リモートコントロールの実験  戻る

深 夜遅くまで、ライブや ネットサーフィンを1階のプライベートルームでやっていると、2階のADSLモデムやルーターは24時間
電源を入れっぱなしの事が多くなります、この不景気の世の中、給料も安くなっていますので、寝 る時には電源を落として節電
をしたい物ですけど、夜中に2階まで電源を落としに行くのは面倒と言う事で、1階から全ての電 源をON/OFFしたいと言う事
で遠隔制御の実験をしました。                                         2002/12/15   
 遠隔制御のイメージ
 
全体の構成は上の図面の様になります、できる事はLIVEサーバーの電源の ON/OFFとサーバー上でのソフトの起動と終
了日本語を含まない、その他の作業すべて、それにADSLモデム、ルーター無線アクセスポイン トの電源ON/OFFが可能
です、連動タップの仕様は、パソコンコンセントに差した、パソコンに連動する、差し口が3個と 常時通電の差し口が3個、全
部で7個の差し口があるものです。

■動作概要■
始めはアナログMODEMだけが電源が入った状態に有ります。
1.電源ON
 ・携帯電話等で電話すると、アナログMODEMからの信号でLIVEサーバーの電源がONに なります。
 ・サーバーに電源が入ると、連動タップの働きでADSLモデム、ルーター、無線アクセスポイ ントの電源がONになります。
2.サーバーの制御
 ・サーバーが立ち上がり、遠隔制御ソフトVNCがスタートしたら、1F遠隔コントロールPC からログインして、LIVEソフトの起
  動やFTP等必要なソフトの起動や作業をします。
3.電源OFF
 ・LIVEやネットサーフィンが終わって寝る時には、遠隔でLIVEサーバーにログインし て、シャットダウンします、サーバーの
  電源がOFFになると、連動タップの働きで、ADSLモデム、ルーター、無線アクセスポイ ントの電源がOFFになります。

■思わぬ落とし穴■
これで完璧と思ったんですけど、一つ問題が出てしまいました、2階にはまだ子供のパソコンとか が3台有るので、このパソコ
ンを使っている時に、遠隔で電源断をしてしまうと、ルーターとMODEMも電源が落ちてしまう 事になります。
そこで連動タップのパソコンコンセントの所に、更にタップを付けて、そこに子供たちのパソコン を接続する事にしました、これで
どれかパソコンを一台でも、使っていればルーターとMODEMには電源が通電されている事にな ります。
この接続でもう一つメリットが有ります、どれかのパソコンの電源を入れると、ルーターと MODEMの電源も同時にONになる
ので、今まで別々に電源を入れていた手間が無くなった事です。 今度はいいかも..!!

■実感の持てない人へ■
遠隔で電源をOFFしても、本当に電源が切れているか心配ですよねーー、そんな時は遠隔端末か らインターネットにアクセス
して見るとか、ルーターに対してPingを飛ばして応答が有るか確認されるといいです、ルー ターの電源が落ちていると、インタ
ーネットもPingの応答も無いので確認出来ます。
この方法では、子供がパソコンを立ち上げていたら確認できないではないか、そーですねたしか に、そんな時は子供のパソコ
ンに対してPingを飛ばして見て応答が有れば、子供が使っていると判断しましょう、これ以上 の確認はもうあきらめて自分で
見に行ってください。(笑)
更に仕事先からのコントロールを可能にする方法を検討しました、ここで1 番問題
となるのはIPアドレスが時々変わってしまう事です、IPアドレスが変わった事を
仕事先で知るには、サーバー側から通知を貰う様にすればいいではないか、と言
う事で色々とソフトを探していた所友人から、IP_アシストを紹介され、早速取り 入
れて見ました。
結果は大成功でした、IPアドレスが変更されると、変更になったIPアドレスが メール
で知らされて来ました、これで職場にいてもLiveサーバーのコントロールが可能 に
成りました。

■WakeOnLANの導入■
リモートでの電源ONが、電話での電源ONだけだと、 在宅時や夜間はベルが鳴ったりして不便ですので
WakeOnLANを導入
する事にしました、
WakeonLAN(WOL)は MagicPacketと呼ばれるPacketをLAN上にブロードキャストすることで遠隔起動を実
現します、したがってコントロールされるサーバーがWOLに対応している事と、接続しているルーター又はHUBは電源を入れて
置く必要日が有ります
ので、モデム又はルーターの電 源ONは用途によって使い分けしています。
使っているサーバーがWOLに対応しているかは、BIOSの設定画面で
Wake On LAN の項目があれば対応しているはずです
ので設定を : Enabled
にします、これで電源ON出来ない時は、スタンバイモードからの復帰しか出来 ない物かも知れません。
これによって夜間でも気兼ね無くLAN経由で、自分の部屋から電源をONして、インターネットアクセスやLIVE配信が可能とな
りました。


MagicPacketは、「最初に6つの0xFF、そしてMACアドレスの 6bytesの並びを16回
繰り返したデータ」です。
MACアドレスが「00 01 02 03 04 05」だとすると、FF FF FF FF FF FF 01 02 03 04
05 06 01 02 ...と言ったデータになります。

今回使用したソフトは、魔法の小包です、シンプルで設定もMACアドレスのみと言
う簡単な物でショートカットを作っておくと、とても便利です。

(ここで使ったソフトはKuruminお勧めソフトのページから、作者のページにリンクして有り ます。)