くノ一陵辱地獄

ミスターカズ 作


<プロローグ>
「ひあああーーーん!らめーーーっ!ひぃっちゃうーーー!」
もう雲雀(ひばり)は人間から単なる快楽を貪る獣となっていた。
14歳という若さで伊賀のくノ一の頂点に登り詰めようとしていた雲雀が、邪神の責めで人間性を壊されてしまったのだ。
「ああああーーーー!いくーーーうーーー!」


<1、雲雀の悩み>
雲雀は幼少の頃から伊賀の里でくノ一になるべく厳しい修行に明け暮れていた。
才能に恵まれていた雲雀はメキメキと力をつけ、着実にくノ一に近づいていった。
足も速く、動きの素早さは他の修行生達の群を抜いていた。
しかしそんな雲雀にも悩みができはじめていた。
13歳になった雲雀は見た目には普通の大人の女性と変わらないほど成長していた。
手足はスラリと長く、白い素肌は透き通るようなほどの眩しさであった。
中でも雲雀の胸は年齢とは似つかわしくないほどの豊満さになっていた。まるで大きな瓜が雲雀の胸に付いているような感じであった。
(また大きくなったかも・・・)
半年前までは何ともなかった雲雀の胸はこの数ヶ月で爆発的に大きくなり始めた。最初は全く気にしていなかったのだが、毎晩胸が張り裂けるような痛みが起き、日に日に大きくなるのが実感できるほどであった。そして雲雀の胸は乳房となっていた。
もともと動きの速かった雲雀は自分が動く度に揺れ動く乳房が気になって以前ほどの動きができなくなっていた。
「雲雀!お前最近たるんでおるぞ!しっかり修行に励め!」
師範からも厳しく注意されていた。雲雀はサラシでその大きな乳房を押しつけ修行の邪魔にならないようにした。しかしそのサラシも激しい動きでほどけてしまうほどであった。
(お願い・・もうこれ以上大きくならないで・・・)
雲雀は神に祈るしかなかった。


<2、雲雀の不安>

雲雀は自分の乳房の揺れと闘いながらも着実に実力をつけていった。
14歳になった雲雀の身体はどんな男も虜にしてしまうような肢体になっていた。その間も雲雀の乳房は成長をやめなかった。しかしその乳房はピンとした張りをしており、前に突き出していた。
修行中はサラシを二重巻きにして修行に励んだ。修行が終わり着替えようとサラシの止め具をはずすと押しつけられていた豊満な乳房がはじけるように飛び出してきた。
「もう・・・こんなものなくなってしまえばいいのに・・・」
雲雀はつぶやいた。

翌日、雲雀に辛い試練の時がやってきた。くノ一である以上必ず通らなければならない 試練、「快楽耐性の儀」である。くノ一はある時には自分の身体を駆使して敵を快感の虜にし、その隙に敵を葬ることもしなければならない。また、敵に捕らえられた時、快楽責めにされることもある。そのために快感に対して耐性をつけておかなければならない。
実際に何人ものくノ一候補生が快感に負け、くノ一を断念させられることが多くあった。
「よいか、雲雀。この修行は今までとは比べ物にならないくらい厳しい修行だ。これを乗り越えて初めてくノ一となれるのだ。しかし女である以上直面する大きな壁だ。女の性というものの脆さを知り、乗り越えるか。今から1月の間に耐性を身に付けるのだ。」
「はいっ!わかりました。何としてでもくノ一になるため精進し、乗り越えてみせます。」
雲雀は師範の言葉をいつもの修行と同じように受け止めていた。雲雀は今まで性体験というものを全く体験していなかった。自分にどのようなことが起こるのか知る由もなかった。
(これを乗り越えればくノ一になれる)
そう思っていた。しかしこれが雲雀の運命を変える第1歩であろうとは誰も思っていなかった。
ついに「快楽耐性の儀」の修行を始める日がやってきた。雲雀はくノ一になれる期待を持ってこの日を待っていた。
まずは教義であった。師範が雲雀に講義を始めた。雲雀が全く知らない世界がそこにはあった。男と女の交わりや女同士の交わり、そして邪神・妖獣といった外道との交わり。しかも如何に優秀で屈強なくノ一であっても完璧な耐性は身に付かないということを。
「女である以上、快感を抑えることは不可能じゃ。結論を言ってしまえば最後にはどんな女であっても『いく』と言って自分を制御できなくなる。それをいくことなくどれだけ長く保たせられるか。それをこの1月で身に付けて欲しい。」
「・・・わかりました。」
雲雀は初めて知る世界に不安を覚えた。
(いったいどんな試練が待っているんだろう・・・)
師範は雲雀に講義したあと、不安がよぎった。
(雲雀にこの試練乗り越えられるだろうか・・・)
師範は17年前のことを思い出した。雲雀の母、菖蒲(あやめ)のことを・・・

17年前、師範の元に15歳の少女が「快楽耐性の儀」を受けにやってきた。それが菖蒲であった。菖蒲は雲雀のように素晴らしい肢体を持っていた。乳房は大きく張り、腰はくびれ、尻はどっしりとしており、それでいてスラリとしたきれいな脚をしていた。
それまで菖蒲には欠点らしきものは存在しなかった。雲雀と同じように優秀な候補生であった。しかし、ここで大きな欠点が見つかった。
それは快感への耐性が全くなかったのである。大きな乳房は非常に敏感で、軽く触れられるだけで悦びの声を出し、乳首を弄られるだけで達してしまっていた。
肉芽は触れるだけで身体中が痙攣し、達してしまい失神するほど鋭敏であった。
菖蒲は3日と持たないままこの修行を断念し、そしてくノ一になることを許されなかった。菖蒲はその後抜け忍をし、雲雀を身籠もり出産した。しかし、雲雀を産み落としたあと、不慮の死をとげているのである。


<3、雲雀の弱点>
講義が終わるといよいよ実技が始まる。師範は1人の女性を招き入れた。
「雲雀、これから1月の間お前の相手をする椿(つばき)だ。年は18。私は雲雀を狂わせることを使命とされている。覚悟してほしい。」
椿はそう雲雀に言った。
「よいか、雲雀。これから1月の間椿に狂わされることのないようにな。椿は敵だと思え。」師範は雲雀に厳しく言った。雲雀は自分が狂わされるなどということなどあり得ないと思っていた。
「それでは椿、あとは頼んだぞ。」
「ははっ、御意。」
師範は2人を残し去っていった。
椿は雲雀を優しく見つめた。
「これから思いっきりかわいがってあげるわ。こんなに素敵な身体を狂わすなんて楽しみだわ。うふふ・・・」
「何を言っているの。私があなたに狂わされるなんて冗談もほどほどにして。」
雲雀は椿を睨み付け、言い放った。

「じゃあ、まずは装束を脱ぎなさい。」
雲雀は椿に言われ、しぶしぶ装束を脱ぎ始めた。上半身はサラシでぐるぐる巻きにされていた。しかし押さえつけていても乳房の膨らみは隠せなかった。
「まあっ。子供のくせに何て大きな乳房をしているの。・・・そうね、今日はその乳房であなたを天国へ連れていってあげるわ。」
サラシをはずそうとすると、乳房がまるで生きているかのようにプルンと飛び出してきた。雲雀の乳房は垂れることなく前に突き出していた。白い乳房の先端は色の薄いやや大きめの乳輪があり、乳首は恥ずかしそうに乳輪の中に埋もれていた。
「あらっ、乳首が隠れているのね。でもすぐに外に飛び出てくるから待っててね。」
「何を言ってるんですか。さっさと始めて下さい。」
雲雀は今まで人から言われなかったことを言われ真っ赤になっていた。
「うふふっ・・かわいい。それじゃあ、始めるわよ。いくときにはちゃんと『いく』って言うのよ。」
「・・・『いく』ってわかんない・・・」
雲雀は恥ずかしそうに言った。
「本当に何も知らないのね・・・あのね、これからあなたはどんどん気持ちよくなっていくの。そうすると身体中の力が入らなくなって頭の中が真っ白になるの。そうなってしまうことを『いく』って言うの。」
「でも、そんなふうになるとは限らないんでしょ。耐えればいいんでしょ。」
「わかってないわね。どんな女でも私はいかせることができるの。あなたみたいな小娘なんか訳ないわ。」
雲雀はその一言にカチンときた。
「絶対に耐えられるわ。あなたなんかに絶対負けないわ。」
「うふふっ・・・いつまでそんな強気でいられるかしら。楽しみね、あなたがいく時が。」

椿は雲雀の背中にまわると、雲雀の大きな乳房を揉み始めた。見た目とは裏腹に雲雀の 乳房はとても柔らかく、指に吸い付いてくるようなものであった。
(この子、簡単に堕ちるわ・・)
椿は雲雀の弱点が乳房全体であることをこの一瞬で感じ取った。
普通、この年の女の乳房は例え大きくても固い状況のものが多いのだ。それを椿は揉みほぐし、快感を湧き出させて責めていくのである。
しかし雲雀の乳房はすでに熟しており、そんなことをしなくても快感が湧き起こる要素を持っているのだ。
2度3度揉んでいくと雲雀の身体の中に不思議な感覚が湧いてきた。
(何なの?この感覚・・・)
くすぐったいような、じれったいような感覚が乳房からおきてきた。さらに揉み続けると身体自体に変化が起き始めた。
先程まで乳輪の中に隠れていた乳首が頭を出してきたのだ。
(ふふふっ・・・感じやすいのね・・・)
椿はそう思いながら雲雀の乳房を揉み続けた。雲雀の感覚にも変化が起き始めた。先程の感覚が身体中にまわりはじめた。
(ど、どうしちゃったの・・・何か変・・・)
雲雀はこの湧き上がってくる感覚が決して悪いものではないことを悟っていた。すでに感じ始めたのだ。しかし頭の中がそれを認めようとはしなかった。
「・・・はあっ・・・」
雲雀の口から吐息が漏れ始めた。椿は楽しそうに呟いた。
「あらっ?もう感じてきちゃったの?感じやすいのね。」
「そんなわけないでしょ・・・いいかげんなこと言わないで・・・」
雲雀は不思議な感覚と闘いながら言った。
しかしその柔らかい乳房をもみくちゃにされると表情が変わってきた。
ぐっと唇を噛みしめ、全身に力が入っていった。
「・・んはっ・・・はあん・・・はあっ・・・」
(どうして声が出ちゃうの・・・)
「もうきもちよくってしょうがないって感じね。いいのよ、それで。」
「な・・なにを、はあっ・・言ってるの・・ああっ・・」
強がっていても身体から湧き上がる快感を抑えることができなくなってきた。
そして雲雀の乳首は豊満な乳房の頂点で固く突き出していた。
「さあ、そろそろ狂わせてあげるわ。それっ。」
椿の指がついに雲雀の乳首をとらえた。
「はあああっ!!!」
先程まで必死で声を出すまいと耐えていた雲雀の口から悦びの声が上がってしまった。
全身を雷で打たれたような衝撃であった。
「んあああっ!・・・はあああっ!・・はうっ!・・」
(こ、声が出ちゃう・・・止められない・・)
「もうこれじゃあ、すぐにでもいっちゃうかもね。ちゃんといく時はいくって言うのよ。」
雲雀は自分の身体から湧き上がってくる快感に完全に翻弄されていた。
左右の乳首から強烈な快感が起こってくる。
「いやあああーーっ!やめてーーーっ!はあああっ!」
(ダ、ダメっ・・・感じちゃ・・)
雲雀の身体が痙攣し始めた。乳首に指が触れるたび、雲雀の身体がぴくっぴくっと痙攣する。雲雀は必死で快感と闘っていた。
「はううーーーっ!絶対に・・・感じない・・あああっ!」
「うふふ・・もうこれ以上我慢しても無駄よ。素直にいってしまいなさい。」
「いやっ!・・はううっ!・・いって・・ああっ・・たまるもんですか・・」
口ではそう言っていても身体は正直だった。雲雀の痙攣は止まることなく続き、自ら胸を突き出していた。
「はああーーーっ!ダメーーっ!いいーーーっ!」
雲雀の口からついに「きもちいい」という言葉が出てきた。
「ひあああーーっ!ど、どうして・・あああっ!こんなっ・・はうっ!」
(き、きもちいい・・・よすぎるよ、こんなの・・)
椿は乳房をわしづかみにし、指で乳首を弄った。
「んああああーーーっ!!あああああーーーっ!ひああああーーっ!」
(す、すごい・・おかしくなっちゃう・・)
雲雀の快感に耐えようとする姿勢はすでに崩壊していた。そしてその時がやってきた。
「あああーーっ!も、もう・・はあああっ!か、堪忍してぇーーーっ!」
(もう・・耐えられない・・きもちよすぎる・・・)
雲雀の乳房は快感の泉となり、乳首から快感の花火が上がる。
「いやああああーーーっ!が、がまんできないっ!ひああああーーーっ!」
(もうダメ・・おっぱいがとんじゃう・・)
「い、いっちゃうっ!ダメッ!いやっ!い、いく、いくうううーーーーーっ!!!」
雲雀の身体が弓なりになり椿にもたれかかった。雲雀の痙攣が断続的になっている。
「ああああっ・・はあああううっ・・はううっ・・あああん・・」
雲雀は何も考えることができなかった。頭が真っ白になり、身体は自分のものでないような気がしている。雲雀が迎えた初めての絶頂だった。
「はあああっ・・あああん・・はああっ・・はうっ・・はあーっ、はあーっ・・」
(いっちゃったんだ・・・私・・・)
ようやく雲雀は自分が椿によっていかされてしまったことがわかった。
身体の痙攣も1分ほどしてようやくおさまった。
「どう?初めていった気持ちは。我慢なんかできるもんじゃないでしょ?所詮この私にかかればあなたみたいな小娘はあっという間にいかせられるわ。それにあなたのおっぱい感じすぎるみたいね。まだ1分しかたってないわよ。」
椿の言葉に雲雀は愕然とした。雲雀には今の時間が何十分、いや1時間にも感じられた。(え?そんな・・・もっとしてたんじゃ・・・)
「こんなんじゃ、あなたくノ一には到底なれないわよ。初めてだからしょうがないけどこれじゃあ敵におもしろいようにおもちゃにされてしまうわ。」
「・・・・」
雲雀は何も言い返せなかった。あっさりといってしまった自分が情けなかった。それと同時にこの豊満な乳房が最大の弱点であることをさらけ出すことになった。
しかしこれで終わるほど甘い修行ではなかった。


<4、雲雀、乳房で狂う>
初めての絶頂を迎えて数分もたたないうちに椿は再び乳房を揉み始めた。
「や、やめてください・・・もう・・お願い・・・」
「何を言ってるの?最初に言ったでしょ、お前を狂わせるのが私の使命だって。だからここでやめるわけにはいかないわ。あなたも耐性を身に付けるまではやめることができないの。この修行をやめるってことはくノ一をあきらめるってことなの。それでもいいの?」
「そ、それは・・・」
雲雀はくノ一になるために今まで辛い修行に耐えてきた。こんなことでくじけるわけにはいかなかった。
「も、もう1度・・お願いします・・・」
そう言うと雲雀は再び快感の海に入っていった。
椿の指が容赦なく固くなった雲雀の乳首を責める。その度に雲雀の身体は痙攣し、快感に浸っている。
「あああっ!!くうううっ!い、いいーーっ!」
(また感じてきちゃった・・・)
雲雀の柔らかい乳房は椿によって真っ赤になっていた。しかし雲雀には痛みは感じなかった。それよりも数十倍快感のほうが勝っていたのだ。
「いやああああーーっ!はああああーーっ!くううーーっ!」
(ダメ・・・とろけちゃう・・)
椿は雲雀の乳房を両脇から挟み、乳首を中心にもってきた。すると椿の舌が両方の乳首をくわえこんだ。
「んああああーーーっ!!ダメッ!それっ・・はうっ!あああん!」
(こんなの・・すごすぎる・・・きもちいい・・)
だんだん雲雀の身体の痙攣が増えてきた。早くも2回目の絶頂が近いことを示していた。「はああああーーーっ!いやっ、また・・あああああっ!」
もう我慢することなど雲雀にはできなかった。
「もう、我慢できないっ!あああああーーーっ!お願いっ!もう、ああああーーーっ!
いやっ!またいきそう、ダメッ、ひああああーーーーっ!いっちゃうううーーーっ!!」あっけなく雲雀は2度目の絶頂を迎えた。
1度目よりも短時間でいってしまったのだ。椿は雲雀がとても愛おしく感じられた。
(こんなに感じやすい子、くノ一にするなんて無理だわ。私の下僕にしたいわ。)
雲雀の目はトロンとしたまま天井を見つめていた。

結局この日、雲雀は乳房だけで何十回もいかされ、椿の責めが終わる頃には動くこともできないほど感じまくっていた。
「そろそろ終わりにするわ。これ以上したら本当にあなたおかしくなっちゃいそうだから。」
そう言われている間も雲雀は快感に酔い知れ、朦朧としていた。
「さすがに最後は長くもつようになったわね。でも3分も耐えられないようじゃダメね。
30分は耐えられないと、この先には進めないわね。しばらくは経験を積むしかないわ。」そう言い残すと椿は部屋を後にした。
雲雀はそれから10分ほどしてようやく起き上がり、サラシを巻き始めた。
白かった雲雀の乳房は真っ赤になっていた。乳首も頭を出したままなかなか引っ込もうとしなかった。
サラシが乳首に触れると雲雀の身体に電流が走った。
「うっ!・・はうっ!・・ああっ!・・」
敏感になりすぎた乳首から快感が供給され続けていた。
ようやくサラシを巻き終え、装束を着ると脚をふらつかせながら自分の部屋に戻っていった。


<5、雲雀、自慰に耽る>
部屋に戻った雲雀は布団の上に倒れ込んだ。先程の自分の姿を思い浮かべると涙が溢れてきた。
(畜生・・どうしてこんなふうに・・・)
まだ陽が昇っていたが、悔し涙に濡れながら雲雀は眠りについた。

夕方になると雲雀は目を覚ました。よほど疲れたのであろう。4時間ほど熟睡していた。冷静になった今、雲雀は先程のことを考えてみた。
修行の邪魔にしかならない乳房からとんでもない快感が湧き起こってきた。ただの脂肪の塊のはずが自分をおかしくするほどの力を持っていた。
(これが女の性だというの・・・)
雲雀は納得できなかった。どうして我慢ができなかったのか、なぜ自分を見失ってしまったのか。今までの自分にはどんな辛いことでも克服できるという自負があった。しかし椿はあっけなく雲雀の自信を打ち砕いた。
(まだまだ修行が足りないな・・・)
雲雀は自分の甘さを責めた。
汗をかいたまま眠ってしまった雲雀は装束を脱ぎ、サラシをはずした。
先程まで真っ赤になっていた乳房は多少の赤みを残しながらもいつものようにプリンと前に突き出していた。先端で固くなっていた乳首も今は乳輪の中に埋もれていた。
「もう、大丈夫ね。さあ、お風呂にでも入ろう。」
雲雀は気分を入れ替え、風呂に向かった。
風呂から上がった雲雀は寝巻きに着替え、明日のことを考えた。
(明日は椿の術中にはまってたまるか!)
強気な自分が戻ってきていた。
しかしいろんなことが頭をよぎる。あれこれ考えるうちに夜も更けてきた。
(さあ、もう寝よう・・・)
雲雀は布団に潜り込んだ。

しばらくすると、雲雀の身体に変化が起きた。
(どうしたんだろう・・・眠れない・・・)
昼間に熟睡したせいもあるだろう。しかし、いつも修行で昼間に熟睡してしまっても、眠りにつけないことなど一度もなかった。
そして何より身体が火照ってきていた。雲雀は無理矢理寝ようとしたが、頭の中に昼間の出来事が浮かんでしょうがなかった。
(あんなこと、忘れなきゃ・・・)
しかしそう思えば思うほど、自分の恥ずかしい姿が鮮明に浮き上がってくる。
雲雀は胸の辺りが疼くのを覚えた。
「え?・・・どうして?」
乳房の辺りからジンジンと昼間の感覚が湧き上がる。しかもそれはどんどん力強さを増していく。雲雀の目は完全に覚めてしまった。
(どうしよう・・・変な気持ちになっちゃう・・・)
そう思うと、雲雀の両手が乳房に向かって動き出した。
(ダメよ、そんなことしちゃ!そんな愚かなことしちゃダメ!)
そんな気持ちとは裏腹に雲雀の両手は寝巻きの紐をほどき、上半身をさらけ出した。
雲雀の手は豊満な乳房を揉み始めた。昼間のくすぐったいような感覚が蘇ってくる。
「はあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・」
数回揉んでいるうちに、隠れていた乳首が顔を出し始めた。
「はあん・・はあっ・・・やめなきゃ・・・はやく・・・」
そう言っていても雲雀の両手は柔らかい自分の乳房を揉むのをやめようとはしなかった。徐々に雲雀の吐息が荒くなってきた。
「はうっ・・ああっ・・あううっ・・はあん・・・」
(どうしよう・・・きもちよくなってきちゃった・・・)
雲雀の手は時には激しく乳房を揉みしだき、時には優しく包み込むように乳房を撫でる。乳房の頂点には固くなった乳首が早く快感を欲す
るように突き出していた。
「ああああっ!はうっ!・・ううっ、ああああっ!」
乳首に触れると雲雀の身体に電撃がはしる。乳房を揉みながら乳首を人指し指で弄る。
「はあああーーっ!いやっ!ああああっ!はうっ!」
(き・・きもちいい・・)
しかし頭の片隅で雲雀のわずかな理性が叫んだ。
(何やってるの!こんなことしてる場合じゃないでしょ!やめるのよ!)
が、そんなわずかな理性も快感によって吹き飛ばされてしまった。
「んああああーーーっ!いいーーーっ!ああああっ!うううっ!」
雲雀の身体は痙攣し始めていた。ピクッと痙攣する度、雲雀の乳房が波打つ。両脚をじたばたさせ、快感に悶えている。
「はあああーーっ!ああん!あっ!き、きもちいいっ!あああっ!」
(このままじゃ・・・いっちゃう・・・)
雲雀は胸を自ら突き出し、快感を貪ろうとしている。背中が弓なりになり始めた。
「あうっ!あああああん!す、すごいっ!いいっ、いいのっ!」
自然に口から悦びの声をあげてしまう。
「いやっ!はうううっ!ひあああーーーっ!あああーーっ!」
(ダメ、本当に・・・きもちよすぎる・・・)
雲雀の身体の痙攣が激しくなる。断続的に快感に打ち震える14歳の少女がそこにいた。雲雀は何も考えることはできなかった。頭の中に浮かんでくることは、『きもちよくなりたい』このことしか浮かんでこなかった。
「はああああーーーっ!ダメッ!ホント、ああああーーっ!」
(もう・・・限界・・・)
雲雀は自らの手で絶頂に向かって自分をはしらせる。
「はあっ!ああっ!いやっ!も、もう、ああっ!・・ダメっ!」
(と、飛んじゃう・・・)
「ああああっ!が、我慢できないっ!はあああーーーっ!いやああああーーーっ!」
雲雀の全身が弓なりになり、脚がピーンと伸びた。
「あああああああーーーっ!いっちゃうううーーーーっ!はああああああーーーーーっ!いやああああーーーっ!いっっっくううううーーーーーー!!!!」
雲雀の身体は痙攣しっぱなしになり、自らの手で絶頂を迎えた。
頭の中は真っ白になって何も考えられない。呼吸すら普通にできない。
「はあああっ・・はっ!・・・はああうっ!・・・はあああん・・・」
雲雀の両手は柔らかな乳房に張り付いたままだった。
1分ほどしてようやく痙攣もおさまってきた。
「はあっ・・はあっ・・はあー、はあー、はあー、はあっ・・」
(いっちゃった・・・・)
雲雀は快感に酔いしれていた。ぼんやりと現実が蘇ってくる。
(もう、寝なきゃ・・・これで、眠れる・・・)
そう思っていた。しかし若い雲雀の身体は眠ることを許してくれなかった。
現実に戻りつつあった雲雀であったが、再び乳房が快感を欲し始めていた。ジンジンと快感の余韻が新たな快感を求めている。
雲雀の両手は無意識のうちに乳房を揉み始めていた。
「ダ、ダメッ!・・これ以上したら・・おかしくなっちゃう・・・」
そう言いながらも快感が雲雀の身体を蝕んでいく。
「ああっ!・・やめなきゃ・・はあああっ!ホントに・・あああっ!」
固くなったままの乳首が快感を爆発させる。
再び雲雀の身体が痙攣し始めた。
「はうっ!あああっ!いやっ!・・くうううーーっ・・あああん!」
(ど、どうして?指が・・・止まらない・・・)
第2の頂上に向かって雲雀は駆け登っていく。
「ああああーーっ!またっ!いいーーっ!はうっ!ああああっ!」
昼間立て続けにいかされた雲雀の乳房は1度登り詰めた程度では満足できるはずはなかった。ほんの1日前まで快感の「か」の字も知らなかった少女がたった1日で快感の虜になっていた。女の性の脆さを知るには時間はかからなかった。
「いやああああーーーっ!おっぱい、きもちいいーーーっ!」
(私のおっぱい・・すごい、きもちいい・・・)
今まで疎ましく思っていた大きな乳房が今では愛おしくてしょうがなかった。
「はあああああーーーっ!ダメっ、また、ああああーーーっ!」
(ダメ、またいっちゃう・・・)
「いいいいーーーっ!あああっ、いっちゃう、またいくよ・・いく、いく、あ、あ、あ、ああああーーーーっっっ!!いいいっっっっくううううーーー!!!!!」
雲雀はあっけなく2度目の絶頂を迎えた。
やはり、雲雀は菖蒲の血をひいているのだ。菖蒲同様、快感には耐性がないことを自らが証明していた。しかし、まだ雲雀はこの事を知る由もなかった。
そうしている間にも雲雀は3度目の絶頂に向かって乳房を揉みしだいていた。


<6、雲雀の後悔>
雲雀は結局7度目の絶頂を迎えたあと、疲れてそのまま眠ってしまった。
翌朝、雲雀は修行の時間に遅刻してしまった。
「雲雀!今何時だと思っているの!そんな弛んだ考えではくノ一には到底なれないわよ!」
椿は雲雀に厳しく言い放った。
「申し訳ありません。今後はこのようなことのないよう精進します。」
雲雀はただただ、頭をさげるしかなかった。
「あなた、昨日の夜はさぞ大変だったんだろうね。」
雲雀は椿に言われドキッとした。
「朝起きれないくらい自慰に耽ってたんでしょ?」
「え・・・自慰って・・・何ですか・・・」
「あなたが昨日の晩していたことよ。」
雲雀はそう言われると真っ赤になって俯いた。
「あらあら、かわいいわね。本当にしてたんだ。きもちよかったでしょ?」
雲雀は何も答えられなかった。
「まあ、こうなることはわかってたんだけどね。あなたじゃなくてもみんな私にいかされた後は自慰に耽っているわ。特にあなたは人並み以上に感じやすいから一度知ってしまったらやめられないでしょうね。本当に淫乱な娘だこと。」
「・・・そんなこと・・・ありません・・・」
雲雀は蚊の鳴くような声で言った。

「さあ、今日はまず、あなたの自慰を見させてもらうわ。」
雲雀はびっくりして椿の方を見た。
「え・・そんなこと・・できません・・・」
「何を言っているの?これも修行のひとつよ。自慰で責める場所はあなたが一番きもちいい場所、つまり弱点なの。そこを徹底的に鍛えないといけない。いやがってる暇なんかないのよ。」
そう言われると雲雀は渋々装束を脱ぎ、上半身をさらけ出した。
14歳の若い素肌は一晩で元に戻っていた。白い乳房は今は休火山のようにおとなしくしている。
「さあ、始めなさい。」
雲雀は両手を乳房に持っていき、優しく揉み始めた。昨日の晩の自慰に耽った自分を思い出す。
「はあっ・・はあっ・・はあん・・ああん・・」
すぐに吐息が漏れ始めた。先程までおとなしくしていた乳房からふつふつとマグマが湧き出してくる。
「ああっ・・・はあっ・・はうっ・・はああっ・・」
椿はじっと少女が自慰に耽る姿を見ていた。
程なくして雲雀の乳首が顔を出した。それは雲雀の乳房が活火山に変わった証拠でもある。「はうっ!あああっ!・・あああん!はあああっ!」
(きもちよくなってきちゃった・・・)
雲雀の指は人指し指以外の指で巧みに乳房を搾るように揉み、人指し指で乳首をグリグリ弄っている。乳首が上下左右に擦られるたび、雲雀の身体がピクッピクッと痙攣する。
「ひああああーーっ!ああああーーーっ!いやっ!ああああん!」
(見られてる・・・恥ずかしい・・・)
しかし雲雀の指はそんな自分の意志を無視するかのように動き続けている。
雲雀の痙攣が激しくなってきた。絶頂の訪れである。
「いいいいーーーっ!はあああーーーっ!も、もう・・・ダメです!我慢できません!あああああーーーっ!ダメッ!いっちゃうっ!ああああっ!」
その時であった。椿が雲雀の両手を乳房から引き離した。
「ああああっ!?どうして?お願い、離して!」
雲雀は必死でもがいた。
「もういいわ。あなたの弱点はわかったから。もうおしまいよ。」
「いやあああーーーっ!そんなの!お願い、いきたいの!このままじゃおかしくなっちゃう!は、早く手を離して!」
雲雀は泣きながら椿に頼み込んだ。しかし椿は器用に帯の紐で雲雀の両手を縛り、頭の上に持っていった。
「やめてっ!離して!お願い!椿さん、いきたいの、お願い!」
そんな雲雀の言うことなど気にもせず、両手を柱に縛り付け、自由が利かないようにした。
「うふふっ・・・ごめんなさい。しばらくそうしていなさい。」
雲雀を1人おいて椿は部屋を出ていった。
(なぜ?どうしてこんなことするの?)
雲雀は身体の疼きに悶えながら椿が戻るのを待った。
30分ほどして椿が戻ってきた。雲雀はその間ずっと脚をばたつかせ、身体をよじり乳房に刺激を与えようとしていた。しかし微妙に乳首が床に触れるか触れない程度でかえって自分の身体を火照らせるだけだった。
「椿さん、お願い。早くほどいて。自由にしてほしいの。」
「あらあら。昨日までの強気なあなたはどこに行っちゃったの?もう降参かしら?」
「私が愚かでした。負けを認めます。だから早くほどいてください。」
それは雲雀が初めて他人に見せた敗北であった。
しかしまだ修行は始まったばかりだった。


<7、雲雀、焦らされる>
雲雀はあいかわらず紐で両手を縛られていた。
「しょうがないわね。私がその大きなおっぱい、かわいがってあげるわ。でも昨日みたいにはいかないから覚悟することね。」
椿は薄笑いを浮かべ、雲雀の乳房を揉み始めた。
待ちに待った快感に雲雀は歓喜の声をあげた。
「ああああっ!きもちいいっ!はあああっ!もっと!」
(そう、これを待っていたの・・・)
椿は巧みな指裁きで雲雀を絶頂に近づけていった。
「はあああーーーっ!いいーーっ!そう、ああああーーーっ!」
(すごいきもちいい・・早くいきたい・・・)
雲雀の乳房から快感の波が全身に行き渡る。しかし、なかなか大きな快感の波はやってこない。椿は乳房を揉みしだいていたが、決して乳首に触れようとはしなかった。
「あああっ、お願い・・乳首も弄って。あああっ!」
「まだダメよ。もっともっときもちよくなりなさい。」
昨日の雲雀であれば今の状況で十分満足できたであろう。しかし、絶頂を知ってしまった今となっては多少の快感では満足できるはずもなかった。
「んあああーーっ!このままじゃ、いけない・・はうっ!」
軽く雲雀の身体は痙攣していたが、いつものような激しいものとは程遠かった。
(このままじゃ、身体が変になっちゃう・・・)
雲雀はじんわりとやってくる快感に身悶えながらも、さらに快感を求め乳房を左右に振り出した。
(これで乳首に指が触れるかも・・・)
しかしそんな雲雀をあざ笑うかのように椿は雲雀の乳房の根元をつかみ、決して乳首に
触れようとはしなかった。

1時間ほど過ぎていた。雲雀は絶頂の5合目から6合目あたりをうろついているようだった。きもちいいのだが、やはりいけないのは非常に辛いことだった。
「はあああっ・・もう、いいかげん堪忍してください。あああっ!いきたいんです、おねがいします。んあああっ!」
まだ椿は乳房を丁寧に揉み、舌を使って巧みに雲雀の快感の炎を燃やし続けていた。椿の舌が何度か薄紅色の乳輪までやってくるのだが、乳首には決して触れようとはしなかった。
「これ以上されたら・・あうっ!おかしくなっちゃう・・はあああっ!」
椿は雲雀の方を見てにっこり微笑んだ。
「よく我慢したわね。いい、敵はこうやって焦らしながらお前から情報を聞き出そうとする。これに耐えられなければきっとお前はくノ一としては通用しないだろう。それを十分身にしみて考えるんだ。そろそろいかせてあげるわ。」
そう言うと椿は雲雀の乳房の先端を口に含んだ。
「はああああああああーーーーーーっっっっ!!いやあああああーーーーっっっっ!」
椿の舌がまるで別の生き物のように雲雀の乳首を弄ぶ。散々焦らされた雲雀に絶頂はすぐにやってきた。
「ひああああーーーーっっ!いく、いくっ、いっちゃうううーーーーーっっっっ!!!」雲雀は全身を激しく痙攣させ、そのまま失神してしまった。
(本当に感じやすい子。1ヶ月耐えられないわね、きっと・・・)
椿は気を失って痙攣している雲雀を見つめながらそう思った。


<8、雲雀の血統>
雲雀はしばらくして正気に戻った。ぼんやりと周りを見回すと師範が立っていた。
「雲雀、やはりお前は菖蒲の子供じゃな。快感には弱いようだ。血は争えんな。」
師匠は雲雀に言った。
「・・・なんとか克服してみせます。まだ時間はあります。」
雲雀はよろよろと立ち上がり、師範に言った。
そんな雲雀を見て師範は今まで語ろうとしなかった母、菖蒲の話をし始めた。
「雲雀、お前の母のことをそろそろ教えてやろう。お前がこのように快感に狂わされるのは仕方のないことかもしれん。血筋というやつじゃな。」
雲雀は全く知らなかった母、菖蒲の生涯を聞いた。

菖蒲はこのくノ一養成所でも雲雀と同様にずば抜けた実力を持っていた。体型も15歳とは思えない起伏に富んだものであった。乳房は大きく、乳輪も薄紅色でその頂点には申し訳程度のかわいい乳首が顔を出していた。
そんな菖蒲も「快楽耐性の儀」を受ける日がやってきた。菖蒲も性に対する知識は兼ね備えていなかった。
(どんなことが起こるんだろう・・・)
菖蒲は不安でいっぱいだった。
翌日、菖蒲は師範に呼ばれ「快楽耐性の儀」を受けることを命ぜられた。くノ一を目指していた菖蒲にとって避けては通れない道であった。
「菖蒲、お前はこれから非常に大きな壁にぶつかることになる。それが女の性だ。決して快感に身体を蝕まれることのないようにな。」
「ははっ、菖蒲、承知いたしました。」
そして1人の女性が入ってきた。菖蒲の理性を壊してしまうしまうほどの技をもつくノ一、楓(かえで)である。楓は20歳の中堅のくノ一であった。
「菖蒲、最初に言っておくが、お前のような小娘が私の指技、舌技に耐えられるはずはない。快感に打ち震えるのが関の山だ。十分に狂わされるがよい。」
「いえ、私はそのようなことにはなりません。立派なくノ一になってみせます。」
「まあ、いいわ。どうせすぐに『いかせてください』ってお願いするに決まってるんだから。女の弱さを十分知ることね。」
楓はニヤリと笑い菖蒲を見つめた。

「それで・・母はどうなったんですか?」
「楓はお前の相手の椿など全く相手にならないほどの指使いだった。菖蒲はそんなことも知らず、楓の指技を味わってしまったのだ。雲雀が今椿にいかされた以上のいきっぷりだったぞ。痙攣するどころか初めての絶頂であまりのきもちよさに失禁し、あわを吹いて失神してしまったんだ。」
「・・・・」
雲雀はただ黙って師範の話を聞くしかなかった。
「菖蒲は人の数倍感じやすい身体だった。楓に1日で快感を教え込まれ、快感の虜になってしまった。修行が終わってからも自慰で身体の性欲をおさめていたらしい。翌日には楓は忍の少年をあてがって性交をさせたの。菖蒲はそのきもちよさに何度も少年と性交したらしい。
そして、その夜私の所に来てくノ一をあきらめると宣言し、少年を連れてこの屋敷を出ていった。きっとその少年がお前の父親だろう。1年後に菖蒲は赤ん坊を連れてこの屋敷にやってきた。それが雲雀じゃ。菖蒲はお前を自分がなれなかったくノ一にしたかったのだろう。お前を私に預け、菖蒲は姿を消した。その後どうなったかは私もよく知らぬが、ある日全裸で森の中に倒れていたそうだ。その時にはすでに事切れていたらしい。」
雲雀は母の事を知り、涙が溢れ出てきた。どんな思いで自分を預け、くノ一にしようとしたのか、どうして非業の死を遂げたのか、いろんなことが頭の中を駆け巡った。
「雲雀、お前は不幸にも菖蒲の体質を受け継いだらしい。もうすでに快感の虜となっているのではないか?」
「・・・・・」
「やはり、な。これ以上お前にこの修行を続けさせることは私は賛成できん。くノ一をあきらめたほうがよいのではないか?」
「・・・師範、それだけはできません。私は立派なくノ一になるために今まで精進してきました。母の想いもあります。絶対にこの修行を終えてみせますので、何卒猶予をお願い致します。」
「そうか・・・わかった。お前がそこまで言うのなら続けさせてやろう。ただし、ひとつだけ条件がある。この修行が終わった後、決して自慰に耽るではないぞ。残りの28日間1度たりともするではない。よいな。」
「わかりました。ここにお誓い申し上げます。」
雲雀は決死の覚悟で師範と約束した。すると椿が戻ってきた。
「雲雀、本当にいいのか?これからは昨日今日以上に快感に襲われるぞ。毎回のように失神してしまうかもしれん。やめたほうがいい。」
椿は心配そうに雲雀に言った。
「いえ、私は母のためにもくノ一になってみせます。どんな辛い事も耐えて見せます。」「そうか。そこまで言うなら私も容赦はしない。
修行中よりも終わってからが大変だろうがな。」


<9、雲雀、悶える>
一通り話し終えた後、雲雀は引き続き椿との修行に入った。
椿は雲雀の乳房を存分に愛撫した。
「はあああっ!あああああん!・・はうっ!」
「雲雀、さっき言ったことはウソだったの?この程度で感じてるんじゃないわよ!」
椿は厳しい口調で言った。雲雀も必死に耐えようとした。しかし快感の津波は幼い雲雀をどんどん飲み込んでいく。
「んあああーーっ!が、我慢しないと・・はあああっ!」
(耐えるのよ。我慢しなきゃ。)
椿の指は雲雀の乳房、乳首を弄りまくっている。雲雀の歓喜の声が部屋中にこだまする。「ああああーーーっ!ダメッ!はああああーーーっ!感じちゃ、ああああーーっ!」
雲雀の中にあった理性はわずかに残されているだけだった。
椿は雲雀の両手を先程のように柱に縛り付けた。その間も雲雀への愛撫を決してやめようとはしなかった。
(雲雀、これからが試練だからね。)
椿は雲雀を絶頂に近づけていった。
「はああああーーっ!いやああああーーー!も、もう・・限界・・ああああーーっ!」
(もうダメ・・これ以上我慢できない・・・)
「いやああああああーーーー!いっちゃいそう!はあああーー・・・・!?」
椿は雲雀の乳房から手を離した。いく寸前だった雲雀はいきなり快感の元が絶たれ、必死で快感を求めた。
「ああっ・・お願い!もういきそうなの!早くいかせて!」
雲雀の身体は快感に蝕まれ、全身で絶頂を求めている。乳首はカチカチに固まって快感を待っている。
「うふふっ・・しばらくそうしてなさい。」
雲雀は昨日あれだけ自分をいかせた椿がなぜこんな意地悪をするか理解できなかった。 その間も、雲雀の疼きはおさまることはなかった。
「はあん・・いかせてください・・お願いします・・・はあっ・・」
しかし椿はそんな雲雀を無視するかのように部屋を出ていった。

10分ほどたって椿は戻ってきた。雲雀は身体をくねらせ必死で快感を求めようとしていた。椿は雲雀に近づくと再び乳房を揉み始めた。
「はうううっっ!あっ・・そう・・はあああっっ!」
(きもちいい・・・今度こそいくわ・・・)
椿は巧みに乳房を揉みしだく。快感が雲雀の身体を覆い始める。
「あああっ!きもちいいーーーっ!はあああっ!もっと・・」
乳首に指が触れると、もう雲雀の身体は大きく痙攣し、快感に震えた。
「はぐううっ!いいっ!あああーーーっ!いやっ、はあああーーっ!」
(すごいいい・・はやくいきたい・・・)
椿の乳首を弄る速さが増してきた。雲雀の身体が弓なりになり絶頂はすぐそこだった。
「んあああああーーーっ!もう、いっちゃうーーっ!ああっ、はあああーーっ!」
(ダメ、もう我慢できないわ・・いくよ)
その瞬間、また椿の指が離れていった。雲雀は半狂乱になり叫んだ。
「いやああああーーー!やめないでー!はやく!いかせて!きゃあああーー!」
(ホントに気が狂っちゃう、いかせてーーー!)
椿はまた先程と同じように悶える雲雀を残し、部屋を出ていった。

結局この日、雲雀は椿に散々弄ばれた。何十回もいく寸前で愛撫を止められ、しばらく放置されたあとまた乳房を愛撫する。この繰り返しは未熟な雲雀を狂わせるには十分すぎるほどだった。
「はうーーーっ・・あうーーっ・・ひどいわ・・はあっ・・・」
雲雀は一度もいくことができなかった。最後の愛撫のあとは泣き叫んでおさまるのに1時間ほどかかった。
(こんな仕打ちひどすぎる・・もう身体がおかしくなってる・・・)
雲雀はいけないことの辛さを実感した。
「雲雀、これが女の脆さというやつだ。一度知ってしまった快感は忘れることができん。いかないと気が済まなくなる。しかもまだこんなものは序の口だ。本当の快感はこんなものではない。これでもまだ、くノ一の修行を続けるのか?」
雲雀は朦朧とする意識の中、椿の話を聞いていた。
(これよりきもちいいことなんてあるの?・・・)
そう思うのがやっとだった。



<続く>

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