パッシング


続・使用場所限定

 前照灯の「ハイビーム」/「パッシング」の操作法は、国産車と相違はありません。
 また、ハイビームはフォグ・ランプ同様、歩行者や交通量の多い市街地等では使用を控え、山奥の一本道をひとり寂しく走っている時等に限るようにしましょう。

市街地では使用しません

 「パッシング」は更に使用上の注意が必要です。
 使用目的の多くは、対向車或いは前走車にとある注意を促すためであり、例えば対向車の右折待ちに「先に行って下さい」と譲ったり、真昼間に「ヘッドライト点いていますよ」といった具合に。
 中には、「この先『ネズミ採り』実施中。注意!」等と言ったドライバ同士の情報交換にも役に立ちます。

 ただ使用は、クラクション同様、「挨拶」や「お礼」等に限りたいモノです。
 決して、「そこどけ、バカヤロウ!」と言った、ケンカを売るような行為はやめましょう。

 話はちょっとそれますが、ここ最近前照灯の調節が狂い、「ハイビーム」気味になっているクルマを多く見かけるような気がします。20年・30年前ならまだしも、ケタ違いに工業製品としての品質が良くなっているのにもかかわらず。
 これは私の「想像」でしかないのですが、ワゴンを含めた昨今の「ミニ・バン・ブーム」が原因なのではないでしょうか?
 それまでのセダンや小型ハッチバック車では考えられない程「後ろ」に乗車したり、重い荷物を乗せるようになった為「アタマ」が上を向いてしまい、結果的に「ハイ・ビーム」になってしまっているのでは。
 もしそうだとしても、中にはサスペンションが自動的に水平に保ってくれるのもあったりしますが、それ以前に使用者のクルマ社会に対する意識の問題ですよねぇ。


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