桜の木の下で

ぺちゃねこ 作




       # # #

中学に上がってからも相変わらず、セーラー服の少女たちを手当たりしだい犯していた。
夏の日の誰もいない放課後の教室で、ブラの線が見え、ちょっと体を動かすと背中や
おへそが見えるセーラーの幼いゆえの無防備な少女。ふざけながらセーラーの背中越しに
ブラを外し、恥ずかしがりながら胸を押さえ怒る少女を包み込むように抱きしめて、腕の
自由を奪われた少女にキスをする。今までただのクラスメートだった僕にこんな事を
されて、少女は自分の浅はかさに後悔する。一気に警戒心をMAXにするがもう手遅れで
僕の手はスカートの中に入っている。抵抗も出来ないままお尻からマンコへと進入する
指の力に根負けして、ついに僕の指先はワレメの先端に届き、揺らすようにして指の
第一間接と第二関節を、ワレメに食い込ませながら小さな脹らみをチョコチョコと弄る。
少女の力が外側に向けられるのではなく自分を硬くする様になった所で、腕を押さえて
いた拘束を解き、机に座らせ足を開かせて、そのスカートの中に潜り込むとショーツを
下ろし一気にしゃぶる。少女はスカート越しに僕の頭を抑え、高ぶる気持ちをかみ
殺している。間を置かずにチャックを開け、ビンビンになった大人のペニスを少女の膣に
突き入れる。痛みをかみ殺すように堪える少女に容赦なく突き続け中出し宣言をして奥へ
奥へと叩きつけ、中に精液を注ぎ込む。抜かずに余韻を楽しみ、簡単にヤラセてくれる
少女にキスをして、その後何事も無かったかのように、その少女を友達として扱うように
する。その少女にとって大事なものを上げたヒトである僕がそんなだから、不安になり
友達に相談する。その友達は数人で僕を問い詰め、その中から目ぼしい少女をその事で
話しがあると呼び出して犯す。以前犯した少女に、たまに優しく声をかけてやりSEX
した後、ほかの少女を呼び出す手助けをしてもらう。そしてノコノコ現れた少女を
また犯す。セーラー服で、ブルマで、部活のユニフォームでと限りを尽くした。
真面目な少女。悪そうな少女。スケベな事に寛大なことを言っておきながら実は臆病な少女。
その頃僕の陰には常にそらがいた。自分の通う学校に留まらず、チャンスがあればどんな所にも行った。
妊娠する子も数え切れないほどいたが、まったく僕は無関心を決め込んだ。
少女たちは口が堅く、少女たちの間でのみ僕のうわさは広まっていった。
僕はいつも見慣れた景色に違和感を覚えるたびにそこへ行きあるものを探す。仕事の
移動中だったり、学校の帰り道だったり、ショッピングの最中だったり、そして
気のせいだと分かると僕はまた日常に戻る。なぜ。現れてくれないんだ?やり直したい。
美雪と共に生きていたあの時へ。もう僕にチャンスはないのか?あの大きな桜の木は姿を
見せず、僕の脳裏に満開の美しさを残すだけだった。






       中学校2年生秋 SAKURA SEITOKAIYAKUIN 

「なぁ・・・。何でこんなに暇なんだろうな。」学ラン姿の男が言う。「知らね。」僕が
答える。「俺らが入った頃、沢山いたよなぁ部員。」同じ男が言う。「知らね。」僕が
答える。「知ってるか?他の学校だと、ほとんどが女ぁなんだってよ。部員。」また聞く。
「知らね。」僕が答える。「何で俺ら2人でこんな所にいるんだろな?」聞く。「知らね。」
答える。「どぅわあっ。全部テメーが悪いんじゃねーかぁ!」ついに切れて机を
ひっくり返す。「あぁ?」部室に置いてある演劇ブックから顔を上げ僕はまた始まった
とばかりに相方を見る。「テメーが女ぁ、みんな食っちまうから誰もいなく
なっちまったんだぁ!」こいつはなぜか僕に引っ付いてきてはいつも文句ばかり言う
伊藤武志だ。入学当初、僕はいきなり髪を金髪にしてしまった。先生の再三の注意を
無視してこれを通した。成績は良いし、個人個人の先生には受けが良かった。学校側が
黙認しても黙っていない奴もいる。それが伊藤武志だ。当時2年の、自分だって金髪の
武志に呼び出しを食らっては無視し続けた。本人に捕まり人気の無い場所に呼び
出された時。僕はかなり卑怯な手を使いその場をしのいだ。同じ学区から入学した
女子たちによる罵声攻撃だった。たまたまそらが僕の危機を見つけ、僕に未練のある
女子を連れて現れたのだ。その場しのぎにと止まらずそれは日常にまでおよんだ。
僕はその時、正直殴られる覚悟はしていたが、商売道具の顔を傷つけずにすんで
ホッとした。精神攻撃を食らった武志は僕の身辺を調べるようになり入学してすぐに
入った演劇部の部室や登下校中。とにかく付きまとった。下駄箱にはいつも一対一で
勝負しろ。女の影に隠れた卑怯者。といった内容の果たし状が入っていた。
ある日、僕は風邪を引き妹が愛になり時間がなく直接仕事場へ向かう、と言う事
になって偽愛をエリナとマネージャーの待つ車まで送り部屋に戻る。数分後けたたましい
呼び鈴に渋々出ると武志がそこに立っていた。「いっ今!愛ちゃんとエリナちゃんが!
・・・。」あまりに声がデカイので中に入れると、「あのさぁ。そういうのって犯罪
じゃないの?何言われようと僕を気が済むもで殴ればいいじゃん。着け回されるの
困るんだけど?」僕があきれて言うと「テメーの事はどうだっていい!何でここから
愛ちゃんが出てくるんだ?」「事務所の社長令嬢と婚約関係でさぁ。ここに隠れみのとして
たまに来るんだよ。」僕は前もって考えてあった言い訳をそのまま口にする。
「テメー。愛ちゃんに手ぇ出してねぇだろうなぁ!」武志は、胸倉をつかんでくる。
「愛は女好きだよ?僕と趣味こそ合えど接点は無いね。」頭がクラクラする。いい加減に
してほしい。「サインあげるから帰ってくれない?」そう言って奥へ行き、サッと書いて
持って来て渡す。それ以来、一方的に親友扱いされいい加減うんざりしていた。だが、
僕と付き合うようになってから武志は丸くなったと先生は言う。演劇部に入り去年の
文化祭は文句も言わず裏方をこなした。2年になって僕目当てで入部してきた沢山の女子部員の処女を片っ端から食ったら気付いたら誰もいなくなっていた。「真面目に演劇やる
気の無い奴はいらない。」何度同じ事を言わせるんだろう。「これじゃあ文化祭で芝居
出来ないだろうがぁ!」ごもっとも。最悪2人しばいかぁ・・・。それにしても武志が
ここまで演劇にのめり込んでくれるとは思はなかった。普通にしてれば二枚目で、しかし
女にもてない。必死に演技を勉強して映画にも出ている僕が、うらやましく思うほどの
演技力。バカなのに。ムカつく。「期待してますよ部長ぉ。」そう言って部室を出て行く。
武志の文句を背中で聞きながら、どうしたもんかなぁと考える。武志にとって中学最後の
芝居だしなぁ・・・。いつもの様に音楽室に顔を出し誰もいないのを確認すると、
ピアノに向かい曲を弾く。伴奏に合わせて少女組の歌を歌う。まだいける。今、僕が
怖いのは声変わりだ。以前の人生より半年も早い精通。身長も伸びてきていて由美との
差も開きつつある。顔も同じものがベースなのかと思うほど整っている。二学期に入って
ますます不安が募る。ほんの二週間前にお婆ちゃんが死んだ。以前の人生より四ヶ月
長生きしてくれたが心臓麻痺で亡くなった。今は事務所の計らいで学校のそばの
マンションを借りて妹と最近拾った猫と一緒に住んでいる。お葬式で武志は僕以上に
泣いてくれた。生前の一年間、初めて連れて来た男友達の武志を、お婆ちゃんは
かなり気に入っていた。留守がちの僕に代わって、お婆ちゃんの相手を良くしてくれた。
文化祭の演劇はなんとしても成功させたい。武志本人に面と向かってお礼を言うのは
恥ずかしいが、どんな言葉に代えようと感謝の気持ちは表すことは出来やしない。曲が
終わり余韻にひたっていると拍手が聞こえた。ピンクのワンピースを着て片方だけ靴を
履く少女が僕のすぐそばに立っていた。いつの間に入って来たんだろう。
「歌、うまいのね。」デジャビュウのような違和感に真美を思い出したがそれとも違う。
「どっかで会った事あったっけ?」僕が言うと「今時そんな手に引っかからないわよ?」イヤ。違和感あるだろ。このシュチュエーションは。返事がかみ合ってない。「どうして
ここに?」質問を変えて僕は聞いた。「あなたがどんな人か、見てみたかったの。」
どうやら向こうは僕のことを多少は知っているようだ。「で?僕はどうだった?」僕は
この少女に興味がわいた。「歌とピアノがうまい人。それだけ。」少女はピアノに
寄りかかりながらジッと僕の目を見る。「もっと、得意な事があるんだけどな。」そう
言って少女にキスをしてワンピの中に手を入れると何も履いていなかった。
驚きながらもマンコの突起を転がし膣に指を入れかき回す。椅子に座らせてピンクの
ワンピの中にもぐってじかにマンコを見ると、肉厚のムッチリしたワレメがあった。
ワレメを広げてみると、ワンピの色が透けてそう見えるのか、ピンク色の綺麗な
処女膜が見えその奥の膣も綺麗なピンク色をしていた。腰を抱え込んでしゃぶり付き滴る
膣液をすする。「はぁ。はあっ。はっ。はぁ。はぁ。あっ。はぁ。あん。」少女の息遣いが
切ないものに変わり、僕はチャックを開けてペニスを出すと、ゆっくりと挿入した。
キチキチの処女膜が少女の悲鳴と共に裂け、ペニスを膣が根元までくわえる。少女は
ひと鳴きして唇をかみ締め、僕の突きを堪えていた。「ん。ん。ん。んんっ。ん。ん。ん。
んっ。ん。ん。んっ。んんっ。」喉から鼻へ漏れる声が、リズム良く聞こえる。
僕は更に快感を味わおうと速度を速めた。「んんっ。ん。んんんんんんんんんん
ぁあああああああああああっ。ああぁっ」奥に突いて子宮に精子をかけると、脈打つ
さなか少女を抱きしめてキスをする。「きみ名前は?」「はぁ。はぁ。・・・さく。ら。」
少女は荒い息の中、何とか名前を口にする。「さくらちゃんの中、暖かくて気持ちが良い。
なんだか落ち着く・・・。」さくらを抱きしめ耳元でつぶやくと、ふと、窓の外に大きな
桜の木が見えた。その桜は綺麗に満開の花を咲かせていた。僕は慌ててペニスを抜き
しまうとさくらに声をかけた。「ゴメン!そぐに行かなきゃならないんだ!ありがとう。
さくらちゃんに会えてよかった。」そう言って飛び出し四階から一気に階段を駆け下りる。
外に出るとそこには何もなかった。「はぁっ。はぁっ。はぁっ。間にっ。合わなっ。
かったっ。」僕は声に出して言い、悔しさのあまり地面を強く蹴った。音楽室に戻ると
さくらの姿はなく、さくらが座っていた椅子の周りには桜の花びらが落ちていた。
「さくらと桜。・・・まさかな。」僕は独り言を言って、まだ暖かい椅子の温もりにホホを
あてていた。

「文化祭の参加を認めないってどういうことだよ!」僕は武志につかみかかった。
「2人じゃ、部活と認めねーんだと。テメーのせいだかんな。」武志は僕の腕を振り払い
部室の壁を殴りつける。たぶん殴りたいのは壁ではなく僕だろう。「ゴメン。今から
もう一度説得してくる。」そう言って僕は生徒会室に向かった。僕は2人でも何とか芝居に
しようとチホママに頼み、業界関係者を紹介してもらい頼み込んで本を書いてもらった。
この芝居は何とかしてでも、成功させたい。「生徒会長いますか!?」扉を開けると
そこには会長と副会長がいた。「何で芝居をやらせてくれないんです?」僕は駆け寄ると
キスしそうな距離まで迫る。会長はその事かとばかりにため息を付きこう言った。
「2人で何が出来る?説明しただろう。それに、そうなったのはキサマが原因だろう?
手癖が悪いのは、うちの美里から聞いてるよ。自業自得だ。」この女生徒会長は公平かつ
正義感がありダントツの人気がある。僕が落とせなかった唯一の美少女だ。その隣にいる
副会長は一年の時の夏、仲の良かったクラスメートで、じゃれ合うついでに処女を
いただいた子だった。「それを決めるのは、この企画書を見てから言ってくれ。」
僕は、とっておきのイベントが書いてあるそれを、会長に見せた。覗き込もうとする
美里の腕をつかみこちらに抱き寄せる。僕は嫌がる美里を力ずくで押さえ、会長は
企画書に目を通すと驚きの表情を見せる。「出来たら本番まで内緒にして欲しい。」
「本当に出来るのか?」「スタッフはこちらで全て用意する。」「美里の意見を聞きたい。
見せていいか?」「ダメだ。僕は会長のあなた以外信用しない。美里は僕が説得する。」
「美里が良いと言うなら、異存はない。」僕は嫌がる美里を無理やり抱き寄せたまま
生徒会室を後にした。体育館脇にある僕のシンパの多い女子バスの部室に合鍵で扉を開け
連れ込み鍵を閉めた。「絶対許さないから!認めないから!」美里はここまで来る道のりに
言っていた言葉を再度繰り返した。「でも会長は僕に美里を売った。これから美里は芝居を
認めるまで僕の肉奴隷になる。」僕はこれから起きる事実を告げた。「会長はそんな事
しない!」「僕に美里を預けたらどうなるか位、会長にはお見通しさ。美里、一年で
随分可愛くなったね。あの時は子供出来なくて良かったけど、今回はあふれるぐらいの
精液を美里の子宮に注いであげる。」僕はいきなり下半身裸になり美里にそそり立つ
ペニスを見せた。「ひぃ!お願い!やめて?言う事聞くから。」当初の目的はこれで
達成できたのだが、「もう僕のこの高ぶりは抑えられないよ。だって美里がこんなにも
可愛く成長した姿を見たら愛してあげたいもん。」言ってる間にペニスからは我慢汁が
ツツーッと垂れてくる。「イヤァー!」美里はそれを見て悲鳴を上げた。処女を失った時は
ああも簡単に身を任せたくせに。僕は腰が引けて後ずさる様に逃げる美里の両足をつかみ
持ち上げると、スカートが美里の上半身を包み下半身丸出しになる。純白のショーツに
そのまま顔を埋めると噛み付くようにむしゃぶりつく。「美里の処女はあんなに簡単に
くれたのに今はイヤなの?美里が痛みを我慢する顔とても可愛かったのに。もしかして
僕の事本当に好きだった?」あの後、美里は常に友達以上恋人未満だった。その内美里の
ほうが愛想をつかし僕と口も利かなくなっていた。「ぅ私の。友達もぉ。みんなぁ。
Hしてぇ。バラバラにぃ。したくせにぃっ!」「ゴメンね。みんな可愛かったからつい
Hしちゃった。でも美里とはずっと友達でいたかった。」マンコ部分に口を付けたまま
美里と話す。「私もぅぉ。友だアッちだとぉ。ンッ。それぇん。なぬぉにぃぃ。Hしてぇ。
好きにぃ。なのにぃぃぃっ。」「美里は、僕の事好きになってくれたんだね?なら僕に
SEXしてくださいってお願いすれば良かったのに。」僕は美里の好意を知っていて
意地悪く言う。「そんな事っんっ。言えないっ。恥ずかしいっ。もんっ。」
「マンコ見られてて恥ずかしいの?ん?」そりゃそうだろう。「意ぃ地ぃ悪ぅ!え〜ん。」
美里は可愛く鳴く中、子供みたいに泣く。僕は美里をパンツ丸出しのまま寝かせると
顔を隠すように泣く美里の手をどけて涙を舌でぬぐう。溶け合うような長いキスをして
「可愛いよ美里。」と繰り返し言いながら、美里に重なるように純白のショーツの上に
ペニスを乗せ下からセーラーの中に両手を入れてブラをあげて胸を揉む。ショーツ越しに
ペニスの先ではじく様に、クリトリスをこする。「私、好きになって良いのかなぁ?
富永を。ねぇ。もうじらさないで入れて?」美里のお願い通りにショーツをずらして、
一度膣液をすすって飲み込んでからペニスを膣に差し込む。そのまま限界まで突き
ギリギリで抜いてセーラーにかける。わざとシミになるように美里の手を使って胸を
揉ませるように広げて、美里の唇の周りにペニスの先に付いた精子をこすり付けペニスの
汚れを舐めて綺麗にしてもらう。美里のショーツをスカートからギリギリ見えない
程度までしか上げずそのまま部屋を出る。僕は校内を精子臭いままの美里を抱きしめ
ながら歩く。生徒会室に着くと扉をノックもせずに開ける。会長は1人で机に向かい
仕事をしていた。「美里の許可は取れたよ。」「随分、酷いお願いをされたな美里?」会長の
目がすわっている。「はい。あっ、いえ。そんな事は・・・。」僕は会長の目の前で美里に
キスすると、美里のスカートを上げてマンコに手をあてて膣に指を入れかき回す。
「アンッ。あっぁぁぁぁぁぁlっ」音の外れた声で鳴く。「中出ししなかっただけでも
我慢したんだよ?これがその証拠。」そう言って美里の胸元を会長の鼻先に近づけさせて
匂いを嗅がせる。「そんなものを嗅がせなくていい!・・・美里、良いのか?」
顔を赤らめながら、そうは言ったけど会長は絶対にしっかり匂いを嗅いだと思う。
「はぁんっ。あっ。・・・はぁっはいぃぃ。許可ぁ。します。」これで芝居が出来る。
でも・・・。「ところで、このまま帰って良いのかなぁ?」「なぜだ?」会長が言う。
「美里。イキたいんじゃないかと思って。」「私とSEXしてください。お願い。」なんだ。
ちゃんと言えるじゃないか。美里。会長の目の前で、僕は再びビンビンのペニスを出すと
わざとペニスをはじいて我慢汁を会長に飛ばす。「うわあっ!」と会長は椅子から
転げ落ちる。スカートの隙間から会長の白いショーツが見える。構わず僕は美里の膣に
挿入して突き始める。「あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ」
「会長に見られて美里も感じてるよ?僕は、チラチラ見える会長のパンティーの中に
ちんちん入れたいな?」会長は僕の言葉を聞き慌ててスカートを押さえる。「見るな!」
顔を赤くする会長。「可愛いね。会長。」美里を突きながらも僕は会長に求愛する。
「早く済ませろ。仕事が出来ない。」会長はスカートを押さえた手をそのままにギュッと
こぶしを固める。「あれ?会長、感じちゃったの?股間を押さえてモジモジしてるけど。
なんなら僕が静めてあげようか?」そう言いながら美里を激しく突き、鳴き声を更に高く
させるとそのまま落とす。僕は美里の膣からペニスを抜くと会長に向けて射精する。
ピュッビュッピュッと会長の髪、顔、セーラーと、精液がかかる。「ヤダァ!汚い!
ひやぁあ!」そう言いながら会長は、手の甲で精子をぬぐうとそれを見た。
「ゴメン!かかちゃった!」そう言ってハンカチを持って会長に近づき、精子を
ぬぐってやると、この隙にキスをして会長の体を倒した。急いでスカートをめくり
ショーツの中に手を入れる。「会長。濡れてるよ?」「キャアッ!触らないで!
どいてよ!」思い切り暴れる会長の口調は乙女の鳴き声に変わっていた。無理やり膣に
指を入れ、陰毛の生え際とはさむ様につかみ持ち上げる。「ひゃうんはぁっ。」
つかみ上げた力で会長の処女膜が避ける。「暴れるとガバガバになちゃうよ?会長ぉ。」
「痛いぃぃ。お母さぁん、たすけてぇ。」会長はメソメソと泣き出した。指を抜くと
ジンワリと白いショーツに血が染み込む。僕は血まみれの指をジュルリと舐めると、
会長のショーツを完全に脱がし直に舐めていく。会長の破瓜の血をすすり、お豆を
キスするように愛撫する。会長のつぶやきが聞こえなくなったところで、僕はペニスを
突き入れる。「いやぁあはぁあぁぁっ。う〜。う〜。うんんっ。う〜。うん。うんんっ。」
会長はグシャグシャに泣きながらも、わずかに鳴き声が混ざる。突きながら会長に
キスして「会長の中、気持ち良いなっ。なっ。なっ。」とまたキスする。突く。ゆるめる。
キスする。突く。ゆるめる。キスする。を、繰り返す。「ああんっ。はぁ。んちゅっ。
ああんっ。あっ。んちゅっ。」「会長。卒業するまで、僕の彼女にならん?」
会長の髪を撫でながら、腰のゆるやかな動きをやめて聞く。「はぁ。美里は、
・・・どうするの?」「美里はもう、ヤリたくなったら自分で言うように調教したから。
それに、来年も有るし。」来年、美里が会長になるならなおの事手元に置いておきたい。
「私は、そんなに、安くはない。」「じゃあ、賭けをしようよ?僕がイクまで会長が声を
出さなかったら会長の勝ち。これから一生会長を愛してあげる。声を出したら負け。
卒業まで。じゃあ行くよ?」「まて!それじゃあ賭けに。いっ。あっ。
ああああああああああああああああああ!」会長が喋り終わるのを待たずに突きまくる。
はいっ。会長の負け。「中に出すよ?彼女だもんね。」「いやあああああああっ!
だめええええええっ!」いい鳴き声だ。僕は最後にペニスの脈動に合わせて、ガツン、ガツン、
と奥に突き入れる。「赤ちゃん。出来ちゃう。赤ちゃん・・・。」会長は気絶した。
僕はペニスをソォッと抜き会長のマンコが見えないようにスカートを正すと、壁に
寄りかける様に座らせてやる。その隣に美里を座らせて2人の乱れを綺麗にしてやる。
それでも精子臭さは消えないが・・・。僕は会長の血の付いたショーツをポケットに
押し込むと部室に戻った。

「武志っ!芝居できるぞ!」僕は武志がいるかどうかも分からない部室の扉を開けて
叫んだ。「さん付けろや。でかした圭太!良く許可下りたなぁ?」僕はポケットから
戦利品を出すと広げて見せた。「会長の処女GETだぜ!」この年季での良いどころの
処女はコンプリートだ。「あぁ。俺はぁ、あの会長ぉ、ひそかに気に入ってたのに。
テメー!」ボコンと頭を殴られた。すっげー痛い。初めて武志に殴られた。もしあの時、
武志にボコボコにされてたらと思うとゾッとする。僕は痛みをかみ締めながら
うずくまると、そのまま反動をつけて飛び上がった。「やったぁ!芝居が出来るぞぉぉ!」
僕は叫んだ。「うおおおおおおおおおおおおおお!」武志も叫んだ。この舞台には照明も
いらない、舞台セットもいらない、ただ二人の役者がいれば良い。普通の芝居は大体
2時間位の公演だが、文化祭用に一時間の本を書いてもらった。しかし僕が生徒会に
申請したのは二時間半。ただでさえキチキチのプログラムであるのに、二日目の
一般公開日。それも午後の本来なら昼過ぎから閉会式前の模擬店かき入れ時にステージを
開けて貰わなければければならない。「しかし宣伝もしないで良いのか?客が校内
散りじりになっているところで芝居なぞしても誰も見ないだろう?」文化祭一週間前の
土曜日。会長と僕は2人きりで立ち入り禁止の屋上でお弁当を食べていた。「集まるよ。
だから閉会式前のイベント全部、朝に持ってきたんでしょ?あ〜ん。」出来たばかりの
プログラムを見ながら、会長手作りのお弁当を食べさせてもらっている。「ほれ。
・・・美味いか?キサマの企画の後では何をやってもかすれてしまう。」プログラムには
 ステージ(芝居、他) と書いてあるだけだ。そのあとは閉会式、後夜祭と続く。
「おいちい。」人って恋をすると変わるんだなぁ。を見事に体現する会長。昼前に
お弁当箱を持って廊下をスキップしている会長を皆、不思議そうに見ていたという。
「そうか。ほれ。・・・美味いか?」可愛い。真剣な顔をしつつ。次々と僕の口におかずを
放り込む。この忙しい時期にワザワザ僕のために早起きしてお弁当を作る会長。美雪に
似た長い黒髪。綺麗に整った顔。美雪は黙っていればお嬢様の実際は砕けた子。会長は
黙っていればお嬢様の実際は男装の令嬢キャラ。あっ・・・。別に美雪と比べなくても
十分会長は可愛い。でも・・・。「良〜い天気だねぇ。」食後のお茶を飲みながら空を
見上げた。「そうだな。ずっとこうしていれると良いのだがな。」会長は僕の手にそっと
自分の手を重ねた。空を見上げながら硬直する会長のホッペにキスすると僕は
立ち上がった。「ソロソロ行かないとっ。武志にどやされるから!」ご馳走様を言って僕は
駆け出して行った。

文化祭一日目、模擬店周りもせずに屋上で、美里、そら、会長の3人を観客にして最後の通し稽古をやった。
「許してくれるのか?」優柔不断な男を演じる武志。「2人で。
もう一度2人で、同じ道を、手を・・・つないで。」一途に男を思う少女を演じる僕。
「・・・。」2人、客席を背に手をつなぎステージ中央奥へとはける。「良かったよ?
富永っ!」美里が言う。「まあまあだろう。・・・キサマは明日、女装するのだな?
見れなくて残念だ。」会長が言う。「富永君いいの?女の子の役なんて。
そんな事したら・・・。」そらは薄々気付いていたのか・・・。僕はそらの頭を
ナデナデした。「テメー等ぁ!圭太ばかりに、なつくんじゃぬえぇー。」武志が切れた。
「伊藤先輩も・・・なかなかでした?」美里が言う。「ふんっ。ほめて貰いたいのか。」
会長が言う。「野獣バカ・・・。」そらは、いまだに武志がキライらしい。「こんぬぉ、
くそ尼どもぉぉぉ!」キャピキャピと逃げる二人とちゃっかり僕に身を隠し難を逃れる
会長。美里は逃げながらも「二人とも男のまま、ボーイズラブでやれば良いのに。」と
言い、そらは「美男と野獣。」と言う。昨日は徹夜で武志の家で読み合わせと前夜祭を
かねた男だけのパーティーを開いたせいで武志はフラフラだった。いいハンデだ。
「あはははは。」泣いても笑っても本番は明日。なら笑おう!
放課後、手直しの生徒以外下校した学校に、19歳になったチホとチホママ、
照明スタッフ、音響スタッフがやって来た。「チぃホっ!」僕は会長とともに出迎えると
チホに抱きついた。さて許嫁がいる事を知らない会長と、美雪に似ている会長を見た
チホをどうやってなだめようか・・・。

本番当日、僕は左手にチホと右手に変装したエリナ、後ろから離れないようにそらが
引っ付いて、僕の前で楽しそうに妹の由美が模擬店を覗きまわっている。生徒会の面々は
この時間てんやわんやの大騒ぎだ。もうすぐ本番一時間前、僕はすでに目から滝のように
涙を流していた。「エリナぁ。ゴメンなぁ。」「圭太が決めた事だもんっ。エリナは圭太の
味方だよ!」「あの。今から泣いているとメイクのノリが悪くなりますよ?」
「お兄ちゃん!表でやってる(男だらけの水泳大会)見に行こうよ!」「富永君、水泳部の
催しは男子見学者は全員参加だって。」誰がこの寒空で、んな事するか!貸し水着?
・・・誰のだよ。そらの持つパンフを覗き見た。それに時間がないだろ?本来ならもう
武志と合流していなければならない。「そら。武志んとこ行って先に支度してくれって
言って来てくれる?」僕のお願いに、そらは渋々離れていった。「あの。気持ちが
落ち着くまで、私たち付き合いますから。芝居は5分押し十分押し当たり前です。」
チホには何でもお見通しか・・・。「僕たちも行こう。厚化粧しなきゃいけないから。」
僕は二人を引っ張り歩き出した。「あの。圭太さんはいつもナチュラルメイクですよ?」
「エリナも厚化粧じゃないもんっ!」「あぁー。待ってよぉーおいてかないで!」走り寄る
由美を見て3人で笑った。

「おっせぇーなー。あいつ。」着替えて10分前に部室を出た武志は、校庭に机を並べて
作った大きな手作りステージの上手にいた。5分を過ぎたところでワゴン車がゆっくりと
ステージの裏側に止まった。「野獣。富永君来たみたい。・・・頑張れよ野獣。」そらは足を
ガタガタ震わせている武志のホッペにキスして「緊張するな。」とワゴン車に向かう。
武志の目は点になっていた。丁度少女組の曲がBGMとして流れている時ボリュームが
全開になりカットアウトする。「あいつって、いっつもヘラヘラして他の女に
ついてちゃうの。女の子はいつも男に好かれようと、あの手この手で可愛く見せようと
するじゃない?演技も見抜けないで、あっちへフラフラこっちへフラフラ。
やんなっちゃう。」下手から現れ舞台に立っているのは愛だった。
「愛ちゃん?」武志はビックリしていた。僕はジッと武志の目を見つめて出てくるのを
待った。「・・・いや。あいつは圭太だ。」そう直感して武志は舞台にでていった。

学校内はパニックになっていた。「これより演劇終了後、校庭特設ステージにて、特別
イベントが開催されます。皆様ふるってご参加ください。」と、生徒会長が校内放送を流し
放送室を出る。「おい!表で愛ちゃんが芝居やってるぞ!」会長はそんな言葉を耳にする。
おかしい。愛の登場は芝居後のはずだ。と会長は思った。校庭では始め、まばらな客しか
目に付かなかったのに、今やステージを中心に沢山の人だかりが出来ている。僕は演技を
しながら、最初から見て欲しかったと思った。舞台が終わり、手をつなぎ中央裏へと
はけた武志は、ワゴンに乗り込もうとする僕の手を引く。
「圭太だよな?」「それが分かったから出てきたのよね?」僕はウインクして答えた。
ワゴンの中から、エリナと愛になった由美が出てくる。「あぁっ!・・・。」武志は驚いて
言葉が出ないらしい。「お兄ちゃん。メイク直したら早く出てきてね。私じゃ
歌えないから!」由美はエリナと手をつなぎ、僕たちがはけた所からステージへ
上がっていった。ワゴンの中に武志と僕は入る。僕は汗を抑えながら取り綺麗にメイクを
直し始めた。「・・・どういう事なんだ?」武志が聞く。物分り悪いなぁ。「武志が前に
会ったのは私の影武者やってる妹っ。何度か会った事あるでしょ?実は私が愛なの。
今日は・・・。私の・・・。引退コンサートなの。」「何でやめるんだよ!」武志は
色々ショックを受けた。「最近、のどの調子がおかしんだよね。続けたいけど・・・。
もう歌えないと・・・思うから。・・・さてとっ!武志も見てってよ!最後のステージ。」
メイクを直し終わると、僕は二人の待つステージへと上がっていった。二人の愛に会場は
どよめき、曲が流れるとどよめきが歓声に変わった。今の不安定な喉の続く限り12曲
歌った後、僕1人だけマイクを持った。成り行きで始めたこの仕事がどれだけ好きか。
妹の由美に、たまに仕事を変わってもらった事。そして、僕が男の子である事も・・・。
僕はMCの間に用意された電子ピアノに座ると、メロディーを奏で
唯一のソロの歌を歌う。そしてステージ中央にマイクを置くと、そのままはけた。
ステージにはチホママが立ち今後のエリナと由美の事を話している。裏で待っていた
チホに僕は抱きしめられ、ワンワン泣いた。「えぐっ。大人にっ。なりたくっ。ないよぉ。
えぐっ。」こうして愛の芸能生活は幕を閉じた。

マスコミに散々叩かれたあげく貞操の軽さも浮き彫りになってしまったおかげで、
以前以上に女の子にもてる様になってもHすることが出来ない。僕自身何だか
気が抜けてしまって退屈な日々を送っている。美里は生徒会役員選挙に会長候補として
立候補して、僕と会長が推薦人としてバックアップしたこともあり見事当選した。
演劇部にもチラホラと部員が増えだした。芸能人になりたいと真剣に思っている
咲崎香苗。彼女は僕に犯された後、いったんはその夢を諦めたが僕といる事が
芸能界への近道と入部してきた。僕自身気が付かなかった偽りの美少女園真祥子。
普段黒ブチのメガネに三つ編みでソバカスがかなりあって暗い感じの少女だが
僕と武志の芝居を見て演じること?というか化けることに興味を持ったらしく
入部して来た。彼女は化粧すると凄く美人だ。僕をおもちゃにして日々化粧の練習を
している。僕がムラムラと来ないように2人きりの時は色気もくそもない格好を
して来る。僕を無理やり女装させる時の口説きのテクニックは一流だ。愛が男と
知ってからファンになったという変り種の尾山形昇。どうやら彼はその毛があるようで
気持ちが悪いので逃げていたんだけど彼自身のために演技を学びたいという熱意に負けて
入部を許可した。腹いせに男らしい役ばかり充てたんだけど、これがはまり役で
良い役者になって来た。女好き、アイドル好き、アニメ好きの叩来石着。彼の女の子に
対する熱意は凄いもので僕ですら怖気づいてしまう。しかし生身の女にはあまり興味が
ないらしく口だけのようだ。彼の演出する少女はどの子もグッと来るキャラクターだ。
後に演劇名門の名をほしいままにする7人の内5人がこの時点で揃っていた。ちなみに
この中には僕は入っていない。武志は思い残す事無く卒業してチホママの推薦で
演劇活動の盛んな高校に進学した。前会長は卒業まで僕にベッタリだったわりにレベルの
高い進学校に受かった。彼女いわく日頃からやっていれば当然結果が付いてくるとの事。
美里は僕と喧嘩もしたしSEXもした。たぶん普通の恋人ってこんな感じなんだろうな。
僕が3年生になって更に部員が増えた。話題が話題を呼んで、またも僕目当ての入部だ。
新入生26人。僕はこの中から本気で芝居をやりたい奴、個性の光る奴を見つける為に、
男子は尾山形が女子は僕が揺さぶりをかけた。尾山形のおかげで骨のありそうな男子が
3人残った。尾山形は彼なりに真剣に取り組んでくれて媚びを売る奴、逃げ出す奴、
体を許そうとする奴までも落としていった。久々に女装をした僕は、まだ13歳になった
ばかりの少女たちと1対1でデートして、不合格の子たちには思い出だけ与えてホテルの
ベッドで入部を断った。そんなこんなで4人の女の子が残った。正確には一組と2人。
1人は消して可愛いわけではないけど話を聞いていて『本当に芝居が好きなんだなぁ。』
と思うほど熱く語ってくれた子。もう1人は断った子の付き添いで入部を希望した動機の
不順な子だったけど、見てるだけでほのぼのしてくるぐらいニコニコ笑って、その表情を
最後まで崩さずにおっとりとデートに付き合ってくれた子。いるだけで場の空気は
和むだろう。決め手はこれからホテルに連れ込もうかと思っていた道すがら『先輩は何で
女の子の格好をしているんですか〜?』と本気で僕の事を知らなかったことだ。
最後の一組は個人でのデートを断って2対1でのデートを承諾させた双子の姉妹。
政治家の娘で遠巻きにボディーガードまでいるデートだった。犯す気満々でいたが、
部活の一環としてではなく個人で皆にデートを申し込んでいたのに始めから試験だと
知っていることを、わざわざあったその場で言ってきた。やたら気が強くおしゃべりな
姉と物静かなおとなしい妹。コーヒーショップで話をすると姉はいかに自分は凄いかを
雄弁に語った。姉の自慢話が小一時間ほど続く中、妹は一言も口を開かずにいた。
そろそろHしようと店を出ようとすると、支払いは私がすると聞かない姉を妹に表へ
連れ出してもらった。ボディーガードをヤキモキさせようと2人の腰に手を回し
引き寄せながら歩いた。おしゃべりだった姉はとたんに黙ってしまい耳まで真っ赤にして
俯いていた。妹は先ほどと同じように平然としている。ぴんと来た僕は目線を後ろに
送りながら姉にキスをした。直後、僕はホホを叩かれていた。妹の方に。訳が
分からないでいると妹の朝陽は「姉は本当に貴方が好きなんです。ふざけた気持ちで
そんな事しないでください。」僕は鼻で笑うようにして「本当の僕がじゃなくて愛をしてた
人気者の僕がでしょ?」妹の影に隠れていた姉茜は「違うの!」と強く否定した。そこへ
ガードマンが駆け寄ってきてうやむやのまま2人は車に連れ込まれた。「たたかれ損で
Hなしか・・・。」1人残されて僕はそう呟いた。次の日の昼休みに朝陽は僕の元へ
1人で来ると、これはチャンスとばかりに昨日のお返しに犯してやろうと人気のない
ところに連れ込む。「昨日は失礼しました。」この子は本当に僕を驚かせる。育ちが
良いせいか?「別に良いよ。悪いのはどうせ僕だし。」いつだって男がみんな悪いんだ。
それにこれからもっと悪い事しようとしてる訳だし。「姉が貴方のことを好きなのは
本当なんです。普段の貴方のことが。」会ったばかりでか?一目惚れ?「半年ほど前に
姉は子猫を拾いました。」話しが唐突過ぎて分からない。「でもお母様が動物アレルギーで
家では飼えません。内緒で部屋に置いていたんですけど二日ほどで敏感なお母様に
見つかってしまい、また捨てなければいけなくなりました。姉は子猫が心配で
遠巻きにその子を幾日も眺めてました。雨が降った日に学園を飛び出して様子を
見に行った時、びしょ濡れの子猫を抱えていたのが貴方でした。」あの子は彼女が
捨てた猫だったのか。「学ランが汚れるのも気にせずに、包むように抱きしめて
暖める貴方を見て姉は安心したそうです。優しそうな人に拾われて良かったって。」
僕のヤル気はすっかり萎えてしまった。「それから3ヵ月後テレビで貴方のことを
知って以来、姉は貴方のことばかり考えてました。エスカレーター式の学園を辞めて
公立の中学に入ったのもそのためです。」そうか。僕も子猫が捨ててあるのが気になって
雨の日に遂に決心したんだ。拾おうって。朝陽から話を聞いた放課後、僕は茜のクラスに
顔を出して部屋に誘った。H抜きで。元気な猫トンキーを見せるために。それ以来、
許可はしていないが石田茜・朝陽の姉妹は部室に出入りするようになった。こうして
伊藤武志が座長を勤める演名の7人、咲崎香苗・園真祥子・尾山形昇・叩来石着・石田茜
石田朝陽が揃った。


















       # # #

僕は卒業後、武志と同じ学校に入学して演技の勉強に励んだ。映画や舞台のみに
絞って芸能活動にも復帰した。チホは短大を出てママの後について頑張っている。
由美とエリナは今、マルチタレントとしてテレビに引っ張りだこだ。サラダちゃんは
男になった僕と未だに友達として接してくれる。僕と共演した映画を最後に引退して
長谷川プロに移籍。撮影中に僕が言った案に乗っかってすぐに決めてしまった。
今や新人発掘の新米マネージャーとしてチホにべったりだ。僕はチホにかまってもらう
時間が仕事の移動中のみになった。その間に隙を見ては女の子と浮気して捨てていた。
そらと武志が付き合い始めた事に驚き、真美と史郎さんの海外移住に涙した。茜と
愛人としてのみの付き合いでも良いと懇願されHして、隣の部屋を借りてペット用の
部屋としてトンキーを筆頭に沢山の猫がいる。その内の一室が僕と茜の愛の巣になった。
謝って茜と間違えて朝陽を犯してしまい茜は朝陽を酷く打った。朝陽は名乗らなかった。
行為の間ずっと嫌がりもせずに。もしかしたら朝陽も僕が好きだったのかもしれない。
双子の好みは似るというし。18歳になって直ぐ遂に僕へハリウッド映画の出演依頼が
来た。これで美雪に会える。僕はそのまま日本に帰らず向こうで暮らす決意を
固めていた。移住の準備を真美に相談しながら進める中、その訃報は届いた。『美雪が
交通事故で亡くなった。』と。僕はこの人生で2度目の絶望を味わった。もう少しで
手が届くはずだったのに。何で・・・。僕はそれ以来役者をやめ、直ぐチホと結婚した。
チホは僕のしたい様にさせてくれて、茜・朝陽・美里・エリナを孕ませて子供を
産ませても文句も言わずに黙認した。武志は何度も役者として復帰するように言ったが、
そらを犯し精液まみれにしている所を見つかり、半殺しの目にあって以来
音信不通になった。チホとはHをせずに名ばかりの夫婦になってしまった。







       桜の木下で

僕は今年で23歳になる。小雨交じりの公園で1人桜を見ながらボーっとしていた。
家に帰っても僕の態度はチホを悲しませてしまう。もう日が暮れ始めどうしたものかと
考える。ふと僕はうつむきながら、昔歌っていた歌を口ずさみ始めた。
「歌、うまいのね。」僕は相手を確認せずに最後まで歌う。うつむいた僕の目の前に、
クシャクシャのショーツを乗せた手のひらが現れる。見上げると懐かしい顔が
そこにあった。「あぁ、さくらちゃんか。」顔いっぱいに驚きの表情をして、もう一度手を
差し出す。「これ。あげるっ。好きなんでしょ?ママが言ってたから。」僕は
生暖かいショーツを受け取るとさくらを抱き寄せてキスをした。「驚いちゃった。私の
名前知ってるんだもん。」もう一度キスをして、今は何も履いていない幼いマンコの
ワレメをこすってやる。「本当にHなんだねパパは。死んだママが言ってた通りだ。」
さくらが僕の子だって?愛撫をやめて僕はさくらの事をじっと見るとギュッと
抱きしめた。僕は涙が止まらなかった。記憶のままのピンクのワンピを着た腰まである
長い黒髪の少女。一見お嬢様風なのに目元はどこか生意気そうだ。「ママは、僕の事
怨んでいたかい?」「とっても好きだって言ってたよ。」「ママは何で一度も日本に帰って
来なかったんだろう?」「パパが必ず迎えに来るからって。女にもプライドがあるから、
我慢して行かないんだって。あんまり遅いんで私、来ちゃった。」僕はさくらを抱きしめて
美雪の名前を叫びながら泣いた。さくらもそんな僕に釣られて、ママを繰り返して泣く。
気持ちがやや落ち着いたところで、僕はさくらの髪をなでてなだめてやる。「ぐすっ。
私、ママが死んじゃった時、我慢して泣かなかったよ?」さくらが言う。「子供は
我慢しちゃだめだよ。我慢しなかったから、さくらがいるんだから。」僕が言うと
「パパ、やっぱりHだ。」とさくらが笑う。僕はさくらと、お互いの知る美雪の話を
し続けた。話に夢中になりすぎて、すっかりあたりは暗くなり体は冷えきっていた。
僕はチホにこの子の事をお願いしようと、さくらと手をつなぎ歩き出した。
公園の入り口を大きな木が行く手をはばむ。遅咲きなのか、まだツボミは固い。
木の根に乗るように避けて横を通ると、さくらはつまづき靴が片方脱げた。
靴は公園側に転がり、さくらは僕の手を離すとその靴を追った。僕はさくらの手を
もう一度握ろうと振り向くと光り輝く満開の桜の木を背に走るさくらが見えた。
追いかけようとする僕の肩を誰かがつかんで邪魔をした。振り向き怒鳴ろうとした僕は
言葉を失ってしまった。「きみはいつまで遊び歩いているんだ?子供じゃあるまいし。」
「パパ。ママと迎えに来たよ。」僕はしゃがみ込んで2人を抱きしめると、もう一度
号泣した。「そうだった。きみはいつまで経っても甘えん坊だ。」少し大人になった美雪が
言う。「ぱぱ。ママはさくらが助けたよ!」耳元でさくらがささやく。
「それにしても綺麗な桜よね。」美雪は僕の髪を優しくなでながら言う。僕よりも背の低い
美雪の目線を追って僕も桜の木を見る。「私はぁ?私はぁ綺麗ぃ?」僕らは笑って言った。
『さくらは綺麗じゃなくて、可愛いんだよ。』
桜の木の下で。
僕たちは笑いながら手をつなぐと一本道を通って家に帰った。




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