前回に引き続き、今回も外気取り入れの話。 前車パンダ時代にこんな事がありました。 とある初夏の深夜、友人と市街地を快適に走行中助手席の友人が、 友人「このクルマ気持ちイイねぇ」 と、言いました。 確かにその日は雨上がりの快晴で、風も乾いており「気持ち良かった」かもしれませんが、それだけであれば別にパンダに限った事ではないハズ。しかし確かにその時は運転している私も気持ちの良さに顔をがほころんでしまいました。 反面、真夏の酷暑や雨の日などは、クーラーが機能しない事や機密性の低さなどから、車内が蒸し風呂のごとく、窓ガラスが曇ったりしてしまいます。 この2点から察するに、すなわちこう言う事なのでしょう。 パンダは「屋根のあるオープンカー」である、と。 ![]() 雨天時は最悪 オープンカーの最大の魅力は「開放的」である事ですが、具体的には車内と車外の境目が無いことでしょう。 パンダは幸か不幸か「機密性能」が著しく劣っているため、車外の状況をダイレクトに感じられる(感じてしまう)のではないでしょうか。 例えば、雨が降ると傘をさしますが晴れていればこの傘ほど邪魔なモノはありません。雨の日にずぶ濡れになる事を覚悟して傘をささずにいるか、はたまた晴天でも空が見えないでいる傘をさしたままでいるか… 「静寂性」でも書きましたが、「機密性」が高くなる事の弊害とも言えます。 ランチアはパンダに比べると随分機密性が良くなりました。「雨漏り」をする事もありましたがそれでも肩口に雫が落ちる程度。 最近は、防犯上の理由もあり常時窓を閉めていなければ成らない場合があります。こう言った場合の為にも皮肉な事に「機密性」の低いクルマを求めてしまいがちです。 |