エンジン・ブレーキ


省エネ

 「『エンジンブレーキ』と言うブレーキがあるわけではありません」。
 みなさん自動車教習所で習ったと思います。

 私は結構頻繁に「使用」します。理由はふたつ。

 一つ目。
 少しですが燃費が良くなるそうです。一見、エンジンブレーキを使用すると、回転数が上がってしまうのでかえって燃費は「悪くなる」ような気もしますが、以前JAFの実験でこんなのがありました。
 長い1q程の下り坂を、方やエンジンブレーキを掛けながら、もう一方でフットブレ−キを効かせながら下る、と言うものです。
(正確には、1qもの長い下り坂をフットブレーキだけで下るのは危険なため、平地で停車時のアイドリングを坂を下る時間の燃料消費を計測し算出したそうです)
 結果は「エンジンブレーキ」に、軍配が上がったのですが、理由は次の通り。

エンブレの勝ち!

 最近の殆どのクルマのエンジンは、エンジンに外部から負荷がかかった場合、すなわちエンジン・ブレーキ使用中には、燃料の供給をカットし、アイドリング時よりも燃料の消費を少なくしているそうです。
 最初にこの記事を読んだ時は、「へぇ〜、そうなんだぁ」と、唸ってしまいました。最近は高速走行時には一部のシリンダを止めてしまうエンジンのもあるそうで、それと比べると「朝メシ前」なんでしょうねぇ。

 二つ目。
 こちらもビンボー臭い話なんですが、少しでもブレーキパッドの寿命を伸ばしたいためです。
 ブレーキパッドは、金属でできた「消しゴム」のようなモノなので、やはり使用頻度が減ればそれだけ「減り」も少なくなるのではないでしょうか?

 高速道路の渋滞の原因のひとつに、「ブレーキの踏みすぎ」と言うのがあるそうですが、これはそれ以前の問題かと思います。要するに、たったそれだけの要因で渋滞になってしまうほど、道路を走っているクルマが多い、と言う事なのでしょう。
 ま、そうでなくても、むやみやたらとブレーキを踏むのは、後ろから見ていてカッコイイものじゃないので、適度なエンジンブレーキを使用するようにします。


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