パリ・ダカ


「冒険」ラリー

 毎年正月頃にフランスはパリをスタートしてアフリカ大陸の西の端セネガルのダカールまでの約10,000qをクルマやオートバイ等で競うレース、「世界一過酷なラリー」と言れています。

アフリカ大陸を疾走!

 「パリ〜ダカール」と言っても、実際は開催年によってコースがまちまちで、過去にはゴールが南アフリカだったり、スタートがパリどころかフランスですら無い時もありました。事実2006年の「パリ・ダカ」は、ゴールはダカールでしたが、スタート地点はポルトガルのリスボン。

 普段あまり自動車レースには興味が無く、購読している自動車情報誌のF1やWRC(世界ラリー選手権)の記事などは読み飛ばしてしまっています。しかしこの「パリ・ダカ」には10代のころから関心があり、結構本気でいつか必ず「出場」する事を夢みていたくらい。
 当然の様にその「夢」は絶えてしまったのですが今でも憧れは持っています。

 この「パリ・ダカ」。ラリーなので当然スピードを競う「レース」なのですが、WRCなどと異なり「道無き道」を約週間かけて走るので、まず「完走」する事が出場者の多くが最大の目的としています。
 今の御時世、クルマの性能も随分良くなっているので、断崖絶壁や水中などで無い限り、「走破」出来ないなんて事が想像するのに難しいくらいですが、まだまだニンゲンなんてちっぽけなんでしょうねぇ。

 ただ、ここ最近の「パリ・ダカ」には興味が薄れつつあります。これは誠に勝手な意見なのですが、毎年総合トップ争いが日本それも特に三菱自動車の独壇場になってしまっている事です。かつては、フランスのプジョーやシトローエン等が結構「本気」で参戦していたので、最終日までの優勝争いに注視したものです。
 スポーツの世界でも日本人選手が表彰台を独占する等してしまうと、翌シーズンからは日本人に不利なようにルールが変更されたりしますが、あれも、その競技そのものの面白さの為にはしょうがないのかもしれません。


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