2009年6月13日
ILO総会訪問
    
エド委員長、委員会でスピーチ!
    
  ILO、フィリピンへ調査団派遣!

         フィリピントヨタ労組を支援する会

 フィリピントヨタ労組エド委員長と全造船機械関東地協早川事務局長が6月7日から今年もジュネーブのILOを訪問した。ILOではIMF本部や関係友誼組合、友人に助けられて大きな成果を上げた。

 ILO基準適用委員会でフィリピンの労働組合の認証問題と労働組合指導者の政治的暗殺の問題を取り上げることが決定し、IMF代表団の一員としてエド委員長が11日朝スピーチを行った。

 そして、ILO基準適用委員会はこの問題での調査団の派遣を勧告し、フィリピン使用者側は抵抗したが、フィリピン政府は受け入れることを決定した。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ILOのエド委員長から「支援する会」へのメッセージ
                                          2009年6月11日

すべての皆さんへの大変良い報せが出来ました。

 今日、私はILO基準適用に関する専門家委員会できわめて大きな声ではっきりとスピーチをしました。午前10時を少し回った頃のことでした。これはオーストラリア労働組合評議会のアリソンさんの助力とIMFの認証とにより実現したものです。

 使用者側は、スピーチでは会社名を一切言ってはならないことになっているのに私がトヨタの名を強く述べたといって、大変不快感をあらわにしていると思います。

 フィリピンのすべての代表者たちが傾聴している委員会の会議で私が発言したことは、ひとつの突破口を切り開いたものであり、大変な好機となりました。

 政府は、その時その場で直ちに、フィリピンへの調査団派遣の勧告を受け入れました。使用者側グループは、調査団を派遣するには準備に2年以上かかるのだからといってそれに難色を示しましたが、政府は、委員会報告に対する回答提出を大幅に遅延し、去る6月1日になってようやく政府の回答が受理されるという状態でしたが、フィリピンへの調査団派遣の提案は直ちに受け入れたのです。
                                         エド・クベロ
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

   ILO基準適用委員会でのエド委員長のスピーチ