藤原編集室の2008年


2008年、藤原編集室はこんな仕事をしてきた。

1月 バルガス=リョサ 『楽園への道』 (河出書房新社) ※編集協力
1月 エリオット・ポール 『不思議なミッキー・フィン』 (河出書房新社)
3月 ジェイムズ・パウエル 『道化の町』 (河出書房新社)
4月 ドイル傑作集4 『陸の海賊』 (創元推理文庫)
4月 シオドア・スタージョン 『海を失った男』 (河出文庫)※文庫化
6月 アンナ・カヴァン 『氷』 (バジリコ)
6月 L・P・ハートリー 『ポドロ島』 (河出書房新社)
8月 T・S・ストリブリング 『カリブ諸島の手がかり』 (河出文庫)※文庫化
8月 ジョン・モーティマー 『ランポール弁護に立つ』 (河出書房新社)
9月 柴田宵曲編 『奇談随筆辞典』 (ちくま学芸文庫)
9月 ジェラルド・カーシュ 『犯罪王カームジン』 (角川書店)
11月 T・S・ストリブリング 『ポジオリ教授の冒険』 (河出書房新社)

前年にひきつづき河出書房新社の仕事がメイン。《KAWADE MYSTERY》 のほか、『楽園への道』 は同社で始まった新企画 《世界文学全集》 をすこしだけお手伝い。スタージョン、ストリブリングと、以前出した本の文庫化の話も進んでいる。アンナ・カヴァン 『氷』 は前から復刊したいと考えていたもの。『奇談異聞辞典』 の細かい活字でびっしり組まれたゲラ、二段組700頁を校正していて目の衰えを自覚、眼鏡を新調する。

(2009.9.3)

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