●フィリピンツアーのご案内

 「三多摩・カサナグの会」では、8月8日から16日にかけて、フィリピンツアーを行います。
 フィリピンの労働者の状況を知り、また、相手との交流を通じて、労働者の国際連帯とは何か、を考える旅として企画しました。
 訪問先は、元「従軍慰安婦」たちとの交流や日本大使館への抗議行動。解雇問題で闘っているフィリピン・トヨタ労組訪問、アンバ・バーラの支所が組織化を進める元アメリカ空軍基地にあるクラーク経済区での交流と見学、また、バタアン半島の先端にあるマリベレスの経済特別区の見学と古くからここで闘う労働組合の設立に苦闘するアンバ・バーラとの経験交流や、労働組合を作った途端、すべてを放り出して逃げてしまった100円ライターのメーカー「イワホリ」の労働者との話し合いやアンバ・バーラのメンバーとの交流などです。この旅によって労働者にとって国際連帯とは何か、を体験的に知ることができます。そして、海外に進出した企業が現地で、どのようなことをやっているかも、知ることができるでしょう。
 日本企業の海外進出によって、現地で何が起こっているか、を考えることは、同時に日本から工場が消えていったことにも深く関わります。また、それがグローバリゼーションの現実の姿を目の当たりにすることにもつながります。

 カサナグの会は、20年以上もアンバ・バーラをカウンターパートナーとして、現地との連帯運動に取り組んできました。顔と顔の見える関係、草の根レベルでの連帯運動とはどうあるべきなのかを探り続けてきましたし、これからも長いお付き合いのなかから、ともに労働者としてのあり方を考えています。
 そのようななかで、企画されたツアーです。
 ご参加下さる方を募集しています。

(要 領)
日時=05年8月8日(月)〜16日(火)

日程=8/8 成田→マニラ(ホテル泊)
       9 <マニラ> 元「従軍慰安婦」団体との交流
      10 <マニラ> 元「従軍慰安婦」日本大使館への抗議行動
      11 <マカニケorラヤット> 元「従軍慰安婦」訪問
      12 <マリベレス> 特別経済区見学〜フィリピンイワホリ労組との交流
      13 <アンヘルス> クラーク経済区見学
      14 <ラグナ> フィリピントヨタ、ラグナ経済区見学
      15 <ラグナ> フィリピントヨタ労組との交流
      16 マニラ→成田

費用=およそ16万円(現地宿泊費、食事代、交通費、現地へのカンパなどを含む。おみやげ代、途中での個人的な飲食費を除きます。従って、現地ではほとんどお金はかかりません)

参加希望、お問い合わせは=「三多摩・カサナグの会」
         日野市多摩平1−5−12 タカラ豊田ホームズ601
         TEL=042−584−5888 FAX042−587−0150
         または、児玉繁信(カサナグの会代表)090−3909−5403
         森彪(モリタケシ)0422−54−9533
                  090−9363−3798
         (e−mail)toratokaze@za.bb-east.ne.jp