2008.8.13/14
金峰山・瑞牆山
メンバー:ひろみん(L)、野村、ゲスト・ゆきちゃん

今回は、親子ほども歳が離れたゆきちゃんと、その娘風なひろみん&わたしの、即席の親子みたいな山行。朝6時40分頃、高尾駅集合の予定が、寝坊してしまい、10分ほど遅刻。高尾駅での遅れは10分でも、到着駅の塩山に着いた頃には、30分も時間を押してしまっていた。二人に何度も謝る。申し訳ない…。車内は、私たちと同じように、山に行く人も多く、満席だった。

塩山駅に着いた後、ひろみんが予約してくれていたタクシーに乗って、大弛峠に向かう。林道を走りながら、空を見ると、怪しい雲。そのうち、雨がポツポツと降り出したと思ったら、大きな雨粒に変わった。金峰山は、岩が多いので、岩が濡れていては危険だと、心配になる。タクシーに乗ること1時間強。大弛峠に着いた頃には、雨は上がり、いい天気になっていた。峠のトイレに寄るも、鼻がひん曲がりそうな悪臭で、三人とも顔をしかめながらトイレから出て来た。

9時50分、大弛峠出発。しばらく林道を歩くも、途中で「ん?なんかおかしくない?」と、みな気付き、よくよく地図を見てみると、やっぱり道が違っていた。10分ほど歩いて、Uターン。10時20分、ようやく、本来の登山口から出発。

登山道は、原生林ばかりで、とても心地よい。木々が好き放題自由に育っている感じがいい。そんな自由な木々の間をしばらく歩くと、突然、岩がゴロゴロ積み重なった場所に出た。辺りはガスがたちこめている。どこからかホラ貝の音も聞こえてきた。ゆきちゃんは「風情があるね〜!」と嬉しそうだ。朝日岳を越えると、岩がゴロゴロした少し急な下りがあるものの、そこから先も難所はなく、とつぜん開けた空が見えたと思ったら、ケルンが幾つもある広場に出た。ケルンを横目に尾根を歩いていくと、岩は大きな岩に変わり、わっせわっせと、小人になった気分で岩を越えると、山頂には巨大な五丈岩。その大きさと、巨石が積み重なった様子に、圧倒された。五丈岩に登る人もいるらしく、私も登りたくてウズウズしたけれど、ななこさんから出発前に「登っちゃだめだよ」と念を押されていたので、おとなしく今夜のテン場・大日小屋へと足を向けた。

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大日小屋までのルートは、岩場が多く、山梨側は切り立った崖になっている。落ちることはないだろうけど、その絶壁を覗き込むだけで、胸がヒヤヒヤした。この道のりを、逆から登るとすると(瑞牆山荘から金峰山へ)、大変だろうなと思う。岩を一歩一歩慎重に歩き終えると、また、自由奔放な原生林のルートになる。標高が下がる度に、さっき見た五丈岩や、山頂から見えた水墨画に出て来そうな岩塊たちから、どんどん遠ざかって行くのが寂しく思えた。だからか、突然現れた大日岩に、ちょっと嬉しくなってしまった。大日岩から歩くこと約30分、今日の寝床、大日小屋のテン場に到着。テン場に、ガラスの破片など、ゴミが結構沢山落ちていたのが残念。

大日小屋は無人のうえ、この日のテン場には、私たち以外は誰もいなかった。ひろみんがこっそり持って来てくれたビールで乾杯をした。これにはびっくりしたし、とても嬉しかった…!夕食も終え、さて寝ようかと、テントの中に潜り込む。頭と足を互い違いに寝転ぶも、さすがに密着した3人では暑い暑い!暑いながらも、一足先に寝ていると、ひろみんが「空がピカピカ光ってる」という。テントから首を出して空を見上げ、落雷を防ぐべく、大日小屋に避難できそうなら避難しようと、視察に出た。大日小屋はだだっ広かった。避難を決めた私たちは、荷物をまとめ、カルガモの親子みたいだと話しながら、夜道を下った。広すぎる小屋で、私とひろみんは幽霊が出るんじゃないかなど、新たな不安を抱え、夜中に何度も目が覚めた。翌朝、ゆきちゃんだけは「すごく熟睡できた!」と、満足そうな顔をしていた。さすがお母さん。。

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翌日は、とても良い天気で、瑞牆山荘から上がって来た人が、昨日はすごい雷だったと話していた。大日小屋から富士見平小屋までは、1時間も掛からなかった。富士見平小屋のテン場も気持ちよさそう。ゆきちゃんは、瑞牆山には行ったことがあるからここで留守番をすると言うので、私とひろみんと二人で瑞牆山に行くことにした。瑞牆への道は20分ほど歩くと気持ちいい小川があり、顔を洗い、さっぱりする。小川から山頂までは、岩がゴロゴロの道で、途中、設置されたロープや梯子を使う箇所もあり、なんだか探検隊になった気分。瑞牆山山頂からは、昨日の金峰山山頂の五丈岩が、豆粒ほどにしか見えないことに驚いた。瑞牆から下山すると、ゆきちゃんは「ホント、ここ、いいわ〜!今度テントを持って来て、ここでスキヤキをする」と、とても気に入ってくつろいでいた様子。十分な休息を取ったお陰で、瑞牆山荘までの道のりは、大変軽やかな足取り。瑞牆山荘に到着後、バスが来るまでの間、3人で瑞牆山荘のカフェで、生ビールで乾杯した。下山後のビールほど、おいしいものはない。20分のビールタイムはあっという間で、私たちは慌ててバスに飛び乗った。帰りの電車はまた満席だったけれど、私とひろみんは、舐めるように地図を眺め、次はここに行きたい、あそこに行きたいと、新たな目標に胸を膨らませながら帰途についた。

記録:野村

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