1996年1月に、本国イタリアでデリヴァリを開始した我が「初代」イプシロン。2003年で8年目に入りましたがこの年の春のジュネーブショウでとうとう新型が発表されました。「NewModel」の頁で書いた「マイナーチェンジ」ではなくどうやら「フルモデルチェンジ」らしいです。 最近は欧州車でもモデルチェンジイヤーが短くなり、4、5年が当たり前になっています。その中において7年以上変わらないのは、珍しい部類に入るのではないでしょうか。真相はさておき、「それだけ飽きの来ないデザイン」だったと思う事とします。 ![]() 2003年「ジュネーブショウ」でデビュー! 新型「イプシロン」も旧型同様、フィアットのプントとシャーシーを共有しています。載せられるエンジンは若干バリエーションが異なるようですが、まぁ、基本的には同じ「セグメント」でしょう。 また、価格帯もプントの「上級」に位置し、「小さな高級車」路線は変更内無いようです。ただ、依然ランチアは日本で売る気が無いようなので、今後も「並行輸入」でしか手に入れる事は出来ないようです。 カタチは賛否両論に分かれそうですが、旧型に比べれば「一般的」と言えるのではないでしょうか。一見日産のマーチやトヨタのヴィッツに見えなくも無く、とりあえず、旧型のアイデンティティを踏襲しているとはいえ、「没個性」になってしまっている印象は拭えません。 ![]() 「かわいく」なり過ぎの感もあります フィアットグループのジュネーブショウでの「目玉」は、このイプシロンだったようですが、他にも「新型」を出展していました。 同じプントをベースにしたミニヴァンタイプの「イデア」、パンダ/セイチェントの後継で、次期ボトムを担う「ジンゴ」等など。 ※「ジンゴ」は後に他社から「ネーミングが似ている」とケチをつけられ、「パンダ」に改められました。「トゥインゴ」のルノーですかねぇ? 先にも書いていますが、サイズ的にはイプシロンは少し大きすぎると思っているので、当初新しい「ジンゴ」には少々期待していましたが、写真を見る限りではう〜む、あまりカッコイイとは言えませんねぇ。 ![]() 新型「ジンゴ」 「サイズ」と言えば新型イプシロンは幅が1702oあるそうで、とうとう「3ナンバー」になってしまいした… |