メス豚奴隷 恵
作:そーだー
『メス豚奴隷 恵』 <2話〜はじまり〜> なんとか担任が教室に来る前に入ることができ、平常心を保ちながらいつものように 友人に明るい声で挨拶をした。ノーパンだと云うことに気づかれないように・・・。 『リエ、おっはよ〜!』 『おはよ〜恵♪遅かったじゃん?』 『そうなのよ〜夜遅くまで勉強して寝坊しちゃった。それでね慌てて登校しちゃった (汗)慣れないことはしないものね・・・』 『恵が勉強だなんて、らしくないね(笑)慌てすぎてパンツ履き忘れちゃった・・・ とか言わないでよね』 と、リエが笑いながら言った。 『(ぎくッ!)ま、まっさか〜パンツを履き忘れるワケないじゃん!』 内心ビクつきながら答える。 『だよね(笑)あっ担任がきちゃった・・・』 『ほんとだ。じゃまた後でね。』 短いスカートを手で押さえながら自分の席に着こうとしてる姿はごく普通に見られる 光景だが、今の恵には この行為が他人には不自然な行動に見えてるのでわ?とヒヤヒヤしている。 実際、誰も気にとめることなく着席していくのだが。 『(はぁ〜ッ。今日一日無事に終わるのかしら。何をするにもスカートの中が見えて ないか気になっちゃうから滅入ってしまいそう・・・)』 担任が出席をとりはじめた。 『あまのさん・・・いのうえくん・・・うえだくん・・・・・・・・』 その間も恵は、ノーパンだということがバレないかという恐怖と戦いながら名前を呼 ばれるのを待った。 自分の名前を呼ばれてるのに気づかないほどに・・・ 『真鍋さん!いてるなら返事しなさい!欠席にしますよ?!』 『?!・・・はっいぃぃ〜』 少し怒り気味の担任の声にビックリして裏返った声で返事した恵みに皆が笑った。 この笑い声がホント近い将来また聞くことになるのでわと不安になった恵みは両手で 耳を 塞いだまま下を向いてしまった。 『ははっはは〜・・・』『クスクス・・・』 『はい!笑わないのッ!続きいきますよ。』 再び出席をとりだした担任の声が教室中に響き渡る。 『やまだくん・・・よしださん・・・よしやまくん・・・』 『(1時限目は社会か・・・嫌いじゃないけど先生がヤラシイ目つきでスカートの中 をみてくるんだよな。 スカートが短いのは可愛いけど考えものだね・・・)』 『(なんとかして一日中バレないように気をつけなくちゃ!頑張ればバレないバレな い!)』 恵が自分に強く言い聞かせてる間に担任は教室を去っていき、入れ違うように社会科 の先生が 入ってきた。 社会科担当の藤原先生だ。 この先生は何かと厳しく持参の細い竹の棒で教卓の上や黒板をペシペシ叩く のである。 声が小さいとペシペシ・・・少しでも私語を喋るとペシペシ・・・ だが教え方が上手なので憎めない・・・かもしれない。 しかし暇さえあれば女子のスカートや胸のほうをチラチラと見るので憎い?! 『きりーーーつ・・・れっい・・・ちゃくせき』 日直が嫌々大声で言い、クラス全員が立ち、礼をし着席した。 恵も何事もないように皆と同じ動きをした。 『えー前の続きで・・・鎌倉幕府の・・・・』 と話しながらも藤原の目は常にクラスの女子のスカートと胸に釘付けである。 この時期はちょうどジメジメするので女子はブラウスのボタンをギリギリまで開けて いるので 特に胸を見ているようだ。 昨日席替えしたばかりの恵の席は窓側の後ろから2番目で教卓からだと普通にしてて もスカートの中が見えてしまうので注意である。 恵は藤原の目線を気にしながら、常に利き腕じゃない手でスカートに添え隠した。 『(これなら大丈夫でしょ!わたしってば完璧だわ。でも油断しちゃダメ。)』 『(とにかく、授業とスカートの両方に集中しなきゃ)』 スカートの中を気にしつつ授業に受けるのは意外と容易であった。 恵は少し希望が見えてきた。 ・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ キーンコーンカーンコーン・・・1回目の終礼のチャイムが鳴り ・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ キーンコーンカーンコーン・・・4回目の終礼のチャイムが鳴った。 『(ふぅ〜4時限目までが終わった〜これなら放課後までバレずに済む!!よかっ た!!!)』 だが神経は常にピリピリ尖らせていた。絶対にバレちゃいけない。バレたら皆に変態 だと思われる。 嫌われたくない!という思いは無くならなかった。 『め〜ぐみ〜お弁当食べよッ♪』 『うん♪いいよ〜今日はオムレツなのだ〜』 『おっ、いいね☆ちゃんと忘れずに持ってきたんだね』 笑いながら言う。 『あったり前じゃん。忘れるわけないじゃん・・・』 笑いながら返事する。 友人のリエと一緒のときも勿論、細心の注意を払っているので気が気じゃなく楽しく ないが、リエに 不自然なとこを見られたくないので笑顔で対応する。 ピンポンパンポ〜〜〜ン・・・ 校内放送のベルが鳴った。 『1年4組の図書委員の方は1時に図書室に来てください。繰り返します・・・』 『えっ!?うっそ〜せっかくのお昼休みが・・・;_;』 『まっ仕方ないじゃん。早く用事を済ませて戻ってきなよ☆さっ、早く食べてしま お!』 『・・・うん。(今日はイイことないな)』 お弁当を食べ終え、小走りで図書室に向かった。 到着すると、すでに同じクラスの小林耕平が待っていた。 小林はクラスで大人しく殆ど喋らなく暗い男子である。 その上、小柄でイイとこなしである。 『小林クン、遅れてゴメンね。』 『あっ・・・うん・・・いいよ・・・』 ボソボソと聞きづらい声で答える。 『(はっきり言ってよ。気色悪いな)えーっと。なにすればいいのかな?』 『返却された本を・・・あった場所に返すんだよ・・・』 『あ〜なるほどねッ!じゃ手分けして片付けてしまおっか!!』 『うん』 返却棚に置かれた数十冊もの本を二人で分け合って戻していった。 自分の分を戻し終えた恵みは椅子に座って待っていた。 『(遅いな〜早くしてくれないかなぁ。休み時間が終わっちゃうよ〜)』 とブツブツ言っていると遠くの方でドテッ!という音がした。 慌てて恵みは音のしたほうへ走った。 すると、小林が尻餅をついていた。本を高い本棚に返そうとして届かなかったのか、 棚に足を引っ掛けて 返そうとしたが、滑らせ落ちたのだろう。 『大丈夫?』 『あっ・・・大丈夫・・・』 恵みに気づかれたのが恥ずかしかったのか赤面している。 『わたしがやってあげるよ。』 優しく言ってあげた。 『・・・ありがとう・・・』 『あっ!でも、わたしでも届かないかも・・・』 『向こうに脚立があったよ・・・持ってくる』 小林が言うと、お尻を擦りながら走って行った。 『ありがとう〜(へ〜優しいじゃん。)』 『・・・はい。持ってきたよ』 『ありがとう♪でもこれ足ガタガタじゃん。人が乗ったら倒れそうじゃない?』 確かにガタガタで人の支えが無いと倒れてしまいそうだ。なぜ新しいのに買い換えな いのか不思議なぐらい ガタガタだ。 『ぼ、ぼくが上るので抑えてといてくれますか?』 『あっ、いいよ。早く終わらせたいし、わたしがやるよ!!』 『そうですか・・・じゃ抑えてます・・・』 『うん。わかったわ。』 ガタ・・・ガタガタ・・・と音をたてながら恵が恐る恐る上る。 『ちゃんと抑えててよねッ・・・?』 『・・はい』 ガタガタ・・・ガタガタ・・・ 『ちょっと〜ぉ〜ちゃんと抑えてよ!!落ちるじゃない!』 『ご、ごめん・・・なさい・・・』 『よい、しょ、、、と。』 なんとか無事に本を戻し終えた恵は脚立を一歩一歩、慎重に降りようとしたとき、一 つの不安が脳裏に過ぎった。 そう、下の小林にスカートを覗かれノーパンだと云うことに気づかれたのでわ?と。 『(どうしよう。わたしとしたことが・・・仕事を早く終わらせようとばかり考えて たせいで、すっかり忘れてた・・・)』 恐る恐る下の小林をみた。すると小林は顔を下に向けて抑えていたのである。 『(よかった〜。ホントよかった)』 安心した瞬間、足を踏み外し、床に落っこちてしまった。 『イテテ・・・テテ・・。(ちゃんと抑えててって言ったのにッ!!)』 怒りたかったが怒る気になれずにいた。 『大丈夫?』 『えへ☆わたし、おっちょこちょいなんだよね〜あはは・・・可笑しいでしょ』 『無事でよかった。ごめんね。』 『えっ、いいよ♪もともと脚立がガタガタだったし、わたしから上るって言ったしね ☆だから気にしなくていいよ!』 『ありがとう・・・ところで・・・』 『え?なに?』 『真鍋さんってパンツ履かないんだ?』 『・・・?!えっ・・・』 気づいたときは既に遅かった。落っこちたときにスカートが捲れてアソコが丸出し だったのだ。 恵は慌ててスカートをもとに戻した。 『あ・・・あの・・これは・・・』 『大丈夫だよ。黙っててあげるから。』 この辺りから小林は、からかうような態度で言ってきた。 それに恵は少しムカってきたが仕方ないとおもい我慢した。 『(よかったぁ〜でも、見られちゃった・・・しかもアソコを・・・嫌だ。だけど 黙っててくれるって言うし・・・文句言えない・・・か。)』 『真鍋さんって、そーゆうのが趣味だったんだね』 『ち、違うわ!き、今日は遅刻しそうになって・・・慌ててて・・・たまたま・・ ・』 『・・・隠さなくていいよ。』 『だ、だから、趣味じゃないから!!信じてよ・・・』 『・・・クスクス・・・』 『趣味じゃないってば!!たまたまなのッ!!』 『授業の終礼と始まりの礼をするときチラッて見えてたんだけど、もしかしてノーパ ン?かなって思ってたんだけど・・・やっぱり・・』 『(えッ!まさか・・・その時からバレてたっ?!ってか後ろの席は小林クンだった け?!)』 『・・・僕に見られてるの知っててやってたんだよね?嬉しいなー』 『違うわッ!!・・・ホントに今日は慌てて・・・だから・・・信じて!』 『クス・・。わかったよ。信じてあげる。』 『ありがとう(ほっ・・・よかった)』 『だけど、趣味にないにしろノーパンに変わりないよね。みんなに言ったらどうなる んだろう?』 『そ、それだけはダメ!言わないで・・・みんなには黙ってて!!お願い!!嫌われ たくないの!』 『そこまで言うなら、わかったよ。黙っててあげる。そのかわり、僕の言うことを何 でも聞くなら・・・ね?』 恵はその言葉を聴いた瞬間『は?』ってなったが、どうせ何でもって言ってもパシリ にされるだけだろうと解釈し 了解してしまった。 『わかったわ。何でもいうことを聞くわ』 3話に続く・・・