサイトのここか ら、又必要なtconvlib.dllを同じサイトのここからダウンロード
して、展開したファイルのblatj.exeとtconvlib.dllをbinホルダーに収 納して動かす事にしました、始めに使う時に、SMTP
サーバーのホスト名と、送り元メールアドレスを登録する必要があり、下記の書式でコマンドライ ンから実行します。

BlatJ -install SMTPサーバーのホスト名 電子メール送り元アドレス

電子メールを送信するには、BlatJ ファイル名 -t 送信先アドレス

と入力して下さい、ファイル名が-のときは標準入力から読みます、その他のオプションに ついては、BlatJリターンと打っ
て、オプション一覧をご覧下さい、設定はCGIの変更等も含め結構大変ですが各サイトの説明を 見て、頑張って動く様
にしました。

ホームサーバー構築の一連の作業内容
  1. サーバーパソコンを決める (WebサーバーだとCPU200MくらいのレガシーPCでも十分です)
  2.ルーターの設定 (仮想サーバーとかバーチャルサーバーとかの項目設定と、固定IPの設定をする)
  3.WindowsOS上でCGIプログラムを動かす為のソフトのインストール ( CGIを使わない時は不要 )

  4.公開ホームページを作成
  5.コマンドライン版電子メール送信ソフトをインストール (Webメールを使わない時は 不要)
  6.Webサーバーソフトのインストールと設定
  7.ダイナミックDNSサービスから独自ドメインを取得
  8.ダイナミックDNS自動登録ソフトDICEのインストールと設定

インストール後に、テスト中の掲示板の画面 友達にもアクセスして頂いて、テストしたチャットの画面
  

ホームサーバーのトップページに設置したアクセスカゥンタ
ーの画面です、もちろんオリジナルデザインの数字画像で
も可能です。
  
左はWebメールの画面です、入力項目等は自由に設定出
来ますが、実験ですので、ダウンロードしたCGI、そのまま
です。 
  
  

各ソフトのインストールは、ActivePerl BlackJamboDog  DiCE はそれぞれ
に適
当なホルダーにインストールし、CGI関係は機能別にホルダーを作って整理
しましょう、
count カウンター、yybbs 掲示板、yychat チャット、yymail メー ル
yycart 買い物ページ、 yyreport アクセス統計
となっています、home_hp がルート
ホルダーになります、通常はここに index.htm lを置く事になりま す。

index.htmlから各ホルダーのCGIにリンクを張って、BBSやチャットを実現してい
 ます、
このへんは、各自分かりやすい様に整理されると良いでしょう。
binにはメール送信のためのソフトを入れて有りますが、本格導入の時はセキュリ
ティ
の面から別のホルダーに入れた方がいいでしょう。
その他のホルダーは通常のホームページのと同じで、整理の為に分けて作った
物です。
各CGIのホルダーに置いて有る index.html は、このホルダーに直接アクセスし
た時にERR表示をする為の物です。
各ホルダーの内容
bin プログラム count カウンター yybbs BBS yychat チャット yymail メール

  
ホームサーバーから
Webメールを送信す
る為にはコマンドライ
ンから送信出来るメ
ール送信ソフトが必
要で今回blatjと関連
dllを、このホルダーに
入れて有ります。  
  
  

  
  

  
  
  
  

  
  
  
  
  
  
  
ホルダーの内容 テストで作った買い物サイトの起動画面
yycart 買い物



yyreport
アクセス統計



ホルダーの内容、上

アクセス統計の起動
画面の一部、右です
まだ色々の項目がグ
ラフで表示されます
ので、結構参考にな
ります。


ホームサーバー構築に使ったフリーソフト一覧とダウンロードサイトのリンク
 ActivePerl   WindowsOSでCGIを動作させる為のソフト   CGIを使わない場合は不要 
 BlackJamboDog   Web、メール、FTP等のサーバーソフト   
 DiCE  ダイナミックDNS自動登録ソフト   
 CGI  PostMail (WebメールCGI)
 YY-BOARD (掲示板CGI)
 YY-CHAT (チャットCGI)
 Dream Counter (カゥンターCGI)
 Shopping Cart (ショッピングカートCGI)
 Access Repport (アクセス解析CGI)
 必要な各種CGIプログラムで
 CGIを使わない場合は不要
 BlatJ  コマンドライン版電子メール送信ソフト  Webメールを使わない時は不要 
 tconv "CUI Text Encoding 
 Converter and DLL"
 この中のtconvlib.dllだけを使います  Webメールを使わない時は不要
2003/12/21 ホームサーバーを新しく作った、FANレスの静音マシンに入れ 替えを実施しました。

Webサーバー公開の為のルーターの設定個所
設定個所の呼び名は、メーカーにより違いますが、グローバルネットワーク側からの特定ポ−トの通信を、指定した
パソコンに送信することができる様にします。
(以下一例です)
 ・Persol: 仮想サーバー
 ・Accton: 仮想サーバー
 ・LINKSYS: ポートフォワーデイング
 ・Corega: バーチャルサーバー
 ・NEC: ポートマッピング
 ・NTT−ME(N系): 静的IPマスカレード
現在使っているルーターは
COREGAのWLBAR-11
なので、LAN側の設定で
IPアドレスを固定とDHCP
サーバーの両方を使う為に
1〜30を固定として、DHC
Pを31〜40までとしました
これはWebサーバーに固
定IPアドレスを割り付けす
る必要が有るためです。

バーチャルサーバーの設
定でWebを有効にします

接続先はサーバーに指定
したIPアドレスのパソコン
を指定します、ポートは80
のままでいいでしょう。

(参考)
ルーターのDHCP割り付
けを使ってLANを作ってい
る方は、利用している端
末のIPアドレスが自動取
得になっていますので、
全部の端末を固定に変更
するのは大変ですので、
ルーターでDHCPによる
IPアドレスの割り付け範
囲を限定して、固定で使う
IPアドレスを確保すると便
利です。
(注意)
この時DHCPで割り付け
する範囲内に固定IPアド
レスの端末を設定しない
様にして下さい。
間違えて設定するとサー
バー公開が出来ません。
  
今回構築した実験用ホームサーバーにアクセスして見る。(13時〜17時、22時〜8時の頃は停止しているかも。)