罠にかかったアイドル
作:Ringo
大きなテーブルの端に、足をあげた状態であお向けに寝ている、あゆみ。
体中を男たちの手が這い回っている。
尻が少しテーブルの端からはみ出していて、下から男が顔を傾けて長い舌を膣に差し
込み、出し入れしている。
上からはもう一人の男が舌を伸ばし、先を細かく振動させて、剥き出しにしたクリト
リスを刺激している。
「ハッ、ハアッ、ああぁ・・くっ!、ああぁ・・や、やめてぇ・・」部屋には、口を
塞がれたあゆみの、こもった声が響いている。
頭の上に上げられた両手の指の間を舐めている男が一人、胸と腋の下に舌を這わせて
いる男が二人。
うつろな眼のあゆみの口を開けさせて、中に舌を差し込んで舐め回している男が一
人。
二本の舌が蠢くあゆみのピンク色の局部を、一台のカメラが拡大しながら撮影してい
る。
もう一台のカメラは、六人の男に愛撫され、悶えるあゆみのからだ全体を捉えなが
ら、時々、陶酔の表情を浮かべるあゆみの顔にズームインしている。
あゆみの背中が反り返り、尻が宙に浮いては下に落ちる。
180度に近く開かれた両足は、麻痺した様に細かく振動している。
くびれたウェストのまん中にある腹筋の縦線が、へその上あたりでビクッ、ビクッと
引きつっている。
それから一時間ほど前、アイドルグループの一員である、あゆみは、その日の仕事を
終え、マネージャーに車で自宅マンションまで送ってもらった。
地下駐車場から自分の住む階までエレベーターで上り、扉を出て廊下を歩く。
長い廊下のつきあたりを曲がった瞬間、突然、前から飛び出した男にあゆみは羽交い
締めにされ、口を塞がれた。
壁に身を潜めて待ち伏せしていた男に、監視カメラの死角に入った瞬間を狙われたの
だ。
複数の男に目隠しと猿轡をされたあゆみは、そのまま地下に止めたワンボックスカー
に押し込まれて、知らない場所へ連れてこられた。
静かな部屋に入れられて、猿轡と目隠しをはずされたあゆみが、そっと目を開ける。
そこは、コンクリートでできた地下室の様だった。男たちは、全部で7人いて、皆、
覆面をしている。
「なぜこんなことをするの?お願い、家にかえして!」と涙を流しながら、大声を上
げる、あゆみ。
それに対して、男たちは誰も喋らない。
しばらくして、男たちのリーダーと思われる人物が静かにあゆみの前へ出る。そし
て、ごく自然に話し始めた。
「君にはこれから、ふだん彼氏としている様な、激しいセックスをカメラの前でやっ
てもらう」
「・・えっ?!」おもわず口に手を当て、硬直するあゆみ。男は、かまわず話しを続
ける。
「素直に撮影に協力してくれれば、ケガをする事もないし、今日中に、なにもなかっ
たかのように家に帰ることができる。もちろん、顔にはモザイクをかけるので、映像
の中の女性が君だとバレる事は無い」
「我々の顧客は、裕福な個人の集まりで、今後も他のアイドルの映像を彼らに提供す
る予定になっている。だから今回の事が世間に知られたり、マスコミが騒ぐ事も無
い」
と、男はそこでいったん口を噤むと、声を一段低くして、さらに続ける。
「だが、もし君が積極的に撮影に協力しない場合には、恥ずかしい姿をした君のモザ
イク無しの画像を、スキャンダルとして複数のサーバーへバラ撒く。そうなれば、君
の芸能生命もこれで終わりだ」男は、やけに冷静な声で、こう説明した。
「うそ、こんなの絶対に嘘よ!だいいち、有名人にこんな事をすれば、すぐに警察に
つかまるわ」現実を認めたくない、あゆみは必死になって反論する。
男は、あゆみを説得するように話しを続ける。
「今までの経験からすると、君の所属事務所は、この事を警察に連絡したりはしない
はずだ。なぜなら、この事を公にすれば、今後君が生み出す莫大な利益が、フイにな
るからだ。黙ってやり過ごせば、金銭的な損害はほとんど無い」
さらにつづけて「それに君だって、世界中の人間に恥ずかしい姿を見られた上に、芸
能界を去るのは嫌だろう?」と、冷たく言った。
17才のあゆみは、男の言葉に混乱し、迷ったあげく、自分の中で「今は相手の言い
なりになるしかない。そのうえで、嫌なことは最初から無かったことにして、忘れて
しまおう」と、結論を出した。
そして震える声で、「わかった。協力するから、早く終わらせて」と告げた。
蚊の大群の様なしつこい愛撫に、あゆみの股間から白い液体が流れ落ちる。
男たちの、手と口の動きがさらに速くなる。
あゆみは、大きく口を開け「ハァ、ハアッ、いっ、いいぃ、いくっ!、あっ!・・
あぁ・・アッアーーーッ!」と、絶叫する。
それから身体を大きくのけぞらせて、2、3度痙攣し、海老反りの状態でしばらく硬
直した後、崩れて動かなくなった。
だが、6本の舌と12本の手は動きを止めない。さらにしつこく愛撫を続ける。
しばらくは無反応だったあゆみの身体が、やがて刺激に対し再び反応をはじめ、あゆ
みは痙攣した身体をビクッビクッとさせながら、
「あっ、ひっ!・・いや、いやっ、や、やめ・・あっ!、いや、やっ、やめ
てぇーーっ!」、と哀願の悲鳴をあげた。
男の中の一人が、中指をあゆみの膣に挿入し、場所を確認するように動かしている。
そこへ、男たちのリーダーが、ペニスの形をした先端が、前後に動きながら回転する
機具を持って現れた。
他の男たちにしっかりとあゆみの身体を押さえつけさせ、機具の先端をあゆみの膣に
埋め込んでゆく。
あゆみは、機具が身体の中で動きだした途端、びくんっと腰を跳ね上げた。
そして「いゃーーっ!、はぁぁーーっ、んんーーーっ!」と、声にならない長い絶叫
を吐き、口を大きく開け、舌を突き出したまま、白目を向いて失神した。
あゆみは、少しすると気がつき、助けを求める悲鳴を上げて、またすぐ失神する。
この一部始終を、2台のカメラが映像に納めていた。
男たちは無表情な瞳で、あゆみの悲鳴を無視して拷問を続ける。
あゆみの身体が、ビクッ、ビクッと痙攣しながら、全く反応しなくなったころ、やっ
と男たちは下半身の服を脱ぎ、自分たちのペニスを取り出した。選ばれた男たちのペ
ニスは、どれも平均よりかなりサイズが大きい。
そして、あゆみの口、膣、アナルへペニスを挿入すると、激しく腰を動かしはじめ
た。
2台のカメラは、男たちの黒く太いペニスが、血管の筋を浮かせながらドクン、ドク
ンと脈打ち、次々に、あゆみの身体の中に射精するところを、全部撮影していた。
ついで、後ろへ引いたアングルで、あゆみのからだ全体を捉えたカメラが、痙攣しな
がら、口や膣から大量の精液を溢れさせているあゆみを映しだす。
明け方に近い時間、廃人のように見えるあゆみは、自宅近くの路上に降ろされる。
翌日、所属事務所からは、あゆみは風邪をこじらせたため、二日ほど仕事を休む旨、
関係各所にFAXが入った。
事件から一ヶ月ぐらい後、あるサイトから、顔と性器にモザイクのかかった、あゆみ
の動画が流れる。複数の男たちに精液をかけられるあゆみを撮影したものだ。
ファンからは、ホクロの位置などから、これは、本物のあゆみの乱交を撮影したもの
だ、という書き込みが相次ぐ。
あゆみの事務所はこれを無視して、アイコラを非難するコメントを流した。
だがすぐに、今度は海外のサイトから、全身を愛撫され歓喜の声をあげるあゆみの、
無修正動画が流失する。
やがて、あゆみは、淫乱アイドルというレッテルを貼られ、謹慎という名目で芸能界
から抹殺された。
終わり
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