一般的にエンジンが収まっている部分の「フタ」です。リアエンジンの場合もやはり「ボンネット」と言うのでしょうか?イプシロンのそれは、これもデザインの関係上、ほとんど三角形の「五角形」をしています。 ![]() 当然エンジンルームも「五角形」 ご覧いただいてお分かりの通り、先端に行く程狭くなっているのでメンテナンスなどの場合、ちょっとばかり難儀します。特にヘッドライトの交換などの場合、狭い入り口から手を入れてやらなくてはいけません。ただ、それを見越してかヘッドライトやウィンカは、固定しているバネのテンションを外してやると、外側にポロッと外れて、メンテナンスの容易性を高めています。 アフファ・ロメオ等は昔からボンネットにダンパーを備え、ボンネットを開けた状態でもいわゆる「つっかえ棒」を要しないようになっていますが、イプシロンは昔ながらの「つっかえ棒」式です。そのせいかボンネット本体は比較的面積が狭いにもかかわらず結構重く頑丈に出来ています。 この「ダンパー」式には少し憧れてしまいますが、しかし私の場合「つっかえ棒」式でも特に気にはなりません。リアハッチの様に開け閉めがそれほど頻繁ではないし、女性はまだしも子供が手の触れる場所でもありませんし。でも考えてみれば、随分昔からリアハッチの開閉は「ダンパー」式なのに対しボンネットは最近まで一部の高級車に限っていました。フロントスクリーンの前なので、走行中に開く事や、先にも書いた使用頻度とコストのバランスから、長い間見送られていたのでしょう。 ![]() つっかえ棒 ただやはり機能が、特に「便利な」機能が増えるとそれだけ故障の原因も増えます。先のアルファロメオでも、少し旧い型になるとダンパーがヤれてきて、ボンネットがあけた状態で止まってくれないなんて事も多々あるようです。 ボンネットと言えば、BMW等が前ヒンジの「後ろ開き」を採用していますがどう言った理由からなのでしょうか?見ているとBMWをはじめとしていずれも「スポーツカー」に多い様ですがやはり、走行中の突然の「開口」対策なのではないでしょうか? ヒンジが前にあれば、もし間違って走行中にボンネットのロックが外れてしまっても、風圧により開いてしまうことはありませんからね。 |