南部アフリカ8日間の旅

 若干のボケに加え、体力的にもとても無理だろうと考えていたアフリカ旅
行が実現したのです。家内の友人からお誘いがあり、3人一緒ならばとい
うことでとんとん拍子に話がまとまり、10月1日出発が決まりました。香港
まで5時間、ここから飛行機を乗り継ぎ南アフリカのヨハネスブルグまで13
時間、気が遠くなるような4泊7日の長旅です。おまけに、帰路、ヨハネスブ
ルグ発の便が数時間遅れで、香港から成田に帰る乗り継ぎ便がなくなり、
翌朝の羽田便に変更になるなど、かなりのトラブルに見舞われましたが、
観光内容としてはまことに素晴らしいものがあり、成果としては十分余りあ
るものでした。苦労して行った甲斐は十分ありました。
 このツァーは大きく分けて、3か所になります。一つはテーブルマウンテ
ン、喜望峰などを中心とするケープ半島の観光、2つ目は世界3大瀑布の
一つビクトリアの滝、3つ目は象等の野生動物が見られるチョベ国立公園で
す。いずれもツァー会社の宣伝どおり、絶景と感動の南部アフリカの旅でし
た。ただ、強いて難を言えば、プレトリアのジャカランダの花が未だ2分咲き
程度で、あまり見栄えがしなかったこと、ビクトリアの滝がこの時期、乾季
のため水量不足でやや迫力に欠けていたかな、ということぐらいでした。訪
問した国は南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナの4か国、その間
の移動は南アフリカ航空の国内線などを利用するわけですが、朝4時出
発、それから機内での出入国カードの記載など結構せわしなく、かなりの強
行軍がこのツァーの特徴でしょう。その意味では、若者向きのツァーです
が、参加者はほとんど年配者ばかりで、それに皆さんとても元気でした。
 最後に一言、チョベ国立公園でのサファリドライブ、トヨタ車(ハイラックス
サーフ)を使っていましたが、黒人運転手がトヨタNo1と大声で何回も自慢
することでした。帰国後の新聞記事で、アフリカの悪路で10年間も故障な
しで使用できるのはトヨタの車だと記載されている記事を見て、さすが世界
のトヨタだ、地球の最果ての地でそこの住民にこのような大きな評価を得ら
れている日本の企業の素晴らしさを改めて誇らしく覚えました。
 後は写真を見て頂くことになりますが、残念ながら現物を上回るような映
像はありませんので、この点はご容赦下さい。

 プレトリアのジャカランダです。最盛期は市内が花で埋まるそうですが。




 ケーブルカーでテーブルマウンテン頂上に向かう。頂上からはライオンズヘッ
ド、ケープタウンの市街地が一望です。好天に恵まれ素晴らしい眺めでし
た。




 アフリカペンギンの生息するボルターズビーチです。きれいなビーチです
ね。 


 喜望峰に向かう途中で出会ったダチョウの親子です。バス内からの撮影
したものです。


 喜望峰の記念碑のある側の海岸の風景です。海鳥が沢山飛んでいまし
た。絵になる風景なのですが、腕の方が。

 
 ケープポイントから見た喜望峰(写真左端)です。アフリカ大陸の最南端は
ケープポイントなのだそうです。


 ケープポイント付近の崖下の風景です。打ち寄せる波が綺麗ですね。


 これがケープポイントの岬です。中腹に白い灯台が小さく見えます。 

 
 ケープタウンの夜景です。

 
 翌日、いよいよビクトリアの滝に入ります。最初はザンビア側からの観光
ですが、乾季のため、あまり迫力がありませんね。



 
 続いて、ジンバブエ側からの観光です。こちらは水量も多く迫力満点でし
た。まずは同国の市民との交流です。赤ちゃんが可愛いですね。



  
 これがメーンフォールです。虹がきれいでしょう。

 




 ヘリコプターからの滝の観光は最終日でしたが、ここで紹介しておきす。
やはり迫力が違いますし、この滝が地割れから出来ていることもよくわかり
ます。でも、たった15分の飛行で2万3千円はちょっと高過ぎますね。



 

 

 


 ツァー最後のボツナワのチョベ国立公園へ、トヨタ車でドライブに向かいま
す。座席は9人乗りで周囲を見渡せるように上下の段差がついています。
最後尾の上段は上り下りが大変です。結構揺れますので、シートベルはし
っかりと。




 いきなり水浴びしているアフリカ象の群れに出会いました。車のすぐ傍を
通過してゆくときは怖いほどの迫力がありました。チョベ国立公園はちょう
ど四国ほどの面積があるそうですが、我々はそのほんの入り口程度に入っ
ただけなのです。残念ながら、ライオン、豹などの猫科の動物には出会うこ
とは出来ませんでした。日中のツァーでは無理なのですね。












 食後、今度はボートによるチョベ川のサファリです。こちらの方が広範囲
の野生動物が見ることが出来ます。河馬や鰐が近くでよく見えます。









 

 。

 
 最後にジンバブエのホテルの近くの工芸品店の様子を紹介して終りにし
ます。南アフリカなどのごく一部の国を除き、まだまだ貧しいようですね。で
も人なっつこく、ゆったりとした国民性、自然豊か、食べ物も豊富、将来は
西欧型ではない素晴らしい国群になりそうな予感がします。

 








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