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金属アレルギー |
次に、金属アレルギーについて触れておきましょう。
現在日本人の大部分が何らかのアレルギーを持っています。 歯科治療で問題を起こすことが
多い金属アレルギーとは、 文字通り金属に対するアレルギーです。 金・パラジウム・亜鉛に
対しては日本人の3人に1人位は、アレルギーをもっています。
全身に赤い斑点が出て、 痒くて、痒くてしょうがないという金属アレルギーの患者さんがいました。
前のページの写真の患者さんです、 何と、鉄・亜鉛・プラチナのアレルギーのため、一度作った
ものを総て取り外し、セラミックだけを使ったものに変えたのです。 アレルギー源である金属を
除いたので、治ったのです。
上の写真は、多種類の金属アレルギーのため、 臼歯部をセラミックで作った患者さんです。
左は、ブリッジを装着後、 右は、装着前の支台歯を写したものです。
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金属アレルギーの治療で心配なのは、指示した通りの金属が本当に使われているのかがわからない事があるのです。 そのため、アレルギーの心配が大きい患者さんに対して、私が私の技工室で技工物を鋳造し
て作ることがたいへん多くあります。 |
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