自動追尾
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最近､トヨタ自動車をはじめとして､出てき始めたクルマの自動運転機能のひとつ｡ 高速道路等の信号機のない停止の少ない定速走行時に､例えば先行するクルマの速度に自動的に合わせたり､車線を示す走行線を基準にハンドルをコンピュータが操作する仕組みです｡ある一定速度で｢ロック｣する事によりアクセルを踏んでいなくても走行する｢オートクルーズ｣システムが市販化され久しくなりますが､この時ですら居眠り運転などが懸念されましたが､こうなってくると近い将来｢ゆりかもめ｣みたいに運転手が必要なくなるかもしれません｡  ゆりかもめ ここで､少し｢自意識過剰｣な話｡ 先日､比較的すいた高速道路を快調に走行中､300m程後方に新型アコードがついてきているのがバックミラーに写りました｡300mもはなれているので､はじめは別に気にもしていませんでした｡ しばらくして､ふと､新しいアコードに｢高速道路運転支援システム｣のひとつ｢自動追尾機能｣がついていた事を思い出しました｡ そう思ったとたん見知らぬクルマに尾行されているような気分になり､｢新型アコード｣が邪魔に感じられすぐさま車線を変更しました｡  追跡｢車｣？ ｢自動追尾〜｣は確かに便利な機能かもしれません｡できるだけドライバーの負担を軽減するために考え出された言わば｢安全｣のための機能でしょう｡ しかし､これってどうなんでしょう｡｢追尾｣されている立場からすると同時に複数のクルマの運転をさせられているような精神的な負担が大きくなるようか気がするのは考えすぎでしょうか？ かつて大型SUV車に備え付けられていた､いわゆる｢カンガルーバンパ｣は､最近は衝突時に相手側のダメージが大きくなるとの理由から敬遠されつつあります｡自分だけが安全であればそれで構わない､と言った発想はもう過去のものになりつつある､と言う事なのでしょう｡ 今回の｢自動追尾機能｣も､他人任せにして自分だけ楽チンすると言う､昨今の時代の流れに逆行しているような気がするのですが…｡  野生動物がほとんどいない国の｢カンガルーバンパ｣ |