標題は、ハリウッドの説教番長ことサミュエル・L・ジャクソンが製作総指揮まで務めた主演映画。
スカパー!で放映したので観てみた。
yahooの映画紹介より。
「ジュリアード音楽院で天才ピアニストとしての名声を欲しいままにしてきたロミュラス。愛娘ルルの父として幸せな家庭を築いていた彼だったが、なぜか妄想にとりつかれてしまい、家族とも社会とも関係を絶ち、ひとりマンハッタンの外れの洞穴で暮らすようになる。そんなある日、彼は木の上に男の凍死死体を見る。やがて、ロミュラスは刑事である娘の反対を押し切り、捜査が打ち切られた殺人事件の犯人探しを始める。ロミュラスは、身の危険にさらされながらも、彼にしか見えない不思議な力に導かれるように、犯人の謎を追い求めていく……。
」
これを読んだだけでもどうしようもないダメダメ感が横溢しているが、いや、こんなしょうもない映画も久しぶりに観た。ジャクソンのデンパ演技のありがちぶりは、もはやギャグの域。
なんでこんなもん観る気になったかというと、愛用の手帳の「まだ観てない映画リスト」に載ってたから。いずれどこかのブログの感想を読んだのだと思うが、今となっては、一体どこに惹かれたのかさっぱり判らない。
時々、劇場で見逃した映画をWOWOW放送時に観る。
しかしこれが、観て良かったと思うことが滅多にないのだ。
「パビリオン山椒魚」とか「ディパーテッド」とか「レイヤーケーキ」とか「白バラの祈り」とか「マイアミ・バイス」とか。(もちろん例外もある。「ブラックブック」とか「マッチポイント」とか。)
特に「ディパーテッド」は15分でやめた。考えてみたら私、「タクシードライバー」以来スコセッシの映画を面白いと思ったこと1度もないんだった。
以前、どんなつまらない映画でも劇場で観るとそれなりに印象に残ると書いたことがあるが、おそらく金を払って観るかどうかというシビアな判断は、非常に正しいのである。
教訓。何が何でも観たいという映画以外は、観るな。
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