セドの沢左俣(丹沢)
2007.6.21
メンバー ななこ(L)、つくる

大倉9:00〜戸沢(水無川本谷の取付き)10:27〜三俣状12:20〜木ノ又大日2:00-3:00〜戸沢4:10〜大倉5:50

戸沢から水無川本谷の河原に入って、沢筋を歩き始めると、疲労がたまっているのか集中できず、ぎこちない歩きである。ゲレンデのような沢だからと、ちょっと無理して出かけてきたことを悔やむが、リーダーから、「こころここにあらずだよ!ちゃんと集中して」と情け容赦がない。

しばらくゴーロを進み本谷のF1。今日の目的はセドの沢なので、左壁の鎖を使って簡単にこえる。右からセドの沢が流れ込み、そちらに入っていくとすぐにセドの沢F1。一昨年右俣を遡行した時に登っているので、今回は左壁の鎖をつたってパス。F2は右壁をこえる。ここで二股になり、いよいよ左俣にはいっていく。


本谷F1


セドの沢のF2

いくつか、やさしい小滝を快適にこえて、すぐに左俣の核心となる大滝F3に着く。下段をフリーであがったところで、ロープをだす。白山書房の「東京付近の沢」にくわしくのぼり方が説明してあるので、「良いルート」にしたがって、やさしいバンドをつたって、流水の右にとりつく。ハーケンが一つ打ってあり、ランニングをとり、少し上がる。そこから右に移るらしいが、スラブっぽくて、いやらしいので、少し迷ってから、瀑身に入って落ち口までぬけた。流水は激しいが、ホールド、スタンスは最後までかちっとしていた(3級くらい)。フォローで、ななこさんは、ガイドブックどおり右側をのぼってきた。微妙だけど見た目より簡単とのことだった。


左俣のF3

進んで、大岩のある三俣状で、休憩をとる。

三俣から、遡行図にしたがって、まん中を選んで遡行を続ける。と大きな滝に行く手を阻まれる。少なくとも8Mくらい。遡行図をみるとそんな滝はなく、10M美瀑がのっているが、それは本流ではなくて、枝沢から、本流にかかっているはずである。みまわすと、踏み後が、右にも左にもあり、滝につきあたった人が右往左往しているようにもみえる。
知らないうちに、支流にひきこまれてしまったのだろうか?原因がわからないまま、やさしそうなところを行こうと、三俣状の左側の支流をつめていくことにした。しばらく行くと、6×6メートルのすだれ状のきれいな棚があらわれ、それを右からまいて、さらにつめていくと、それ以外の目立った滝はあらわれないで、ガレになる。最後のつめで、リーダーがいつものように猛然とラストスパート。ずるずるの足場が大好きのようだ。誰もスピードについていけないよ。一度ルンゼの奥で、大きな岩に行く手をはばまれて、少しもどったが、そのままつめていって、表尾根から南に派生する尾根にあがる。そこにはしっかりした、踏み後がついていた。表尾根に出ると、木ノ又大日の小屋だった。誰もいない小屋のまえで、沢支度をかたづけて、休憩。すずしい風がとおりぬけて、ずっとそこにいたくなる気持ちのよさだった。

帰りは、少し縦走路をたどり、政治郎尾根をくだる。途中で疲労困憊で足もとがふらふら、目もうつろな単独のハイカーを追いこす。ヤビツから縦走して、塔ノ岳にたどりつけそうにないので適当なところから下ってきたとのこと。「ここはどこですか」と聞かれてしまった。林道にでる直前の、もう安全なところだったので、はげまして追い抜いていく。

帰ってから、ガイドブックをみて、どこでルートをはずしたのか調べてみると、つきあたった8Mの滝をこえていくのが本流であり、私達が遡行したのは左の支流だった。8Mの滝は、他のガイドではちゃんとのっていたのだが、遡行図をコピーしていった「東京付近の沢」には4Mとあり、それは少し誤差の範囲を超えているのではないだろうか?と思う。
そんなわけで、今回結果的にたくさんの滝をパスしてしまい、あっけない遡行であった。
 記 つくる

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