【ヘレン・マクロイ作品】 あなたは誰? 二人のウィリング 牧神の影 割れたひづめ 歌うダイアモンド |
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【あなたは誰?】 ヘレン・マクロイ 渕上痩平訳 「ウィロウ・スプリングには行くな」 ――匿名の電話の警告を無視して、フリーダは婚約者アーチーと共にその実家へ向かったが、到着早々、再び謎の電話があり、何者かが彼女の部屋を荒らす事件が起きる。どうやらフリーダに激しい悪意を抱く者がこの土地にいるらしいのだ。不穏な空気のなか、その夜、隣人の上院議員邸で開かれたパーティーで、ついに殺人事件が発生。捜査協力に招聘された精神科医ベイジル・ウィリング博士は、一連の事件にはポルターガイスト現象の特徴があると指摘するのだが……。本格ミステリの巨匠マクロイの初期傑作。 ◆ちくま文庫 2015年9月刊 900円(税別) [amazon] [honto] ◆装丁=藤田知子 装画=河井いづみ ◇2016本格ミステリ・ベスト10 第2位 ◇週刊文春ベスト・ミステリー 第14位
【二人のウィリング】 ヘレン・マクロイ 渕上痩平訳 ある夜、自宅近くのタバコ屋でウィリングが見かけた小男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」 とタクシーの運転手に名乗り、その車で走り去った。驚いたウィリングは男の後を追って、パーティ開催中の家に乗り込み、偽者と対峙するが、そこで奇妙な殺人事件に巻き込まれてしまう。死の直前、被害者は 「鳴く鳥がいなかった」 という謎の言葉を残していた……。ウィリング博士の偽者が本人の前に現れる発端の意外性はシリーズ随一、謎解きの興味にサスペンスに富んだ展開と、円熟味を増した中期の傑作。 「絡み合った謎にも結び目がある。名探偵がそれをほどき、一本の糸になる快感」 ――深緑野分氏 (「解説」 より) ◆ちくま文庫 2016年4月刊 820円(税別) [amazon] [honto] ◆装丁=藤田知子 装画=河井いづみ ◆解説=深緑野分 ◇「このミステリーがすごい! 2017」 第15位 ◇「2017本格ミステリ・ベスト10」 第2位 ◇IN★POCKET 「文庫翻訳ミステリー・ベスト」 総合第9位 ◇「このミステリが読みたい!」(ミステリマガジン) 第14位
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