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2.日本麻雀とのルールの違い

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 ■ 中国麻将とは
1.道具・場所決め・配牌

美鈴 さて、最初は道具から説明しましょう。


●麻雀牌

麻雀牌」は、萬子・索子・筒子がぞれぞれ1〜9まで各4枚、 字牌が「東南西北中発白」の7種各4枚、ここまでは日本の物と同じです。
それに加えて8枚の花牌「春夏秋冬」の四季牌と 「梅蘭菊竹」の四君子牌を各1枚入れて使います。 計144枚です。

萬子:一萬二萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬九萬 (各4枚)
筒子:一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒 (各4枚)
索子:一索二索三索四索五索六索七索八索九索 (各4枚)
字牌:東南西北中發白 (各4枚)
花牌:花牌 (各1枚)
パチェ 普通の日本の麻雀牌には四君子牌は入ってないことが多いはず。
その場合は、(1)花牌を使わない、(2)花牌を4枚だけ使う、(3)季節牌のほかに赤ドラ牌など特殊牌を花牌として使う、 といったの工夫が必要ね。

4枚だけ花牌を入れると壁牌が17枚のところと18枚のところができてしまうから注意。

全自動卓なら機械によっては、136,140,144牌が選べるから、それを使えれば山牌の数は気にしないでいいわ。 (自動卓用の牌に花牌があるかはわかりませんけど)
美鈴 中国でも花牌を入れないこともありますので、無しでやるのもいいでしょう。ゲームにはさほど影響しません。


●サイコロ

麻雀牌の次はサイコロ。これも日本と同じです。2個使います。
麻雀牌に付属しているようなサイコロで問題ありません。
なお、中国のサイコロは、1と4の目が赤かったりします。


●得点管理の道具(点棒)

点数管理の道具ですが、中国の麻雀には点棒はありません。
もともとは1局精算の博打だったため、点数を持ち越す必要がなかったためといわれています。

そのため、持ち点をカウントする専用の道具は使わず、点数を紙に書いて記録するのがよくやるやり方です。

また、中国では点棒の代わりに点数を書いたカードを使うことがあります。
カード方式では、100点を1枚、50点を4枚、10点と8点を10枚ずつ、1点を20枚の計45枚、500点分を準備するのが公式ルールのようです。
パチェ 紙でもチップでも点棒でも、きちんと得点を記録できるようにしておけば問題ないです。

とはいっても、日本の麻雀には点棒があるし、点数を記録するのには便利だわ。
1万点棒は100点、5千点棒を50点、千点棒は10点、100点棒は1点、というよう扱えばちょうどいいし、 日本ではそういうやり方が主流のようね。

ただし、8点のやりとりが頻発するのでちょっと面倒かしら。 500点棒に相当する点棒を使用することをおすすめするわ。
美鈴 さて道具は以上にして、次は試合開始(開局)までの流れを説明します。


●席決め

まず、席決めですが、席決めは「東南西北」牌のつかみ取りです。

中国麻将では、卓の東の席が決まっており(方位的に東方の席を東に割り当てます)、 そのまま東を取った人がそこに着席します
そこから反時計回り順に南家・西家・北家が着席します。(南と北は、日本麻雀同様、方角の向きとは逆になります)

仮親・仮東といったものもなく、東家がそのまま起家となります。

以上が中国麻将の場所決めです。
もちろん大会等でなければどのような決め方でもなんでも問題ありませんが、本場のルールに従うのもよいと思います。
パチェ ●壁牌(牌山の積み方)

牌の積み方は花牌を8枚入れた144牌なら、各家が18牌の2段(18トン)ね。
花牌を入れない136牌なら日本の麻雀と同じ17トンでいいわ。

これで準備は終わったので、次は配牌ね。
美鈴 ●配牌

配牌時に牌を取る位置を決めるサイコロは二度振りで行います。
基本的に、日本の麻雀で昔やっていた「二度振り」と同じです。

まず荘家がサイコロを振り、振った目に対応する位置(サイコロの目によって、2,6,10なら右、3,7,11は対面、4,8,12が左、5,9が自分という向き。日本麻雀と同じです)の人が二度目のサイコロを振り、配牌を取る位置を決めます。

例えば、荘家がまずサイコロを振り出た目が「8」なら左ですので、上家が二度目のサイコロを振ります。
上家がサイコロを振り、たとえば目が「11」なら上家の右側の牌山を19トン残して取っていきます(最初のサイコロと次のサイコロの数の合計、18を超えると上家側の山に開門位置が移動します。「19」の場合では対面の牌壁の右を1トン残して取ることになります)。
(もちろん、2度目のサイコロを誰が振ったかにかかわらず、配牌は荘家から取っていきます)

4枚ずつの配牌が3周したら、荘家はチョンチョンを取りで14枚にし、子は13枚にして配牌にします。このあたりは日本麻雀と同様です。

配牌はこれで終了です。
中国麻将には王牌はありませんので、王牌分や嶺上牌をわかりやすく移動させる必要はありません。
こぁ ここまでに出た、中国麻将の日本麻雀との違いは以下の通りです。
  • 花牌8枚を入れた麻雀牌を使用。でも花牌が絶対に必要ってわけでもないです
  • 点数は点棒でもなんでも点数管理できればOKです。(本場?では紙に書いて記録したり、点数カードを使います)
  • 席決めは、つかみ取りで「東」を取った人が東に着席。そのまま起家になります
  • 牌を積むときは18トン。牌が8枚多いから各壁2枚増しです
  • 配牌時のサイコロは二度振り。
  • 王牌はありません
ゲームの準備段階では以上になります。
それでは次は、ゲーム中のルールの相違点についての説明になります。

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