巨乳少女快楽遊戯

ミスターカズ 作


( 1 )

「はあーっ・・・」
細川麗子は脱衣所でため息をついていた。
(もう何とかならないかな、このおっぱい・・)
胸が大きくなり始めたのは小学校6年の夏頃からだった。元々男の子っぽい性格の麗子は自分の身体に起きている変化を疎ましく思っていた。得意の空手をするのにも邪魔なものでしかない。麗子はサラシを胸に巻いてこれ以上大きくならないようにするつもりだった。
しかし成長期の少女の身体はお構いなしに成長し続けた。中2の夏の現在では明らかに「巨乳」と呼べるほどになっていた。普段はサラシで無理矢理押さえつけているため学校の友人達も麗子の胸が大きいとは気づいていなかった。身体測定の日や水泳の授業の時には、学校を休んでしまうほどの徹底ぶりだった。

「おはよう!麗子!」
親友の香織が声をかけてきた。香織は背が高く、すらっとした体型でいずれはモデルにでもなれるのでは?というタイプの少女だった。
「あ、オッス!」
まるで男の子のような麗子の態度は全く変わらなかった。
「もう・・麗子、いつまでそんな言葉遣いするつもりなの?もう中学2年なんだからさあ、ちょっとは女の子らしくしようよ。」
香織はいつまで経っても女の子らしくしない麗子に呆れていた。しかし麗子は自分のスタイルは変えないと一点張りだった。
「うざいなぁ。別にいいじゃん、今までどおりで。私は、なよなよした女なんかになりたくないんだ。どうせなら自立した女を目指してい
くつもりだから、このままでいいんだよ。」
「麗子は普通にしていればもの凄いかわいいんだよ。男の子にも人気あるんだから。」
香織の言うとおり、麗子は愛くるしい顔立ちをしていた。男子生徒からも告白されたことも何度かあった。しかし麗子はそんな男子を蹴り倒してしまうようなおてんばぶりだった。
「別にそんな恋愛なんか興味ないよ。ちゃらちゃらしてるヒマがあるなら空手の稽古してたほうがましだよ。」
麗子はそう言った。しかし次の香織の言葉に麗子は固まった。
「でもさぁ、最近麗子胸が大きくなってきたんじゃないの?」
麗子のバストはサラシで押さえつけてもわかるほどの大きさになっていたのだ。
「な、何言ってんだよ!そんなわけないだろ!」
麗子は必死で否定した。
「別におかしなことはないじゃない。女の子だったら当然そうなるんだから。でもさっきの麗子の顔、かわいい!」
そう言われると麗子は顔を真っ赤にし、香織を追いかけた。
「このっ!からかうんじゃない!このバカ女!」

学校に着くと、敵対関係にある志穂達と顔を合わせた。
「あら?女男の麗子さん、おはよう。」
志穂は麗子のことを入学当初から敵視していた。志穂は麗子とは別の小学校で美少女と呼ばれ評判だった。男子にもモテモテであったが、
中学に入ると全く別のタイプの麗子に男子は目を奪われるようになっていたのだ。
「けっ!ふざけたこと言ってるんじゃねえぞ!どブスが偉そうに!」
そう言われると志穂は顔を紅潮させ、
「何なの!?あなたこそいい気になってるんじゃないわよ!ちょっと男の子にモテたからって。私に向かってそんなこと言っていいと思ってるの?」
「うるせえ女だな。お前のバカ話につき合ってるほどヒマじゃないんだよ。ゴチャゴチャ言ってるとぶっとばすぞ!」
そう言い残すと麗子は志穂達の前を去っていった。志穂は肩をうちふるわせ、怒りをあらわにしていた。
「いつまでもそんな偉そうなこと言わせないからね。私を甘く見るんじゃないわよ!」
社長令嬢でもある志穂は、自分が下に見られるのが屈辱だった。
「もうあの女許しておけないわ。天罰を与えてやるわ。」
志穂は不気味な笑みを浮かべ、教室に戻っていった。

その日の帰りのことであった。
麗子は稽古を終え、家路を急いでいた。すると目の前に3人の男が現れた。
「よぅ、お姉ちゃん。おいら達と一緒に遊ばない?」
麗子は無視して行こうとすると1人の男が麗子の肩を掴んだ。
「ちょっと待てよ!いいことして遊ぼうぜ!」
そう言った瞬間、麗子の裏拳が男の顔にヒットした。
「いい加減にしろ!お前らみたいなクズと遊んでるヒマはないんだよ!」
すると男達は一斉に麗子に襲いかかった。麗子はとっさに身をかわし、蹴りをとばした。しかしさすがの麗子も大の男3人相手ではかなうはずもなかった。無理矢理手足を紐で縛られると近くの倉庫に連れ込まれた。
「やめろ!離せ!こんなことしていいと思ってるのか!」
麗子は叫んだ。しかし男達はニヤリと笑って言った。
「これからきもちいいことしてやるからな。いくら男みたくしていても所詮は女だからな。ははは・・」
すると男達は麗子のセーラー服を脱がせ始めた。
「バカ野郎!やめろっ!このっ!」
しかし抵抗むなしく麗子のセーラー服は奪い取られ、上半身がさらけ出された。麗子の上半身にはサラシが厳重に巻かれていた。
「何だ、この女?こんなもの巻いてやがる。」
男達は少々驚いたが、すぐにサラシを外し始めた。
「や、やめろーっ!くそっ!やめろ!」
いくら抵抗しても3人に身体を拘束されていては何ともならない。麗子は身体を捩り、サラシがほどけないようにした。が、サラシが1重2重と外されていくとサラシの隙間をぬって、麗子の豊満な乳房が飛び出してきたのだ。
「うわっ!すげぇ・・・」
男達の動きが一瞬止まった。ただのボーイッシュな少女だと思っていたが、まさかこれほどまでに女を主張する乳房があるとは予想していなかったのだ。
「へぇー。ただの生意気なガキかと思ってたが、こんな立派なおっぱいしてるとは思わなかったぜ。こいつは十分楽しめそうだ。」
不敵な笑みを浮かべると麗子の乳房の方に手を伸ばしていった。
「な、何する気だ!や、やめろっ!マジで、いやーーっ!」
麗子の声が倉庫中にこだました。男はサラシを強引にまくしあげ、麗子の乳房全体をさらけだした。
「すげえな、このおっぱい。でも乳首が陥没してるな・・・まあ、いいか。どうせすぐに出てくるからな。」
麗子は今まで隠していた女の象徴をさらけ出され、ショックを受けていた。
(くそっ・・こんな奴らに・・・)
麗子の乳房はまるでメロンが2つ胸にぶらさがっているような大きさであった。しかし寝転がってもほとんど型くずれすることがないほど瑞々しい張りをしていた。乳輪はやや大きめの淡いピンク色をしていた。本来頂点にあるはずの乳首は、いつもサラシで押さえていた影響であろうか陥没していた。
そうこうしているうちに、男の手が麗子の乳房を揉み始めた。
「やめろっ!ホントにっ!くそっ!やめろーーーっ!」
男は麗子の言葉などお構いなしに乳房の感触を楽しんでいた。
「こいつはいいや。柔らかいくせして張りがある。手に吸い付いてくるぜ。」
麗子はあまりの悔しさ、恥ずかしさに涙がこぼれた。
「ちくしょう!・・嫌だ。・・やめろっ!・・」
麗子の涙が頬をつたう。麗子は自分の身体を憂いた。
(こんな肉の塊があるからこんな目に遭うんだ・・・)
しかし、そんな麗子に微妙な変化が起き始めていた。男の手でも有り余るほどの乳房を揉みし抱かれているうちに、今までに感じたことのない奇妙な感覚が湧き上がってきたのだ。
(何?・・どうしたんだ、一体?)
身体中が気怠くなり始め、火照り始めたのだ。生まれて初めて接する感覚に麗子は戸惑っていた。
「どうした?そろそろきもちよくなってきたんじゃないのか?」
男の声でふと我に返ると、
「うるせぇ!そんなわけねぇだろ!やめろっ!いいかげん!」
そうしているうちに陥没していた乳首が乳房の頂に顔を出し始めた。
「はははっ。そんなこと言ってても乳首がきもちいいって返事してるじゃねぇか。」
麗子は奇妙な感覚に耐えながら必死で叫んだ。
「だ、誰かっ!助けてっ!・・くそっ!やめろーーっ!」
しかし次の瞬間、麗子の状況が一変した。
「ああっ!!」
麗子の身体の中を電流が駆け抜けた。今までとは違い衝撃的な感覚であった。麗子の身体が仰け反り、ピクッとなった。男の指が顔を出した乳首に触れたのだ。その瞬間を男達は見逃さなかった。
「おっ!感じちゃったんじゃないの?」
麗子は男を睨み付け、
「そんなわけねぇだろっ!いいかげんなこと言うんじゃねぇ!」
「素直じゃないねぇ。じゃあ、こうしたらどうなるかな?」
男は麗子の小さな蕾を指で転がした。
「あああっっ!・・んんんっ!・・」
またしても大きな衝撃が麗子の身体に走る。その度に身体がピクッと反応する。
「すげぇや。こいつでけぇ乳してるくせにメチャクチャ感度いいじゃねぇか。」
麗子はその言葉に必死で抵抗する。
「う、うるせぇ!・・何も感じてなんかない!・・」
しかし乳首を弄られる度、身体が反応し、声が出てしまう。麗子は唇を噛みしめ、必死で声を出さないように耐えていた。
その時だった。
「おいっ!お前ら何してるんだ!」
男の声が倉庫にこだました。ふと目をやると警察官が立っていた。
「やべぇ!逃げろっ!」
男達は麗子から離れバラバラに逃げていった。麗子はすぐにセーラー服で胸を隠し、その場にうずくまった。警察官は男達を追いかけて行った。麗子は慌ててセーラー服を着て、その場から立ち去った。

麗子は家に戻ると汚れたセーラー服を脱ぎ捨て、ベットで泣いた。
(どうしてこんなことになったんだ・・・)
どうしようもない苛立ちがこみあげてくる。しかし今の麗子にはただ泣いて忘れるしかなかった。
しばらくすると疲れもあってかそのまま眠ってしまった。
2時間ほど経って麗子は目覚めた。そして今日のことを忘れようとシャワーを浴びに風呂場に向かった。Tシャツを脱ぎ捨てると大きな乳房が飛び出してくる。しかしその乳房は赤みを帯びたままで今日の嫌なことを思い出させる。
「ちくしょう・・・こんなものなくなってしまえばいいんだ・・」
麗子は姿見に写る自分の乳房を見て言った。そしてスカートを脱ぎ、パンツを脱ごうとするとあることに気づいた。
(何だ、このシミは?)
パンツの中央に変なシミ跡がついていたのだ。今までシミなどがついていることはなかった。
(あの時に何かがついたのかもしれない・・)
そう割り切ると麗子はシャワーのコックをひねった。勢いよくシャワーの水流が吹き出してくる。今日の嫌な思いを洗い流すように頭からシャワーを浴びる。涙の跡も綺麗に洗い流した。
(これですべてを忘れないと・・・)
麗子は思った。ボディソープを取り出すと、今日男達に触れられた手足を思い切り擦った。そして一番触れられた乳房も入念に擦り始めた。
「!!!」
乳房を擦り始めると先程の妙な感覚が起こり始め、身体がピクッと震えた。
(何で?あんなこともう忘れないと・・)
麗子は乳房を洗うのを止め、全身を軽く洗った。すると股間が滑っているのに気づいた。麗子は滑りを取ろうとシャワーを股間に向けた。
すると身体がピクッと反応し、また妙な感覚が全身に染み渡った。
(いったいどうなったんだ・・)
自分の身体の変化に戸惑いながらもそのままシャワーを当て続けた。全身が気怠くなるような感覚に覆われ、身体がピクピク反応する。
「・・ああっ・・・何なんだ・・ううっ・・これは・・・」
何とも言えない心地よさが麗子の身体に充満する。ふと気が付くと乳首がまた乳輪から顔を出している。それを見た瞬間、
(やばい。こんなことしちゃいけない・・)
麗子はシャワーを止め、湯船につかった。しばらくして麗子は風呂場をあとにした。

翌朝、学校に行くと玄関口で志穂が立っていた。
「ウフフ・・麗子ちゃん、おはよう。」
妙な猫なで声を聞いて麗子は志穂のほうを見た。志穂は何故か嬉しそうに麗子のほうを見ていた。
「何なんだお前は!気持ち悪いやつだな。朝っぱらから変な声出してんじゃねえ!」
麗子は苛立ち気味に言った。すると志穂は麗子の耳元に来て囁いた。
「麗子、ホントはすごい巨乳らしいわね。あなたもやっぱり女の子らしいわね。」
それを聞いた瞬間、麗子は志穂に掴みかかった。
「てめぇ、何でそんなことを知っている!もしかして、昨日の連中は・・」
「さあ、何のことかしら?昨日何かあったの?麗子ちゃん。」
「お前ってやつは・・・人間が腐ってやがる!」
麗子が殴りかかろうとしたとき、
「何やってんだ!お前達!もう授業だぞ!」
先生の言葉で動きが止まり、志穂は麗子の手を振りきり教室に走っていった。
「ちくしょう・・・」
麗子は拳を握りしめ、教室に戻った。

放課後だった。香織がやって来て麗子に言った。
「麗子っておっぱいホントは大きいんだって?」
麗子は驚いて香織の方を見た。
「何でそんなことを?」
「だってこんなものが廻ってきたの。」
香織が持っている紙切れを見ると、
『細川麗子は巨乳だった。サラシでそれを隠している!』『麗子はその巨乳で男子をたぶらかしている。』
などと書いてあった。
「志穂の奴・・・もう許さん!」
麗子は立ち上がると志穂の元へ向かった。志穂は仲間達と一緒に談笑していた。
「志穂!貴様、絶対に許さねぇ!ぶっとばしてやる!」
麗子は志穂の胸ぐらを掴み、突き飛ばした。
「痛いわね!何すんのよ!」
志穂は麗子を睨み付けた。
「いくらあなたが暴力に出たってこっちはあなたの弱点知ってるんだから。あなたは私には敵わないの。ウフフ・・」
麗子がさらに殴りかかろうとした。その瞬間周りの女生徒が麗子を止めに入り、壁に押さえつけた。
「何すんだ!離せ、この野郎!」
麗子は身動きが取れなくなっていた。すると志穂はポケットからハンカチを取り出し、麗子の顔を覆った。藻掻いていた麗子がだんだんと動かなくなり、最後は意識を失ってしまった。
(ちくしょう・・・)

しばらくして気が付くと麗子はとある部屋の中に閉じこめられていた。しかも両手両脚をロープで縛られ、大の字で壁にはりつけられていた。上半身はサラシだけの状態になっていた。
(くそっ!志穂の奴、俺をこんな目に遭わせやがって!)
麗子は心の中で叫んだ。
「あらっ。おはよう麗子ちゃん。ご機嫌いかが?」
志穂が笑いながら麗子に近づいてきた。
「何のつもりだ!早く縄を解け!ただじゃ済まさんぞ!」
麗子は志穂に突っ掛かった。しかし志穂はそんな麗子を見ても表情は変わらなかった。
「ただじゃ済まさないのはあなたの方よ。男みたいにしてるけどホントはただのメス豚だってこと教えてあげるわ。」
「誰がメス豚だ!お前の方がピッタリじゃねぇか!」
麗子は身動きが取れないが、口で応戦していた。志穂は麗子の言葉を無視して続けた。
「今からあなたがホントにメス豚・・・じゃなくてメス牛のほうがいいかもね。メス牛だってことはっきりとしてあげるわ。そしたらもうあなたは女じゃなくメス牛として狂っていくのよ。」
志穂は冷たい口調で言い放った。
「せっかくだから証拠としてビデオ撮ってあげるわ。感謝しなさい。」
麗子は四方に置いてあるビデオを見て全身が凍り付いた。
(この女・・いかれてる・・)
志穂はそう言うと麗子に近づき、サラシを外し始めた。
「やめろっ!こんなことしていいと思ってるのか!」
麗子は全身を捩らせ抵抗した。しかし無情にもサラシは床に落ちていった。すると麗子の巨乳が弾き出されるように飛び出てきた。
「うわっ・・・」
志穂は麗子の乳房を見て言葉を失った。2つの大きな果実は解放された喜びを発散するかのように突き出している。
「こんなに大きかったの?・・・まるでオバケじゃない。」
「うるせー!もう気が済んだろ!さっさと帰してくれ!」
麗子は志穂に言った。しかし志穂はニヤリと微笑んで両手を麗子の乳房の方へ持っていった。
(まさか!!)
麗子は昨日の悪夢を思い出した。また昨日のように乳房を弄ばれてしまう。そしてあの妙な感覚に襲われてしまう。そんなことが脳裏を過ぎった。
「やめろっ!絶対にやめろっ!志穂、お前どうなってもいいのか!」
麗子は目一杯の言葉を志穂に浴びせた。しかし志穂の表情は変わらなかった。志穂の小さな手が麗子の大きな乳房に触れた。
「!!!」
麗子の身体がピクッと反応した。
「あら?ホントに敏感なんだ。いやらしい女だこと。」
「だまれっ!この卑怯者!やっぱり昨日の男達はお前が仕組んだんだな!絶対に許さねぇ。ぶっ殺してやる!」
麗子の怒りは頂点に達しようとしていた。しかしその怒りをあの昨日の感覚が溶かしていく。
「きもちよくなってきたんじゃないの?いやらしいわね、ホントに。」
「だ・・だまれっ・・ううっ・・そんなんじゃ・・ない・・んんっ!・・」
全身に気怠さが充満し、身体が火照り始める。期せずして麗子の乳首が顔を擡げた。
(まずいっ!・・早く何とかしないと・・・)
麗子は昨日のあの衝撃的な感覚を思い出していた。もしあのまま乳首を責められていたらどうなっていたかわからない。そんな恐怖感が麗子に湧き上がってきた。
「あらっ?さっきまで隠れてた乳首が出てきたじゃない。きもちいいのね、やっぱり。」
「違う!そんなんじゃない!いいかげんなことを言うな!」
麗子は必死で否定した。志穂はそんな麗子を見て言った。
「もしかしてあなたHなことしたことないんじゃないの?」
麗子は顔を真っ赤にして俯いた。
「わかりやすい人だこと。じゃあ、せっかくだから今日きっちり教えてあげるわ。快感を知らないなんて結構麗子って子供なのね。」
「・・・うるさいっ・・・」
麗子はうつむき加減で言った。
「たぶんあなたみたいに感じやすい子だったらいっちゃうのもあっというまだろうね。」
麗子は志穂の言葉の意味が理解できなかった。今までそういった性的なことに関しては全く興味を示していなかったのだ。
「私はどこにも行かない!・・わけのわからんことばかり言いやがって!」
志穂は麗子の言葉を聞いて笑い始めた。
「あはは・・おもしろいこと言うわね。しょうがないから教えてあげるわ。『いく』って言うのはきもちよくなりすぎて身体が溶けてなくなっちゃうような感覚になることを言うのよ。だからあなたもこのあといきそうになったらちゃんと『いく』って言うのよ。」
「何を言ってるんだ!そんなふうになるわけないだろ!お前みたいな変態と一緒にするんじゃない!」
麗子は志穂の心を逆なでするような言葉を返した。
「ウフフ・・いつまでそんなこと言ってられるかな?まあ、5分ももたないわね。」
そう言うと志穂は麗子の乳房に再び手を伸ばした。

「んんっ!・・」
麗子の乳首に志穂の指が触れた。全身を快感の電流が駆け抜ける。両方の人指し指で麗子の両乳首を弾く。その度に麗子の身体はピクピク痙攣する。麗子は声だけは出すまいと懸命に唇を噛みしめて我慢している。しかしそれも長続きはしなかった。
「んはっ・・あああっ!・・・んぐっ!・・はあん!・・」
(ダメ!弱みを見せちゃいけない・・)
麗子は身体の中を駆け巡る快感と闘った。必死で理性を保とうとするが、快感が走るたびにその意識が薄れていく。
「もうきもちよくってしょうがないんでしょ?素直にきもちよくなっちゃえばいいのよ。」
志穂の言葉に必死で言葉を返した。
「誰が・・あああっ!・・そんな・・はうっ!・・ああん!・・」
麗子の言葉は快感でどんどん消されていった。両膝をひくつかせ、全身を痙攣させながら快感に耐えようとしていた。
(このままじゃ・・おかしくなっちゃう・・)
「やっ・・やめてっ!・・くうっ!・・もう・・あああっ!・・」
麗子の口調が男から女に変わり始めた。志穂はうれしそうに言った。
「とうとう本性を現し始めたわね。いくら男っぽく強がっても女なんだから。でもどうせなら女の悦びも教えてあげるわ。」
そう言うと志穂は乳首を口に含んだ。
「はあああーーーっ!あああっっ!いやあああーーっ!」
ほんの小豆大の乳首から全身を溶かしてしまうような猛烈な快感が全身を襲う。
「ああっ!いやっ!はああっ!やめてっ!あああん!」
(おかしくなっちゃうっ!身体が・・溶けちゃう・・)
麗子の痙攣がいっそう多くなってきた。快感が連続で押し寄せてくる。その度に麗子の身体はピクピク痙攣する。
「んあああっ!ひああーーっ!ホントっ!やめてっ!おかしくなっちゃうっ!」
麗子は必死で叫んだ。しかし志穂の舌は乳首を絶妙に転がし、指で空いている方の乳首を指の腹で転がしている。
「ああああーーっ!いやあああーーーっ!ダメぇーーーっ!はあああーーっ!」
(ダメ・・もう我慢できない・・)
もう限界であった。麗子はついに快感に屈した。快感に流されるがままになった。そしてそれを見た志穂は麗子の乳首を噛み、そして指で摘み上げた。
「ひあああーーーっっ!いっちゃううううーーーっ!いやあああーーーーっっ!ダメェーーー、いっっっくうううーーーーっっっ!!!」

麗子の身体が大きく仰け反り、固まった。身体がなくなってしまったようだ。何が起きたのか全くわからない。呼吸もできない。
「・・・・あ、あうっ!・・・はうっ!・・・ああっ!・・・あぐっ!・・」
しばらくして麗子の全身がピクピク痙攣し始め、呼吸もできるようになってきた。
「ああっ!・・・はあっ・・・ああん!・・はあっ・・・はあっ・・・」
少しずつ意識が戻り始めた。
(今いっちゃったの?・・・)
麗子は自分が志穂によって絶頂に導かれたのを知った。生まれてから1度も味わったことのない強烈な快感であった。
「ウフフ・・いっちゃったみたいね。どう?これが女の悦びなのよ。いくら強がったって快感に勝てる人なんかいるわけないんだから。」
確かに志穂の言うとおり、麗子は最終的には自ら快感に身を委ねたのだ。我慢しようにも我慢できないほどであった。
「はあっ・・こ・・これで・・気が・・はあっ・・済んだでしょ・・はあっ・・はあっ・・」
ようやく自分を取り戻した麗子は志穂の勝ち誇った顔を見て言った。
「何バカなこと言ってるの?まだ全然何もしてないじゃない。今だって1分ちょっとしか経ってないわよ。」
その言葉を聞いて麗子は愕然とした。麗子には今の時間が20分にも30分にも感じられた。
「もういいだろ・・これで許してくれ・・・」
麗子はうつろな目をしながらも志穂に言った。しかし志穂は許してはくれなかった。
「まだホントの悦びは知らないでしょ?それをあなたには教えておかないと。」
そう言うと志穂は麗子のパンツをおろした。すると麗子の股間から透明な筋が伸びた。
「あらら。こんなに濡らしちゃって。ホントにHな人だこと。」
麗子はきもちよくなると身体から溢れ出す体液であることをこの時知った。
(じゃあ、昨日のシミも・・・)
しかしそんなことを思っているうちに志穂の責めが始まった。
「はあああっ!・・いやっ!・・もう、やめて!・・」
再び乳房を揉み始めるとさっき感じた以上のスピードで快感が押し寄せる。麗子はまた身体をひくつかせ、快感にのたうちまわっている。
麗子は自分の身体がまるで自分のものでないような感じであった。今度は乳房全体から快感が湧き出してくる。
「あああん!・・はうっ!・・んんっ!・・はああっ!・・」
(どうして?何で?さっきいったはずなのに・・)
麗子は女のしくみをわかっていなかった。もちろん中学2年生に女性は連続して何度も絶頂を迎えられることなどわかるはずもなかった。
志穂はしばらくすると乳房から手を離し、下半身に手を伸ばした。
「はあっ・・な・・何をする気?・・」
麗子はいったい何をされてしまうのかわからなかった。が、その直後だった。
「んあああああーーーーっっ!!!」
麗子の全身が一気に硬直し、がっくりと崩れ落ちた。
「え?まさかいっちゃったの?」
志穂は愕然としていた。まさか少しだけクリトリスを触った程度でいってしまうとは思っていなかった。それ以上に麗子は何が起こったのか理解できなかった。しかし麗子の身体は断続的に痙攣を繰り返している。
(この子ハンパじゃない。敏感すぎるわ・・でもこれから楽しめそうだわ・・)
あまりのあっけなさに志穂は麗子の縄を解いた。すると麗子はそのまま倒れ込み、ぐったりとしていた。麗子はあまりの快感で失神してしまったのだ。

気が付くと麗子は空手部の部室にいた。ちゃんとセーラー服も着ており、サラシも巻いてあった。
(何故ここに・・・)
麗子は不思議に思っていた。あれは夢だったのだろうか。しかしもうすでに外は暗くなっている。いろいろなことが頭の中を駆け巡り、どうにかなってしまいそうだった。麗子は部室をあとにし、家路についた。
家に帰ると夕食がテーブルの上にのっていた。
《麗子へ 今日も遅いので先に食べててください。 母》
麗子は母親と2人で暮らしていた。父親は麗子が幼稚園の時に事故で亡くなっていた。その父の影響で麗子は男の子のように育てられた。
空手を始めたのも父の薦めであった。そして父が亡くなった時、麗子は自分が父親に代わって母親を支えようと決心し、男の子のような振るまいをするようになったのだ。母親は本当は女の子らしくなってほしかったが、あまり麗子にかまってやることができなかった。
食事を済ませると麗子はTシャツとジャージに着替え、部屋のベットに寝転がった。
(あれは夢だったのかな・・・)
志穂に何かをされたのは間違いないだろう。そして豊満な乳房を弄ばれ絶頂に達してしまったことも記憶に残っている。が、はっきりとした記憶がないのだ。ただ気づいたときには部室の中にいた。
(とにかく忘れてしまおう・・・)
麗子はその記憶を消し去ろうとしていた。
しばらくして麗子は風呂場に向かった。Tシャツを脱ぎ、サラシを外すと勢いよく乳房が飛び出してきた。そしてその乳房を見たとき、麗子は先程の記憶が夢ではないことを知った。
「・・赤くなってる・・・」
麗子の乳房はほんのりと赤みを帯びていた。あの快感は現実に感じたものなのだ。
(やっぱり夢じゃなかったんだ・・・)
しかしそのことを認めたくなかった。自分はそんな弱い人間ではないと信じたかった。そう思いこむしかなかった。
麗子は風呂場に入り、思い切りシャワーのコックをひねった。心地よい水流が麗子の身体を包み込んだ。
(忘れよう・・もう考えるのはやめよう・・・)
そう自分に言い聞かせた。
「!!!」
その直後だった。あのいけない感覚が麗子に湧き上がってきたのだ。
(え?・・そんなバカな・・・)
いつもより強いシャワーの水流が麗子の乳房にたたきつけられているのだ。麗子の中の何かが動き出そうとしていた。
(ダメだ・・昨日と同じだ・・・)
昨日初めてシャワーで感じたあの感覚、そして今日知らされた感覚・・・《快感》。麗子は直感的に感じ取った。
(こんなことするわけにはいかない・・)
快感に身を委ねてしまった自分の愚かさが脳裏に焼き付いて離れない。快感を受け入れてしまえば、それはただのバカ女に成り下がってしまうことを認めてしまうことになる。
(自分はそんな女にはならない!しっかりとした自立した女になるんだ!)
しかし麗子の身体の中で確実に変化が起き始めていた。全身に気怠さが起こり、頭がぼーっとし始める。心地よい感覚が麗子の身体を包みこんでいく。
「んんっ!・・・はあっ!・・・ああん!・・・」
甘い吐息が麗子の口から漏れ始める。
(ダメ!・・もうやめるんだ!)
麗子は思った。しかし身体が麗子の意志に反してこのままの状態を欲求してしまう。そして麗子の豊満な乳房の頂にかわいらしい乳首が突出し始めた。
「はああっ!・・んああっ!・・あふぅ!・・ああっ!」
乳首に水流が当たると麗子の身体に衝撃的な快感が突き抜ける。それと同時に麗子の身体がピクピク反応する。まだ快感を覚えたばかり
の麗子のいけない好奇心がシャワーの動きを乳房に集中させる。
「ああん!・・いやっ!・・や、やめないと・・はうっ!・・」
麗子の意志を快感が徐々に壊していく。しかもどんどん快感は増していく。
(ホントにダメッ!)
麗子はシャワーのコックを止めた。麗子は膝をガクガクさせ、そのままへたりこんで座ってしまった。まだ乳房に快感の余韻が残っている。
(どうしてなんだ・・・何でこんなふうに・・・)
麗子は自分が一瞬でも快感に流されてしまいそうになったことを悔いた。それと同時に快感を受け入れてしまいたいという意識が自分の中に生まれていたのを感じとった。
「ちくしょう・・こんなものがついてやがるからいけないんだ・・」
麗子は自分の大きな2つの乳房を見て呟いた。
「もう、上がろう・・・」
麗子は風呂場をあとにした。



<続く>

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