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       【愛は血を流して横たわる】 
      Love Lies Bleeding (1948) 
       
      エドマンド・クリスピン 滝口達也訳 
       
       
       シェイクスピア劇に出演する女子生徒の失踪、化学実験室の薬品盗難事件と、終業式を前にあいつぐ不祥事に、カスタヴェンフォード校の校長は頭を悩ませていた。しかし、終業式前夜、この学園の小さなミステリは、突如として教員の二重殺人事件へと発展した。式の来賓として居合わせたオックスフォード大学の名探偵ジャーヴァス・フェン教授は協力を請われ、さっそく現場へ急行する。さらに翌日、郊外のあばら屋で第三の死体が発見され、事件はますます混迷の度を深めていく。 
      錯綜する事件の謎、スラップスティックなユーモア、そして名探偵の活躍。黄金時代直系の英国本格派クリスピンの代表作。文庫化。 
       
       
      ◆創元推理文庫 2010年12月刊 本体960円 [amazon] [bk1] 
      ◆装画=朝倉めぐみ/装幀=藤田知子 
      ◆解説=宮脇孝雄 
      ※『愛は血を流して横たわる』 (国書刊行会、1995) の文庫化。 
       
       
      
        
          
            ◆『愛は血を流して横たわる』 (国書刊行会版) 
            このミステリーがすごい!1996 第16位 
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            エドマンド・クリスピン (1921-1978) 
            イギリスのミステリ作家、作曲家。フェン教授シリーズの邦訳に 『金蠅』 『消えた玩具屋』 『お楽しみの埋葬』 (以上、早川書房)、『大聖堂は大騒ぎ』
            『白鳥の歌』 (以上、国書刊行会)、『永久の別れのために』 (原書房) がある。作品リスト | 
           
        
        
   
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