このギリシャ(出身)のグループは、666で初めて聴いた。大昔、日本でも「雨と涙」がヒットし、ラジオ族にはちょっとした知名度はあったようだ。その後、ヴァンゲリスの活躍で初めてクローズアップされたのが日本での状況だと思う。欧米ではヴァンゲリスと同じくらい、ヴォーカルのデミソ・ルソスの人気が高い。哀愁のカウンター・テナーのような、大変印象的なヴォーカルは一度聴いたら耳に残る。このファーストアルバムはギリシャ原盤かと思いきや、フランスで録音されたようで、どうもフランス盤がオリジナルのようだ。 |
138 350 label |
私はこのアルバムとセカンドアルバムは掘らなかった。 というのは、このアルバムを買おうとしたとき、いきなりオリジナル盤らしきものを探して買ったからだ。 いろんな欧州盤を見て、ジャケットのデザインから、これはフランス盤がオリジナルに違いないと確信した。ひょっとすると間違ってるかもしれないが。 音を聴く限り、これでいいような気がするし、このフランス盤からはオリジナル盤のオーラが出てる気がする(笑) ジャケット表は各国盤も同じようなデザインだが、裏に違いがある。英盤はメンバーのプロフィールが載っていて、英用に作り変えたように感じられる。 |
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![]() ![]() flip back cover(no Papathanassiou credit) non flip back cover (E.Papathanassiou credit) 2008/6/23追記 |
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これもフランス盤がオリジナルだろうと思う。やはりフランスでの録音だし、ジャケットにはフラップが付いている。英盤のジャケットはフラップがないし、自信はないが、音的にもこれでオリジナルと思えば何の不満もない(笑) 紙ジャケットで出たのは英盤のジャケットをスキャンしてあるのでフラップが付いていない。 Let Me Love Let Me Love/Marie Jolie spain issue |
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最初に聴いたのは1976年ドイツ盤(vertigo
space shipレーベル)だった。いきなり凄い音でびっくりした。 |
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最初に友人から借りたドイツ盤のあと、数年後に日本盤が出たので迷わずに買った。しかし、見開きの絵が白黒・・・これってやはり手抜き ですよね。 その後いつかはオリジナルを買ってやろうと思っていたが,どの盤がオリジナルなのかわからない。なんせ前の2枚と違い,同じPhillips系列なのだが、かのVertigoからリリースされているのだ。数枚買ってみたがそれでもオリジナルがよくわからない。 1.録音はフランス 2.英初版にはドイツ製ジャケットが使われている ( 英Swirl レーベルの一部とspace shipレーベルはVOナンバーの英ジャケがある) このことから、オリジナルは英か、仏もしくは独のどれかと思われる。 いくらなんでもUSはないだろう(笑) (あるいは全く的外れ?) 状況からすると、やはりフランス盤が本命だが、Vertigoのフランス盤というのも説得力に欠ける。他にVertigoのフランスオリジナルというのは聞いたことがない。そうなるとやはり英盤か?しかし、独ジャケットの疑問が残る。これはもう買って聴いてみるしかない。 聴いてみたら答えはすぐに出た。やはり英盤を凌ぐ音は仏、独盤からは出てこない。 鮮度の高さで圧倒的に英盤に優位性がある。これでいいんだ。(けど疲れた・・・) おまけでBreakのAプロモを入手した。これがまた素晴らしく澄んだ音で、やはりシングルは素晴らしい と思わせるいい買い物だった。LPは最内周ということもあって、この曲はシングルの方に分があるようだ。 |
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シデラスがアフロ解散後に参加したギリシャのグループだ。写真は日本盤。こんなものが出てたとは。オリジナルは当然ギリシャ盤だと思うが、見たこともない。内容は大変素晴らしい。プログレではなく歌も英語で、米でヒットしたらよかったのに という、とても高品位のポップミュージックだ。音質がまた素晴らしい。CDでは絶対出ないような、アナログならではの音の良さを楽しめる。 |