淫蘭の蕾

作:Ringo


双子の弟、優は、未来の冷静な顔と慣れた手つきに、内心びっくりしていた。

「恥ずかしがらないで・・、私がきれいにしてあげる」ホットパンツに、上はキャミ
ソールの下着を着けた未来は、優を目の前に立たせ、その前にひざまずいて、優のペ
ニスの先端に少しだけ被っている皮を優しく下へ剥き、カリのまわりの汚れがつきや
すい場所をウェットティッシュでゆっくりと拭った。
「あっ!、はうっ、うぅ」優はペニスをビクッ、ビクッと引きつらせて、この刺激に
必死に耐える。
それから未来は、自分の左手の掌を優に舐めさせ、その部分をかるく亀頭部分にあて
がい、自分は細くしなやかな右手の人差し指をピンクの舌で濡らした後、優のペニス
の裏側の一番敏感な部分に押し当てた。
双子の兄、悠はその間、後ろから未来のウェストに手を回し、夢中で肩にキスを続け
ている。

優と悠の美しい双子の兄弟は、自分たちの後輩で中等部で評判の美少女の未来を、自
分たちの別荘に誘い、両親のいない間にまんまと誘い込みに成功したと思っていた。
だが実際に罠にかかったのは双子の兄弟のほうだった。

未来は、瞳を閉じて、うっとりとした表情を浮かべながら、両手でゆっくりと愛撫を
続ける。
「ハァ、ハッ、ハッ、ああ・・未来、あぁ・きもちがいい・・」優は、この美少女の
恍惚とした表情とペニスから伝わる規則正しい快感に、もう精液が体の中を駆け上
がってくるのを感じた。
優の喘ぎ声と体の変化を感じた未来は、ゆっくりと優の腰へ顔を近づける。
「そのままジッとして・・口でしてあげる」と、優しく声をかけ、微笑みを浮かべな
がら、そっとペニスを口に含くむ。
そして、口の中で舌を高速に動かして、ペニスの裏側の敏感な部分を強く刺激した。
「あぁ、す、すごい・・、あっ、ああーーっ、み、未来っ!」優は生まれて初めての
快感に、膝をがくがくとさせながら未来の肩に手をついてやっと体を支えると、悲鳴
のような声をあげた。そして「お、おおぉ、うっ、んーーーっ!」
次の瞬間、腰を前に突き出し、上体を反らせて、優は未来の口の中へ激しく射精し
た。
「んんっ・・ん、・・ごくっ!、あぁ・・すごい匂い・・、はっ、ふっ、・・ごくっ
!」未来はとろりとした瞳で、優の熱く濃い精液の噴射を口の奥で受け、陶酔したよ
うに喉を鳴らしながらこれを飲み干していく。
そして、すぐに舌の動きを亀頭のまわりを回るように変えて「あぁ・・すてき、もっ
と・・んんっ」と、ペニスへの刺激をさらに続けた。
優は「あっ!、だ、だめっ!」と、悲鳴を上げながら後ろへ下がって、この強すぎる
刺激から逃れようとしたが、未来は優の尻に手を回してこれを許さない。「もっと・
・んんっ、お願い・・もっと飲ませて、んんっ」と、顔を前後左右に動かしながら、
さらに激しく舌を回転させた。
「ひっ!、やっ、やめ・・ん、んーーっ!」優は、股間に張りついた未来からの強烈
な刺激に、口を大きく開け、突き出した舌から涎を滴らせながら、悶絶し下半身を細
かく震えさせる。
やがて1回、2回と激しい射精の波が優を襲い、腰から背中へと快感の痺れが全身に
まわって、すべてを出し尽くした優が床へ崩れ落ちる。
深い射精の後だけに残る鈍痛が、優の腰の奥にジワーと広がっていた。

優の獣のような射精を見た悠が、思わず未来に覆いかぶさろうとする。
「焦らないで。すぐに飲んであげる」と、それを押し止めた未来が、今度は先程の時
とは違って、荒々しい動作で悠を横にさせると、素早く悠のペニスを咥えた。
唇で強くペニスを圧迫し、舌をペニスの裏側にあてがったまま、頭を激しく上下させ
る。
優の精液で濡れた唇が、悠のペニスを擦り、じゅりゅ、ぬちゅっと、陰媚な音をたて
る。
「あぁーーっ!、ううっ、いくっ、未来!未来っ!」悠はほんの数十秒で、腰を突き
上げ絶頂に達してしまった。
未来は妖艶な微笑みを浮かべながら、精液で白く濡れ光る舌を長く出して、悠のペニ
スに残る精液を舐め取った。
そして自分から服をすべて脱ぎ捨て「こんどは私も・・お願い・・」と、息を荒げて
いる二人を寝室へ誘う。
15才の少女の、天使のような肢体を見た二人は、おもわず息をのみ、その意思とは
裏腹に再びペニスへの充血を始める。
未来は男たちが、自分の体を見れば何度でも股間を固くする事を、よく知っているの
だ。


未来は二本のペニスを巧みに扱った。
まず両脚を上げ、自分の指で、薄い陰毛に隠れた割れ目を押し開いて「舐めて・・」
と、透明な液に濡れた、ビンク色の内部を優に見せる。
好奇心に満ちた表情で顔を近づけ、夢中で中に舌を伸ばす優のペニスは、みるみるう
ちに固く大きくなっていく。
未来は、優の舌が自分の指に触れると、異常に興奮し、上ずった声で「あぁ、おねが
い・・もっと、もっと奥まで舌を差し込んで!」と、哀願した。
優は、口を大きく開くと唇を膣の入り口に密着させ、長い舌を奥に差し込んで、未来
の身体の中で舌をゆっくりと蠕動させる。
別の生き物のように自分の体の中で蠢く優の舌に「はあぁぁ・・・くうっ!、あっ・
・・ハアッ、あぁ・・」と、長く甘い吐息を漏らした未来は、途切れ途切れの声で悠
にキスをせがむ。
夢中で唇を重ねる二人の口の中で、二本の舌が絡み合い、擦れ合う。この感触に悠の
下半身も熱く怒張していく。
悠の下半身に手を伸ばした未来は、キスをしながらゆっくりとペニスを扱いた。

しばらくの間、ぴちゃ、ぬちゅと、舌を動かす湿った音が続き、口を塞がれた未来の
くぐもった歓喜の声が聞こえる。
時々、未来の背中が反り返り、尻が宙に浮いては下に落ちる。
未来の、180度に近く開かれた両足は、麻痺した様に細かく振動し、細くくびれた
ウェストのまん中にある腹筋の縦線が、へその上あたりでビクッ、ビクッと引きつっ
ていた。

十分に準備を終えた未来は、悠を下へ寝かせ、足の側へ顔を向けた状態で、腹に着く
まで勃起しているペニスを自分の手で挿入し、その上へゆっくりと腰を沈めていく。
「ううっ、未来、熱い! 」と悠が叫び、「ふうんっ!、あぁ・・気持ちがいい・・
ああぁっ」と未来が啜り泣く。
そのまま上半身を後ろへ預けた未来の小柄な体は、悠の腰の動きに合わせて大きく空
中へ跳ね上がった。
しばらく自分の体の上で未来を躍らせていた悠が、今度は下から未来のウェストに腕
を回し、その身体を固定する。
それから、自分の腰を浮かせながら波打つように動かして、未来の膣の中にペニスを
激しく出入りさせた。
上気し恍惚の表情を浮かべながら、「ハッ、ハッ、あん・・ハッ、ハッ、いくっ!、
ハッ、いいっ!」と、ペニスの抜き差しに合わせて、歓喜の声をあげる未来。未来の
股間から、ぬらぬらと濡れひかる悠のペニスが出たり入ったりしている。
これを見た優が、堪らず未来にくちづけをして、全身に愛撫を始める。
未来は、挿入している相手の息が荒くなり、動きが速くなると、双子の体を入れ換
え、興奮した片方をクールダウンさせた。
そうやって、双子が同時に絶頂を迎えるまでの長い時間、二本のペニスを十二分に味
わう。


「二人とも、後2回は射精できる。その間、私も絶頂に達したまま、長く楽しめる
わ」未来は、二人の精液を顔に浴びながら、頭の中でそう冷静に考えていた。


終わり

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