シメカザリ


交通安全祈願

 今年の正月もとうとう付けず終いでした。
 所帯を持つまでは年中行事として、実家のクルマを含め「飾」っていましたが、「カッコ悪い!」と妻が嫌う為、ここ数年は付けていません。
 まぁ、確かに「カッコいい」か「カッコ悪い」かと訊かれれば、例の「初日の出暴走」をする輩のようでもあり、特に「欧州」生まれの我が家のクルマには「似合っている」とは言い難い…。
 しかし、毎年歳が押し迫ってくる頃、街中で見かける「注連飾り」を付けたクルマを見かけると、

   「あ〜あ、今年もあとわずかだなぁ」

と、柄にもなく月日の移り変りを感じ、「いいな〜」と思ってしまうのですが。

ニッポンの正しい「正月」

 ところでこのクルマに付ける「注連飾(しめかざ)り」っていつ頃からの習慣なのでしょうか?
 現在のようなクルマに取り付けるようになったのは、もちろん自動車が「誕生」してからの習慣なのでしょうけど、それ以前からも、例えば「馬」とか「馬車」とか「駕籠(かご)」とか「牛車」とか「人力車」とかに付けていたとか、案外歴史は古かったりとか…。
 そう言えば「由来」と言うものを全く知りません。やっぱり「交通安全祈願」なのでしょう。
 「神社の鳥居がどうしてあんなカタチをしているのか?」だとか、「寺の鐘の存在意義」など、考えてみれば日本古来の文化は知らない事ばかりです。


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