約5,000km毎に交換するようにしています。 ちなみにこれまでのオイル交換暦は、 1)約 1,500q1ヶ月点検時にディーラにて 2)約 3,000q自宅にてDIY 3)約 5,000q自宅にてDIY 4)約10,000q自宅にてDIY 5)約15,000q自宅にてDIY : と、納車後5回行っていることになります。納車直後から5,000qまでは「慣らし」と言うこともあり1,500q〜2,000q毎でしたが、それ以降は5,000q毎ペースを忠実に守っています。 ![]() 銘柄はAgip(10W-40) 自分自身の手により行うようになったのは、前車パンダ時代はもちろんの事、まだ自分のクルマを持つ前の学生時代、すなわち実家のクルマに対しても行っていました。 そこで交換手順を簡単に書いていきます。 まず、用意するモノ。「交換」なので新規に入れるオイルが必要です。我が家のイプシロンの場合1.2gの16ヴァルブですがマニュアルによるとオイルの容量は2.5gとの事。市販の「4g缶」では1/3以上余ってしまいますがそれでもやはり4g缶を購入します。理由は後述します。 次に必要なのは廃棄用オイルの廃油パックです。私は「5989(ゴックンパック)」なる台所で使う「吸わせるテンプル」みたいなヤツを使用してます。 数年前までは古いオイルは元の4g缶に入れてガソリンスタンドに給油のついでに持っていくと快く無料で引き取ってくれたのですが、今では事業ゴミの「有料化」で廃油も受け取ってくれなくなってしまいました。で、仕方なく「5989」で「吸わせ」て家庭ごみとして出しています。 ![]() 「5989(ゴックンパック)」、¥400程で買えます 準備が出来たら、早速交換作業に入りましょう。まず古いオイルを抜くのですが我が家には当然「バキューム装置」などはありませんのでいわゆる「下抜き」になります。 特にジャッキアップのせずでもちょっと無理をすればオイルパンを認めることが出来ます。またキケンなのでジャッキアップしたままの不安定な状態でもぐるのはやめましょう。 オイルパンの排油口は一般的な国産車などと同様で後方に向かって付いています。最近までは知りませんでしたが後方についている理由は、走行中の「飛び石」等による「栓」への障害を配慮してのことだそうです。 ![]() オイルパンの位置を確認 さて、早速旧いオイルを抜きましょう。オイルが垂れ落ちてくるだろう位置に「5989」を広げて置き、栓を抜きます。この時エンジン上部の「フタ」類を外しておきます。すなわちオイルの給油用キャップやオイルゲージを外しておきましょう。そうすると勢い良くオイルが出てくれます。 ![]() 「キャップ」を外しておくのを忘れずに また、それまでクルマを走らせていた場合、エンジンが熱せられオイルも高温になっている場合がありますが、ある程度温度が高い方が勢いよくオイルが出てくれるかわりに火傷(やけど)には十分注意して作業を行って下さい。 ![]() 「5989」を敷き、オイルを抜きます オイルが全部抜けきるまでしばらく待ちます。そうですねぇ、私の場合10分程度待ち、そして最後に車体を揺すってオイルパンの中をできるだけカラにします。 ここで一旦、オイルパンの栓を締めます。が、後でもう一度オイルを抜くので気持ちかる〜く閉める程度にとどめておきます。 冒頭にも書きましたが、我が家のイプシロン(1.2g16ヴァルブ)のオイルの量は2.5gです。購入したオイルは4g缶です。1.5g余る計算になりますが、余るであろう新品オイルを利用してエンジン内の「洗浄」をしてやります。 約1gの「洗浄用オイル」が入りました。ここで一旦、給油口のキャップとオイルゲージを閉めます。そしてエンジン始動!。 規定の量のオイルが入っていないませんが、短時間の低回転なので特には問題はないと思いますが、ま、ハッキリとした根拠も無いので気になる方は規定量の2.5g入れてするのが無難です。(中には「洗浄専用」オイルを準備する方もいるようです) 私の場合、この状態で2〜3分程待ちます。 ![]() しばしお待ちを・・・ エンジンを止め、最初に「排油」を行った手順で「洗浄」用オイルを抜きます。この時、若干オイルが熱くなっているので取り扱いには十分注意してください。 これでエンジン内はだいぶキレイになりました。少なくとも「気分的」にはそうでしょう。次は最終段階・新オイルの「給油」です。 ![]() 「洗浄用」オイルも「5989」に吸わせます 続いて新品オイルを規定量まで入れますが、まずは「底」に栓をしなくてはなりません。普通はそのままレンチで絞めるだけですが、私の場合ちょっと「手」を加えます。 水道管修理に使う隙間を埋める「テープ」を巻きます。 これは、街のDIYセンタでも売っている粘着力の無いテープの様なもので、貼ると「ゴムパッキン」のような役割をしてくれます。これをオイルパンの底の「栓」のネジ部分に1〜2重に巻いてやります。伸ばしながら巻いてやるととても薄く巻けるので、それによってナジ穴に入らなくなると言うことはありません。 ![]() 漏れ防止になります 緩すぎず絞めすぎ無い程度に絞めます。そうですねレンチを片手でトントンと言った感じでしょうか? 自分自身でオイル交換をされる方の多くに、いや整備工場に任せている方でもオイルの滲みを経験した方は多いと思います。が、この方法を採っているためか私はこれまで「滲み」の経験はありません。 あとは、上から新オイルを規定の量だけ入れてやります。新オイルは色が薄く透明に近いのでオイルゲージでも量が分かり難いかもしれません。よって、入れるときに量を測りながら入れた方がいいかもしれません。 正確に計って入れたい方はやっぱり「オイルさし」を購入してください ![]() 500cc刻みの計量カップがあると便利です 給油キャップ、オイルゲージをしっかりはめて、これでオイル交換は終了です。が、やはり「オイルもれ」が心配なので数km走った後にチェックをしましょう。そう、何事も「チェック」は重要です。 余談ですが、知人でガソリンスタンドでオイルレベルチェックをしてもらいしばらく走行した後、どうも調子がおかしいので改めてボンネットを開けてみると、なんと、オイルゲージが抜かれたままでエンジン上部に「横たわっていた」と言う事があったそうです。オイルゲージを差す穴からオイルが飛び散り、ボンネット裏は勿論、エンジンルーム全体もオイルまみれだったとか・・・。ガソリンスタンドの多くはこんな初歩的なミスはしないとは思いますが、やはり最終的には自分の「目」で確かめたいものです。 私の住む街では「5989」は「不燃ゴミ」として普通に出す事が出来ます。もしかしたら地域によって「有料ゴミ」であるかもしれませんがその時はちゃんと地域のルールを守ってください。決して河川等に垂れ流しをしない事! |