utix, inc.
ユーティックス 2期工事



2013年に竣工したutix新オフィスの2期工事として、制作部門が所属する同ビル3階の全面改修を行った。
1期工事との共通の意匠として、本棚とオーク材を用いている。
本棚にはエントランスの呼び出し電話のほか、セキュリティのカードリーダー、
タイムカウンターや行動予定表といった様々な機能が集約されている。


date : 2016.05(2期工事)
type : office interior
status : completed
location : Chuuo-ku , tokyo
floor area : 240m2
contractor : MIRI
photo : Takahiko Fuse

プランニングは1期工事とは対照的に、入口からワンフロアを広く見渡せる計画とした。

ミーティングスペースも閉じずに、仕上げだけで領域を分けている。
12人用デスク、ベンチ、モニター支柱、ペンダント照明も造作とした。

ミーティングスペース背面のガラスは、ホワイトボードの代替としてマーカーで書き込むことを想定している。

本棚の裏側には、自販機コーナー、給茶コーナー、OAコーナー、クロークといった機能が展開する。

各コーナーには本棚に合わせた開口が設けてある。
執務室を望む窓であり、また排煙エリアを共通化するための開口でもある。

どこからでも見える本棚。モニタ上の情報を扱うIT企業のオフィスにおいて、手に触れられる情報の集積としての本棚が、
物理的な象徴として存在しつつ、精神的な拠り所となることを意図している。



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