生産コストを下げる為に商品間で部品を共有することがあります。自動車の場合は特に顕著で同一メーカ/グループ内で部品を共有していないモデルを探すほうが難しいでしょう。 また、クルマの場合はシャーシと言われるベース部分を共有してもその上にのる「ボディ」が異なれば一見全く違った車種に見える為、それが多用されるゆえんでもあります。 我がイプシロンも例外では無く、同じグループ内のフィアット・プントとベース(シャーシ)を共有しエンジン/トランスミッションもほぼ同じモノが載せられます。 ![]() フィアット・プント スポルディング・アバルト ただこちらは1999年のFIAT100周年目を機にフルモデルチェンジされラインナップは一新されました。よってイプシロンの「兄弟」は"旧型の"プントとなります。 ベースは同じものの、プントとイプシロンはブランドとして区別され若干ながらイプシロンの方が「高級」志向の様です。同じエンジン/トランスミッションでほぼ同じ装備(クーラ、エアバッグetc)であれば、本国イタリアではイプシロンの方が1割程度割高だとか。 我が家のイプシロンは「LX」と言う最上級グレードで旧プントのスポーツバージョン、「スポルティング・アバルト」と同エンジンでほぼ同じ装備です。 日本での販売価格はイプシロンとプント・スポルティング・アバルトではややプントが高価です。「アバルト」と言う「ブランド」価値を考慮すると妥当な価格と言えるでしょう。 一般的に「並行輸入車は割安」と聞きますが、イプシロン(LX)に限っては全く正規輸入車との差異は無い様に思いますがどうなんでしょう? |