美術教師

作:TAKUYA


美術教師4
 その夜、倉田と遥は、萌に撮影されてしまったオナニー映像を、どうやって取り返したらいいのか、なおかつ、どのような方法で萌に口止めをしたらいいかを考えた。
 萌は倉田に対して、「撮影した映像は返す」とは言ったものの、素直に全ての映像を返すとは思えなかったからだ。
 結局、罠を掛けるしかない、と言う結論になった。まだ、萌が映像を持っている時点で、「話があるから、自宅まで来て欲しい」と遥が下手に出れば、必ず、萌は遥を甚振るつもりでやって来る。そして、遥には気の毒だが、遥が萌に甚振られている様子を密かに倉田が撮影し、その映像を交渉の切り札にしようと言うのだ。
 決行は、日曜の昼過ぎ・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 遥は、一軒屋を借りて住んでいる。一介の美術教師が一軒家とは豪勢だが、この学校の理事長が、このあたりの大地主で、学校を設立したのも、この地の名士としての地位が欲しくて作ったのである。そして、教師に対しては、自分の土地に建てた家に安く住まわせ、いかにも心の広い男であると世間に印象付ける為の、あざと
い考えがあってのことである。そんな理事長の考えに反発する教師は、丁重にこの申し出を断っているが・・・。
 萌は一時過ぎに遥の家にやって来た。
「先生。何かお話があるようですけど・・・。」
「とにかく、こっちに入って・・・。」
 遥は萌を庭に面した和室に通す。この奥の和室には倉田がいて、部屋と部屋との敷居の上にある欄間から、ビデオで二人の様子を撮影している。
「先輩から言われていたから、DVDは持って来たわ。せっかくだから、ここで見てみます。改めて・・・・。」
「その必要は無いわ。」
「でも、このDVDが本物かどうかを確認しないと、安心できないんじゃないの?」
「・・・・そうね。」
 やはり、萌は強気だった。明らかに、このDVD以外にダビングされたDVDかパソコン内のハードディスクに、映像が保存されているようだ。それに、持って来た大き目のバッグ・・・。これは、遥を甚振る為の道具ではないか、と思われた。
 映像が流れ、萌は遥の顔をチラッ、チラッと見ている。
「先生。・・・一昨日は倉田先輩に邪魔されたけど、一年生たちに犯されて嬉しかったんでしょ。もっと、もっと犯されたかったんじゃないの?先輩が入って来た時には、先生、まだ一度も逝ってなかったようだから・・・・」
「自分勝手なことを言わないで。・・・何も、あなたに私の願望を叶えてくれ、なんて頼んだ覚えはないんだから!」
「じゃあ。ああ言う望みがあることは認めてくれるんだ・・・。」
「そう言う意味じゃなくて・・・。」
「ところで、先生。・・・バイブは使ってます?それに、お尻に入れたローターも・・・。」
「・・・・・・・・」
(バイブは確かに使ったけれど、あのローターは使っていない。しかし、だからどうだと言うのだろう・・・。)
「もしも使っていないようなら、返してもらおうと思って・・・。」
「いいわ。」
 この間にも、遥の淫らなオナニーのシーンは続いていた。
「これでいいでしょ。」
 遥は萌にバイブとローターを渡す。
「・・・・先生。やっぱりバイブを使ったんですね。」
「・・・・・・!!」
「これには、目立たない所に口紅で印を付けておいたの。綺麗に消えているところを見ると、使った後、洗ったんでしょ。」
「・・・・・・!!」
「先生には、いい物を持って来て上げたから・・・、使ってみましょうよ。」
 萌がバッグをテーブルの上に乗せると、中から様々な玩具を取り出した。太いおまんこ用のバイブもあったが、ほとんどアナルを責める道具ばかり・・・。
「いい加減にしてっ!!」
「このDVDはダビングしたものなの。家のパソコンの中にもダビングしてあって、いつでもネットに流せるように編集もしてあるわ。・・・もしも、今から私に先生を苛めさせてくれたら、全ての記録を消してあげる。私の家に一緒に来て、ちゃんと消したところを確認してもらってもいいわ。・・・それでいいでしょ!」
「これが最後と言うことなのね。」
「ええ。」
 交渉は成立したけれど、勿論、遥には不利な条件だ。それに、萌が何をしようとしているか分からないだけに、怖いのも事実だが、ここにはその様子を目の色を変えて凝視する男子部員たちはいないし、いざとなれば倉田君が守ってくれる。
「分かったわ。」
「じゃあ・・・。手を後ろに回して!」
 萌は縄を取り出した。
「・・・・(何も縛らなくたって・・・)」
 遥はそう思ったものの、その言葉を呑み込んだ。縄で縛られることを拒絶しても良かったけれど、これが萌を脅迫するネタになるのだから、彼女のしたいようにさせた方がいいと思ったのだ。
 服の上から縛られ、胸にも縄が掛けられる。そしてテーブルの上に上半身を乗せるように前屈みされてしまう。四つん這いのようなポーズでスカートを脱がされ、ショーツも脱がされてしまった。
「まずは、これをしておかないとね。」
「はぁっっ!」
 突然、アナルにいちじく浣腸が差し入れられ、間髪入れずに薬を入れられてしまった。
「何を・・・!」
「決まっているでしょ。お尻の穴を苛める前には、浣腸をしておかなくちゃ。」
 しかし、萌は浣腸によって遥を苦しめようとか、恥ずかしい姿で排泄させようとはしなかった。すぐにもトイレに連れて行き、一分ちょっとで遥が苦しみ出すと、排泄をすることを許してくれた。その後、遥はもう一度ガラス浣腸器で浣腸をされたけれど、これもただ単にアナルを綺麗にするだけだった。
 辱められずに済んだことはありがたかったが、これからお尻の穴を中心に責められるのかと思うと、不安が募る。

 実は、あの日、ローターに塗られた薬によってさんざん悶え苦しんだのだが、あのアナルの疼きとローターの刺激、そしてその刺激を受けながらの倉田とセックスは、遥にとっては忘れられないほどの凄まじい快感だったのだ。あのローターを改めて自分で入れて、倉田とセックスをする勇気はないが、何かのチャンスがあれば
、もう一度体験したいと思っていたのだ。
「そこに胡坐をかいて座って。」
 胡坐をかいて座る・・・・と言う意味が分からなかったけれど、浣腸された時には萌が比較的優しかっただけに、素直に従った。すると、萌は縄を使って、その足首を固定してしまった。
「どうする気なの・・・。教えてくれてもいいでしょ。どうせ、逆らえないんだから・・・。」
 遥は不安で堪らなくなり、萌に尋ねる。
「慌てないで。」
 萌は足首に縄を結びつけると、その縄を首にかけてから固定してしまう。これで、身体を前に倒すことはできるけれど、ほとんど動けない状態となってしまった。だが、こんな不自由な格好にして、どうしようと言うのか、まだ遥は分からなかった。
「これで、こうすれば・・・!」
 萌は遥の身体を抱えるようにすると、そのまま後ろに倒してしまった。
「いやっっ!!」
 一切抵抗できないまま身体が後ろに傾き、頭を強打してしまうのではないかと思って、悲鳴を上げた。頭を打つようなことはなかったが、自分のあまりにも恥ずかしいポーズに、遥は気を失いそうになった。
「止めてっ!!早く・・・身体を起こしてっ!!」
「ダメよ。」
 萌は遥の頭と背中の所に座布団を敷き、長時間、この体勢でも身体に負担がかからないようにした。そんなことより、股間を天井に向けるような恥ずかしいポーズを強要され、恥ずかしさで気が狂いそうだった。
 萌だけに見られるのならまだしも、倉田が欄間の間からこの姿を撮影しているはずなのだ。それを考えると、何とかこの体勢から逃れたくて暴れてしまう。だが、きっちりと縛られた身体は、ほとんど動くことができない。
「恥ずかしい?!先生。・・・・でも、ソファーでM字に足を開かされたのと、あまり変わらないでしょ。」
 萌はそう言いながら、遥のアナルにローションらしき物を垂らした。
「お願いっっ!!あの薬だけは塗らないでっっ!!!」
 実際には、媚薬ではなく本物のローションだったのだが、あの時の記憶が鮮明に残っているだけに、怯えてそんなことを口走る。
「そう・・・・。あの薬って、そんなに効くんだ・・・!」
 実は、萌はあの薬が媚薬だとは知らなかった。姉の道具箱には、小さなチューブや丸い容器に入ったジェル状の薬があったけれど、どれにも名前が書いていなかったので、萌は使わなかったのだ。
「あの薬は、もう無いの。でも・・・別の薬があるから、それを使ってあげる。」
 萌は、バッグの中に小さなポケットに入れていた丸い容器を取り出した。そして、アナルに垂らしてしまったローションをティッシュで拭き取ると、そのクリームをたっぷりと塗った。
「今から、中までしっかりと塗りこんで上げるからね。大人しくしていてね。」
 まるで小さな子供に言い聞かせるように言う。
「うぅぅっ!!!」
 指がアナルを軽く撫でると、次の瞬間、指の先端が中へと潜り込む。そして、小さく出し入れを繰り返し、だんだんと奥へと指が入っていく。最後には指の根元まで入ってしまい、お尻の中の肉の壁を擦るように撫で回す。
「いやっ!!・・・何でお尻なんか・・!!あううぅぅっ!」
 指が抜かれても、この後どんな疼きが襲ってくるかと思うと、じっとしていられない。身動きできない身体を振るけれど、どうにもならない。
「薬が違うから、どんな効果があるか分からないけど・・・。」
 萌はそう言うと、バイブの一本を手にし、遥のアナルに先端を押し当てる。そのバイブは、玉が連続して連なっている玩具だ。これは、萌が初めてアナルに入れた玩具で、玉が入っていく時に、小さな亀頭で犯されているような錯覚を覚えた、思い出のバイブである。
 遥が男に犯される妄想をしながらオナニーをしていたことを思い出し、これならば、お尻の穴を強姦されるような疑似体験ができると、萌は考えたのだ。
「お尻を犯される体験をしてみたいでしょ。・・・さあ、力を抜いて・・・。」
 冷たいバイブの先端がアナルに触れ、思わず歯を食い縛り、お尻の穴を締める。だが、ジェル状の薬でヌルヌルになっているアナルは、その先端を受け入れてしまう。
「お願い・・・。入れないでっ!!」
 しかし、次の瞬間、お尻の中に最初の玉がズルッと入ってしまった!
「あぐぅぅっ!!」
「痛くないでしょ。・・・じゃあ、次を入れるわね!」
「い・・・いやっ!・・・あぁぁぁっ!!!」
 胡坐と言うポーズは、一瞬、一瞬はお尻の穴に力を入れることはできても、足を真っ直ぐに伸ばした時のように、連続してアナルを締めておくことができない。
 必死の抵抗も虚しく、一つ、一つと玉が入っていく。それは、小さいけれど硬いチンポが入って来るような、不思議な感覚だった。
「はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!・・」
 五つの玉が入った時には、遥は汗をかき、息は荒くなっていた。
(もう・・・十分でしょ。早く・・・助けてっ!倉田君!!)
 しかし、願いも虚しく、倉田が襖を開けて入って来る気配は無い。
「そう言えば・・・・、薬は効いているのかしら?」
 遥は、玉が入って来る異様な感覚に翻弄され、そのことを気にする余裕も無かった。だが、改めて気にしみても、ぼんやりとアナルが熱を持っている感じがするものの、あの薬のような激しい疼きは感じられなかった。
「じっとしていられるってことは、あまり効かなかったみたいね。どうでもいいけど・・・。さて、先生。バイブのスイッチを入れてあげる。たっぷりと楽しんでね。」
「お願い・・スイッ、うんんんっっ!!!」
 言葉を遮るようにスイッチが入れられ、アナルの入り口から奥の方にまで激しく振動する。それは苦痛ではないけれど、擽ったいような、痒いような、快感でもあるような不思議な感覚だった。
「抜いて欲しい?・・・先生。」
「早く・・・抜いてっ!!お願い!!」
「じゃあ。写メを撮ってからね。」
 萌は携帯を取り出すと、真上から、斜めから、そして局部のアップと、何枚もの写真を撮った。
「・・・・・早く・・・、早く取ってっ!!」
 写真を撮られていることなど、気にするよりも、早くこの異物をお尻から抜いて欲しくて、遥は叫んだ。
「仕方がないわね。・・・一つ一つ抜いて欲しい?それとも、一気に抜いて欲しい?」
「すぐに・・・抜いてっ!お願い!!」
 遥は一刻もこのバイブを抜いて欲しくて、そう言ってしまった。
「ふふふ・・・・。」
 萌は、すでに一年近く前に体験した、最初にこれを抜いた時のことを思い出し、小さく笑った。そして、遥が望んだ通り、一気にソレを抜き取った!
「あんんんぐぅぅっっ!!!」
 遥は何が起こったか分からなかった。だが、鋭い電流が全身を駆け抜けていったことだけは分かった。
「素敵でしょ。・・・このバイブを、連続してズボズボ出し入れされたら、一体、どうなってしまうのか・・・、体験させてあげる!!」
「や・・・止めてっ!!!あんっっ!!・・ううぅぅぅっっ!!!」
 容赦なく、抜いたばかりのバイブがアナルに入っていく。振動しながら入って来る玉は、最初に入れられた時よりも刺激が強く、遥は必死にアナルを締め付けようとするのだが、バイブにもヌルヌルとした薬がコーティングされているのか、ズルズルと入っていった。
「こんなの・・・いやっっ!!お願いだから・・許してっ!!!」 
 しかし、萌は遥をアナル責めの虜にしようと、三つほどの玉をリズミカルに出し入れする!
「だめっ!!・・・あうぅぅっ!!あぁぁっっ!!・・はうぅぅっ!!」
 玉が連続して入っていく時も、出ていく時にも強く異様な刺激が送り込まれ、全身に鳥肌を立てながら遥は呻く。次第に、息をすることすら苦しくなり・・・。
「助けてっ!!あんんんっ!!うんぐぅぅっっ!!」
 やっと、萌の手が止まる。
「どう・・・?お尻の穴を強姦された気分は・・・?凄く素敵でしょ。」
「はぁぁぁっ!・・はぁぁぁっ!・・はぁぁぁっ!・・」
 遥には、萌の質問に答えるどころではなかった。息をするので、精一杯だったのだから・・・・。
 暫くして息も整い、少しは落ち着きを取り戻した時、遥はアナルに強い疼きを感じた。あの媚薬を塗られた時とは少し違い、肌の内部にまで薬が染み込み、ジワジワと責め立てるような、そんな疼きである。
この薬は、塗られただけではあまり疼きを感じない。だが、強く擦られて小さな傷ができると、薬がそこから染み込んで、激しい疼きを起こさせるのだ。
「先生。・・・割れ目がじっとりと濡れてるわ。お尻で感じているんでしょ。」
「そんな・・・。嘘よ!!」
 しかし、事実だった。アナルで感じた訳ではないかもしれないが、お尻の穴を強姦されているような異様な興奮が、そのまま愛液を溢れさせることになってしまったのかもしれない。 
「じゃあ。このまま逝かせてあげるわね。」
萌はそう言うと、遥のクリトリスに舌を這わせた。
「あぁぁぁーーーっ!!!」 
 ねっとりとした舌遣いに、遥は甘い声を上げてしまう。そして、その声を聞いた萌は、突き刺さったままのバイブを再び出し入れした。
 そこからは、遥に休息の時は与えられなかった。萌は遥のお尻の穴を責めながら、絶頂まで追い込むつもりだったのだ。
 遥はクリトリスを舐められる快感と、アナルを連続して犯される興奮に翻弄され、次第に訳が分からなくなっていく。
(お願い・・・!!こんな形で逝かされるなんて・・・、絶対にいやっ!!!)
 最後の最後まで抵抗する遥。だが、それを許そうとしない萌。
 しかし、勝ち目のない勝負に、遥が屈するのは時間の問題だった。そして、とうとうその時がやって来る!
「あああぁぁぁぁっっっ!!!!」
 逝かされまいと必死に抵抗していたせいなのか、その絶頂は凄まじく、頭の中は真っ白となり、意識を失いそうになってしまう。
「はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!はぁぁぁっ!・・」
 萌も遥同様、興奮していた。
「はぁぁっ!はぁぁっ!まだまだ、これからよ。・・・先生!」
 萌は遥を横倒しにし、さらには、顔と膝の部分に座布団を敷いて、うつ伏せにしてしまった。胡坐のままうつ伏せにされ、お尻を高々と上げたポーズにされてしまった遥だが、抵抗する気力など全く残ってはいなかった。  
「先生。・・・入れるわね!!」
 萌は遥のアナルに、二本の指を重ね合わせるようにして埋め込んでいく。
「あぁぁっ!あぁぁぁぁーーーーー!!」 
 指が中に入っていく。だんだんと指が太くなり、僅かに痛みを伴ってアナルが広がっていく。
「もう・・・助けてっ!!どんな命令にも・・従うから・・・。あぁぁっ!お尻だけは・・・もう止めてっ!!」
「だめっ!!・・・先生が、お尻の穴だけで逝くまではね!!」
 その言葉に、遥は目の前が真っ暗になってしまった。
 絶望感から、遥の抵抗する力は次第に弱くなり、指が自由に出し入れできるようになっていく。萌は遥の感じるツボを探すように、単に出し入れするだけではなく、指を曲げたり、内側の壁を擦ったりして弄ぶ。
 萌は指を入れたまま、一本のローターを手にした。それは長さ六、七センチで、おまんこにすっぽりと入る物だった。萌はそれを遥のおまんこに入れてしまうと、レベルを最強にしてスイッチを入れた。
「はぁぁっ!!あぁぁぁーーーーんっ!」
「今度は、お尻の穴だけで逝くのよ。先生!!・・・クリトリスは舐めて上げないからね!!お尻の穴だけで逝ってっっ!!!」
 萌の声は上ずり、異常に興奮しているのが分かる。こうなっては、遥が何を言っても聞いてもらえそうになかった。
 二本の指がゆっくりと出し入れされる。
「止めてっ!!あぁぁっ!お願いっっ・・・!!」
 遥は絶望感の中、涙声で訴える。しかし、その声は萌には届かなかった。
「先生!・・・気持ちがいいでしょ。太い物でお尻を犯されて、凄く嬉しいでしょ!・・・さあ、気持ちがいいって、言ってっ!!先生!!」
「き・・・気持ちが・・いい。あうぅぅっ!!・・・うんんんっ!!」
 遥は抵抗しなかった。言う通りにして、とにかくこの地獄の責めから逃れたかった。少しでも冷静さがあれば、倉田の名前を叫んで助けを求めることができたのだろうけれど、もはやそんな思考力など、遥には残っていなかったのだ。
「そう。気持ちがいいでしょ!はぁぁっ!お尻の穴って、気持ちがいいでしょ!先生!!」
「お尻の穴が・・あんっ!!気持ちいいっ!!」
「もっと大きな声でっ!!」
「お尻が・・・気持ちいいっ!!あぁぁっっ!!!」
「男のモノって、熱いんでしょ!太くて熱いモノで、お尻を貫いて欲しいでしょ!!ねっ!先生!!」
「太くて・・あぐぅっ!熱いモノが・・欲しいっっ!!」
「激しく突いてっ!!」
「は・・激しく、突いてっっ!!も・・もう・・・」
「精液を下さいっ!!熱い精液を下さいっ!!」
「あんんんっ!熱い・・・精液を、下さいっ!!」
「さあ。・・・先生!逝くっ!!って大きな声で言ってっ!!」
「逝くっ!!・・い・・逝くっっ!!・・・逝くぅぅーーーっっっ!!!」
 遥は萌の言葉を繰り返しながら、萌の興奮を身体全体で感じ取っていた。萌の興奮が遥の興奮とリンクし、そして萌の言葉に操られるように興奮が高まっていき、とうとう絶頂に達してしまった。
 もう、二人は汗だくで、荒い息をするのが精一杯だった。
 萌は指をアナルから抜き、遥の身体を横たえる。そして遥の身体に覆い被さるようにしてキスをした。
「ありがとう・・・。先生・・・。」
 ・・・・・・・・・・・・・・・
 萌は遥の縄を解き終わると、その場に座り込んでしまった。遥もまた、縄を解かれても起き上がる気力もなく、その場に寝転んだままだった。
「面白いショーだったよ。・・・萌。」
「・・・・・っっ!!!」
 萌は突然、後ろから倉田に声を掛けられ、頭の中が真っ白になってしまい、言葉が出なかった。
「あぁぁっ!」
 倉田は萌の腕を掴んで後ろ手に捻り上げる。そしてその手首に縄を掛けた。萌は、やっと我に返り、抵抗しようと思ったのだが、時すでに遅し・・・。萌はがっちりと後ろ手に縛られてしまった後だった。
「先生。・・・ご苦労様。でも、素敵な体験ができたようだね。」
「・・・・・・・・・・」
 まだ意識が朦朧としている遥は、ここになぜ倉田がいるのかさえ、理解できないでいた。
 萌は倉田によって無理矢理立たされ、二つの和室の間にある欄間の下に引きずられて行く。そして、手首から伸びている縄を欄間に通され、萌はその場に立ったまま身動きができなくなってしまった。
「先輩・・・・。これは・・・・。」
「何も考える必要はない。・・・今度は、俺がお前を喜ばせてやる番だ。」
 倉田はそう言うと、ビデオに三脚を付けてセッティングをする。そしてアングルを確認すると、萌に近付いていく。
「触らないで・・・。」
 だが、その言葉には力がなかった。
 倉田は無言でスカートのファスナーに手を掛け、それを引き下ろす。そしてホックを外してしまった。
「・・・・・・・!!」
 萌は身体を固くしたまま、スカートが落ちるのを阻止しようとはしなかった。しかし、さすがにショーツに手が掛かった時には、膝を重ね合わせるようにして身を捻って抵抗した。勿論、そんな抵抗は徒労に終わってしまう。
「やっぱり・・・、ビショビショだな。先生がアナルを指で犯されながら興奮しているのを見て、自分も同じことをされてると想像してたんだろう。・・・どうなんだ?萌!」
 倉田はそう言うと、ショーツを裏返して、最も汚れている部分を萌の鼻先に押し付ける。だが、萌は唇を噛み締めたまま、微動だにしなかった。
「怖いか?!萌。・・・男の手で下半身裸にされているんだ。犯されるかもしれないからな・・・。しかし、安心しろ。お前の処女は守ってやる。」
 しかし、倉田の手は萌のお腹から下腹部へと這っていき、僅かに縮れた毛を弄んだ。
「御免なさい・・・。あぁぁ・・。縄を・・・解いて下さい。」
「ダメだ。・・・お前の願望を叶えてやるまで、縄を解く気はない。人の願いを叶えてあげる親切な子だからな。萌は・・・。今度は、人の好意を素直に受けるのもいいだろう。」
「あぁぁっ!!・・・いやっっ!」
 倉田の手が、すぅぅっと股間に滑り込む。必死に足を閉じ合わせるけれど、そこはグッショリと濡れているので、手の侵入を阻止できなかったのだ。
「嫌なら、止めてやろう。・・・まずは、処女のおまんこを拝見してから、じっくりと苛めてやる。」
 倉田は一度その股間に忍ばせた手を引き、萌に背を向ける。
 バッグの中には、テーブルに出されている玩具以外にも、様々な物があった。その中には、三十センチほどの伸縮可能な鉄の棒や枷などもあった。倉田はニヤッと笑うと、それを持って萌に近付く。そしておもむろにしゃがみ込むと、萌の足首に枷を嵌めていった。
 萌自身が持って来た道具だけに、その使い方はすぐに分かった。足枷をしてから、そのフックを鉄の棒の端にあるリングに固定し、棒を伸ばして萌の足を大股開きにするのだ。
 それが分かっているだけに、萌は怯えた。
「さて・・・。覚悟はできているはずだな。」
 倉田はそう言うと、鉄の棒を伸ばしていく。そして伸びきったところでネジを締め、固定してしまった。
「毛は多い方だな。・・・割れ目の周りの毛がべっとりと濡れてて、幼いおまんこなのに卑猥だぞ。」
 遥がぼんやりと目を開けると、下半身裸にされた萌が大股開きにされていた。そしてその股間には倉田がしゃがみ込んでいる。
「どうするの・・・?萌ちゃんを・・・。」
「萌が望んでいることをしてやるだけだ。・・・ちょうどいい。そこにある浣腸器と口広のプラスチック容器をくれないか?」
 テーブルの上には、ガラス浣腸器とそれらしい容器があった。
「何をする気なの・・・?」
 遥は言われた物を持って、尋ねた。
「今から浣腸をしてやるんだ。」
「・・・・・・・本気なの?!」
「当然だ。この女が望んでいることだからな。」
「・・・・・・・・・・!!」
 倉田は遥から浣腸器と瓶を受け取り、準備を始める。萌は目を固く瞑り、押し黙ったまま何も言わない。遥も、倉田がしようとしていることを止める勇気がなく、様子を見守るだけだった。
「萌。・・・・尻を後ろに突き出せ!」
「・・・・・・その必要は、・・・ありません。」
「どういう事だ?」
「もう・・・・、綺麗ですから・・・・・。」
 その言い方には、覚悟のようなものが感じられた。
萌は、「ここに来る前に、自分で浣腸をした」と言うことを告白しただけではなく、「倉田の責めに身を任せる」と言っているのだ。つまり、アナル責めを受けると言うことだ。
遥は、もしも萌が強く拒絶したのなら、何とか助けてあげたいと思っていた。だが、萌が自らアナル責めを受ける気ならば、もはや止めることはできない。
ふと、遥は、自分が下半身裸であることに気付き、とりあえずスカートを穿いて二人の様子を観察することにした。
「残念だな。・・・まあ、いい。」
 倉田は二本の指にローションを垂らした。媚薬を使う必要はない。と言うより、萌がどれくらいアナルで感じる女なのか、確認をしたかったからこそ、媚薬は使わなかった。
 萌はお尻を後ろに突き出すでもなく、拒絶するようにお尻の穴を締め付けている訳でもなかった。ただじっと、足を開いたまま立っているだけだった。全てをなるように任せる・・・そんな感じだった。
「はぁぁっ!」 
 アナルに指が触れる。萌は反射的にアナルを締め付ける。指が一本ではなく二本であることが分かると、僅かに緊張したようだが、なるべく平静を保とうとしているようだった。
 二本の指が重ねられ、ゆっくりとアナルに入っていく。さすがに、他人の指でアナルを犯される屈辱に、後ろ手に縛られ、前のめりになっている身体を反らすようにして抵抗する。だが、声は上げなかった。
 多少の抵抗はあったものの、すんなりと二本の指が根元まで入ってしまう。
「そうだったの・・・。だから、私のお尻を・・・。」
 遥は、萌にアナルを徹底的に責められ、その屈辱と媚薬の疼きに翻弄されていて、なぜ萌がアナル責めにこだわっていたのかまで、考えが及ばなかった。だが、今、目の前で倉田の二本の指が、萌のアナルに易々と入っていくところを見て、やっとそういうことなんだと理解した。
そして、あの言葉・・・「ありがとう・・・。先生・・・。」
絶頂の後の朦朧とした意識の中で聞いたので、その意味を深く考えることはしなかったけれど、その意味もようやく理解することができた。
「はぁぁっ!はぁぁっ!・・あぁぁぁぁっ!・・」
 倉田の指が腸壁を撫で回し、やがてその指が、男が女を犯すように出し入れを始める。すると、萌が熱い息遣いを始める。少しでも感じていない振りをしようとしても、そこに歓喜の響きが混じってしまう。
「遠慮しなくてもいい。感じているんだろう。・・・萌。」
 倉田は意地悪な言葉を萌に投げかけながら、指を激しく出し入れする。
「はぁぁぁっ!!あぁぁぁっ!!猿轡を・・・してっ!!!」

 最近ネットで見たM女性が丸い猿轡をされて犯されているシーンを見て、練習用のゴルフボールに紐を通し、それと似た物を萌は作った。それは、女が拒絶する言葉さえ奪われて強姦される状況を体験したくて作った物だ。だが今は、アナルを責められながら感じてしまっている自分の声を封印する為に、猿轡をされることを望
んだのだ。だが・・・・
「お前が尻の穴を弄られて感じている声を聞きたいからな。・・・ダメだ。」
 萌は、感じている声を聞かれたくないと思っているようだが、さっきから尻をいやらしくくねらせ、おまんこから糸を引いて垂れるほど汁を溢れさせているのだ。その様子を見れば、倉田も遥も、どれほど萌がアナルで感じているのかは、十分に理解できた。
「先生。カメラを三脚から外して、下からこの股を撮ってくれないか?・・・萌がどんな女なのか、証拠の映像を撮るんだ。」
 遥は、萌を脅迫するビデオを撮影することに同意はしたものの、可哀想になってきて、それを拒もうと思った。だが、萌が素直に遥のオナニー映像を消してくれたら、このビデオも消してしまえばいい、と考え直し、ビデオを三脚から外し、遥の正面に回って跪く。
「あぁぁぁっ!!撮らないでっっ!!!あぁぁっっ!!・・ああぁぁぁんんっ!!!」
 自分よりも太く、長い指でアナルを責められ、萌はその快感にお尻が淫らに蠢いてしまう。そして、愛液がどんどんと溢れていることも、分かっていた。しかし、もはや自分の意思では、お尻の淫らな動きや愛液を止めることができなかった。
 萌は、アナルだけで絶頂にまで達したことはない。太いおまんこ用のバイブで責め立てて、逝きそうになるし、そのまま責め続ければきっと絶頂にまで達することは分かっていたけれど、アナルだけで逝ってしまう・・・、そんな女になってしまうのが怖くして、いつも最後にはクリトリスを弄って絶頂に達していた。
(このまま責められたら・・・、お尻だけで逝っちゃうっっ!!)
それが分かっているだけに、萌は必死で逝くことを我慢した。
一方、遥は、いつまでも倉田の指で責められ、逝くことができないでいる萌を楽にしてやりたいと思った。
「萌ちゃん。・・・私にしてくれたように、クリトリスを舐めてあげようか?」
 萌はお尻だけで逝ってしまう羞恥よりも、クリトリスを舐められて絶頂に達する道を選んだ。どの道、逝かされてしまうのは避けようがなかったからだ。
 萌は小さく首を立てに振った。だが・・・・・
「その必要はないだろう。この女は、尻の穴だけで逝ける女なんだから・・・。」
 倉田は指を抜き、萌を吊るしていた縄を解く。そして萌を跪かせると、身体を前に倒した。大股開きでお尻を高々と持ち上げた恥ずかしい姿になり、萌は倉田がアナルを犯そうとしているのだと直感した。
「いやっっ!!!!」
 萌の強い拒絶の言葉を聞き、遥は萌が何を怖がっているのか分からなかった。単に、恥ずかしいポーズをさせられたことを拒絶しているのではないことだけは分かったのだが・・・。
「萌。・・・まだ犯す気はない。お前の穴がどれくらい広げられているか、確認してからだ。」
 倉田はいくつかあるバイブの中で、先端が丸い円錐形で、途中にいくつもの括れがある物を選んだ。そして迷わずソレを萌のアナルに突き立て、まずは二つ目の括れの部分まで押し込んでしまった。
「ああぁぁぁっっ!!」
 倉田はバイブのスイッチを入れ、バイブの根元を持ってグリグリと捏ねる。
「あぁぁっ!!!いやっ!あぁぁん・・あぐぅぅっっ!!!」
萌はアナルに強い振動を感じ、なおかつ乱暴にバイブでアナルを捏ね回され、被虐的な興奮の虜となってしまう。
「いい声だろう。先生。・・・これが、この女の正体だ。毎晩のように太いバイブを尻の穴に突っ込んでオナニーしているんだ。」
「いやっっ!!あぁぁっっっ!!!う・・動かさないでっ!!ああぁぁぁっっ!!!」
 倉田はバイブを出し入れし、萌にさらに大きな声を上げさせる。遥は、半狂乱になってお尻を振る萌の姿を、目を丸くして見つめていた。
「先生。・・・さっきから何をもじもじしているんだ。まだ、尻に塗られた薬が効いているんだろう。」
「・・・・・・・!!」
 遥は、確かにアナルの疼きを感じていた。それに、バイブでアナルを乱暴に責められる萌の姿を見て、その疼きが激しくなってくるのも感じていたのだ。
「玩具はいくらでもあるんだ。もうカメラはいいから、萌と一緒に楽しんだらどうなんだ?・・・それに、尻の穴だけじゃなく、おまんこにも何か欲しいんだろう?」
 倉田は萌をバイブで責め立てながらも、遥の様子をしっかりと見ていたのだ。
 倉田の言う通り、おまんこに太いモノが出入りする、あの激しい快感と絶頂は与えられていない。確かに、萌に二度も絶頂まで追い立てられたけれど、何かが満たされないような物足りなさを感じていたのである。
「そんな・・・。」
「もう、俺たちはある意味、仲間じゃないか。遠慮なんか必要ない。・・・それとも、尻の穴にローターを突っ込んだまま、俺のモノでおまんこを犯してもらいたいのか?あの時のように・・・」
 まさか、あの時のセックスのことを萌にバラしてしまうなんて、想像もしていなかっただけに、遥は動揺した。
 しかし考えてみれば、萌も遥も、倉田に全てを知られてしまっているのである。今さら隠し事をする必要はないのかもしれない。そう、遥は思った。それに、自分が思いっきり淫らなオナニーをすれば、萌も自分の全てを晒け出して逝ってくれるのではないか・・・、その方が、彼女の気が楽になるのではないか、とも思った。
 遥は、ビデオカメラを倉田に渡して立ち上がる。そして、いくつもの玩具の置いてあるテーブルに行き、ローターと大き目の玉が連なったアナル用バイブと、萌に返すつもりだったバイブを手にし、萌と並ぶようにして四つん這いになった。
「お願い。・・・あなたの手で、入れて・・・。」
 遥はそう言うと、穿いていたスカートを大きく捲り上げ、尻を晒した。
 倉田はその間、萌のアナルにバイブを出し入れしていたが、あまり激しくは動かさなかった。倉田は、バイブで萌を逝かせるのではなく、自分のモノで逝かせるつもりだったからだ。
 倉田は三番目の括れまでバイブを萌のアナルに突き刺し、遥から二つのバイブを受け取る。
「じゃあ。まずはアナルからだ。」
 そのアナルバイブは、連続した玉のアナルバイブよりは僅かに太いが、それでも、アナルの力を抜いて受け入れようとしている遥なので、ほとんど抵抗なく入っていった。
「次は・・・、これだ!」
 おまんこ用のバイブは、クリトリス責めの部分をわざとクリから外すようにして、深々と突き刺した。そして、最初にアナルのバイブ、次におまんこのバイブと言う順にスイッチを入れた。
「あああぁぁぁーーーーーー!!!」
 遥は感じるままに喜びの声を上げ、尻を淫らにくねらせた。
「萌。次はお前の番だ。・・・もう、手加減はしないぞ。」
「・・・・はい。」
 この時、萌は遥の熱い喘ぎ声を聞きながら、はっきりと答えた。
 バイブが抜かれた時、萌の尻の穴は、ぽっかりと口を開けたままだった。
 倉田はズボンとトランクスを脱ぎ、すでに勃起しているモノを萌のアナルに押し当てた。初めて男のモノの熱さをアナルに感じ、萌は一瞬緊張した。だが、それ以上に期待で胸が高鳴った。
「うぅぅぅっ!!・・はうぅぅっっっ!!!」
 萌が体験したことのない太いモノがアナルを押し広げていく。僅かに痛みが走ったけれど、次の瞬間、凄まじい快感と共にズボッと亀頭が中に入った。
 倉田は改めてローションを己の竿に垂らし、一気に奥まで貫いた。
「あああぁぁぁーーーーーっっ!!!」
 まるで、熱く焼けた太い杭で身体を貫かれたような衝撃に、萌は真っ白になってしまった。だが、倉田はじっとしてはいなかった。ゆっくりと引き出しては勢いよく貫く行為を繰り返し、だんだんとそのスピードを上げていった。
 萌は、縛られたままアナルを犯されている喜びに、形振り構わず歓喜の声を上げた。そしてその声を聞いた遥も、自分でおまんこのバイブをズボズボと動かしながら快感に酔った。
 倉田は、このまま萌を絶頂にまで追い込むことができると思ったが、一度、腰の動きを止めた。萌は、止めないでっ、と言わんばかりにお尻を左右に振った。
「今、縄を解いてやる。」
 倉田は萌の手を後ろ手に縛っていた縄を解き、四つん這いにさせると、その両腕を掴んだ。
「こうやって犯される方がいいだろう?萌!」
 倉田はそう言って、股間を萌の尻にぶつけるようにして腰を振った。より深く、より強く、より乱暴にアナルを犯され、萌は身体を仰け反らせながら叫んだ!
「あぁぁぁっっ!!!こ・・壊れるっっ!!!あぁぁっっ!!あぁぁっっ!!・・だめっっ!!あぁぁっっ!!あぁぁっっ!!壊れるっっっ!!!」
 アナルが広がったまま閉じなくなるのではないか?!直腸の壁を激しく突かれ、お尻の穴が壊れてしまうのではないか?!そして、あまりにも激しい快感に、精神が破壊されてしまうのではないか?!・・・、だが、このまま壊れてしまいたい、とも萌は思った。
 そして、その時はすぐ傍まで来ていた。倉田の興奮は、萌の狂ったような叫び声によって最高潮に達しようとしていたのだ。
 狂ったように倉田が腰を振る。・・・そして・・・
「ううぅぅぅっっっ!!!」
「・・・っっっっんん!!!!」
 倉田は、萌のアナルの奥深くにチンポを突き入れたまま、熱い精液を吐き出し、その精液を浴びた萌は、呼吸できないほどの凄まじい絶頂に意識が吹っ飛ぶ。
 固まったまま動かなかった二人だったが、倉田が萌の手を離した瞬間、萌の身体が前に倒れていく。
「お願い・・・!!あぁぁぁっっ!!!私も・・・逝かせてっっ!!!」
 一人オナニーしながら身悶えている遥。倉田は、遥のアナルに突き刺さっているバイブの柄を握り、一気に引き抜いた。
「ひぃぃぃぃぃっっっ!!!!」
 遥は、凄まじい快感がアナルから全身に駆け抜け、そのまま意識を失ってしまった。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 遥の淫らな映像も、ビデオに収められた萌の映像も、全てが消された。もはや、この三人に秘密はなかったし、奇妙ではあるけれど、満たされた三角関係が出来上がってしまったからである。
 倉田は事件以降、例の女子高の生徒たちとの関係を一切絶ち、遥と萌だけを抱くようになった。ただ抱くだけではない。二人は倉田の性奴隷として調教され、また彼女たちも、それを喜びと感じた。
一人の男に二人の女が関われば、普通ならトラブルが起きるのだが、この二人の関係は良好だった。倉田にレズプレイを強要されてからは、倉田がいない時には二人でレズを楽しんだり、どちらか一方がS役となってSMプレイもするようになったからである。
 表向きは、萌が倉田の恋人となり、遥はあくまでも美術教師の立場を守った。だが、遥は、倉田と二人っきりになれば主従関係で結ばれた恋人になれるのだ。
また、遥には他にも楽しみがあった。一年生の部員たちに性の喜びを教え、逞しい男へと成長していくのを喜びとし、そうして自信を得た彼らの手で何度も逝かされてしまうのも、嬉しいことだった。
            (第四部:END)(最終:エンド)


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