バンヴァードの阿房宮 世界を変えなかった十三人 ポール・コリンズ 十九世紀半ばににミシシッピ川流域の風景を描いた巨大パノラマ画でアメリカ、ヨーロッパを巡業、巨万の富と名声を得ながら今日まったく忘れられた画家、新発見のシェイクスピア劇の上演で大騒動を巻き起こした贋作者、トンデモ学説の元祖〈地球空洞説〉の提唱者、驚異の放射線
〈N線〉 の発見で科学界を震撼させた物理学者、でたらめの台湾語と奇怪な逸話満載の『台湾誌』 でロンドン社交界の寵児となった偽台湾人サルマナザール、幻のニューヨーク空圧式地下鉄計画の推進者、奇抜な衣装と演技で非難の嵐を呼んだロミオ役者、宇宙の全人口を算出した天文学者などが次々登場。
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