風景の中の野鳥

 大げさな題名ですが、今までの私の野鳥写真はどちらかと
いうと、野鳥のアップが多かったように思います。もちろん、
野鳥図鑑のように野鳥の細部が解るアップ写真はインパク
トもあり野鳥撮影の基本だと思いますが、最近、一歩引いて
撮るとでもいうのでしょうか、風景の中に一部分として、野鳥
を捉えてみることにとても興味がわいてきました。その意味
から、ここ2年ぐらいの間に撮り貯めた野鳥写真の中で、野
鳥と周囲の風景とが溶け合って、一つのハーモニーを醸し
出しているような写真(?)をここに集めてみました。
 ご覧頂ければ、幸いです。
 (追記) この間、三越で開催された日本画家、上村敦之氏の花鳥画展を
見てまいりました。とても素晴らしいものでしたが、彼の花鳥画の真髄は余
白にありとのことでした。余白、つまり何も描かない所は、鳥を取り巻く空気
であり、日本人が鳥に託す思い、情緒を表現していることなのだそうです。
 写真は意図的に余白を作ることは出来ませんが、余白に何を撮るかとい
うことは出来るでしょう。それは、野鳥を画面いっぱいに撮ることではありま
せん。野鳥は出来るだけ小さく撮らなければならないということです。つま
り、あえて主役の野鳥を小さく撮り、この野鳥が存在する環境、背景がわか
るような撮り方、風景と野鳥に一体となって、写真として何かストリーが存
在するような構図とでもいうのでしょうか。日本画と写真とは異なるもので
すが、なにか目指す方向としては、同じものがあるような気がしてなりませ
ん。
 しかし、言うは易く、実際、写真を撮る立場に立てば、これはかなり難しい
ことです。野鳥だけでも、なかなか気に入ったものが撮れないのに、これに
周囲の背景を考慮して構図を作り出すことはかなり難しいことです。でも、
あえてこれに挑戦することこそが写真撮影の醍醐味でもあり、作品として
の芸術性を高めることになるのでしょう。頑張ります。
 
 一年は早い。もう紅葉の季節も終わりです。エナガの季節が到来です。(撮
影H29.12.1)


 桜が終わり、早くも新緑の季節となりました。夏鳥のはしりとして、キビタキ
やって来て軽快に囀っています。(撮影4月30日)


 茨城県菅生沼の小白鳥です。夕方、餌場に移動するところがシャッターチャ
ンスなのですが、一昨年の写真(下記7枚目)に比べてどうでしょうか。(撮影2
月2日)



 かわせみが獲物をゲットするために水中に突入、空振りで水面上に飛び上が
ったところです。芭蕉の古池やの句を思い出すような静寂な環境でした。(撮影
H29.1.17) 


 初冬のえながです。もう,僅かな残り紅葉ですが、綺麗な1枚が残っていまし
た。(撮影H28.12.17)


 大柏川沿いの河原、油菜の枯れた実に群がるかわらひわを撮ったももので
す。昨年、撮影したものですが、今年の市川市写真展で佳作の評価を得ました
ので、掲載させて頂きました。背景が偶々、橋の下で、暗かったのがよかった
のでしょう。(撮影H27.7.7)


 さくらの季節となりました。あいにくの曇り空で桜が映えないのですが、こさぎ
が出てきてくれて、やっと絵になりました。(撮影H28.4.6)


  磯にたたずむいそひよどり、何か孤独感がただよっていますね。伊豆大島
の海岸で撮影したものです。(撮影H28.2.18)


 涼しげにこぶはくちょうが泳いでいるでしょう。もうしっかりこの池の主人公に
なりました。(撮影H27.5.30)


  茨城県坂東市菅生沼の小白鳥です。風景と野鳥のテーマにピタリの被写
体ですが、なかなか腕前が付いていってないようです。(撮影月日H27.2.2
0)




 
 睡蓮の池の中を進むカルガモの親子です。家路なのでしょうか。(撮影月日H
26.5.20)


 初夏の広葉樹林の中で気持ち良くさえずるキビタキ(撮影月日H26.5.8)


 5月の節句、池面に鯉のぼりが映っています。水面にはカイツブリの親子、上
空にはツバメが飛んでいます。穏やかな春の日の午後です。(撮影月日H26.
5.2)


 菜の花に煙る大柏川、だいさぎとカルガモがゆったり餌をとっています。(撮
影月日H26.4.22)


 野ばらの実を狙うじょうびたき君です。(撮影月日H26.1.7)


 流れにたたずむだいさぎです。(撮影月日H25.9.11)



 枯れ野を独り占めにするひよどり(撮影月日H25.1.4)


 別れの日、近し、小鴨としまあじ(撮影月日H24.4.15)


 獲物を狙うこあじさし(撮影日H21.5.12)


 新緑の中のかわせみ(撮影日H21.5.10)


 枯木にとまり餌を狙うもず(撮影日H21.1.16)

 

 草紅葉の中を飛ぶだいさぎ


  こさぎのいる池


  きじの雄たけび


  初夏を告げるおおよしきり


  新緑のきあししぎ


  ひどりがもの北帰行?

  
  早春のおおじゅりん


 見返り美人のかわせみ




 日向ぼっこするるりびたき


 凍えるかも


 
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