回り道


イソガバマワレ

 渋滞が嫌いなのと比較的時間の予測が立たないことから、通勤をはじめ約束事にはクルマを使用しないことは前述した通りです。
 また運転時間は気にならないのですが停まっている時間はできるだけ少なくしたいと思っています。例えば…。
 とあるA地点を出発してB地点に向かう場合、普通地図上で比較的まっすぐな幹線道路αを使います。ところがこの日は雨と言うこともあり大渋滞。すいていれば30分でたどり着くところが1時間はかかりそう。別のルートではぐる〜りと大きく迂回する県道βがありますがこちらは渋滞しない代わりに少なく見積もっても1時間半はかかってしまいます。さてどちらのルートを選びましょうか?

 普通であれば渋滞しているとは言え1時間でたどり着ける幹線道路αルートを選択するでしょう。しかし私の場合時間が許す限り迂回県道βを選択してしまいます。出来ればクルマの運転は楽しくありたいので、少々時間がかかってしまおうが気持ちよく運転をしたいと常々思っています。

 毎年帰省シーズンになると何処も高速道路は大渋滞です。しばらくはどうして絶対渋滞すると分かっているのに出かけるのであろうか?、と思っていました。
 お父さんドライバーの話を聞くとどうやら渋滞を覚悟の上、出かけているのだそうです。すなわちどれほど凄まじく渋滞しようが、ずっと座っていられて手に荷物を持たずに殆ど歩く必要も無いため、新幹線等の公共機関を利用するよりも結果的に「楽」と考えているようです。

民族大移動

 確かに、例えば新幹線であればよほど恵まれていない限り、新幹線が止まるの駅から自宅までは別の交通機関を要しますし、その間両手にぎっしり荷物を持っての移動となります。更にクルマの場合ではドライバー以外は、ずっと寝ていることも出来ますし、最近ではDVDで映画を観ながら移動することも。
 先日、通勤電車内で主婦らしき女性同士の会話でこんなのがありました。

   主婦A「パパは渋滞がキライだけど私は大好きなの、ウフッ♪」

 そりゃそうでしょう。移動中、ずっと映画でも観ながら寝転んでいられるのですから。
 このあたりも近年の「多座席車」が売れる所以(ゆえん)なのかもしれません。

 こう言った過酷な状況下で日本のオトーさんと日本のジドーシャは鍛えに鍛えられたのかもしれません。もし我が家のクルマでこの条件で使用したら、またたく間に壊れてしまうでしょう。事実、前車パンダもこのような過酷な条件での使用が重なったことから、最終的にオーバーヒートによるOHを余儀なくされたのでした。

「走らな」ければ国産車は無敵?


HOME BACK