イエローストーンとグランドティトーン国立公園
   巡り6日間の旅
 
 アメリカの三大国立公園と言えば、グランドキャニオン、ヨセミテ、そしてイ
エローストーンになりますが、残念ながらイエローストーンだけが、未だ行っ
たことがなく、いつか機会があればと思っていたところ、偶々、H交通社の
パンフの中に、イエローストーンがほぼ単体で行けるツァーがあり、好奇心
に勝てず、もう八十路で、十分くたびれた肉体に鞭打って参加いたしまし
た。成田からダラスまで12時間、ここで乗り継ぎ、ソルトレイクまで3時間、
それからイエローストーンまで、バスで更に5時間の長旅に耐え抜き、無
事、ほぼ満足して帰ってまいりました。
 イエローストーンは世界初の国立公園で、四国の半分ほどの広大な面積
があります。この公園のシンボルになったガイザー(間欠泉)とホットスプリ
ング(温泉)が多数存在し、太古からの原風景ともいうべき姿が見られま
す。特に、夕日に映えるグランドプリズマティックスプリングは本当に素晴ら
しいものでした。残念ながら、私のカメラ技術では再現できない色ですね。
また、公園東部にはイエローストーン川が流れ、大渓谷と美しい景観を楽し
ませてくれました。でも、この種、ツァーの宿命ですが、短い時間での観光
に追いまくられて、ゆっくりと景観を堪能する時間がないのが残念です。特
にカメラを趣味にする者にはつらいことです。
 一方、すぐ南に隣接するグランドティートン公園の方は、ティートン山脈を
中心とした山岳公園です。このツァーはこの山麓を何か所か、バスで巡る
だけのものですが、偶々、山火事の影響でガスがかかり、山の景観は駄目
かなと思っていたところ、幸いにも翌朝は晴れ渡り、残雪が残る急峻な四
千メートル級の山々をかいま見ることが出来ました。
 今回のツァーは素晴らしい添乗員さんや仲間たち、そして何回かの幸運
にも恵まれ、実質3日間の観光でしたが、内容的にはとても充実したもの
でした。また、来年も挑戦したい気持ちです。
 後半はつたない映像ですが、ご笑覧くだされば幸いです。
 
 イエローストーンを代表する世界最大級の間欠泉、オールドフェィスフル
ガイザーです。60〜90分おきに休みなく噴出します。




 このエリアは世界で最も多くの間欠泉が集中しているところだそうです。


 ジャイアントガイザーです。噴気孔が盛り上がって、まるで人の像のようで
すね。


 グロッドガイザー、ほら穴という意味だそうです。ごぼごぼと異様な音を立
てて、大量の熱水を吐き出しています。


 キャッスルガイザー、勢いよく熱水を噴出しています。しぶきが跳んできま
すので、濡れないよう注意が必要です。

 
 モーニンググローリープール、朝顔の花の意味です。中央部分はバクテリ
アが住めない程の高温のため、青色です。周辺部分は温度によって異なる
バクテリアが住んでいるので、自然にこのようなグラデーションが出来上が
ったものだそうです。丁度、夕方でとても幻想的な風景でした。




 イエローストーンの顔とも言えるグランドプラズマティックスプリングです。
一般のパンフに乗っている映像は付近の山の上から撮影したもの、私たち
はそこまでの時間がありませんので、周囲を散策しながら撮ったものです。
でも、素晴らしいカラーですね。直径113メートルだそうです。




 ターコイズプール、すこし乳白色がかった青い色のプールです。グランドプ
ラズマティックスプリングの直ぐ傍にあります。


 エクセルシオールガイザー、92度ほどの熱水が湧き出ています。


 
 マンモスホットスプリングス、公園の北西部に位置し、温泉に含まれる石
灰分が階段状に蓄積され巨大なデコレーションになっています。トルコのパ
ッムカレに似ていますね。





 

 イエローストーン大渓谷のローワー滝です。高低差100m、滝の両側に
はイエローストーン公園の名前の由来となった黄色がかった色の大渓谷が
広がります。渓谷の深さは450mだそうで、遠景からの展望だけです。




アッパー滝です。こちらは滝を上から見下ろすだけです。




 多くの野生動物に出会えると聞いていましたが、今回は残念ながらバッフ
ァローの遠望だけでした。2枚目、ジャクソン市内のお店での写真をご覧く
ださい。すごいですね。



 

 もう一つの国立公園、グランドティートンです。ジャクソンレイクロッジから
のティートン山脈の遠望です。ガスがかかってよく見えませんね。


 西部劇映画「シェーン」に出てくる農家だという撮影スッポト、広角レンズ
の使用で家が歪んでしまいました。2枚目は大丈夫です。








 公園内の草原に建つ無人の教会、礼拝堂の中からの撮影です。



 


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